「ハーレムアーカイブ!」「違う!」「違うのですか?」「……」   作:ハーレム委員

2 / 2
断片 エデン条約【ヒフミ】

わたしの名前は阿慈谷ヒフミ。

 

シャーレの顧問の天聖先生のお手伝いをしています。

 

最近、シャーレは先生の圧倒的な戦闘力のお陰で連邦生徒会の砲弾などと呼ばれてます。

 

戦車砲弾を拳で粉砕している先生を見ていると砲弾は戦車ではなく戦艦の砲弾かな? と思ったり。

 

とは言え、先生は普段は書類仕事が中心で、問題解決は基本的にシャーレ所属の生徒達がしています。

 

先生が【戦いは基本的に数】の考えを持っているので、元不良生徒達も結構な人数がシャーレに所属し、弱小学校も先生を戦闘力を頼りに何人かの生徒をシャーレに紹介してシャーレとの結び付きを強化しているので、キヴォトス全体の治安は良くなっているそうです。

 

ちなみに先生とシャーレの名前を利用しようとした生徒は全員、一週間ほど行方不明になり、シャーレと先生を崇拝し始めます。

 

風紀委員と正義実現委員会が中心になって何かしているみたい。

 

先生は苦笑いするだけで、止める気は無いみたいで。

 

先生がお仕置きするとお仕置きした生徒は高確率で目にハートが浮かび上がるので、先生も「良くはないが、助かる」と言ってました。

 

モテる男性は大変ですね。

今度の休みはクルセイダーちゃんに乗って補習部の皆と先生でキャンプ行きますか、ええ、一人だと無理でも皆となら先生に勝てるはず、覚悟してもらいましょう。

 

「えーっと、この書類は先生の所ですね」

 

 

最近先生はエデン条約関連で忙しいみたいですね。

けど、そんな時に先生は難しい表情でエデン条約当日の不安を漏らしました。

 

先生が言うには、「コレ……、絶対当日にアリウススクワッドの大規模な襲撃が起こるだろ」と。

 

小さな勢力のアリウスがそんなことが出来るのですか?と先生に聞くと先生は「比較的小さな勢力のように感じるけど。本当に小さな勢力だと言う保証は何処にもないよ?」と言われてしまいました。

 

確かに私たちの知っている情報はアズサさんやミカさんの情報だけ。

 

更に先生は「ミカはアリウスを支援していた。それが無くなったから、アリウスへの補給も無くなったと言うが本当に補給が出来なくなったのだろうか? エデン条約を潰したいと考えている彼女達がその程度で諦めるか? それにミカがエデン条約を潰したいように他の誰かがまだアリウスを支援している可能性はないか?」

 

自問自答している先生の横顔は普段穏やかな表情ではなく、男性的なちょっと怖い表情でした。

 

エデン条約を潰したい。そんな人達がアリウス以外にもいるのでしょうか?

 

「トリニティ総合学園は今はナギサ様を中心に纏まってます。ナギサ様の対抗馬になりそうな方は居ませんよ?」

「トリニティは、な」

「トリニティは?」

「……ゲヘナ」

 

先生の言葉に私も考えます。けれど、シャーレの活動でゲヘナの生徒のこともある程度知っています。

 

「風紀委員会とヒナさんが居ます。今回の騒動のこともありますから、ヒナさんがゲヘナには目を光らせているのでは?」

 

「確かにな。現時点でアリウスにゲヘナが協力する理由が無いが」

 

 

エデン条約調印式の日に、シャーレ所属の生徒を大量に連れていくことは出来ません。

 

シャーレは各エリアの治安維持、トラブル解決。謎の巨大兵器などの討伐。カイテンジャー程ではないにしろ、強い不良生徒達を押さえているので。

 

ただ、今回の騒動を鑑みて、エデン条約当日は出来るだけ強いシャーレ所属の生徒に参加をお願いしているようです。

参加するのは便利屋68の人達と美食研究会の人達。ただ、これだとゲヘナの生徒達ばかりになるので私達補習授業部も参加することになりました。

 

戦車も先生の四号戦車・ブルーちゃんとクルセイダーちゃん。

便利屋さん達と美食研究会さん達の為にシャーレが回収したクルセイダー二両持っていくそうです。

 

「なーんか、引っ掛かる」

「引っ掛かるですか?」

「うん、ゲヘナはヒナが居る。政敵だけど生徒会もしっかりしている。生徒会役員有能だ」

「そうですね」

 

しばらく先生はうんうん唸っていましてけど、小さく息を吐くと手を叩いて「悩むの一旦止め!」と言いながら、私に近づいてきて。

 

「今からメシ食うけど一緒に食うか?」

「あ、はい」

 

私は先生の部屋で楽しい時間を過ごしました。

 

 

そして、エデン条約当日。

 

あの時、会場の外に居た生徒達全員がこう思ったと思います。

 

 

 

 

先生、空、飛べたんですね。

 

 

 

数秒遅れて、爆音が轟き私達は一斉に叫びました。

 

 

 

「「「「「「先生ーっ!!!!!」」」」」」

 

 

 

先生は言ってました。

 

 

ーー男はな。いざという時、身体を張って女を守るべきだと。

 

 

 

 

 

 

『ーー緊急連絡! こちら、美食研究会! 先生の読み通り地下から敵襲!』

 

「アルちゃん!」

「ーーっ!? 分かってるわ! 仕事をするわよ」

 

「わ、私達も手筈通り動きます!」

「ひ、ヒフミ! せ、先生が!」

「大丈夫です! 先生は大丈夫です!!」

 

動揺する周囲にしっかりと聞こえるように私は大声で叫びました。

 

「先生はミサイルが当たっても死にません!!」

 

 

先生は絶対に帰ってくる。

 

私は先生を信じて、クルセイダーちゃんに乗り込みました。

 

 




マコトおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!

いや、本当に。エデン条約編終わった後、ビックリしたよぉ(^-^;
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。