初見殺しの加粒子砲により、初号機は急遽回収。カミーユも集中治療室に運ばれ、治療を受けている。
目の前の第五使徒 ラミエルは地上にシールドを突き刺し、本部へと侵入しようとしている。
止めようにも奴の能力が分からなくては無謀だ、試さなくては。
初号機を模した1/1ダミーバルーンをラミエルに接近させる。
「敵、加粒子砲命中。ダミー蒸発」
ある程度接近すると、加粒子砲を発射してくる様だ。初号機がやられたのも近くに射出してしまった所為だろう。
機関車により、独12式自走臼砲が運ばれて来た。
使徒に対して発射
ATフィールドによる防御、そこからのカウンタースナイプ。
「12式自走臼砲消滅」
手強そうだ。
作戦室にて、職員達から報告結果が次々とミサトの耳に入って来る。
「攻守共にほぼパーペキ・・・まさに空中要塞ね。で、問題のシールドは?」
「目標は現在我々の頭上、第三新東京市0エリアに侵攻。直径17.5mの巨大シールドがジオフロント内、NERV本部に向けて進行中です」
「敵はNERV本部に直接攻撃を仕掛けるつもりですね」
「しゃらくさい。で、到達予想時刻は?」
モニターに予想図が表示される。
「明朝午前0時06分54秒。その時刻には、22層全ての装甲を貫通してNERV本部に到達するものと思われます」
「後10時間足らずか・・・」
地面を掘り進んでいくシールドが音色を耳障りな音へと変えた。
「敵シールド、第一装甲板に接触」
「で、此方の初号機の状況は?」
NERV本部内 第7ケイジ
リツコがコーヒーを飲みながら答える。
「胸部第三装甲板まで見事に融解。機能中枢をやられなかったのは、不幸中の幸いだったわ」
「後3秒照射されていたら、アウトでしたけど」
目の前で運ばれている、飴の様に溶けた装甲板がその惨状を物語っている。
「三時間後には換装作業終了予定です」
「了解、零号機は?」
タブレットを見ながら、マヤが答える。
「再起動自体には問題はありませんが、フィードバックにまだ誤差が残っています」
「実戦は・・・」
「まだ無理か・・・、初号機専属パイロットの容態は?」
「身体に異常はありません、神経パルスが0.8上昇していますが、許容範囲内です」
「敵シールドは到達まで、後9時間55分」
10時間を切った。
「状況は芳しくないわね」
「白旗でもあげますか?」
「その前にちょっち・・・やってみたい事があるの」
ミサトは怪しげな笑みを浮かべる。
NERV総司令公務室
冬月がミサトのとある提案に質問した。
「目標のレンジ外からの、超長距離射撃かね」
「そうです。目標のATフィールドを中和せず、高エネルギー収束体による一点突破しか方法はありません」
「MAGIはどう言っている?」
ここNERVには、高性能コンピューターであるMAGIが置かれている。組織の脳と言える物でもあり、効率的な方法か診断もしてくれる。
「スーパーコンピューターMAGIによる回答は、賛成2 条件付き賛成が1でした」
MAGIは三つの思考で成り立っており、多数決で決まる。
「勝算は8.7%か・・・」
「最も高い数値です」
「反対する理由は無い、やりたまえ葛城一尉」
怪しく光るグラサン親父が了承の旨を伝える。
「はい」
現在我々に残されている手段はこれしか無い、なんとしても勝たねば・・・
次回の投稿は来週になります、毎度短いですがお許しください。
p.s
最近バトオペ2で百式を初号機カラーに塗って戦っています、見かけたら遊んであげてね。
エンディング
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バッドエンド
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ビターエンド
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ハッピーエンド