「って言うことは…貴方はセイヴァーなの?」
「う、うん。」
あははっと…士郎のサーヴァントは陽気だった。
「セイバーではなく…セイヴァーね…。」
アーチャーと呼ばれる白髪の男性は何故か…隠しながら涙を流していた。
「どうしたのよ?アーチャー。貴方らしくないわね。」
遠坂凛は、そう聞くと…アーチャーは涙を拭いた。
「いや、大丈夫だ。」
っとアーチャーは無表情に変えた。
「それで…真名は言えるの?」
「真名…。」
セイヴァーは、少し悩んだ。
だが、彼は思い切って言った。
「俺の名前は…新崎遊貴。
「
凛にはその言葉が分からなかった。
「まぁ…俺には無理な話かな。」
すると、遊貴の目は…何か思い詰めていた。
「どうしたの?」
「いや…何で、俺がセイヴァーなのか知らなくてね…。」
自分の行いは正しかった。その言葉は分からない。
前の…冬木市の第4次聖杯戦争を思い出した。
「
遊貴にはその言葉が漏れた。
「ん?どうしたんだ?」
「いや、何もないよ。」
その言葉は、周りには聞こえなかった。
「……。」
だが、アーチャーには聞こえていた。
「まぁ、しょうがないわ。教会へ行きましょう。」
「「教会?」」
だが、凛について来い。と言われ、遊貴と士郎は言われた通り、ついて行った。
「ここが…教会。」
「そう…。貴方たちはここに留まっていて。呼ぶまで出ないでね」
っと、釘を刺され、遊貴とアーチャーは外に留まった。
「お前は、何をしたい。」
「何だよ。急に。」
「いいか?この聖杯戦争は…お前の望んだ物じゃない。誰かが救われ、死ぬのだ。」
「‥分かってるさ。」
遊貴は1999年の第4次聖杯戦争を思い出した。
「俺は、前の聖杯戦争を経験した。けれど…俺は、偽善でも助けたいんだ。サーヴァントでも…助けたいんだ。」
「ふん、お前には…やる事があった筈じゃないのか?」
「何でそれを…。」
「勘だ。お前も、私と同じ様な悲しみをもってるのでな。」
アーチャーと遊貴は…夜空を見た。
「そうだな。俺にもやる事はある。けれど、俺には、この聖杯戦争が大事なんだ。想いがなくても、俺は闘うんだ。」
「ほう…。誰の為だ?」
「‥。まだ決まっていない。」
「くくっ、だろうな。だが、お前はしばらく経てば守る物が分かる。」
「お前は…何なんだ?」
「ただの…弓兵だ。」
遊貴は少し、アーチャーのイメージが変わった。
「セイヴァー、アーチャー!入ってきて!」
「「ああ」」
そして、その言葉が…遊貴の運命を変える言葉になるとは誰も知らない。
「君が、セイヴァーかい?」
「はい。」
「‥、私にも知らないサーヴァントだ。」
「そうなのか?」
「ああ、だけど、君は…私に出会った事があるはず…。」
「‥!言峰!!」
遊貴は、カードを出そうとした時…。
「待て、お前は…私に勝てない事を知ってるはずだ。」
「今は…今の状況を知る事だな。」
そして、遊貴はカードを仕舞った。
「分かった。けれど…お前は絶対戦うだろう。私とな。」
っとその言葉を言峰綺礼は言い、遊貴と士郎は…何か不穏な感じがした。
「それじゃあ、明日は私と敵同士よ。」
「ああ、お前には…言いたい事は山ほどあるが…お別れだ。」
っと凛とアーチャーが、自分の帰路を辿ろうとした時。
「お兄ちゃん。会ったのは2度だね。」
「お前は…イリア…!」
「ん…?…やっと会えたね。遊貴。」
「やっぱり…血は争えないか。」
「知ってるの!?」
「ああ。あいつは…。」
「バーサーカー。倒して。」
「GUOOO!!」
異形は、遊貴を襲いに行った。
「セイヴァー!」
「
すると、カードは光り…魔物が空へと降りた。
「アーチャーも!」
「分かった。」
アーチャーは接近戦で挑もうとした。
「バーサーカー、邪魔なサーヴァントを投げ払って。」
バーサーカーはアーチャーを掴んで投げた。
「『
白銀の青龍は、少し目くまらし程度のビームをバーサーカに飛ばした
「
っと宣言し他時、白銀の青龍の姿は消え、遊貴たちは何処かへ消えた。
「くっ。遊貴は…消えた。」
イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、バーサーカーと共に…何処かに消えた。
「くっ。ここは?」
「公園ね…。」
遊貴と士郎と凛。そしてアーチャーは自分の家へと戻った。
「って…!セイヴァーもいるじゃないか!!?」
っと朝の時…士郎はそう驚いていた。