、もうすぐ夏休みが終わってしまうので更新頻度は下がりますが何卒よろしくお願いします。
静かなエントリープラグの中に、機械から音声が響く。
「おはようカミーユ君、調子はどう?」
「特にはありませんよ、ところで渡した例の物見てくれましたか?」
前回の出撃の後、カミーユはエヴァのドライブに取り付けるためのとある物を徹夜して作っていた。
「エヴァの出現位置、非常用電源、兵装ビルの配置、回収スポット・・・ここまでの情報を視覚化させるとは、凄いわねこのデータ」
カミーユが作っていたのは、エヴァを操縦するときに必要になるであるだろう情報をミニマップ等で分かりやすくした物である。
早い話、FPSゲームのHUDだ。
「これでやりやすくなるってもんですよ」
「分かってると思うけど、一応おさらいしとくわね。エヴァの外部電源が無くなると、内蔵電池に切り替わる。内蔵電池では、フルで1分、出力を抑えて5分しか保たないわ」
「それが今の科学の限界って訳ですか・・・」
「そうね、貴方だったらなんとか出来るんじゃないかしら?」
「あまり期待しないで下さいよ」
(((え、出来るの⁉︎)))
その言葉に、リツコ含めたメカニックは心底驚いた。
「で、では昨日の続き、インダクションモードを始めるわよ」
その言葉と共に内部電源へと切り替わり、パレットライフルを構えた。
「目標をセンターに入れて、スイッチオンよ」
スイッチを入れると、銃弾が敵へと迫り命中。目の前の標的が爆散した。
「いいわ、そのまま続けて」
「それにしてもカミーユ君、よく乗る気になってくれましたね」
「初戦の時の少女、覚えてる?」
「はい、カミーユ君が守っていた子ですよね」
「あの子が傷つけられた時、カミーユ君はひどく激昂していた・・・、他の人が傷つけられるのが嫌なのかもしれないわね」
そんなカミーユの練習風景をミサトは真剣に見つめていた。
スズメの鳴く朝方、カミーユがミサトの部屋を開けるとそこには布団にくるまったミサトが。
「ミサトさん、もう朝ですよ」
制服に着替えたカミーユが尋ねる。
「ん〜、さっきまで当直だったの〜。今日は夕方までに出頭すれば良いの・・・」
「何言ってるんです!今日は貴方がゴミ出す日ですよ!」
「えっ⁉︎、今日木曜日だっけ‼︎」
凄まじい勢いでミサトが起き上がる。
「そうですよ、ちゃんとして下さい!」
「で、でも今日ぐらいは〜・・・」
カミーユの返事は、酷く重いプレッシャーが物語っていた。
「わ〜ったわよ、もう!・・・ところで、学校の方はもう慣れた?」
「友人なら、出来ましたよ」
「そう、良かったわね。いってらっしゃい」
「いってきます」
カーテンから覗く眩しい日差しが、ミサトの部屋を明るく照らしていた・・・
余談 練習後にて
「リツコさん、ATフィールドがあるんだからパレットライフルなんてあまり役に立たないのでは?」
「・・・その通りね」
「しかも実戦だったら煙で前が見えなくなる筈ですよ」
「おっしゃる通り・・・、今度技術局と話をつけてみるわね」
エンディング
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バッドエンド
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ビターエンド
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ハッピーエンド