『任務ぅ⁈』
隊舎に荷物を入れ終わった1週間がたったある日、突然一護から言われた内容に思わずハモるツナと隼人。
「ハモってんじゃねーよ。
仲良しだなお前ら。
現世で虚の不自然な霊圧を、多数感知したらしい。
一応オレもついていくが基本手出しはしねぇ。
行くのは沢田、獄寺、山本な。
一時間後に出発、気持ちの用意しとけよ。」
そして一時間後、4人は現世に降り立っていた。
「…隼人、武。
なんかすごい既視感ない?」
「十代目、それ多分気のせいじゃないですよ。」
「だな。
ツナ、ここは並盛だ。」
降り立った場所は自分たちの生まれ故郷だ。
懐かしさや自分の家族が今どうしてるとか気になること山の如しだ。
「なんだ、お前らの地元かよ。
なんならさっさと任務終わらせて、家族の様子を少しみてきてもいいぜ。」
一護の言葉にやる気と霊圧を溢れ出させる3人。
そして指令のあった場所へ向かうと…
「…なぁ、沢田」
「…なんですか副隊長」
「指令のあったポイントが目の前の場所なんだけどよ、沢田家の墓って書いてある気がするんだが」
「書いてありますね。
なんだったらここ、オレの墓ですね。」
「あぁ、だよなぁ。
で、任務詳細みると異変を感知し出したのが2ヶ月前。
それってお前が死んだタイミングだよな。」
「ですね。
多分原因は、目の前の墓跡からでてるこれですよね。」
沢田家の墓から死ぬ気の炎のようなオーラ、もといエネルギーが滲み出ていた。
虚は霊圧や生命エネルギーに群がる。
そして発生のタイミングやら場所を総合すると…
「…これ完全にオレの遺骨からアホみたいな量の霊圧と生命エネルギーが出てますね、つまり原因オレですねゴメンナサイ!」
両手で顔を覆ってしゃがみ込むツナ。
そんな棚の方に優しく手をおく一護。
しかし空気を読まない連中がやってくる。
「この霊圧…やべえな
肉体と魂が共鳴してエネルギー量がはねあがってら。
集まる虚の数も想定より多いな。
第一陣が40体くらいか。
お前らに投げていい量じゃねえな、俺の月牙で吹っ飛ばすか。」
そして斬月に手をかけようとする一護を武が止める。
「いいっすよ、副隊長。
この程度の奴ら副隊長が手を出すまでもないっすよ。
ツナと獄寺もだぜ。
多分この後のでかい分はお前らの一撃がいるからな。
露払いはオレに任せとけって、な?」
そして武は虚がやってくる空を見上げながら
「恵みをもたらせ『蒼燕』」
ゆっくり始解し、斬魄刀を構える。
そんな武を標的と決めたのかセロを放ってくる。
そして
直撃の爆炎が武を包み込んだ。
「十代目…あいつ」
「わかってるよ隼人。
武が抜いたね。」
爆炎が晴れた先には死覇装に誇り一つついていない武がいた。
「さて、やるか。
時雨蒼燕流攻式五の型
五月雨・最上川」
そして武が斬魄刀を振ると巨大な雨の炎を思わせる霊圧が流星のように目の前の虚を薙ぎ払った。
「ツナと獄寺のおかげだな。
オレはずっと蒼燕が小次郎の力を使える斬魄刀だと思ってた。
でもそれだけじゃねえんだよな。
俺の蒼燕は
時雨蒼燕流を強化できる斬魄刀だったんだ。」