【WR】虹ヶ咲RTA_称号『虹の楽園』獲得ルート   作:一般紳士君

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Chu! 本編の執筆が全く進んでないのに単発の番外編出したり、忙しいとか言いながらウマ娘やってたり、執筆するかぁって編集ページを開いてから1文字も書かずに寝たり、初投稿じゃないのに初投稿しちゃってごめん。


サイドストーリー Part21/m

「もとき~! おっはよ~!」

「あ、おはようございます」

 

 待ち合わせ場所に着くと。退屈そうにスマホをいじりながら柱にもたれかかる元樹がいた。

 

「ごめん、遅くなっちゃった。もしかして結構待たせた?」

「いえいえ、俺も今来たばかりですよ」

「そっかそっか」

 

 かなり退屈そうにしてたのに、アタシが来た途端ニコニコし始めた元樹を見ていると、こちらまでニコニコしてしまう。

 

「はい、これ元樹の分ね」

 

 家から持ってきたペットボトルのお茶を元樹に手渡す。

 

「えっと、なんでお茶?」

「今日はかなり暑くなるからね。季節外れだけど真夏の暑さになるらしいよ」

「へぇ、そうなんですか。全然知らなかった」

「だから水分補給を忘れないようにしないとね。ちゃちゃっと飲めるように先にお茶を買っちゃった! お茶だけに! あははっ!」

「……そうですね。心配だし一応璃奈に連絡しとくか

「ん?」

 

 何か呟いた後、誰かに連絡を送り始めた。誰宛てだろう? ……まぁいっか。連絡が終わったら移動し始めよう。

 

「すみません、お待たせしました」

「よしっ、じゃあ行こっか」

「ちょっと待ってください」

 

 駅の中に向かって歩き始めたけど、元樹に服を引っ張られて呼び止められた。

 

「ん? どうしたの?」

「今日の愛先輩の服装いいですね。すごく似合ってますよ。いつも以上に可愛いです」

「そ、そう? ありがと」

 

 唐突に褒められたから変な反応になってしまった。というか可愛いって……そういうのはりなりーに言ってあげてほしい。元樹の口から可愛いなんて滅多に聞けないのに、なんでアタシに言っちゃうかなぁ……。

 

「元樹もその服よく似合ってるよ」

「そうですか? ありがとうございます」

「そういえば元樹の私服姿を直接見るのは初めてだね。こうやって実物を見るとよりかっこよく見えるなぁ」

「そんなことないと思いますけど……ん? 実物? もしかして璃奈に写真とか見せてもらってました?」

「うん、そうだよ」

 

 同好会に入ったあの日、元樹と会う前にりなりーがいろいろと見せてくれた。私服姿とか寝顔とか。

 

「確かその服もりなりーが選んだんだよね?」

「そうですよ。自分で選んで買おうとしたんですけど、試着したら璃奈に似合ってないって言われて……それ以来外行き用の服を買う時はずっと璃奈に選んでもらってます。というか璃奈の方から誘ってきます」

 

 当たり前のように一緒に出掛けてるの微笑ましいなぁ。元樹の服を選んだあと、リナリーの服も一緒に見たりしてるのかな。すごい楽しそう! 楽しそうだから愛さんも参加したいけど、でも2人きりを邪魔しちゃいけないよね。

 

「ところで、今からどこに行くつもりなんですか?」

「最初はお台場に行こうかなーって。ジョイポリスとかもあるしね」

「あー、まぁ安定ではありますね」

「元樹はお台場遊びに行ったりするの?」

「それなりには」

「そっかぁ。じゃあお台場でのプランは元樹に任せちゃおうかなー」

「任せてください! 2人で楽しめるプランを考えてみせますよ」

 

 ドヤ顔で胸を張っている。こういう子供っぽくて可愛らしいところも元樹の魅力なんだろうなぁ。

 

 

 

「さて、最初はどこに行きましょう。無難にジョイポリですかね?」

「うん、いいよ」

 

 休日のお昼前だから混んでるかもしれないけど、待つ価値は十分あるくらい楽しいもんね。

 

「最近はりなりーとばかり行ってたから、りなりー以外とジョイポリに行くのは久し振りかも」

「俺も璃奈以外と行くのは初めてですね。……あっ、ジョイポリに行くならこれ使いましょうよ。割引券です。なんと驚異の50%offなんですよ!」

「え、すごっ!?」

 

 自慢げに掲げている紙には確かに50%offと書かれている。

 

「そんなのどこでもらったの?」

「さぁ……気づいたら財布に入ってたんですよね。前行った時にもらったのかなぁ」

 

 それってりなりーと一緒に行ってる時だよね? それを使うのはなんか悪いことしているような気分になっちゃう……。

 

「そういえば、この割引券ちょっと問題点があるんですよね。実はこれ、いわゆるカップル割なんですよ」

「うぇっ!? か、かっぷる!?」

 

 びっくりしすぎて大きな声を出してしまった。慌てて口を押えるも、周りの人の注目を集めてしまっている。恥ずかしさで思わず顔が熱くなる。割引券の裏面に書いてあるカップルという文字を見てさらに熱くなる。

 

「恋人じゃないのに使うのはちょっと……」

「まあまあ、いいじゃないですか。俺ら以外にもカップルじゃないのに使ってる人達いますよ。多分」

「でもりなりーに悪いし……」

 

 横目でちらりと元樹を見ると、不思議そうにしながら券をひらひらさせている。平然としているのというかなんというか……むしろ若干乗り気なようにも見える。どうして? 恋人のふりをすることに抵抗感とかないのかな? 何度も言うけど、この積極性をりなりーに対して発揮してあげてほしい。そうすれば一気に関係が進むと思うんだけどなぁ。

 

「……? まぁなんでもいいじゃないですか。さぁさぁ行きますよ!」

「あ、ちょっと!」

 

 元樹がアタシの腕を引っ張って進み始める。

 

「……もうっ、しょうがないなぁ」

 

 その気になれば引っ張り返して止めることもできるけど、元樹はよくわからないけどすっごい楽しそうだし、そんなことしたら治った直後の足をまた悪くしちゃいそうだし。嘘とはいえ元樹とカップルのふりをするのはりなりーへの罪悪感がいっぱいだけど……でも元樹の方から言い出したことだし、一度は止めたんだから仕方ないよね! って自分に言い聞かせよう……。

 

「あらら、今日も中は人多そうですね」

 

 エントランスにも声が聞こえるくらい盛り上がっているみたい。運よくチケット売り場は空いてるけど、アトラクションに乗るのは結構並びそうだなぁ。

 

「パスポート2人分お願いします」

「はい、パスポート2枚ですね」

「えーと、その……か、カップル割で……」

「カップル割ですね。お相手の方ははそちらの方で合っていますでしょうか?」

「はい。俺が愛さんの彼氏でーす」

「……」

 

 もちろんふりをしているだけなんだろうけど、でもその言葉に胸がドキドキする。一切動揺することなく言い切ってくるから……。平静な元樹に対しアタシが動揺しすぎているせいか、カウンターの人からすっごい疑いのまなざしで見られている。うぅ、冷静にならなきゃ……。

 

「……こちらの割引券を適応させていただきますので、半額になりましてお会計は000円です」

「は、はい……」

 

 よかった、ちゃんとカップルだと思ってもらえた……。バレないかとヒヤヒヤしちゃった。元樹が後で渡すと仕草で伝えてきたので、アタシがまとめて払っておく。

 

「はい、こちら2人分のパスポートになります。本日は賑わっておりますので、はぐれてしまわないよう、手を繋ぐのを推奨しています。本日はカップル連れの方が多いですから、ずっと手を繋いでいても目立ちませんよ」

「あ、ありがとうございます……」

 

 パスポートを受け取る時になんだかいろいろとアドバイスをもらってしまった。この感じほんとにカップルだって信じてくれてるんだなぁ……罪悪感がすごいよ……。

 

「愛さん、これ、俺の分のパスポート代です」

「うん、ありがとー。はい、元樹のパスポート」

「あざーす。早速中入りましょうよ。俺もう待ちきれなくて!」

 

 グイグイと引っ張ってくる元樹の手はいつもよりほんの少し、すこぉしだけ力強くて、心なしか声量も大きくて、ワクワクがこちらまで伝わってくる。そんなにジョイポリが好きなのかな。可愛いなぁ。

 

「うん、愛さんも待ちきれないな」

「よしっ」

 

 聞きなれない入場音を聞きながら中に入る。

 

「わー、相変わらず人がいっぱい……」

「ですね。今日からなんかアニメとコラボが始まってるらしいので、その影響もあるかもしれないです。ほら、あの人だかりの中心にキャラパネルがあるんですよ」

「へー、そんなことやってるんだぁ……あっ、だからいつもと入場音が違うんだ!」

「まぁそういうことなんじゃないですかね。見たことないアニメなんで知らないですけど」

 

 興味がないのか、アトラクションの方に目を向けている。早く遊びたいのかな? なんか元樹を見てたらアタシも早くアトラクションに乗りたくなってきちゃった。

 

「どこから行こっかな~。どれも楽しいからいっつも迷っちゃうんだよね」

「その気持ちすっごいわかります。俺も決められないんで、いつも璃奈に選んでもらってるんですよね」

 

 りなりーとの仲良しエピソードをこうさらっと出されるとニヤニヤしちゃうな~。

 

「うーん、どれにしようかなー」

「元樹は好きなアトラクションとかある?」

「好きなの……うーん、どれも好きなんですけど、頑張って一番を選ぶなら……ライブコースター、ですかねぇ」

「うん、じゃあ最初はそれに乗ろっか。ちょうど待機列もなくなってるし」

「それは今からステージショーがあるからじゃないですか? あそこに人集まってるし」

「へー、そうなんだね。なんか詳しいね。もしかして事前に調べてくれてた?」

「………………そんなことないですよ」

「ふぅん、さてははじめっから来る気満々だったなぁ~?」

「別にそういうわけじゃ……もしかしたらジョイポリ行くかもなぁって思って調べただけです」

「ふふっ、そういうことにしとこっか」

「……」

 

 あまりの可愛さに思わず頭を撫でてしまう。不服そうな目で見てくるが仕方ない。だってこんなところを見せられたら誰だってきゅんっとしちゃうよ。

 

「もうっ、早く乗りましょうよ!」

「はいはい」

 

 恥ずかしさに耐え切れなくなったのか、そそくさとライブコースターの受付まで行ってしまった。将来自分の子供と遊びに来た時とかこんな感じなのかなぁ。いやまぁ元樹はもう子供じゃなくて高校生なんだけど。

 

「ほらほら、早くしないと人が来ちゃいますって!」

「そんなに急かさなくてもわかってるって。それにそんな大きな声ではしゃいでたら係の人が困っちゃうよ?」

「あ、確かに……つまみだされたり出禁になったりしたら困りますし」

「そこまではならないと思うけど……でもやりすぎると迷惑になっちゃうから気をつけようね」

「はーい」

「よーしよし、聞き分けが良くて偉いねー」

「えへへー」

 

 なんかジョイポリに来てから元樹の精神年齢が低下してる気がするけど……まぁいっか。本人が楽しそうだし、何より見てて可愛いし! こんなにはしゃいでる元樹は初めて見たよ。こんなに可愛い元樹を何回も見てるりなりーがちょっとうらやましいなぁー。




実はA・ZU・NAとDiverDivaのユニットライブ現地参戦してきました。最and高でした。
QU4RTZも現地参戦が決まってるので今から楽しみです。
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