Fate/Duel night   作:鏡蓮

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第肆話 両思いの男女の別れ

「ん?どうした。遊貴。」

 

遊貴は何かを探していた。

 

「いや…写真さ。」

「写真?」

「あ、あった。」

 

棚の下を覗き、手に取った。

 

「これさ。」

 

それは、5D’sのメンバーたちと写真を撮った物だった。

 

「これって?」

「ああ。俺が生前生きた仲間たちさ。」

「仲間…。」

 

士郎には笑顔な遊貴を見た。

 

「ハハ…。俺にはもう過ぎちゃった過去なんだ。」

「え…?」

 

不動遊星とジャック・アトラスは寿命。人を助けるが事故で死んだクロウ・ホーガンと十六夜アキ。龍亞と龍可は旅をして、死んだ。

そして残ったのは…新崎遊貴だけだった。

 

「悲しいんだ。人の死を…。」

「だから、サーヴァントも…。」

「ああ、過去の人物でも…救いたいんだ。聖杯戦争の選ばれた英霊たちを。」

 

あの第四次聖杯戦争でも燃え盛った冬木市を。

 

「ご、ごめんな。思い出したくないのに。」

 

遊貴からポタポタっと…涙流れた。

 

「い、いや…いいさ。もう過ぎた過去だから。」

 

っと言い、遊貴は涙を拭いた。

すると、ピンポーンとチャイムが鳴った。

 

「ん?誰だ?」

 

リビングのすぐ横なので、士郎はドアを開けた。

 

「し、慎二!?」

「よぉ、衛宮〜。」

 

何か、怪しい雰囲気な慎二がいた。

 

「お前は、誰だ?」

「ん?どうしたんだよ。衛宮。」

「い、いや、お前は…教会に行ったはずじゃ。」

「チッ。まぁいい。言うぞ。柳洞寺についてこい。いいな。」

 

そして…遊貴と士郎は手刀で首を狙われ眠った。

 

「ここは…?」

「柳洞寺だ…!まさか…慎二操られたのか…?」

「貴方の願いは…これかしら?」

 

黒のフードを着た女性は…何かを持っていた。

 

「そいつは…!」

 

それは…切嗣と唯一一緒に絵を描いたカードだった。

 

「貴方は…この人に会いたいのでしょう?」

「……」

 

遊貴は黙った。

 

「なら、取引しましょう。私たちに協力して。」

「な、なんで?」

「その願いは容易くないのは知ってるわ。けれど、貴方は聖杯を使いがっている。なら、協力した方が容易いでしょう?」

 

遊貴の脳内には、一緒に何も書いてないカードに最後に描いたカードを大切に持った切嗣の姿があった。

 

「で、でも…。」

「ゆ、遊貴…。」

 

遊貴には二つの想いがあった。一つは、士郎と共に聖杯戦争を終わらすこと。二つは、切嗣と出会うこと。

 

『お願いだ。俺が亡くなっても…心の中で生きてる。だから…泣くな。』

 

その言葉は遊貴の脳裏に過った。自分と約束した切嗣の約束…。

 

「協力しない。」

「は?」

 

遊貴は立った。士郎を守る様に…前を向いた。

 

「俺の心の中にいるのは過去だ。だけど…俺は忘れない。その想い出がある限り…俺は、聖杯に頼らない!」

「分かったわ。」

 

ビリっとカードは破れた。

 

「それじゃあ殺りましょう。貴方たちには…もう用はない。」

 

そして、キャスターの目は…殺す目だった。

 

「魔法カード『友情の印』を発動!」

 

だが…そのカードは、破れたカードであった。

 

「友情の印の効果は…ただ一つ。『俺の思い出』を周りに与える事。」

 

キャスターの脳と士郎の脳に‥遊貴の記憶が現れた。

 

『僕は…君を見くびっていた。』

『は?』

『君は…人としては正義の味方だったのさ。』

『正義の味方って何言ってんだよ。』

『言葉の通りさ。君は…僕の憧れの存在だ。』

『…もういいか。』

『照れてるのかい?』

『もういいか!』

『ふふっ。昔に出会ってたら、僕は今の自分になってなかった。』

『だけど、今君に出会えて、徳をした気分だよ。』

 

遊貴は少しずつ消えていった。

 

『君には世話をされてばっかだったね。だから、はい!』

 

切嗣に渡されたのは…一枚のカードが投げられた。

 

『僕の最初で最後の贈り物さ。それじゃあ、縁があったらまた会おう。』

 

っと遊貴は光の粒子になった。

 

「もう…お前を倒す!」

 

遊貴の頬は赤くなっていた。

 

「オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!希望の王よ!我の前に現れよ!『No.39! 希望王・ホープ!』」

 

っとマジで殺そうとしていた。

 

「エクシーズ素材を2つ使い!ワンターンキル!」

「ホープ剣スラッシュ!」

 

そして…早めの出番終了となった。

 

「は、早い…。」

 

まぁ、こいつが悪い。

宗一郎?こいつは…まぁ、いい奴だったよ。

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