「ん?どうした。遊貴。」
遊貴は何かを探していた。
「いや…写真さ。」
「写真?」
「あ、あった。」
棚の下を覗き、手に取った。
「これさ。」
それは、5D’sのメンバーたちと写真を撮った物だった。
「これって?」
「ああ。俺が生前生きた仲間たちさ。」
「仲間…。」
士郎には笑顔な遊貴を見た。
「ハハ…。俺にはもう過ぎちゃった過去なんだ。」
「え…?」
不動遊星とジャック・アトラスは寿命。人を助けるが事故で死んだクロウ・ホーガンと十六夜アキ。龍亞と龍可は旅をして、死んだ。
そして残ったのは…新崎遊貴だけだった。
「悲しいんだ。人の死を…。」
「だから、サーヴァントも…。」
「ああ、過去の人物でも…救いたいんだ。聖杯戦争の選ばれた英霊たちを。」
あの第四次聖杯戦争でも燃え盛った冬木市を。
「ご、ごめんな。思い出したくないのに。」
遊貴からポタポタっと…涙流れた。
「い、いや…いいさ。もう過ぎた過去だから。」
っと言い、遊貴は涙を拭いた。
すると、ピンポーンとチャイムが鳴った。
「ん?誰だ?」
リビングのすぐ横なので、士郎はドアを開けた。
「し、慎二!?」
「よぉ、衛宮〜。」
何か、怪しい雰囲気な慎二がいた。
「お前は、誰だ?」
「ん?どうしたんだよ。衛宮。」
「い、いや、お前は…教会に行ったはずじゃ。」
「チッ。まぁいい。言うぞ。柳洞寺についてこい。いいな。」
そして…遊貴と士郎は手刀で首を狙われ眠った。
「ここは…?」
「柳洞寺だ…!まさか…慎二操られたのか…?」
「貴方の願いは…これかしら?」
黒のフードを着た女性は…何かを持っていた。
「そいつは…!」
それは…切嗣と唯一一緒に絵を描いたカードだった。
「貴方は…この人に会いたいのでしょう?」
「……」
遊貴は黙った。
「なら、取引しましょう。私たちに協力して。」
「な、なんで?」
「その願いは容易くないのは知ってるわ。けれど、貴方は聖杯を使いがっている。なら、協力した方が容易いでしょう?」
遊貴の脳内には、一緒に何も書いてないカードに最後に描いたカードを大切に持った切嗣の姿があった。
「で、でも…。」
「ゆ、遊貴…。」
遊貴には二つの想いがあった。一つは、士郎と共に聖杯戦争を終わらすこと。二つは、切嗣と出会うこと。
『お願いだ。俺が亡くなっても…心の中で生きてる。だから…泣くな。』
その言葉は遊貴の脳裏に過った。自分と約束した切嗣の約束…。
「協力しない。」
「は?」
遊貴は立った。士郎を守る様に…前を向いた。
「俺の心の中にいるのは過去だ。だけど…俺は忘れない。その想い出がある限り…俺は、聖杯に頼らない!」
「分かったわ。」
ビリっとカードは破れた。
「それじゃあ殺りましょう。貴方たちには…もう用はない。」
そして、キャスターの目は…殺す目だった。
「魔法カード『友情の印』を発動!」
だが…そのカードは、破れたカードであった。
「友情の印の効果は…ただ一つ。『俺の思い出』を周りに与える事。」
キャスターの脳と士郎の脳に‥遊貴の記憶が現れた。
『僕は…君を見くびっていた。』
『は?』
『君は…人としては正義の味方だったのさ。』
『正義の味方って何言ってんだよ。』
『言葉の通りさ。君は…僕の憧れの存在だ。』
『…もういいか。』
『照れてるのかい?』
『もういいか!』
『ふふっ。昔に出会ってたら、僕は今の自分になってなかった。』
『だけど、今君に出会えて、徳をした気分だよ。』
遊貴は少しずつ消えていった。
『君には世話をされてばっかだったね。だから、はい!』
切嗣に渡されたのは…一枚のカードが投げられた。
『僕の最初で最後の贈り物さ。それじゃあ、縁があったらまた会おう。』
っと遊貴は光の粒子になった。
「もう…お前を倒す!」
遊貴の頬は赤くなっていた。
「オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!希望の王よ!我の前に現れよ!『No.39! 希望王・ホープ!』」
っとマジで殺そうとしていた。
「エクシーズ素材を2つ使い!ワンターンキル!」
「ホープ剣スラッシュ!」
そして…早めの出番終了となった。
「は、早い…。」
まぁ、こいつが悪い。
宗一郎?こいつは…まぁ、いい奴だったよ。