雄英襲撃の事件からちょうど1週間が経った今日。遂にNo.2 仮面ヒーロー デルタの着任の日が訪れた。
そしてこの事は先日の雄英の謝罪会見の時に発表され、世間をざわつかせた。
「それにしてもいくらなんでも騒ぎすぎでしょ。僕が雄英で教師するだけなんだから別に面白いことなんてないのに……」
そして現在、噂の張本人は愛車のzh2に乗り出勤している途中だった。
…雄英高校【職員室】
「いやーにしてもまさか先輩と一緒教師として働けるなんて夢みてーだナ!」
「ええ。とても合理的なことだと思うわ。」
相澤、山田の2人はこの日をとても楽しみにして待っていたのだった。
それもそのはず、学生時代2人は、玲、それとミッドナイトにとても可愛がってもらっていた。昼休みになれば一緒に食事を取り、放課後になれば訓練として色々な事を教わり、休日になるとよく遊びに連れて行って貰うなどがあり、2人は玲の事を尊敬しており校内では"三バカとその兄貴"として有名だった。
「そういやよくうまいうどん屋に連れてってくれたよな!あそこまだやってんのか?」
「まだしてるよ。店主が歳で引退したけど、息子さんが跡を継いでる、味は変ってない。」
「やけに詳しいな?まだ行ってるのか?」
「ええ。先輩と一緒にね。」
「俺も呼べよ!てか先輩を誘っても他に予定あるのってまさかお前かよ!」
「…正確には私"達"ね。」
「先輩は相変わらずか。羨ましいね〜」
そして2人が思い出に浸っていると、職員室のドアが開かれ1人の男がアタッシュケースを手に入ってくる。
「どうも〜おはようございます。」
No.2ヒーローの着任である。
…1年A組【教室】
その日1年A組の教室は活気だっていた。
「おはよう」
そんな中担任である相澤が教師に入ってくる。すると皆が相澤のある所に反応する。
「先生今日すごく綺麗!!」
「髪もボサボサじゃないし、化粧もちゃんとしてる!珍しい!!」
いつもは髪はボサボサで目の下には隈があるにもかかわらず、今日に限ってはボサボサの頭はちゃんとセットされ綺麗なストレートとなり、包帯で隠れて見えにくいが、包帯の隙間から見える隈のあった目元に隈はなく、ちゃんと化粧もされていた。
そんな相澤に特に女子たちは敏感に反応する。
「黙って。」
そう言い相澤ははしゃいでいた。女子1人を包帯で包み黙らせると周りの生徒達はそれを見て一瞬で黙る。
「はぁ…全く。それじゃあみんなが静かになった所で知っているとは思いますが、今日からこのクラスととなりのB組に新しく副担任の先生が来る事になりました。という事で早速入ってきてもらいます。それじゃあお願いします。」
その言葉に皆は教室の入口を凝視する。すると、段々教室のドアが開かれそこから入ってきたのはデルタに変身した玲だった。
そしてその姿をみた生徒達は歓声をあげ目を輝かすのであった。
「先輩。なんで変身してるんですか。」
「やっぱり最初は、インパクトがある方がいいかなって。それにみんなこっちの僕の姿の方がよく知ってでしょ?」
「それはそうですが……」
まさかの変身した状態での登場に相澤だけが困惑し頭を抱えるが、北崎はこういう人間だったと思い出し諦めつつその場を流す。
「はい。皆さんおはようございます。今日からAB両方の副担任を受け持つ北崎玲だ。担当教科はオールマイトさんと同じ個性使用訓練だから、よろくしね。」
「という訳でこれから先輩が副担としてこのクラスの面倒を見てくれる。No.2に教えて貰えることなんて滅多にない。だからこのチャンスを逃さないように。」
『はい!』
「それじゃあ今から質問を1つだけ受け付けるよ。」
「え〜!1つだけですか!?」
「文句言うな。」
そう言って相澤が文句を言う生徒の口を包帯で包み黙らせると、変わって玲が次はB組にも行かなければからと理由を説明する。
「それじゃあ質問です!」
「どうぞ」
金髪のチャラそうな生徒が手を挙げる。
「相澤先生とデルタさんはどんな関係ですか!」
と相澤との関係を嬉しそうに聞いてくると周りの生徒達も気になるのか。首を縦に振っている。
「相澤とは、僕らが雄英生だった頃からの付き合いで先輩後輩だよ。相澤が僕に憧れて入ってきたって言ってたよね?」
「……ノーコメント」
その反応に生徒達は待ってましたと言わんばかりに歓声をあげる。
そして玲は、それをみて満足したのかそのまま教室を去り、となりのB組へと移動する。すると、B組の方からも歓声が聞こえしばらくするとチャイムが鳴りホームルームが終了した。
遅れてすみません。ワクチン2回目の副作用がしんどくてしばらくモチベダウンしてました。