矛盾した世界のつまらない日常   作:ユノ・アスタライズ

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ちょっとの間仲間探しです。


手がかりを見つけて

4話

 

…………あれからしばらく経って。あの後特に用事も何も無かったので……………

 

「「釣れねぇ………」」

 

ずっと釣りしてました。

 

 

いや、一応理由はあるんだよ?暇すぎてやることないから何しようかって話した時最初鍛錬しようとしてたんだけどね。王様が…………

 

『怪我したら困るからやめてくれ』

 

って言うしだからといって近くの魔物退治しようにももう弱すぎて相手にならない。だってスライムしかいないもんそれも3Lvとかそこら辺のだからなんか対決して気を紛らわせようって言い出したから。運が作用する釣りにしたんだが………現在どちらも0匹しょうがないから先にかかった方が勝ちにしてもかからない。いいこともある。なんかアベルと仲良くなった今ではタメ口でしかもくん付けなしで行けるくらいにお互い空気読めない同士だシンパシーか何かがあったんだろう。

 

「アベル、もう帰ろう?」

 

「Zzzz」

 

寝てんだ。初めて見たよZzzって寝てる時に言うやつアニメだけだと思ってた。

 

「起きろー」

 

「Zzz」

 

こうなったらもう起きない。前に1発デコピンしてみたが全然起きなかった。

 

もう1人で帰ろうかな………いや、なんか罪悪感があって帰れない。しょうがないもう少し待とう。

 

────────────────────

 

そうやってアベルが起きたのは3時間後だった………

 

「いやぁ〜、悪かった悪かった」

 

「もう夕方だ帰ろう」

 

そろそろ夜になる頃大体5時くらいだろうか。

 

「そうだな。もう帰って寝よう」

 

まだ寝れんのかよ…………

 

────────────────────

 

「お主らに頼みがある。」

 

「まじか、やったぁ!」

 

何故だろう、ずっと暇だったのか仕事が来たのがすごく嬉しい。

 

「まぁ、聞け。…………お主らには3人目の勇者にあってもらう。」

 

「お、やっとか。どこにいるんだ?3人目は」

 

「3人目はアルターク王国にいる。」

 

「分かりました。最善を尽くします」

 

──────────────────────

 

というわけで今僕達はアルターク王国にいる。

 

「とりあえず、まずは事情聴取だ。」

 

そう思い歩いた先にはとんでもないものがあった。…………そこにはアベルが人の家の中のタンスをあさっていた………………………

 

「なにやってんの!?」

 

「何って、タンスあさってるんだが。」

 

「いや、ダメでしょ家の人に許可取らなきゃ」

 

「そうなのか?」

 

「そうでしょう。ねぇ?」

 

「ごめんなさいねぇー、今主人のご飯作ってて手が離せないの。」

 

「いや、そうじゃなくて」

 

「ごめんなさいねぇー、今主人のご飯作ってて手が離せないの。」

 

「いや、だから……」

 

「ごめんなさいねぇー、今主人のご飯作ってて手が離せないの。」

 

か、会話が成立しない!?まさか上司以上に話を聞かない人がいたとは!

 

………もしかして勇者がタンスをあさっていいって言うのは暗黙の了解ってやつなのか?うん、もうそういうことにしておこう。これはツッコンでもキリがないそんな気がする。

 

「勇者か、それなら青い髪した魔法使いって噂を聞いたよ。」

 

「ありがとうございます!」

 

やっと話が通じる人がいた!

 

「で、その人は今どこに………」

 

「勇者か、それなら青い髪した魔法使いって 噂を聞いたよ。」

 

この人もか………

 

────────────────────

 

あれから色々な人に聞いて回った。ちなみに全員話が通じなかった…………

 

えっと、今集まってる情報を整理すると

 

・青い髪した魔法使い

 

・かなり卑屈

 

・女

 

・いつも一人でいる

 

・召喚されたのは1ヶ月前

 

って感じか……

 

「頑張って探すか………」

 

大丈夫だ僕だって同じくボッチだ、ボッチが行きそうな所なんて手に取るようにわかる。

 

わかる、分かるぞぉー(大ボケ中)

 

「嘘でしょ、なんで見つかったの………」

 

ホントにいたよ。ふざけてたのに、青い髪なんか滅多にいないから探しやすい。………なんで青い髪?僕とはまた元にいた世界が違うのかな…………

 

なんて話しかけよう………

 

アベル呼ぶか?やめとこう。アベル呼んだらドン引きするだろうな……あの人僕と同じでノリが壊れてるから。

 

「…………何してるんですか?」

 

気づかれた。話しかけなくてもいいと言う安心感と共に緊張感がやってきた。………女子と話すの久々なんだよなぁー

 

「えっと、実はある人を探していて………それで、失礼なんですが、あなたは勇者ということで間違え無いでしょうか?」(←仕事スイッチオン)

 

「えっ、あっ、はい、そうですけど…………」

 

よっし!当たった!

 

「失礼しました、僕は廃世と申します。」

 

「えっと、オールです………」

 

「実は、先程も申し上げた通り僕はアスラエル王国で召喚された勇者でして、もう1人の勇者と共にあなたを探していて合流しろという任務を授かりましたのですが」

 

「そう、なんですね、ちなみにもう1人の勇者さんは……」

 

「多分、今頃寝てますよ。」

 

もう夕方だし………

 

「そう、なんですね。」

 

「ところで、何か悩み事ですか?」

 

「ど、どうしてそう思ったんですか!?」

 

図星か。分かった理由?そんなもん僕も悩み事あったらこうゆうところに行くからに決まってるだろう。 (実体験)…………そんなこと言えないけどね!

 

「いえ、単純にそう思っただけですよ。」

 

……今の内に見ておくか、スキル見れるか分からないけど

 

オール Lv14

 

『魔法適正S』

 

『テレポートA』

 

『透視A』

 

『自己再生B』

 

概要はどんな感じだ?

 

『魔法適正S』

 

魔法を覚えやすくなりさらに、使用するMPも減る

 

『テレポートA』

 

行ったことがある街に瞬間移動出来る。(戦闘中を除く)

 

『透視A』

ものを透かして見ることが出来る。(半径5メートル以内)

 

『自己再生B』

 

一定時間で自分のHP1/6回復する

 

再生系を持ってないのが僕だけ…………

 

ステータスは………

 

筋力32 耐久52 俊敏48 魔力83MP30

 

「ど、どうかしたんですか?」

 

「いえ、何も…………」

 

「えっと、実は私、こんな性格だからなかなか馴染めなくて…………」

 

何の話?あ、そうかさっきの続きか。自分から振っておいて忘れてた

 

「廃世さんはいいですよね。こんなにいっぱい知らない人と話せて…………私なんか目を合わせただけで倒れそうですよ……………」

 

いやいや、そんなことないって僕も今現在久々の女子に胃を痛めてんだからさ。

 

「だから、お願いします。私に、人との接し方を教えてください!」

 

は?

 

「………そうゆうのは僕じゃなくてアベルに聞いてください。僕もあまり人との接し方分からないので。むしろ僕が教えて欲しいですよ。」

 

「アベル?誰ですか?それ」

 

「もう1人の勇者です。」

 

「分かりました。」

 

────────────────────

 

「………この人がアベルさんですか?」

 

「そうですよ。」

 

………………あれからしばらくして、僕達はアベルに合流するために今朝念の為に取っていた宿に行ったら……

……………部屋のど真ん中に大の字で寝ていた。いや、分かってたんだよ?多分そうだろーなーってでも期待するじゃん。こうゆう時に起きてさっさと紹介してさっさと寝たいなって思ってたよ?その希望が絶たれた………

………しょうがない。もう寝よう。

 

「もうこんな時間ですし、もう寝ませんか?」

 

「あ、はい。そうですね。」

 

「ちなみに泊まってる宿とかあります?」

 

「はい、一応ありますけど……………」

 

「なら良かった。おやすみなさい」

 

「はい、ではまた明日」

 

────────────────────

 

「いやぁ〜、ごめんな、寝てたわ」

 

うん、知ってる。

 

「で、その子が新しい勇者?」

 

「は、はい、オールと申します。」

 

「俺はアベル。よろしく」

 

「よろしくお願いします。アベルさん」

 

「なんでそう硬い人が多いのかな?アベルでいいよ」

 

そんな簡単にできないよ呼び捨てなんて

 

「えっと、初対面の人をいきなり呼び捨ては………ちょっと…………」

「そう?ならいいけど」

 

「すみません……」

 

「謝る必要はないよ。人にはペースってものがあるし」

 

「はい、ありがとうございます……」

 

────────────────────

 

「で、それで親父がさ………」

 

道中、僕達は話しながら帰ってた。(主にアベルとオール)あれからわかったが、オールは案外ノリがいいのかもしれない(少なくとも僕よりは)だが、それよりも…………

 

「なんで縦に並んで歩いてんの?」

 

そう、今僕達は1列に並んでいる小学校の遠足みたいにアベルと2人の時は別に気にならなかったが(アベルがなかなかおかしな奴だったので)さすがに3人だと目立つ。

 

「知らないのか?これが1番魔物に狙われやすいんだぞ?」

 

「大体の魔物は、縦に並んだものを攻撃する修正がありますからね。」

 

そうなんだ………ってダメだろ!僕見つかりにくいのに目立っちゃ。あ、そういや2人とも知らないんだった。僕が『隠密行動S』持ってるの。

 

「にしても魔物いないな、街に近いならまだしも、ここ結構遠くまで来たぞ。」

 

「確かにそうだな」

 

確かにそうだ、魔物に一切会わないのである。普通ならはぐれくらいに会ってもおかしくないんだが、それもない。なんか、やな予感がするな、何か、面倒事に巻き込まれるような………

 

 

「ケッケッケェ勇者どもよ。貴様らは、魔王様の為に死んでもらう。」

 

予感的中。帰りたい。

 

 

 

 

 




廃世以外の名前はほぼ適当なので気にしないでください
ちなみにこの世界での勇者はあくまで称号で職業とは関係ないです。なのでぶっちゃけ魔王は勇者なしでも行けなくはない。(ただ勇者みたいに生き返るとかないし、被害も予想できないから)
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