時系列はバラバラですけど、ご了承ください。
雪(あっ、雪だ.......)
僕はクリスマスが嫌いだった、お母さんが生きていた頃は2人で小さなケーキを食べて、絵本を読んでもい、翌日サンタさんからプレゼントとしてぬいぐるみを貰うといった些細なイベントだった。TVで見るような豪華な料理に沢山のプレゼントなんてものは無かったけどお母さんと過ごすクリスマスは、とても幸せな時間だった。でも、お母さんが死んでからは、そんな些細なイベントすらも無くなってしまった。サンタさんからのプレゼントも来なかった。ベランダから幸せそうな家族が通るのを見る度に羨ましさと嫉妬が心の中から湧き出てくる。
雪(お母さん.....会いたいよ......)
僕はひたすら泣いたのを覚えている。殴られても我慢してきた涙が止まることなく流れた。今年、僕はサンタさんにお母さんに会いたいとお願いしたのに僕にそのプレゼントが来ることはなかった。
雪(サンタさんなんか.......)
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雪(嫌な夢を見ちゃったな.......)
夢から覚めると枕元にはお母さんから貰ったぬいぐるみとそれよりも新しいぬいぐるみが置いてあった。
雪(あれから大分経つんだね.......)
上原家に引き取られてからは毎年のようにTVで見たような立派なクリスマスを過ごすことが出来た。でも、1度もサンタさんが僕の望んだ物をプレゼントしてくれたことは無かった。分かりきったことだけど、叶うことなんてないけれど、その願いを諦めることがまだ出来なかった。
“お母さんに会いたい”なんて.......
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ひまり「今年はクリスマスに何貰おうかな~」
モカ「ひーちゃんはルームランナーでも貰ったら〜?」
ひまり「モーカー!それどういうことー!」
つぐみ「ひまりちゃん、落ち着いて!!」
ひまりお姉ちゃんたちと、出会ってからのクリスマスはいつも賑やかだ。小さい時も高校生になっても。
巴「雪は、何貰うんだ?あたしは太鼓のバチを貰うぞ」
雪「僕は.ぬいぐるみかな?」
蘭「…雪って、毎年それじゃない?他に欲しいものないの?」
雪「....お母さんと一緒だった時貰ってたやつだから」
「「「「「ッ!?」」」」」
お母さんとのクリスマスで貰ったぬいぐるみの中で1番のお気に入りはウサギのやつだ。僕が好きな動物の中でも1番好きなウサギ。そのぬいぐるみが1番嬉しかった。…多分お母さんと一緒だったから嬉しかったのかもしれないけど.
蘭「ご、ごめん。そんなつもりじゃ…」
雪「.....大丈夫、心配してくれて、ありがとうね」
ひまり「そ、それより、早く行こう!雪も楽しみにしてたんでしょ?」
雪「うん!!」
今年のクリスマスは僕が行きたがっていたとあるお店に行く。その場所を嫌いな人は居ないだろう(多分)。そう、誰もが好きで癒される場所。そこは…
雪「~~ッ!!」
ネコ「ニャ~♡」×沢山
そう、猫カフェだ。ただでさえ可愛い猫とじゃれ合えるのに通い続ければ猫の毛グッズを貰えるという素晴らしいカフェ。それが猫カフェだ!
雪「.....可愛い♡」
ネコ「んにゃ〜」スリスリ
茶色いネコちゃんが足元に擦り寄ってきて甘えている。頭を撫でてもいいのだろうか?
店員「凄いですね!その子、あんまり甘えない子なんですよ。」(この子可愛い〜♡あと、後ろの子達は何してるの?)
ひまり「はぁ〜、猫と戯れる雪、最高~♡」REC
モカ「これは眼福ですな〜♡」REC
つぐみ「ゆきくん、天使♡」REC
巴「くっ、なんでこんなに可愛いんだよ♡」REC
蘭「絶対宝物にする♡」REC
店員(あー、動画撮ってるのね。気持ちは分からなくもないけどな…)
僕が茶色いネコちゃん(ムギちゃんらしい)と戯れていると他のネコちゃん達も傍に寄ってきた。床に座るとムギちゃんは膝の上に乗り、他のネコちゃん達は僕の周りに座ってきた。初対面なのにこんなに甘えてくれるとは、なんて可愛いんだろう。
雪「…ひまりお姉ちゃん達も、癒されたら?」
「「「「「もう、癒されてます!!」」」」」
雪「?」
皆はこの空間にいるだけで癒されてるようなので僕は僕で癒されよう。あっ、ムギちゃんが頭を僕に擦りつけてきた。とりあえず撫でてみようかな?
雪「…もふもふだ♪」
「「「「「ッん♡」」」」」
ひまり(雪可愛すぎるよ〜♡家でも猫飼おうかな?)
モカ(いや〜猫カフェに来て良かった〜)
蘭(…今度2人で来よう)
巴(帰ったらあこと写真交換するか)
つぐみ(どうすれば雪くんを家の子にできるかな?)
なんか皆が悶えてるけど大丈夫かな?そう思っていたら周りに座っていたネコちゃん達が僕の体に乗ってきた。いきなりの事だったので耐えられなくなった僕は当然、
雪「わっ!」
倒れてしまう。
Sied“ひまり“
私達が可愛い雪に悶えていると雪の周りにいた猫たちが一斉に雪に飛び乗った。いきなりだったから当然雪は倒れてしまうが、倒れた姿がいけなかった。
雪「______んぅ」
雪が倒れた。服がめくれてお腹が見える状態で。そして雪は可愛い。つまり、
「「「「「はぁ〜〜〜!!♡」」」」」
雪「ッん!////舐めちゃダメだよ......///」
さらに、追い打ちをかけるように猫が雪の白いお腹をぺろぺろと舐めたことによって雪の色気が増してしまった。
当然私達がどうなるかと言うと.
ひまり「雪〜♡そんな声出して、またこの前みたいにする?////」
巴「なぁ、雪。アタシと2人にならないか?///」ハアハア
モカ「ゆっき~、モカちゃん我慢できないよ〜♡/////」
蘭「雪〜、ちょっと来て?/////」
つぐみ「雪くーん、私の家においで?すっごく気持ちいいことできるよ?/////」
雪「…えっ?…」
Sied”雪”
なんか皆の目が怖い。まるで獲物を捉える前の獣の目だ。そしてその視線の先には僕がいる。つまり
「「「「「雪〜/雪く~ん/ゆっき~♡」」」」」
雪「待って!ダメ~!…ッん!!/////」
なんか最近皆が怖い.......
けど、皆で過ごすクリスマスはお母さんが死んでから1度も寂しいと思ったことは無かった。欲しいプレゼントは来ないけどそれ以上に僕の心を満たしてくれる。上原家の一員になって、皆と会えて本当に良かったな。
リクエストありましたらなんなりと。