仮面ライダーホロスの第10、11話で負けた世界線の話

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前から書きたかったのを、1話で収まるように書いてみた


黒ホロスの話

 

一体あれからどれだけ経ったのだろう。

ブレイキンドに敗れ友を失い、居場所も失ってからどれだけ…。

 

怪人に負けたあの日、怪人同士にネットワークでもあるのか同時刻に大量の怪人が出現。

二吉さんも対応してくれたが到底叶わず人類は滅びかけた。その後残った人類でレジスタンスが結成された。

俺も最初はレジスタンスに居たが俺がライダーなのを知られるとなんでも押し付けてくるようになった。

怪人の処理はもちろん雑用や遠征など全ての役割を任されていた。

 

…だがそれが嫌になって逃げ出した。あそこも直に滅びるだろう。

 

俺のことを心配してついてきてくれた人もいたがそれも旅の途中で何人も死んだ、残ったのは4人。

俺と子供とその母親、そして二吉さんだ。

 

その親子がどこの誰かはどうでもいい、正直死んで欲しいとも思っている。

だがライダーとしての使命が…いや、呪いがそれをさせてくれない。

二吉さんはあの大戦でライダーシステムに視力、片腕や片足も失った。

回復させてあげたいが…ホロスの再生能力は俺自身にしか使えない、他の人がどんなに怪我をしようと俺だけは無傷だ。

 

 

二吉「また余計な事考えてないよな?ホロス」

械都「考えてないですよ」

二吉「ならいいんだが…とにかく本題だ、今回の作戦はスーパーの制圧だ 食料が残ってるかは分からないが、やってみない事には何も分からない。頑張ってくれ ホロス」

 

俺はスーパーに向かった。

 

 

〜スーパー〜

 

 

目的のスーパーは思った以上に綺麗だった。これならあの親子にも…いや、余計なことは考えるなと二吉さんに言われている。俺はスーパーの制圧だけをすればいい。

 

械都「変身」

 

『神話焼却!ジエンドTheノワールホロス!!』

 

俺は黒いホロスへ変身した。

 

 

怪人は無闇に突っ込んできた。俺はそれを機械化した左手で掴み、握りつぶした。

 

怪人「あ"ぁ"ぁ"!!」

 

怪人はもがき苦しむ。だがお前たちが俺に与えた苦しみはこんなものでは無い、もっと苦しめてやる…。

 

俺が復讐をしようとすると怪人に増援がやってくる。俺は脚についているビットを飛ばし、蹴散らした。

 

俺が復讐の続きをしようとすると既にその怪人は息絶えていた。

 

械都「チッ…」

 

俺は本来の目的を思い出しスーパーを制圧する。スーパーの中にいた怪人も雑魚ばかりで一瞬でやられる、俺は感情を無にしてひたすら怪人を倒し続けた。

 

械都「二吉さん、制圧完了しました。」

 

持っていた通信機で二吉さんに伝える。

 

二吉「おぉ!やってくれたかホロス!あんたは最高だ!」

 

二吉さんはすぐ行くといい通信を切った。

 

 

〜30分後〜

 

 

械都「二吉さん、遅いな…」

 

二吉さん達がいた所からここまで歩いても30分もかからないはず…二吉さん達に何かあったのか!?

俺は二吉さんの所へ向かおうとしたが、ふと頭によぎってしまった。

 

ここで見捨てたら無駄に期待してくる親子を怪人共が殺してくれるんじゃないかと。

 

そんな最低な考えすぐに捨てるべきだと分かっていたが、俺はその考えを捨てるのに時間がかかった。

 

ようやくそんな考えを捨て、俺がそこに向かうと二吉さん達はやはりと言うべきか、怪人に襲われていた。

 

械都「変身」

 

俺は二吉さん達を助けるためにホロスになり、怪人と戦った。

 

械都「二吉さん達はスーパーに!」

 

 

戦い始めてからざっと1時間は経った。遮蔽物も何もないここでは怪人からの攻撃を全て受けていた。しかしホロスの再生能力により無理やり戦わされていた。

 

そこから30分、ようやく倒しきりスーパーへ向かうとそこは地獄と化していた。

 

 

スーパーの前にはあいつと同型の怪人がいた。あの日俺から何もかも奪った最悪の相手。

そしてあいつの前には血まみれの二吉さんがいた…いたかもしれない。

二吉さんだったかもしれないものはあいつの酸性の液によって溶かされ、見るも無惨な姿になっていた。

 

械都「よくも…よくもぉぉぉ!!!!」

 

機械化した左腕であいつに勢いよく突っ込んだが、カウンターを貰い俺は遠くに飛ばされた。

 

邪魔者が居なくなったと分かったあいつは、まず母親を捕食しようとした。あいつは触手を母親に絡ませる。

 

なんとかそれを阻止しようと俺は全力であいつを止めに行った。

 

『ノワールエンドインパクト!!』

 

より大きく、より黒くなった左腕はあいつの胸に命中するはずだった。

 

あいつは掴んだ母親を投げ俺に当ててきた。

 

俺の左腕は母親に当たり、母親は粉々に砕け散った。しかしそれでは勢いは収まらず軌道が逸れた左腕はあいつの顔を砕き、撃破した。

 

 

俺はそのまま立ち尽くすことしか出来なかった。

 

子供は泣き叫び、それから泣き止むと俺を睨みつけどこかへ行ってしまった。

 

 

俺は復讐も出来ず、二吉さんを見殺しにし、あいつの母親を奪った。

 

 

械都「この世界に…希望は無いのか…」

 

 

俺は絶望し、歩みを止めた。




ツンデマス・シロッコ

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