狂気オカリン「哀ソード」心ベキッ↓~鈴羽ルートIF~   作:TYPE-HAMELN

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シュタインズ・ゲートのさらなる発展のために俺は――
――宣伝をするッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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クックックッ、フゥーハッハッハッハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


★PROLOGUE;2

8/12

疲れ気味の紅莉栖、ようやく元気を取り戻したダル、最初からずっと

元気なまゆりの3人が、これまで何千回と見てきたのとまったく同

じ会話を繰り返す。

 

 

 

―――何千回!?

 

 

 

そしてファミレスを探すために歩いていった。

 

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鈴羽はまだ、ビッグサイトを見上げていた。

 

俺はその姿をじっと観察する。

 

 

 

―――ノイズが走る

 

 

 

引き締まった足。

 

スレンダーな肢体。

 

服装のせいか、身体のラインがはっきり浮き出ている。

 

以外と胸もあるな。

 

ざわりと、心がざわめく。

 

それは、ひどく粘ついた溶岩のようで。

 

したたる毒のようなささやき。

 

 

 

―――デジャヴ

 

 

 

もしも――

 

この未来から来た女を物陰に連れ込んで、俺のやりたい放題にした

ら、どうなるだろう。 知っている

 

連れ出すこと自体は簡単だ。 知っている

 

俺が一言"父親の正体が分かった。2人きりで話したい"と言えば、鈴

羽はホイホイついてくるだろう。 知っている

 

それに、阿万音鈴羽なんて人間は、この時代の日本には存在しない。

 

日本の国籍を持っていないどころか、出生届けすら出されていない。

 

当たり前だ、鈴羽が生まれるのは7年後なんだから。 知っている

 

 

 

――― 知っている

 

 

 

だから、この女が警察に駆け込んだところで、誰にも信じてもらえ

ないだろう。 知っている

 

未来ではレジスタンス活動をしていたとか言っていたから、意外と

抵抗されるかもしれないし、力もあるかもしれない。

 

 

 

――― 知っている

 

 

 

だが所詮は女だ。基礎体力の時点で男の方が 知っている だ。

 

苦戦するかもしれないが、強引にねじ伏せることはできる。

 

俺の頭の中で、もう1人の俺が――あるいは鳳凰院凶真が――ささ

やいてくる。 知っている

 

――お前だって女はほしいだろ? 男として生まれてきた以上は当

然だろ? 知っている

 

 

 

――― 知っている

 

 

 

ダルの娘? 未来を変えるという使命を持ってやって来たダイムト

ラベラー? 知っている

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

      そんなのはどうでもいい。

 

      鈴羽はいい女。それだけだ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 知っている

―――――――――――――――――――――――――――――――――

      お前は聖人君子なんかじゃない。

 

   いつも自称してるだろ。狂気のマッドサイエンティストだと。

 

    そう名乗るなら、少しはキレたところを見せろよ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 知っている

―――――――――――――――――――――――――――――――――

      お前には万能に近いアイテムがあるだろう?

 

タイムリープマシンを使えば、女を×って、なかったことにできる。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 知っている

―――――――――――――――――――――――――――――――――

      ついでに言えば、何度でも同じ女の

 

            ××

 

      を味わうことだってできるんだぞ?

      

      

      最高じゃないか。エロゲを買っている

 

      ××厨どもにしてみれば垂涎の的だ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 知っている

―――――――――――――――――――――――――――――――――

   女を×だけじゃない。

 

 知っている

      タイムリープマシンを使えば他にも色々できるしな。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

殺人。窃盗。誘拐。詐欺。放火―― 知っている

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

            そんなものか?

 

   お前の中にある悪事の引き出しはそんなものか、岡部倫太郎。

 

      フン。俺という人間の底の浅さを示してるみたいだ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 知っている

―――――――――――――――――――――――――――――――――

      よく考えろよ、岡部倫太郎。

 

       お前が望んだとは言え、

 

   延々と同じ2日間を繰り返すなんて、拷問じゃないか。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 知っている

―――――――――――――――――――――――――――――――――

         だんだん飽きてきただろう?

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 知っている

―――――――――――――――――――――――――――――――――

   この2日間に限って言えば、常識とか倫理とか法律とか、

 

    そんなつまらなくて下らない倫理観は必要ない。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 知っている

―――――――――――――――――――――――――――――――――

         俺は今や狩人なのだ。

 

   禁忌などクソ喰らえだ。好き放題獲物を狩ればいい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

―――1000回くらいループしたっていったよな。20年はおかしくな

るわ 知っている

 

 

 

俺にはそれが許されているんだ。

 

そうさ。俺は観測者。神なんだから。 知っている

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

   やれよ。

 知っている

                    殺れよ。

         知っている

               ×よ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

この閉じた環の中には、それを咎め立てするヤツなんて存在しな

い。 知っている

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

   モラルなど捨ててしまえ。

 

                  原始の人間に戻ってしまえ。

 

          本能のみで行動しろ。 知っている

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

オカリン「 知っている…………」

 

俺は本能のみで行動する。

 

原始の人間に戻っていく。

 

モラルを捨てる。

 

狂気オカリン「父親の正体が分かった。2人きりで話したい」

 

もう、戻ることはできない。色が、戻ってくる――

 

女「ホント!?」

 

 

 

嬉しそうな女の声が聞こえる。自嘲気味に嗤う。

 

 

 

女「あたしの、お父さんが分かったって……ホント?」

 

狂気オカリン「本当だ。こっちだ。付いてきてくれ」

 

女に顔を直視されないように、走る。

 

とても人に見せられるような表情をしているとは思えない。

 

後ろから足音が聞こえる。女だ。俺に続いて走っている。

 

この先に続くのが絶望だとも知らずに、その足取りは非常に軽く聞こえた。

俺は、もう、罪悪感すら感じない。なんのためにこのループを繰り返したのか。

もう、思い出せない。とても大事な、そう大切なものだったような……

 

唇を歪める。おかしい。これからこの女を無慈悲に犠牲にする。

 

それが可笑しい。仲間を失うというのに、それが可笑しくて仕方がない。

 

女「ねえ、岡部倫太郎。 どこまで行くつもり?」

 

狂気オカリン「このあたりで十分だろう」

 

狂気オカリン「お前の父親は、――橋田至だ」

 

狂気オカリン「ピンバッジに書かれているアルファベット…」

 

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狂気犯リン「それはラボメンの頭文字だ」

 

女「……」

 

女の呆けた顔を見る。二の句を次ぐ口を塞ぐように――

 

狂気オカリン「――お前の望みは叶えてやった。次は俺の番だな」

 

俺は女の両手を押さえ込み、そして押し倒す。

そして、その女の唇を、俺の唇で塞いだ。

 

女「……っ!?」

 

女の唇のやわらかい感触を数秒間味わう。遅れて女が抵抗する。

唇の熱は、歯のぶつかる硬い感触へと変わる。引き締まった足がもつれ合う。

スレンダーな肢体から熱を感じる。

 

服装のせいか、身体のラインがはっきり浮き出ている。

女の柔らかな感触が俺の身体に伝わってくる。

俺の身体の熱が硬くなる。その熱をすべて女に押し付ける。

 

女「……っ!岡部倫太郎。どういうつもり!?」

 

狂気オカリン「黙れ」

 

女を殴る。一心不乱に殴り続ける。女が激しく抵抗する――立場が逆転する。

身体が痛い。肉が潰れる。骨が砕ける。この女――強い。

 

基礎体力の時点で俺の方が上だ。と、そう思っていたが、

苦戦している。強引にねじ伏せることができない。

 

限界だった。心も身体も擦り切れて、俺はここで死ぬ。

だが、これで良いのだろう。だって俺は…………

 

 

…………仲間を、鈴羽を裏切った。なのに、何も、感じない。

 

 

 

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鈴羽「岡部倫太郎! あたしは……っ!?」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

俺の身体が鈴羽に壊される。その音が、おかしい。きっと妄想だ。

 

聞こえないはずの音が音楽のように現実に重なっているみたいに感じる。

 

目に見えないはずなのに、見える。その音が、俺には剣に見えた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

  ⚔   ――C―――Bsus4―――Am7――――――D――――G―――

神  の創り出した世界は  完全なるもので  絶対  の均  衡

 

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―D/F#―――――C―――Bsus4―――  ⚔   ⚔    ⚔   

  それは  折り重なる偶然  宇宙規模の奇跡

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

俺はその"妄想の剣"に手を伸ばし"掴んだ"。刀剣の一部が赤く光る。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

それは長大でありながら、手に馴染む。俺はそれを、振るっていた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

―/―あっ\―このっ―/―やめっ―\―――ぁぁ―ああ―ぁ―あ―――

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

あっさりするほど簡単に鈴羽の手足を、それは切り落とした。

 

      熱したバターを切るような、あまりにも容易に剣は斬った。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

オカリン「哀ソード……」剣キラーンオマエヲミテイルゾ

 

 知っている。まゆりが……まゆりが読んでいた…………

 

俺は立ち上がる。そして鈴羽を見下ろす。

手足は離れて、鈴羽はダルマのようになっていた。

苦痛のうめき声が聞こえる。それも。やがて、何も聞こえなくなる。

 

鈴羽「」し~ん

 

オカリン「鈴羽……」

 

鈴羽「」へんじがない。ただの しかばねのようだ。

 

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狂気オカリン「死んでしまったよ……俺は…生きているのに…………」

 

 

 

―――数十分後

 

 

 

狂気犯リン「ククク……クックック……フゥーハッハッハッハッ!!」

 

狂気犯リン「フフフッ、俺は…狂気のマッドゥサイエンティ~ストッ!」

 

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狂気犯リン「鳳凰院アッ凶真ダッ!」

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

―――一体いつから――――――鳳凰院凶真が妄想だと錯覚していた?

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

狂気犯リン「よく聞けマヌケ共。岡部倫太郎が作っただけの設定だと?

いつからそんな勘違いをしていた。実際に大国の機関はこの俺を敵と認定

した。やつらは陰謀をめぐらし、時に暴力で俺達を妨害してきている。だ

が……あぁそぉーだ俺は機関の陰謀にも、世界の運命などにも負けたりは

しない。悔しがるが良い、恐れるが良い、この鳳凰院凶真を! それがこ

の俺の……俺達の選択だ!! そうだ全てのオペレーションが完遂された時、

世界の支配構造は書き換えられる。運命石の扉(シュタインズ・ゲート)に

至るのだ! その時、その約束の地でまた相見えよう! エル・プサイ・コ

ングルゥ」

 

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