【WR】虹ヶ咲RTA_称号『虹の楽園』獲得ルート   作:一般紳士君

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Eutopiaァァァァァ!


アニガサキ2期1話見ました。感想等は後書きで。
多分ネタバレも含まれちゃうので、それが嫌な人は後書きを見ないで本編を1145141919回見てください。


サイドストーリー Part18/m

「もっと男~! かすみんが来てあげたよ~!」

 

 かすみちゃんが元樹の教室の扉を勢いよく開ける。あまりにも突然の出来事だったので中にいた人達も驚いてこちらを見ている。

 

「こらっ! そんな乱暴に開けちゃダメでしょ!」

「いたっ!」

 

 しずくちゃんがかすみちゃんの頭を軽くチョップする。

 

「うちのかすみさんがごめんなさい……」

「しず子、なんかお母さんみたい」

「ほら、かすみさんも謝って」

「え、ご、ごめんなさい……」

 

 やっぱりかすみちゃんとしずくちゃんは仲がいい。私が入る隙間なんかないくらい……。これがきっと親友というものなのだろう。

 

「ね、りな子。りな子もそう思うでしょ?」

「……え? ごめん、聞いてなかった」

「もー、いきなり暴力をふるうなんてしず子って酷いよねって話。りな子もそう思うでしょ?」

「ドアをあんな乱暴に開けたかすみさんが悪いよ。璃奈さんもそう思うよね?」

 

 これは私を気にかけてくれたのか……ううん、きっと違う。2人が元樹を大切に思っているように、きっと私のことも大切に思ってくれてるんだ。顔を見て、声を聞くだけでそれがわかる。

 

「……うん、今回はしずくちゃんが正しいと思う。璃奈ちゃんボード『裏切り』」

「ちょっとりな子!」

 

 頬を引っ張ってくるかすみちゃんを放っておきながら、ボードの横から教室の中を覗き見る。角度的に死角も多いけど、見える範囲には元樹はいない。見えない範囲にいるのかとも思ったけど、それだったらこの騒ぎを聞いて見に来てくれるよね。お手洗いにでも行ってるのかな。

 

「あの、どうかされましたか?」

 

 教室から出てきた子が話しかけてくる。何度か見たことある、元樹に好意を持ってるかもしれない子だ。やっぱりクラスメイトだったんだ。間近で見ると私の何倍も可愛い。

 

「もと男を探しに来ましたー」

「もと男……? えっと、誰のことでしょうか?」

 

 かすみちゃん、他の人にもその呼び方で通すんだ……。

 

「えっと、元樹のことです」

「元樹……もしかして堀口さんのことですか?」

「そうそう! 元樹はいますかぁ?」

「堀口さんなら今はいませんよ。ご友人とお食事に行っています」

「そっかぁ……」

 

 元樹の友達……誰だろう。教室で食べてないってことはクラス外の友達なのかな。もちろんクラスの友達と学食を食べてるって線もあるけど……いったんそれは考えないことにする。クラス外の友達は同好会の皆しかいないって言ってたし、きっと同好会の誰かと食べてるんだろう。侑さんと歩夢さんと一緒に食べてるのかも。先輩の中だとこの2人と特に仲がいい気がするし。

 

「用件を伝えておきましょうか?」

「ううん、大丈夫。ありがと」

「わかりました」

 

 3人で集まる。

 

「もと男いないって。どうする? 探しに行く? それとももと男抜きでお昼にする?」

「うーん……」

「私はこのまま元樹抜きで食べた方がいいと思う。この学校広いから探しても多分見つけられない」

「それもそっか。運よく見つかってもお昼食べる時間ないかもだもんね」

「うん。……?」

 

 横から視線を感じる。ちらりと横目で見るとさっきの子が私達を……いや、私のことをジーっと見ていた。警戒されてる……? その子も私が見ていることに気づいたのか、視線を逸らして教室の中に戻っていった。

 

「1年生皆で食べられないのは少し残念だけど、今日はこの3人で一緒に食べよっか。璃奈さんともっと仲良くなるいい機会だもんね」

「うん、私もしずくちゃんとかすみちゃんももっと仲良くなりたい」

「とりあえず移動しよっか。中庭でいい?」

「うん、いいよ」

 

 3人で廊下から中庭に移動する。

 

「りな子が同好会に入ってもう1週間くらい経つけど、まだ一緒にお昼食べたことなかったもんね」

「だからかすみちゃんが誘ってくれた時すっごく嬉しかった。璃奈ちゃんボード『わーい♪』」

「急に誘ったのに来てくれてかすみんも嬉しいよ。まぁしず子だけ返信がちょっと遅かったけど」

「今日はちょっと寝坊しちゃって……」

 

 しずくちゃんも遅刻したりすることあるんだ……少し意外かも。

 

「元樹が寝坊でもしたの?」

「元樹君もだけど、私も寝坊しちゃって……」

「しず子も寝坊するんだ。もと男と一緒だからって気が緩んじゃったんじゃないの~?」

「ん~……まぁそれもあるかな。いつもより登校にかかる時間が短いっていう安心感もあったし……」

 

 そういえばしずくちゃんの家は鎌倉なんだっけ? そこと比べたら、私と元樹の家は格段に近いかもしれない。

 こんなことを話している間にも中庭に着いた。かすみちゃんがレジャーシートを敷いてくれたのでそこに3人で座る。

 

「もと男の家ってここから近いの?」

「うん、そこそこ近い」

「いつもの登校が嫌いなわけじゃないけど、今日はいつもより楽だったし景色も新鮮で楽しかったなぁ。まぁでも寝坊した一番の理由は夜ちゃんと寝れなかったからかな」

「2人で夜更かしでもしたの?」

「そういうわけじゃないよ。元樹君は12時過ぎには寝てたし。でも私は元樹君に抱きついてたから、寝たふりはしてたけどドキドキして全く眠れなくて……」

「えっ!? もと男に抱きつきながら寝たの!?」

 

 かすみちゃんは驚きながら、しずくちゃんとの距離を詰めて問い詰めている。問い詰めるまではしないけど私も結構驚いている。きっと何かは起きただろうとは思ってたけど……まぁ私も同じことしたし、あれが初めてというわけでもなかったし、そこまで難易度の高いものではないのかもしれない。しずくちゃんって意外と大胆だから。

 

「変なことされなかった!?」

「大丈夫だよ。何もされなかったというか、何もしてくれなかったというか……」

「なんで残念そうなのさ……」

「だって魅力がないみたいで少し悲しい気持ちになるんだもん……」

 

 しずくちゃんの気持ちもわからない。一緒の布団で寝たり、目の前で寝たふりをしていても元樹は何もしてくれない。

 

「でも元樹はしずくちゃんに魅力を感じてないってわけじゃないと思うよ。きっと元樹は……」

「うん、言わなくてもわかるよ。元樹君はきっと優しすぎるんだよね。私達を傷つけないように……」

 

 この前も寝ている私にそっと毛布をかけてくれたり、ただただ優しいんだと思う。それがわかるから、悲しくなるよりもますます好きになっちゃう。

 

「璃奈さんは元樹君と寝たことあるの?」

「……それはどっちの意味?」

「うーん……じゃあエッ」

「普通の意味で!」

「そっちならいっぱいあるよ。この前お泊まりした時は久し振りだったけど、小学校や中学校の時はいっぱいしてた。元樹のことを好きになる前も」

「ドキドキしたりしないの?」

「最初はずっとドキドキしてたけど、今は平気かな。むしろいつもより落ち着いて寝られる」

 

 好きになる前は平気だったのに、好きになった途端急に恥ずかしくなったのを今でも覚えてる。ドキドキして、でも心地よくて、勇気を出して手を握ってみたら優しく握り返してくれた。昔の元樹は今よりも甘えんぼで、今では考えられないくらい恥ずかしがりだったから、寂しい時とか私の手を握ろうとして手を伸ばしたり引っ込めたりしていた。そんな元樹が可愛くて愛おしくて、いつもギュっと握って起きるまで放さなかった。今はもう二度と経験できないことだけど、私にとってはとっても大切な思い出だ。

 

「……なんか、りな子幸せそ~」

「そう、かな?」

「うん。すっごく幸せですって顔に書いてあった」

 

 そっか、私顔に出てたんだ……

 

「あれ? かすみん何か変なこと言った?」

「ううん、何でもない」

「それで璃奈さんは何考えてたの?」

「元樹との思い出」

「そっか……いいなぁ、かすみんももと男と一緒のベッドで寝たいなぁ」

 

 ……これはどういう意味なんだろう。まさかとは思うけどかすみちゃんまで……

 

「かすみさんもお泊まりしたら?」

「それは今日するんだけどぉ……」

「え、す、するの? それも今日?」

「うん」

 

 全く知らなかった……。いつの間にそんな約束をしたんだろう。元樹の方から? それともかすみちゃんから?

 

「でも一緒に寝よって言うのが恥ずかしくて……」

「多分大丈夫だよ。私は元樹君の方から一緒に寝ようってお誘いされたし」

「私は勝手に潜り込んだ。璃奈ちゃんボード『潜入』」

「怒られなかった?」

「うん、大丈夫。かすみちゃんが潜り込んでもきっと受け入れてくれる」

「そっかぁ……潜り込むのも恥ずかしいけど、もと男と一緒に寝たいし頑張ってみようかな」

 

 普段では見られない、頬を赤く染めて小さく、でも幸せそうにはにかむかすみちゃんに私までドキッとしてしまった。それと同時に私の中の仮説が確信に変わってしまった。

 

「かすみちゃんって元樹のこと好き……だよね?」

「……うん、好き。大好き」

 

 今度は恥ずかしがることなく、真っ直ぐと私の目を見つめてそう答えた。今の言葉からは嘘や偽りは全く感じられず、私への敬意と対抗心、そして元樹への愛が全身から伝わってくる。

 

「そっか。いつから元樹のこと好きだったの?」

「うーん……わかんない。想いを自覚したのは昨日だけど、きっとずぅっと前から好きだったんだと思う」

「昨日……? 何かあったの?」

「うん、ちょっとね。しず子に教えてもらったというか……」

「しずくちゃんに?」

 

 私はかすみちゃんと元樹は普通に仲のいい友達と思ってたけど、しずくちゃんはかすみちゃんが好意を持ってることに気づいてたのだろうか。

 

「その、璃奈さんごめんね」

「えっと、何が?」

「勝手にライバルを増やすようなことして……」

「ううん、気にしなくてもいい。辛い思いをするかすみちゃんを見たくなかったんだよね?」

「うん……」

「だから気にしなくて大丈夫。私がしずくちゃんの立場でも同じことしたかもしれないから。それに……」

「それに?」

「……ううん、何でもない」

 

 同好会の誰かが元樹と付き合うことになっても、今の私は何の異存もない。むしろ皆なら満足だ。もちろん元樹のことを諦めたというわけではないし、元樹も私を選んでくれると信じてる。でももし元樹が私以外と付き合うことになったとして、その結果元樹が幸せになれるならそれでいいって思うようになった。

 同好会に入ってしずくちゃんとせつ菜さんの想いを知って、その強さを知って、自分の想いについて考え直す時間ができた。どうして私は元樹と付き合いたいのか。もちろん元樹のことが好きっていうのもあるけど、一番は元樹を幸せにしたいから。元樹に幸せになってほしいから。私だけが元樹を幸せにできる、ずっとそう考えてた。でもそれは間違っていたのかもしれない。しずくちゃんもせつ菜さんも、そしてきっとかすみちゃんも私と同じくらい元樹のことを想ってる。きっかけはどうであれ、その強さは私にも負けてない。だから元樹を幸せにしてくれるかもしれないかすみちゃんが想いに気づいてくれるのは大歓迎だ。もちろん負けるつもりなんてないけど。

 

「ねぇねぇ、2人はもと男とどんなお泊まりしたの? ちょっと参考にさせてほしいな」

「私は元樹と一緒にご飯を作って、その後お風呂に入るまで一緒にゲームしてたかな。お風呂から上がった後は私がうっかり寝ちゃってたから、それ以外は何もできなかった。でも満足」

「私の時は元樹君が全部ご飯を作っちゃったな。元樹君の美味しい手料理を堪能して、お風呂に入ってからは一緒に宿題をしたよ」

「元樹嫌がらなかった?」

「嫌がってはいなかったかな。大変そうにはしてたけど……」

 

 なんか元樹は最近ちょっと変わった気がする。あんなに嫌だ嫌だ言ってた勉強もちゃんとやってる。もちろん嬉しい変化だ。少し前にあった部内勉強会でも話を聞いた限りでは学力もちゃんとついてきてるようだった。中間試験では赤点いっぱいで補習地獄だって言ってたけど、この調子なら期末試験は大丈夫そう……かも。

 

「あとは映画を見て……あ、そうだ! 私ね、元樹君とキスしちゃった!」

「「え……」」

 

 また私の知らないところで元樹の唇が……まぁ、目の前でされても困るのだけれど。今のところせつ菜さんの2回としずくちゃんの1回かな。

 

「ど、どんな風に!?」

「こうやってね、ギュゥ~って抱き合って、見つめ合いながらちゅ~って」

「はわわ……」

「璃奈ちゃんボード『ドキドキ』……」

 

 その時の状況を再現しているのか、しずくちゃんがかすみちゃんのことを抱きしめている。もちろんキスまではしていないけど、今にでも繋がってしまいそうなくらい顔が近い。かすみちゃんも顔が真っ赤だ。

 

「えへへ……もう1回したいなぁ。知ってる? 元樹君の唇ってね、すっごく柔らかいんだよ。ぷにぷにーってしてて感触もいいし、元樹君の唾液もすっごく美味しいの。それにキスする時は優しく抱きしめてくれたし、頭まで撫でてもらっちゃった」

 

 その場の光景が容易に想像できるくらい丁寧に語ってくれる。羨ましい……私ももっと積極的に行くべきなんだろうか……。

 

「むぅ……」

「どうしたの、かすみさん。もしかして嫉妬しちゃった?」

「……ぷいっ! しず子なんて知らない!」

 

 かすみちゃんが拗ねてそっぽを向いてしまった。でも口をモニョモニョとさせていて、キスを意識してしまっていることが丸わかりだ。これは1回増えちゃうかも……。




感想とか評価とかはいいからいっぱいアニガサキ見て(定期)


皆様はアニガサキ1話はご覧になられましたでしょうか? 私はリアタイしました。単刀直入に言えばサイコーハートです。

まずは何といってもランジュちゃん、もちろん愛嬌があって可愛いのだけれど、圧倒的強者の風格があってカッコよさの方が印象に残っています。
ランジュちゃんの新ソロ曲『Eutopia』すごかったですね。いきなり最高の曲が来たなーと興奮して見ていました。今後の挿入歌、何曲あるかはまだわかりませんが、他の曲もきっとEutopiaにも負けず劣らずの最高な曲が来るのだろうと考えるとワクワクしてきますね。PVのランジュエッッッッ! 早くフルで聞かせろ。
対立、というよりはライバルになるまでの展開の持っていき方もすごくよかったと思います。ほんといい感じに調理したなぁと感心しました。

次に果林ちゃん。あの動画の果林ちゃんが最高でした。多分このRTA内でいずれ使われることになると思います。隙を見せた果林ちゃんが悪い。

そしてED『夢が僕らの太陽さ』、まず絵が最高にきゃわわでした。しんみりと心に響いてくる感じの曲で、最終話が近くなってこの曲を聞くと多分心が爆発すると思います。早くフルで聞かせろ。
EDの最後の方の侑ちゃんと同好会の12人、それからジャケットを見て、なんだか12人が見送っているような構図に私は見えました。勝手な考察ではありますが、侑ちゃんが同好会の皆を応援しつつ、音楽の道も突き進むということで留学する道を選んで、それを皆が見送る、みたいな結末になるんじゃないかなーと勝手に考えていました。絶対間違っていると思いますが。

ついでにカップリング曲の『繚乱!ビクトリーロード』、ただただ強すぎる。最初に聞いた時1話の印象が全て吹き飛びました。歩夢ちゃんの声が可愛すぎてほんま……早くフルで聞かせろ。

最後に栞子ちゃん、サキュバス栞子ちゃんはどこ……ここ……? 栞子ちゃんの感情はどこ……ここ……? でもあの感情なさそうな栞子ちゃんがちっちゃなリボンを髪につけているのが可愛すぎて髪飾り強く結び直しました。
個人的に好きなシーンは、ランジュちゃんに反省文提出して、役目でしょって言った後振り返るシーンです。そのシーンの栞子ちゃんが妙に可愛かったんですよね。

以上、一般オタク紳士君からでした。
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