カミーユのプレッシャーによりゴミを全て掃除し終えたミサト。そんな所に一本の電話が。
「はい、もしもし。なんだリツコかぁ〜」
「どう?彼氏とは上手くいってる?」
「彼?あぁカミーユ君ね、ちょっち厳しいけどよくやってくれてるわ」
「私生活がだらしない貴方にはちょうど良いんではなくて?」
「まっ、そうかもね〜。何はともあれ、学校でも楽しくやってるみたいよ〜」
少し人数が減った教室の扉を開けて、カミーユが入る。二週間前にここへ転校してきたのだ。
「ケンスケ、うるさいぞ」
カミーユが声を掛けたのはメガネをかけた茶髪の男子、相田ケンスケだ。
軍事オタクであり、カメラマニアでもある。機械系も好きなので、似たようなカミーユとはすぐ友人になった。
「何だ、良いだろ別に。ところで昨日頼んでたプログラム、出来たのか!?」
「未完成だけど、一応使えるぞ。ほら」
「ひゃ〜、さっすがビダン!持つべき物は機械オタクだな!」
「まったく・・・」
そう言ってカミーユが手渡したのは、謎のUSBメモリ。友人であるケンスケに頼まれて作った物だがその中身はというと・・・
「ムフフフフフ♡」
AIによる画像解析と分析、3D出力等を駆使した男子学生の夢。いわゆるR18モザイク消しである。
だがその背後に忍び寄る黒い影・・・
「げっ!な、何?委員長・・・」
そう呼ばれたのは学級委員長の洞木ヒカリ、そばかすがトレードマークの真面目な女子だ。
「昨日のプリント、届けてくれた?」
「あぁ・・・いや、トウジの家留守みたいでさ」
机の奥にプリントを突っ込みながら答える。
「嘘をつくな。ヒカリさん、そのプリントならぼくが届けておきましたよ」
「本当⁉︎ごめんなさいねカミーユ君」
「いいんですよ、このくらい」
カミーユは自分の席へと戻っていく。
気難しいカミーユだったが、委員長にだけは少し尊敬の念を向けていた。
その時、ガラガラっと教室のドアが開かれた。
「トウジ・・・」
「鈴原・・・」
「なんや、随分減ったみたいやなぁ・・・」
そう呼ばれたのは鈴原トウジ、ジャージがトレードマークで、関西弁の使い手だ。
「疎開だよ、疎開。みんな転校しちゃったよ」
「喜んでるのはお前だけやろな。ところでお前さんは?見慣れない顔やけど・・・」
「カミーユビダンだ」ムスッ
「そうか、ほなよろしくな」
(何やこいつ・・・えらい不機嫌やな)
「ところでトウジ、どうしたの?こんなに休んじゃってさ」
「妹のやつがな・・・妹の奴が瓦礫の下敷きになりそうになってな、少し入院しとったんや。でも、うちの親は忙しいから俺が面倒見とったってわけや。しっかし、あのロボットのパイロットには感謝やで。うちの妹を守ってくれたんやからな」
あの時カミーユが守っていた幼女は、トウジの妹だった。
「それなんだけど、聞いた?カミーユの噂」
「カミーユがどないしたんや?」
「あいつが転入してきたの、その事件の後なんだよ」
授業中、カミーユの授業用パソコンにメールがかかってきた。
(何だ?いきなり)
そこには質問が書かれていた。
:ビダン君があのロボットのパイロットというのはホント? Y/N
(ミサトさんが別に無理して隠さなくて良いとか言ってたし・・・)
YES
「「「ええぇぇぇーーーー⁉︎」」」
教室中に、生徒達からの質問が飛び交った。
「ねぇねぇ、どうやって選ばれたの?」
「ねぇ、テストとかあったの?」
「怖くなかった?」
「操縦席ってどんなの?」
「うるさいよ‼︎」
雷の様な一言と共に、教室中が静かになった。
(((やべぇ、怒ったか?)))
「俺はただのパイロット!それだけだ‼︎文句あるか⁉︎」
「「「いえっ、ありません‼︎」」」
(((質問はやめておこう・・・)))
密かにみんなそう思った。
授業後 体育館裏にて
「すまん転校生!わしはお前に謝らないかん!謝らなきゃ気がすまへんのや!」
「・・・」
「わしの妹、お前さんに助けてもらってな。この通り!すんまへん‼︎」
トウジが土下座した。
「・・・もう良いから、顔を上げてくれ。それと、次からは目を離すなよ・・・」
「本当にありがとな!」
そんな場面に、この前の美少女 綾波レイが入って来た。
「非常呼集・・・・・・先に行くから」
「待て、僕も行く」
「そう・・・付いてきて」
常夏の第三新東京市に、非常事態宣言のサイレンが鳴り響いていた・・・
てなわけで、カミーユ君は殴られずに済みました。やり返されてトウジ死にかけるからね、しょうがないね。
クラスの人達から見ると、カミーユ君は怒らせると怖いけど、良い奴 みたいな感じです。
エンディング
-
バッドエンド
-
ビターエンド
-
ハッピーエンド