綱吉が目を覚まして3日が過ぎた。
隼人も武もすぐ目を覚ましたため、今は隊舎裏にある修練所で訓練に励んでいる。
そして一護がやってきた。
「お前ら体は大丈夫だな?
これからの鍛錬はお前らに卍解を習得してもらうぞ」
「副隊長、卍解ってなんですか?」
ツナが手を挙げて聞く。
「そうだな。
卍解は斬魄刀戦術の最終戦術。
始解をめちゃくちゃ強化したもんだと思ってくれ。
沢田はおれの卍解は見てんだろ?
俺のは力を凝縮、全身に纏うからあの形だけどみんな巨大な力の塊みたいになるんだよ。」
ようは斬魄刀の超強化らしい。
「卍解の条件は斬魄刀を具象化して倒すこと。
今回は時間がないから具象化できる道具を使うからな。
そいつらを倒すこと、そんでそれ以外は俺と稽古だ。
とりあえずやってみるか。
沢田、この腕輪をつけろ。
つけただけで斬魄刀の魂が具象化する」
そして腕輪をつけた瞬間斬魄刀から死ぬ気の炎が吹き上がる。
そして…現れたのは…
『また会えたな、デーチモ』
ツナを金髪にした外人の男がいた。
「は⁈プリーモぉぉぉ⁈」
そうそこにいたのはボンゴレ一世、ツナの御先祖だった。
「ナッツじゃねーの⁈
死後の世界でなんで刀に宿ってんの⁈」
『アニマルリングとボンゴレリングが強く結びすぎてな。
お前たちの魂の一部に混じったわけだ。
さぁ、始めようか。
ボンゴレの試練だ、私を、倒せ』
そして額とグローブに同時に炎を灯すツナと一世。
拳のぶつかり合いが始まる。
「なぁ、山本。
俺は夢でも見てんのか?」
「残念だけど獄寺、これは頭の悪い現実だな。
俺らの斬魄刀の具象化は…初代ファミリーみてぇだな。」
隼人はG、武は雨月が立ちはだかる。
それぞれ始解してぶつかりあった。
「あいつら斬魄刀とそっくりすぎるだろ。
俺の時とはちょっと似てるか…」
一護は部下たちの成長を期待していると、背後から小さい塊が抱きついてきた。
「サプラァーイズ!」
一護に抱きついてきたのは赤毛の温和そうな男の子だった。
髪は前髪ツンツン、伸ばした襟足を縛っている。
年は6歳くらいだろうか。
「あ?…
はっ⁈一輝(いっき)⁈
お前なんでここにいんだ⁈
パパとママはどうした⁈」
「うん?
パパはね、ご用事済ませてくるって言ってたから先に来ちゃった!
途中でね、セカイ兄ちゃんにあったから連れてきてもらったんだ。」
そういって一輝が振り返る先には赤髪の死神が立っていた。
「兄貴!
遅くなりました!
たまたま一輝と出会ったんで連れてきました!」
「おぉ、世界か。
悪いな、こいつ連れてきてもらって。
お前にも卍解は習得してもらうからな。
よろしく頼むぜ」
赤髪の死神の名前は
志波世界(しば せかい)
一護の従兄弟にあたる死神だ。
世界が斬魄刀を具象化する準備に入る様子を見ながら
「にしてもあいつ、一輝まで連れてきてなんのようだ?
どうせ挨拶回り終わったらこっちにも顔出すか。」
と、呟いて思考を訓練の方に戻した。