「貴方がカミーユビダン君ね?」   作:クソザコぎつね

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感謝以外何も書くことがない・・・
いつもありがとうございます!


母と子と・・・ 弐

蝉の鳴く真夏のプールに、女子達の黄色い声が飛び交う。

 

グラウンドにも、野郎どもの野太い歓声が響き渡っている。

 

現在カミーユのクラスでは、女子は水泳 男子はバスケをしていた。

 

そんな中カミーユ達のグループは休憩で、一同揃ってプールの女子達をいやらしい目で見つめていた。

もしここに邪悪なミンキーモモが居たら、彼らは俗物として貶されるだろう。もっとも、それがご褒美かもしれないが。

 

「皆、ええ乳しとんなぁ・・・」

 

「何か鈴原って目つきやらし〜」

 

「お、カミーユ。何熱心な目で見とんねん」

 

「もしかして綾波か⁉︎」

 

「違うぞ」

 

「まったまた〜、あ、や、し〜」

 

「あ、綾波の胸・・・綾波の太もも・・・あやn(殴」

 

カミーユの拳がトウジの頬にダイレクトアタック!

 

「違うと言ってるだろ!」

 

「だったら何見てたんだよ」

 

「殴った所でワシの目は誤魔化されへん!」

 

「・・・ここだけの話だぞ」

 

そう言ってカミーユは彼らに一つの写真を見せた。

 

「何やこれ」

 

「女性の写真?」

 

「この顔どっかで見た事あるような・・・」

 

「これもうわかんねぇな、お前どう?」

 

「ナオキですね・・・(熱中症)」

 

「それにしてもこの人可愛いな」

 

皆見ても、誰の写真かは分からずじまいだ。

 

「・・・この写真に写っているのは、俺の母さんだ」

 

「スッゲー美人やな」

 

「本当に羨ましいよ」

 

「いいなービダン」

 

そしてカミーユはもう一枚、綾波レイの写真を隣に置いた。

 

「分かるか?」

 

その二つを見比べた瞬間、彼らに電流走る。

 

デデン!何とカミーユの母と綾波レイの顔が瓜二つなのだ!

 

「「「「エエエェェェェ⁉︎⁉︎」」」」

 

「おい、綾波・・・嘘だよな?」

 

「なんでや!」

 

「嘘でしょ・・・」

 

「嘘だろカミーユ!」

 

「え?・・・え⁉︎」

 

「嘘だ・・・僕を騙そうとしてる・・・」

 

その後、彼らは必死に何故カミーユの母と綾波が似ているのか考察したものの、納得いく結果は出ずにそのまま授業は終わってしまった。

 

 

 

 

その後カミーユと綾波は早退し、NERV本部にてシンクロテストを行っていた。

テストといってもただ座ってるだけだから何もする事は無い、暇だ。

 

(ん?あれは父さん・・・)

 

カミーユの乗る初号機の前には零号機が鎮座している。そのエントリープラグに綾波が乗り込もうとすると、ゲンドウが話しかけた。

 

(???)

 

何やら二人とも、普段は見せない笑顔で楽しく会話しているようだ。綾波はともかく、あの髭面が笑っているのが妙に気持ち悪い。

 

(何故だ・・・?)

 

カミーユにとっての謎がまた一つ、増えたのだった。

 

 

 

 

 

シンクロテストを終えた後、ミサト達の家にひとりの客人が来ていた。

 

赤木リツコだ。

 

「何よこれぇ〜」

 

「カレーよ」

 

「相変わらずインスタントな食事ねぇ・・・」

 

「お呼ばれされといて文句言わない」

 

リツコの皿に、カレーに似た何かがかけられる。

 

「これは文句言えるレベルですよ・・・ミサトさんは?」

 

「あぁ〜私はね〜、フッフ〜ン♪」

 

ミサトの手前にあるカップラーメンの蓋が外される。

 

「じゃーん!ここに入れちゃって、どっばぁっ〜ッと!」

 

ミサトはカレーをよそうカミーユの前にスーパーカップのネギチャーシュー味を掲げる。

 

「本気ですか⁉︎」

 

「や〜ねぇ、いけるのよぉ〜」

 

「ハァ・・・じゃ、かけますよ・・・」

 

謎のカレーだったモノがミサトのカップラーメンに注がれる。

 

「最初っからカレー味のカップ麺じゃ、この風味は出ないのよ〜♪」

 

どうやらご機嫌そうで何よりだ。

 

「いっただっきま〜す。スープとお湯を少なめにしとくのがコツよ♪」

 

「言われなくても、そもそもやりませんよそんな事」

 

豪快な音を立てて麺を啜るミサトを尻目に、リツコとカミーユはカレーとは何かを問いかける液体を口に入れた。

 

「これ作ったのミサトね?」

 

「そうです・・・」

 

「分かる?」

 

「味でね」

 

この世のものとは言えない味だった。まるでジャイアンシチューを2年寝かせて、汚いおっさんが足で踏んだ後に汚水をぶちまけた様な味だ。

 

(レトルトを原料によくここまで・・・)

 

「今度呼んでいただける時は、カミーユ君が当番の時にしてくれるかしら」

 

「僕も料理は出来ませんよ・・・レトルトぐらいしか作れません」

 

「ミサトよりはマシよ」

 

その光景を見ていたペンペン。彼の晩飯にも、カレーを侮辱する様なモノが置かれている。

恐る恐る食べてみようとすると、後ろから止められる。

 

「辞めた方がいいぞペンペン。代わりにこれを食べろ」

 

カミーユはカロリーメイトを差し出してきた。

 

「クエッ♪」

 

カミーユへのペンペンの好感度が少し上がった。

 

その後カミーユはリツコ達の元へと帰っていった。

 

「カミーユ君?やっぱり引っ越しなさい。ガサツな同居人の影響で、一生を台無しにする事無いわよ」

 

「なんだかんだ、気に入ってるんで結構ですよ。ペンペンもいますし」

 

「そうよリツコ、人間、どこでも気に入れば住んでいけるものよ。大体引っ越すったってぇ・・・アラ」

 

ミサトは持っていたビールを既に飲み干したようだ。

 

「ビーちゃん・・・もう一本お願い♪」

 

「嫌ですよ、自分で取ってきてください」

 

「ちぇ〜ケチ〜。んで、引っ越しだけど手続き面倒よ、ビーちゃんセキュリティカード貰ったばっかりなんだもの」

 

「あ、忘れる所だったわ。カミーユ君、頼みがあるの」

 

「なんです?」

 

リツコがカバンから一枚のカードをカミーユに手渡す。

 

「綾波レイの更新カード、渡しそびれたままになってて・・・悪いんだけど本部に行く前に、彼女の所に届けてくれないかしら」

 

カミーユは少し考え込む表情をした。

 

「・・・リツコさんの頼みなら引き受けましょう。一つ貸しですよ?」

 

「ありがとうカミーユ君」

 

「ところで、レイはどんな子なんです?」

 

「いい子よとても。貴方のお父さんに似て、とても不器用だけど」

 

「父さんは不器用ってレベルじゃ無いですよ。レイに失礼です」

 

司令へのストレスが溜まっていたのか、ズバッと切り捨てる様なその発言に、ミサトとリツコは大爆笑したのだった・・・

 




補足 ※オリジナル設定です

ビームサーベルについて
原作ではiフィールドで形をとり、そこにメガ粒子をぶち込む訳なんですが、今作では使徒特有のフィールドで形を取りそこに電力をエヴァの体内で変換したS2パワーをぶち込む形にさせて頂きます。

また、ご都合主義なので色々矛盾とか有るかもしれませんが使徒の謎パワーという事でご勘弁。

バリアは、消費電力云々で無しです。

本当に申し訳ない




エンディング

  • バッドエンド
  • ビターエンド
  • ハッピーエンド
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