工事の音が鳴り響き、同じ様な建物がいくつも並んでいる。
だがどの建物もボロボロで、廃墟にしか見えない。ここに住んでいる人がいるとすれば、普通では無いだろう。
402 綾波
リツコに頼まれた通り、カミーユは綾波の家に来ていた・・・筈だった。
明らかにここは年頃の女子が住んでいいところでは無い、しかも一人暮らしだ。
(本当にいるのか・・・?)
試しにインターホンを鳴らそうとするも、壊れているのか何度押しても動かない。
「・・・」
ドアノブを開けてみると、鍵がかかっていないのだろう。すぐに開いてしまった。
「レイ、入るぞ!」
念の為声をかけてみるも返事はない。
目の前にある部屋に入ってみたが、女子の部屋とは思えない。壁はコンクリートのまま、ベッドには血痕と脱ぎ捨てられた制服。段ボール箱には使用済みの包帯が詰め込まれており、冷蔵庫の上には薬と、ビーカーに入った水がある。
辺りを見回しても綾波は居ない、別の部屋だろうか。
テーブルの上にひび割れたメガネが置かれている。
「レイの物か・・・?いや違うな」
メガネを手に取ろうとするものの手を止め綾波を探そうとするが、その必要は無さそうだ。
(・・・!)
背後に気配を感じる、何となくだが綾波の物だと確信できた。
「・・・レイか?」
振り返らずに質問を振る。
「・・・そうだけど、何か用?」
ビンゴだ。
「もし風呂から上がったばかりなら、すぐ着替えてくれ。今俺はそっちを見れない」
「・・・そう、分かったわ」
流石に今振り返ればアウトだ。
「で・・・何?」
「リツコさんに頼まれてね・・・ほら、コレだ」
振り返ると、制服に着替え終わったレイがいる。新しいカードを渡し、役目は果たした。
「これから本部か?」
「そうだけど」
「ついでだ、俺も行こう」
綾波と共に本部へと向かう事にした。
長いエスカレーターの中、カミーユは問いかけた。
「レイ、今日は零号機再起動の実験だろ・・・恐怖とか無いのか?」
「貴方、碇司令の子供でしょ?」
「・・・そうだ」
「信じられないの?お父さんの仕事が」
「信じられる訳ないだろ!あんな奴‼︎」
綾波が突然振り返り、カミーユの頬をビンタした。ヒリヒリと、痛みが残る。
綾波はそのまま行ってしまい、カミーユは一人頬をさすっていた。
その後綾波の実験は成功したものの、第五使徒が出現。
零号機はまだ使えない為カミーユが出撃する事になった。
「目標は芦ノ湖上空へ侵入、エヴァ初号機発進準備よろし!」
「発進!」
初号機が地上向けて射出される・・・が
「目標内部に高エネルギー反応!」
「なんですって⁉︎」
「円周部を加速!収束していきます!」
「まさか!」
射出された初号機に向けて、使徒が光を胸目掛けて放った。
「よけて!」
無理だ、まだ最後の拘束具が残っている。避けれるはずもなく、その胸は溶けていく。
発令所には、使徒の加粒子砲をモロに食らうカミーユの叫びがこだましていた・・・
今回は短いですけど、代わりとして明日投稿します。
ビンタ食らうかどうか悩みました、カミーユ君なら避けれそうですし。まぁでも殴られとかないと成長出来ないからねしょうがないね。
エンディング
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バッドエンド
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ビターエンド
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ハッピーエンド