矛盾した世界のつまらない日常   作:ユノ・アスタライズ

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久っぶりに投稿できました!……最初の頃の原型どこ行ったんだよって感じの小説ですね、この小説。


伝説のデカイ鳥

18話

 

「……つまり、うるさすぎて寝れないから仕方なく出てきたと?」

 

「トリィ!(せやで!卵の殻をガンガン叩きよって!うるさすぎて寝れんわ!)」

 

 う~ん、それは悪いと思ってるけどそれよりは鳴き声の長さと文字の長さが一致してなくね?

 

『そこは気にするな。大体、貴様の記憶見てわかったが、お前のところだと国が違ったら同じ意味でも音の長さが違う時があるだろ、それと同じであろうが……おそらく。』

 

 納得。

 

「それはすまなかった。僕……いえ、私がが代表して謝罪します。」

 

 そう言って、僕は頭を下げた。もう頭下げるしかねぇよ、こういう時。

 

『貴様地味に凄いな。心の中はめんどくさいからとりあえずやっとけって感じだが、それを知らなかったらきちんと誠意があるように感じる。』

 

 フッ、これでも交渉術のスキル持ってるんで!やっと使えたぞこのスキル!

 

『今までバカみたいに戦ってたからな。何度戦いで交渉術使えと思ったことか。』

 

 え~、破綻する確率が限りなく高い交渉するよりさっさとぶっとばした方が早くね?

 

『脳筋かよ……しかもそのくせ貴様ほとんど戦ってないだろ。』

 

 みんな強くなってきたからなぁ~僕が不意打ちするまでもないわ。それに、僕は後方支援型なんで。

 

『貴様は後方支援できるような技持ってないだろ……全部近接じゃないか…唯一使える強化も自分限定だろ。』

 

 うるさいな!ヒーローと幽霊部員は遅れてやってくるって良く言うだろ!?

 

『前者はともかく後者の方はお前の記憶見たが…言ってないぞ?おそらくだが貴様の一方的な偏見だろう?それは。それに、貴様はヒーローとは程遠いぞ。性格も、行動も。』

 

 う~ん、あ、話聞かなきゃごめんね。

 

『話をそらしやがった…』

 

「トリィ!(まぁええで!めちゃくちゃ笑えたからなぁ~、まさか卵をぶっ叩いて割るっちゅう発想はww)」

 

 駄目だぁ、いくら聞いても音と一致しない~ど~ゆ~こと~

 

『考えるな!世の中には気にしなければ良いこともある!』

 

 ドッゴォォォォン!

 

 何かいきなり轟音が響いた。え?これまさか……

 

「ちょっと!なにやってんの!あんた人ん家の近くで!ガンガンガンガン音響かせて!寝れないじゃない!?」

 

「あ、あぁ、すみませ────」

 

 ガッ!

 

 僕は、振り返ろうとしたアベルの肩を掴み、大声で言った。

 

「振り返るなぁ!世の中には見ない方がいい現実もある!」

 

 ウン、だってこの人多分四天王でしょ?分かるよ?話の流れで。なんならオールがここ四天王の縄張りの近くって言ってる時点でフラグたってるから。

 

『わかっていたなら叩くの辞めて帰ればよかったろうが。』

 

 ……いや、ストレス発散したくて。余計ストレス溜まったけど。

 

『それでは起こされた方はたまったものではないな、謝れ。土下座だ。土下座しろ土下座』

 

 なんでとりあえず土下座しとけって絶対誠意のない謝罪の代名詞知ってんだよお前。

 

『貴様の記憶から抜粋、お前の同期がそれを乱用しすぎて蹴落とされたのも同時に見た。』

 

 だと思った……てか蹴落とされたのも見たならやめろや。今回に至っては死ぬぞ?生き返るとは思うけど。

 

『いや、勇者全員死ななきゃムリだぞ?』

 

 うげっ、めんど。

 

「オイィィィィ!!!その言葉には同意するが今回ばかりは現実見ろやァァァァァ!!!巻き込まれた恨み!晴らしてやる!そして私の昼寝時間を返せぇぇぇぇぇ!!」

 

 ………すまん。

 

『いや、口で言えよ。』

 

 こういうタイプは下手に謝ったら首が飛ぶ。リアルで。

 

「イヤ、ホンットにすみません、まさかこんなとこに住んでいるとは思ってなくて……」

 

 イヤ、気づけよ。そいつ四天王……最低でも魔王軍だぞ?じゃなきゃこんなとこに住まねぇから。唯一のマトモ枠であるオールでさえ頭下げてんじゃん。あ~、これ全員が雰囲気に押されてますねぇ……

 

『つまり、押されていない貴様は空気が読めない奴と?』

 

 その通り!そしてちゃっかり気配消して君を構えて背後とってる!つまり、これが表すことは~?

 

『(暗殺準備OK!)』

 

 お、珍しいじゃん。こういうノリに乗るって。

 

『もう諦めた……それに、貴様に振り回されるよりかは一緒に全員を振り回した方が面白いことに気づいた。』

 

 う~ん、どこ狙お、やっぱり首筋?

 

『暗殺は基本的にそうじゃないか?それか心臓。』

 

 ヨシ、楽な首筋ぶった切ろ。

 

「コソコソすんな!鬱陶しぃ!」

 

 !?

 

 ビュフォォォ!!

 

 ……え?今、後ろからやったよね?完璧だったよね?なのになんで風で吹っ飛ばされてんの?僕達

 

『あ、あぁ、そのはずだ……あと前回と違い冷静なのな。』

 

 あ、あぁ、今は不思議とな。

 

「は、廃世!?何やってんだ!?」

 

 ……どうするよ、この空気

 

「あ、コイツ多分四天王だよ。」

 

「ハァ!?何言って………」

 

「チッ!何で分かった!?」

 

 あ、認めちゃうんだ……

 

「合ってたのか………さすがだな。」

 

「いや、だからと言っていきなり不意打ちは……」

 

 不意打ちはとは人聞きの悪い。合理的で効率的な先制攻撃と言ってくれ。

 

『言い方がややこしいだけでバリバリ不意打ちじゃないか………』

 

「いや、僕騎士じゃないから……勇者だから。」

 

「いや人としてどうなのって話ですよ!?」

 

「……で?君名前は?」

 

「無視ですか!?」

 

「ハァ!?なにいってんのアンタ!?名乗る義理ないわよ!」

 

「お嬢さん、そういわずにさ、ゆっくり話そうよ……」

 

 隙を見て殺る!

 

『ナンパ口調の裏でえげつないこと考えてるな……』

 

「んな殺気ダダ漏れの奴と話せるか!」

 

 バレてる~、するど~い。

 

「漫才をやってないで戦わないのか?」

 

「戦いって指摘されて戦うもんだっけ?」

 

「……さぁ?分かりりませんよ。」

 

「Yo、Yo……でてこないからパス。」

 

『ラップを始めようとするな。……そしてでてこないから言うな。』

 

「???」

 

「???」

 

「???」

 

「我もラップできないから気持ちが分かるなぁ………」

 

 翔真にしか通じてね~、悲しい。

 

『むしろ翔真だけにでも通じたのが奇跡だぞ?』

 

「かかってこないならこっちから行くわ!」

 

「やべっ!また風来るぞ!」

 

『逃げるか?』

 

「逃げられるかよ!」

 

 仮にもここまで来たんだ!やってやるとも!

 

 ………不意打ちを!

 

『』ガクッ

 

『そこは覚悟決めて正面突破だろ……』

 

「させません!『フラッシュ!』」

 

「ぐあっ!目が……」

 

「今のうちに袋叩きにしましょう!」

 

「お前性格変わってない!?なぁ、リギル。」

 

「あ……あぁ。」

 お、ヤッタネ!これで殺れる!

 

『……おう、好きにしろ。』

 

 ヒャッハー!ZI☆KO☆DA☆ZE!

 

『ずいぶん小規模な事故だな……』

 

 オラオラ叩けぇ!

 

 バコン!バコン!

 

「イタッ!ちょ、やめ!」

 

 オラオラオラオラ!

 

『……あの、剣の横の部分で叩くの止めてくれないか?普通に斬らないか?』

 

 え~、めんどい。それにいま気分じゃない!

 

『……そうかい。』

 

 なんか態度変わってきてない?

 

『気のせいだ。』

 

「お、おい!そろそろやめてやれ!気絶してんぞ!」

 

 え?……あ、ホントだ。

 

「フゥ……ってことでさっそく乗って帰ろうぜ!鳥!」

 

「トリィ!(ええで!背中乗り!でも鳥って呼ぶのはやめてや!)」

 

「……鳥じゃん。」

 

「トリィ!(せやけど!せやけどね!名前くらい付けてくれたってええやん!)」

 

「……ならもう今日から君の名前は砂肝ね」

 

『貴様絶対食う気満々じゃねぇか!』

 

「……鳥の名前を部位で付けるやつはじめてみた。」

 

「トリィ!トリィィ!(ずいぶんとひっでぇネーミングセンスやな!)」

 

「トリィはどうですか?」

 

 お、珍しくオールが意見だした。…すごい安直だけど…

 

『貴様の砂肝よりはマシだ。』

 

 ほっとけ

 

「では、一旦王国まで帰りましょう……」

 

「「「異議なし」」」

 

 僕たちは王国に帰った。ちなみにめっちゃ酔った。




逆鱗に触れたのに前回と違い冷静な理由……怒りより驚きの方が勝ったのと前回と違いあまりストレスが溜まってなかったから。
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