14話
あの地獄みたいな料理を食べたあと、しっかり眠り、(本当は気絶したまま半日寝た。)気づいたら夕方で、今朽ちた大地を歩いて四天王の一人、ハデス・テラフムスに会いにいっていた………………。
だが……………………………
「暑い……………………」
俺全身黒いローブだからくそ厚着で暑いんだよ!
「ヒュー、ヒュー」
こいつに至っては俺より涼しそうなのにずっとヒューヒュー言ってるよ!
「まだ、なのか、ゲホッゴホッ」
「カヒュー、カヒュー」コクコク
もはや話すのすら辛いと。あいにくだな、俺もだ。
「お、おい……………人影がッ、見えてきたぞッ。」
「ヒュー、ヒュー」コクコク
ダメだ……………もう意識が………………
「クソ、こうなったら。」
装備やアルタイルの補助はないが、やってやる!
「
その瞬間。朽ちた大地には夜空が広がった。
よし、月がでた。これで少しマシになるはず。
「ヒュー、さ、さすが魔王。補助無しでも夜再現できるんです、ね。範囲、小さい、ですけどっ。」
「うるっ、セエな。これでもっ、頑張ったほうだぞ。」
そう、補助なりなんだかあればさっきいた街くらいは範囲広げられたが、今は無いし、集中力保つために範囲絞って朽ちた大地の半分埋めれるかどうかくらいしか無い。これ以上広げられないわけではないんだが、集中が途切れても困るからな。これで行こう。
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「やっとついたか…………」
「そ、そうですね。」
「ここに眠ってんだな。」
「ハイ。」
「死んでたりは…………」
「しませんよ。多分」
多分って…………まぁ、いいやとりあえず掘るか。
「よっこらせっと。」
お、いたいた早速軽く揺すって見るか、
「おい。おい起きろ〜」ユサユサ
反応なし
「もうちょっと強くやったらどうですか?」
「いや、いや。相手部下とはいえ一応女性だぞ?歳上だし。」
「それ言ったら私も歳上の女性なんですけど……………」
「いや…………それは…………」
コイツ見た目的に女性って言っていいか微妙なんだよなぁ、それに親父が封印解いて拾ってきたのが結構最近だからなぁ。ちょっとそういうふうには思えない。失礼だが。
「今ちょっと見た目とか会った時期とかでそういうふうには思えないって思いました?」
「………………………………。」
「図星ですね。」
「スマン…………………。」
なんでわかったの?!口に出してないんだけど!?
「女の勘です。」
マジで?!女の勘って恐ぇ。
「冗談はとにかく、さったと起こしませんか?」
「ああ、そうだね。」
「ほら、起きてください。」ドスドス
そう言ってアルタイルはハデスを蹴って起こして………………
ん?蹴って?
「おい?!やめてやれ?!」
冷静に考えたらいや、冷静に考えんでもそれはまずい気がする。
「でもこの人、喜んでますよ?」
「んなわけ…………」
「ハァハァ////」
「ホントだ?!」
「でしょ。でも前から素質はあるなぁーとは思いましたけど………ここまでではなかったですね。SMプレイでも強制されました?」
「おいやめろ?!」
この作品そういう系の作品じゃないから!(クソメタな話)
「まあ、冗談はともかく、何があったかは教えてくれ。」
「えっと、私の領地に来た勇者たちを殺そうとして、1回目は成功したんですけど………リベンジマッチやって………それでお互い戦闘が盛り上がったときに勇者の一人が常識破るようなことしだしてぇ。ハァハァ////」
「うん、もういいや。とにかく負けたのねハイ。」
「あれ?もう行くんですか?」
「あれ以上いたらアイツに冷ややかな目しか送れなくなる。」
「………そうですね」
朽ちた大地を進んでいる途中、俺の心境を知っていたかのようにアルタイルは珍しくおちょくってこなかった………
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「えっと、これであとは王国に行くだけか………」
「あなたって交渉得意でしたっけ?」
「いや、そんなにだが………どした?いきなり。」
「いや、これから必要なのは運と金と話術なので。」
「???」
「察し悪いですね。裏ルート通るから話通じる相手探せる運と、それを雇うための金、そしてそのお金をできる限り減らす話術が必要なんですよ。」
「そうなんだな………………てか裏ルート通るのか?」
「当たり前でしょう。魔王通らせてくれって言って聞こえるのは承諾の声じゃなくてサイレンだけですから。」
「普通は考えりゃそうだな。そりゃ。」
魔王軍が管理してる国以外はそうだろうな。
「ですので裏ルート通ります。お金いくら持ってます?」
「えっと、確かアインに渡されたのが………100万くらいあるな。」
「さすがアイン。こうなること見越して多めに用意してくれましたね。」
「ああ、やけに金額多いなって思ったらそれでか。」
あいつは優秀だなぁー料理以外は。おぅえ。あの料理の味思い出したら吐きたくなってきた。
「さっさと行きましょう。時間が惜しいです。」
「そうだな…………………。」
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「無理だよ兄ちゃん、もう少し金積んでくれないと、この条件は。」
若干くたびれた雰囲気を纏ってる痩せた男と、小太りの男性が何かの話をしていた。恐らくは交渉だろう。
「そこをなんとか、お願いします。」
「いや、ねえ。そう言われても……………」
「で、ではあとどれほど積めば………」
「そうだねぇ、あと30万くらいかねぇ、」
「わかりました…………では、あと10万までは出せます。」
「10万かぁ、少しキツイな。」
「いえいえ、それだけではありませんよ。ほら。」
そうして痩せた男が渡したのは、橙色の宝玉だった。
「なっ、これはっ、どこで見つけたんだ!?」
どうやら貴重なものらしく、小太りの男は目をみはっていた。
「朽ちた大地で見つけた人から剥ぎ取─────んんッ、もらったんです。」
「そうか………………」
なんか察したのか、小太りの男と会話を聞いている俺は、なんか微妙な顔になってるに違いない。
「…とにかく、それあげるんで今回だけ許してください。」
「あ、ああ、わかった。」
「今の勇者ですね。」
「!?」
「なんですか?」
「いたの!?なら声かけて!」
ビックリしただろうが!
「だからかけましたよ?今。」
「そういう意味じゃねぇよ!!」
「?」
「ハア、それより、なんか今アイツのことを勇者呼んだか?」
「ええ。間違いなく。」
「マジで!?」
絶対違うと思ってた。
「どうやら王国に向かうみたいですね。」
「そうみたいだな。」
「ならチャンスです。送ってもらいましょう。」
「どうやってだ?」
「道案内の人とすり変わればいいんです。」
「なんて?」
今すり変わるって聞こえたんだけど。気のせい?
「いえ?実際に言いましたよ?」
もうツッコまないぞ、流石に。
「そうしてくれると幸です。」
「…………………。」
「なんですか?」
「ところで、どうやってすり変わるんだ?」
「話題そらしましたね。簡単です。後ろからガイド殴ればすぐですよ。」
だと思った。
「で、問題は、道案内なんてできんのか?」
「できますよ?『検索』使って道調べれば。」
そいやそんな機能あったなぁ、こいつ。でもさ、思った、それもう予言書じゃなくて魔導書じゃね?って
「予言書ですよ。ハイブリットな」
もういいや、そういう事にしとこ。
「そういう事にするとかしないとかの問題じゃなくて実際にそうなんですよ。」
もういいや…………。
───────────────その後俺たちは、ガイドぶん殴ってすり変わって、無事王国に着いた………………………。
この作品ででてるやつみんな厚着じゃね?
ガイルが使った魔法は夜空をラテン語で直訳調べて良かったやつ使わせてもらった。
豆知識…ガイルとか先代とかは月が出ると体力回復早くなる。ちなみにそのおかげでガイルは意識保てた。あと、もう日が暮れてもおかしくない時間だったので、ダミーの馬車は早めに日が沈んでくれてラッキーくらいしか思ってない。
ガイル・クロード
LV75
スキル︰『夜の王』…夜の間自己再生付与。さらに魔力回復。『魔法適正影・闇S』影・闇の魔法しか覚えられないがその代わり威力が上がり、低レベルでも覚えやすくなる。さらに、使用時の消費MPも大幅に減る。 『強者の気迫』…相手レベルが自分より一定以上低い場合一定の確率で怯ませる
アルタイル
Lv 68
スキル︰『解析S』…控えめに言って『鑑定』の上位互換。『鑑定S』の効果に加え、相手のその時の精神や肉体の状態が見れる。(ちなみに『鑑定S』は相手がLvだろうと見れる。)『魔法詠唱補助』…特定の者の詠唱を代わりに受け持てる。(なお、連続詠唱の場合は自分が唱えることのできない量はできない。)『状態異常無効S』…ほとんどの確率で状態異常にならない。『検索』…あらゆることを調べられる。(個人情報の場合は制限あり)『予測』…自分が取ったデータを元にあらゆる事の予測ができる。例︰目的地までの到達時間、次の相手の一手など……………。
当然察してると思うけど宝玉はボコボコにしたハデスから剥ぎ取った。