最近アオハルに精を出してますが、優勝出来ないです。何あれ、強すぎやん。けど5戦中1戦勝てるようになってきたからこのままいけば勝てる可能性が見えてきた気がします。
ぐっちゃんパイセン、ヒロインにしちゃったけどこれ大丈夫かなと書いているとすごく不安になってくる。けど、後悔はしていない。
色々と主人公がやってますが、ガバってるかもしれないです。結構無理やり押し通してるんで
スベテノハジマリ
ファーストオーダーまで残り数日となった中、俺は自室にこもってとある礼装を作成していた。
流石にカルデア仕様のものとは比べられないが、それでもあの爆発をせめてAチームのメンバーぐらいは生き延びて欲しい。その想いからだった。
何も他のマスター候補は見捨ててもいいという訳では無い。だが、訓練の合間に誰にも知られずに礼装を造るというのは途方もない事だったし、今かろうじて完成に近づいている物が精々6、7個。よくもまあこれだけの数を作れたと自分ながら思う。
この限られたものを誰に託すか。それは戦力的にも心情的にもAチームを優先するのは当たり前だった。
錬金術の中に、物体の構造を把握するものがある。コイツを使ってある時調べたのだが、どうやったのか爆弾は既に床の中にあったし、さらに調べれば爆弾自体に探知の魔術がかけられていた。少しでも手を加えようものなら即バレてしまう。もはや取り除くことは不可能だろう。
よって、爆発の威力は分からないが対物理防御の魔術を組み込んだ礼装を造るに到った。
「これ、初めて作った割にはいい出来かな」
錬金術を極め、時計塔で色々と知識を得たことが役に立った。
後はコレを渡すタイミングだがそこは当日でいいだろう。寧ろ当日にしないと何か対策されそうな気がするし。
「お邪魔するわよ‥‥って何それ?」
「ん?あぁ、ヒナか。ちょっと例の爆発に備えて作ってるんだ」
「なるほどね。けど、本当に爆弾による爆発なんて起きるの?レフだって特に行動を起こしそうにもないし‥‥」
「確実に起こるさ。実際、調べてみたらもう爆弾はセットされてたからな」
「そう‥‥。それにしても、今日はあの動物は居ないのね」
「フォウならこのところマシュの方に付きっきりだ。俺の方は偶に来るぐらいだな」
「ふーん」
ヒナが部屋のベットに腰掛ける。何しに来たんだ?
「それで?なんか用があって来たのか?」
「別に何か用があった訳じゃないわ。用がないと来たらダメなの?」
「そういう訳ではないが」
「ならいいじゃない」
それから無言の時間が過ぎて行く。俺は最後の工程を。ヒナはそんな俺を見ている。
見ていて面白いものでも無いだろうに
「ここから耐久力を上げるには‥‥‥魔力の自動吸引の量とその効率他も金合わせないと‥‥‥」
(もうすぐ9時か‥‥。まだ終わらなさそうだし、食事でも持ってきて上げましょうか)
集中をして作業していたが、声をかけられてふとそちらを見るとそこには2つの料理ののったお盆を持ったヒナが居た。
「一旦休憩がてら食事にしましょう。もう遅い時間だし、根を詰めてもいい事ないでしょ」
「一理あるな。じゃあ一旦ここで切り上げるか」
ヒナの言葉に従い取り敢えず食事をする事にした。メニューはどちらもカレーだった。
「適当に頼んだけどそれで良かったかしら」
「カレーか。久しぶりに食べるな」
以前食べたのは何時だったか。ここ数ヶ月は食べていなかったからこの味が懐かしく感じる。
食べ終わってからも作業を少しだけ続け、キリのいいところで止めていざ寝ようとするとそこにまだ部屋にいるヒナの姿があるのは何故だ。
「‥‥何でまだいるんだ?」
「どこに居ようと私の勝手よ。‥‥ナニ?悪い?」
「悪くは無いが、堂々と俺のベットで横になっているのは誘ってるのか?」
「ドストレートに聞くな!‥‥私だって人肌恋しくなるもの。悪い!?」
「‥‥察し悪くてすまん。まぁ、据え膳食わぬはなんとやらだ。魔術も張ってあるしな?」
「久しぶりなんだから優しくしてよ?」
「それは承諾しかねる」
それから結構な時間ハッスルし、そのまま寝落ちをしていた。起きた時、お互いに生まれたままの姿だった。
「‥‥もぅ。朝っぱらから元気すぎ」
顔を紅くしたヒナが可愛らしくてついそのまま二回戦ほどヤッてしまった。
何故か成長していく事にこっちもおかしいレベルで成長してしまった俺。お陰で性欲魔人みたいに盛ってしまう事ばかり。なんだカナー、相手を満足させられないよりはマシだが、なんだカナ〜。
「ほら、ぼーっとしてないでさっさと着替える。今日も訓練あるでしょ」
当たり前のようにヒナの服も俺の部屋にある事はもう疑問に思わない。結構前からこれだから。
「りょーかいりょーかい。そんなに急かさなくてもちゃんと準備するから」
ハジマリまで残りわずかな期間。ここで失敗するわけにはいかないから。
〇☆〇☆〇☆〇☆
「よっ。いよいよだな」
「アルか。‥‥そうだな、いよいよだ」
「あらあら!なぁに皆で集合なんて。別に約束とかしてないでしょ?」
「そう言われるとそうね。偶然到着時間が同じっていうのは珍しい事もあるものね」
「‥‥入口付近で集まられると入りずらいからやめてくれ。僕らみたいな凡人は気後れして入れなくなるから」
「カドック。この輪に入れてる時点でアナタの凡人と世間一般の凡人は定義が違うことに気づきなさい」
いい感じに気の抜けたやり取りをしながらブリーフィングを行う部屋へと入る。周りでチラホラと遠巻きに見ている人が居るからカドックの言葉通りではあったな。
「そうだ。キリシュ、後でAチームだけ集めてくれないか?渡しておきたいたものがある」
「おや、わざわざ余人は排除する様な言い方をするとは‥‥。分かった。このブリーフィングが終わったらそれとなく集めよう」
小声でキリシュに頼んでおいて、席に着く。
マスター候補総勢47人のうち46人は時間通りに集まり、少し遅れて3人の人物が部屋に入ってきた。
一人目はマシュ。
二人目はレフ・ライノール。
三人目は最後のマスター候補の男。名前は恐らく藤丸立香だろう。
実は今回、レフとは何故か交流がほとんど無かった。会っても挨拶を交わす程度、その方が好ましいといえば好ましいがAチームなんだし、結構交流あるだろうと身構えていたから肩透かしを食らった気分になったものだ。
「‥‥さて。予定より少し遅いですが全員集まりましたね。特務機関カルデアへようこそ。私は所長のオルガマリー・アニムスフィアです。あなた達は各国から選抜、或いは発見された稀有な才能の持ち主です。ですが、それはあなた達の持っている才能が特別なのであって、あなた達自身が特別というわけではありません」
なんともまあ、トゲのある言い方だ。所長として舐められない為、選ばれた事は特別ではあるがそれで図に乗るようなことを避ける為、など色々と考えた結果なのだろう。
しかしその言葉に不満を持つ者もいる訳で、少し騒がしくなる。
「静粛に!納得がいかないなら今すぐこのカルデアから去りなさい!‥‥結構。このカルデアでは」
『すぴー』
これはまた大きな寝息だな。
寝息の聞こえた方を見ると、そこには見事に寝てしまっている遅れてやってきた彼がいた。
「あらあら」
「ふん。随分と気の抜けた事だ」
「いや。遅れてやってきたという事は到着したばかりで、かつ戦闘シュミレーションの初体験をしたばかりという事だろう。そう邪険に扱うものではないよ、カドック」
「47番藤丸立香、一般枠ね。‥‥‥‥起きなさい!」
「ふぁ!?」
「遅れてきた事からも、そうなる原因は分かっているつもりです。しかし、この場で寝るなど言語道断!罰としてファーストミッションは外れてもらいます。良いですね!」
「え?‥‥え?」
頭にハテナを浮かべながら何が何だか分からないといった様子で部屋から出された藤丸君。これは仕方ない事だ。予定調和ですらある。
「んん!説明を再開します。私たちカルデアは‥‥」
そこから説明されるのは、カルデアという機関の簡単な説明と今回レイシフトで向かう場所と年代、そしてやるべき事。
場所は冬木市。時間は2004年。
地球に魂があると仮定してその魂を複製して作られたカルデアスと呼ばれる極小の地球。その表面に光を観測し続ける限り100年先まで人類史の未来を約束するカルデアスから突如として光が消失。
これを調べていくうちに一つの特異点を検出。それこそが2004年の冬木市。現在まで続いてきた歴史の中で観測する事が出来ない、存在しないハズの歴史。
この特異点へと向かい、今回の未来消失の原因を捜索、これを破壊することを目的としている。
「以上が今回の作戦の目的です。ミッション開始は10分後とします。急いで準備をするように!」
〇☆〇☆〇☆〇☆
ブリーフィングが終わり、魔術礼装でもある戦闘服に着替えた後キリシュが誰も居ない部屋にAチームだけを集めてくれた。
「キミの言葉通り、皆を集めた。それで渡したいものとは?」
「コレだ。保険として作った魔術礼装を渡しておきたかったんだ」
「指輪の魔術礼装‥‥保険って一体何の?」
「ソイツの効果は物理防御なんだが、もし特異点に行ってサーヴァントを召喚する前に襲われた場合、対処が間に合わない可能性もあるだろ?そんな時の為にな」
「なるほどな‥‥ヴォーダイムならいざ知らず、僕みたいなやつには重宝するモノか。‥‥何故僕たちだけに?」
「寧ろ私たちへよく用意出来たってトコロかしら。数週間程度で礼装を作れるわけでもないはずだからねぇ?」
「錬金術併用して、効果を単一に絞って強引に造った。ただ、急ピッチで造ったから効果の調整が間に合ってないけどな」
事実、かなり無茶をして作ったものだ。原作知識というアドバンテージのお陰でレフが敵であることは知っていたが他にいないとも限らないし、そうでなくとも俺が礼装を作っていること話されかねない状況だった。
「ではありがたく受けとっておこう。さて、行こうか」
全員が身につけて、時間に遅れるわけにもいかないから、少しだけ急ぎながらコフィンのある部屋に向かう。
実は礼装の機能として言っていない機能がついている。それは連動機能でどれかひとつでも起動すれば他も全て起動するという、普通なら付けることない機能。あえてこの機能を付けているのはこの礼装が爆発事故用の為だ。
果たして防ぐことが出来るかの不安は残されているけどな。
「来たわね。‥‥それではこれからファーストミッションを始めます!目標は観測された空間特異点冬木市。目的は全員コフィンに」
掛け声と共に各々のコフィンへと向かい、中に入る。ここからが勝負だ。コフィンが起動し、蓋が閉じ始めると同時に礼装を起動‥‥‥頼むから失敗だけはしてくれるなよ!
ドガアアアアアアアン!!
礼装を起動した数瞬の後に爆発が起こるが、正直その威力を舐めていた。コフィン越しとはいえ、その衝撃と熱は酷いものだ。
「‥‥‥!!‥‥‥‥づ、あ”」
頭から血が流れているのを感じ、意識は朦朧とするがすぐに死ぬ、という事は無い。救助されるまでの時間が稼げる位には防げた、と思う。
「‥‥
それは触れた物体を解析、自身の魔力を溶け合わせ、それを爆発させて吹き飛ばし、破壊する魔術。
コフィンの蓋を無理やり吹き飛ばす事で、外へ出る。
無理やり這い出でることで確認できる周りの現状は凄惨、の一言に尽きた。
「殺意が強いな‥‥これは」
一切の例外なく、この部屋にいた者を全員殺そうという殺意を感じ取れた。
《観測スタッフに警告。カルデアスの状態が変化しました》
《シバによる未来観測データを書き換えます》
アナウンスを聞いて、部屋中央にあるカルデアスを見ると真っ赤になり地表全てがマグマになったかのような状態だった。
《 近未来百年までの地球において
人類の痕跡は 発見 できません。
人類の生存は 確認 できません。
人類の未来は 保証 できません。 》
現実としてこれを目の当たりにすると、恐ろしいものだ。人類は過分なく、平等に、悉く死した。自分の家族も、大切な人も。それを事実として突きつけられるのは、思わず叫びたくなる。
「これが現実と、ゲームの違いか」
FGOをやり始めた時は、”うわぁ‥‥”なんて思ったりもしたが結局はゲームだ。そこからどういったストーリーになるのか、とかそんなことを考えるぐらいだ。
だからAチームのメンバーだけでも救おうと動けた事は自分によくやったと言いたいし、今の自分の現状から考えて重症で気絶はしているだろうが生きているであろう事は僅かでも救えたと思えた。
烏滸がましい事ではあるが、知識として展開を知っているのに何もせず見過ごすというのは良心の呵責に耐えられないと感じていたから。
異星の神だとか、異聞帯を育てるクリプターだとか、そんなこと知ったこっちゃない。俺は生きたいように生きて、目の前の救える人だけでも救っていくつもりだ。その結果原作とは違う結末になろうとも。
《コフィン内マスターのバイタル、基準値に 達していません。レイシフト 定員に 達していません。当該マスターを検索中‥‥発見しました》
《適応番号6 アルヴァス・ドラクレア、適応番号47 藤丸立香 をマスターとして 再設定 します。アルヴァス・ドラクレアのバイタル 低下を確認。しかしそれでも基準値を下回る 結果 にはならないと判断。このまま レイシフト 開始に移行》
マジかよ。今にも気絶しそうなんだが、何をどう判断すればそんな結論に至るんだよ。
《アンサモンプログラム スタート。霊子変換を開始 します》
事ここに至ってはどうしようも無い。
「死なないように頑張りますか。‥‥一先ず、送られた先でイキナリ襲われることは無いと願おう」
《レイシフト開始まで あと3、2、1。全工程
今回はここまでです。少し短いですが、キリが良かったので
あとちょっと不安になってるんですけどタグでキャラ崩壊とかって付けた方がいいんですかね、これ