【WR】虹ヶ咲RTA_称号『虹の楽園』獲得ルート   作:一般紳士君

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にじよんあにめーしょん、終わってしまいましたね。楽しい時間をありがとうございました。2期やれ(脅迫)
ところで、にじよんあにめーしょんの放送期間3ヵ月の間に投稿できたのがたった4本ってマジ? しかも2月は1本も投稿してないとか、ほんまつっかえ。やめたら? クソザコ投稿頻度。

それから、スクフェスもサ終してしまいましたね。お疲れ様、スクフェス。ありがとう、スクフェス。こんにちは、スクフェス2。

終わるものがあれば、新たに始まるものもある。というわけで初投稿です。


サイドストーリー Part22/m

「ん~、楽しかった~」

「うん、すっごく楽しかったね」

 

 コースターを降りて伸びをする元樹につられてアタシも伸びをする。

 

「それにしてもノーミスだなんて元樹すごいね。愛さん負けちゃったよー」

「まぁこれで璃奈に負けたことないんで」

「いつもはりなりーとアトラクションで勝負してるの?」

「はい、そりゃあもうバチバチに。まぁこれ以外だと璃奈に負け越してるんですけど。いっつも無言Vサインで煽られるんですよね」

「あはは、りなりーもそんなことしたりするんだね」

「俺に対してだけですけどね。……あーでもしずくやかすみ相手ならやるかも。ほら、あの3人めっちゃ仲良いじゃないですか」

「そうだねー」

 

 3人ともタイプは全然違うのに、きっと気が合うんだろうね。皆ちょっと子供っぽいところとか、あとは好きな人とか。せっつーもだけど、皆元樹のことが好きなのに一切揉め事が起きないなんてすごいよね。もしあの中の誰かが元樹と付き合ってもずっと仲良しなんだろうなぁって確信できるもん。まぁ同好会以外のメンバーと付き合った時が怖いけど……。元樹と同じクラスの三船さんっていうあの女の子とか。

 

「さてさて、次はどれにします? 今ならどこもガラガラですよ」

「じゃああれやろうよ、VRシューティング!」

「いいですね。普段激混みですもんね」

 

 アトラクションの入り口を見ると誰も並んでおらず、待ち時間も0分となっている。1回あたりの時間が長いこともあり普段は数時間待ちが当たり前だから、こんなふらっとできるチャンスは滅多にない。

 

「愛先輩早く~」

「はやっ! いつの間に……」

 

 ちょっと目を離した隙にもう受付まで行っている……。元樹がこんなにジョイポリが好きだなんて思いもしなかったなぁ。ちょっとはしゃぎすぎな気もしなくもないけど……。

 

 

 

「ぁぁ……」

「だいじょーぶ?」

「しんどいっす……」

 

 15分間もプレイ時間があったのに、開始5分で元樹がバタンキューしてしまった。その後は息を切らしながらなんとかやってたけど、さすがに愛さんがそのまま逆転しちゃった。最初は本気でやっても勝てそうになかったのに、まさかこんな結果になっちゃうなんて……。

 いやでも確かにバックパックも銃も少し重たいし、長い時間動き回るから、よく考えればこうなるのは必然だった、のかな?

 

「ふぅ……次は愛先輩に勝ちますからね。勝ち逃げは許しませんよ」

 

 でも本人は楽しそうにしてくれてるし、気にしなくてもいいのかも。

 

「うん、いつ挑戦してくれてもいいよ。でも次はもっと大勢でやってみたいなー。皆とだったらもっと楽しくなるよね」

「あー、そうかも。璃奈は言うまでもないとして、侑先輩とかせつ菜先輩を誘うと楽しそうですね。こういうの好きそうですし。あとは果林先輩も誘ったら来てくれそうです」

「うんうん、次は皆を誘って来ようね」

 

 せっつーを呼ぶとりなりーがいろいろと苦労しそうだけれど……。あまりグイグイはしてないけど、せっつーも元樹のこと大好きだからなぁ。よくチラチラ見てるし。乙女なせっつーを見てたらあの裁判事件を思い出すよ。いやぁ、あの時のりなりーの威圧感すごかったなぁ……。

 

「次は何にします? 時間的にはあと2~3個かなという感じですが」

「うーん、そうだなぁ……すぐ近くにあるし探検隊にする?」

「探検隊……いいですけど、探検隊かぁ……」

 

 ため息交じりに元樹が答える。

 

「あれ、もしかして探検隊あんまり好きじゃない?」

「いやいやいや、そんなことないですよ。ただ璃奈に全敗してて、あんまりいい思い出がないだけで……」

「りなりーそんなに強いんだね」

「俺が戻った時にはもう写真を持って待ってますね。それでその写真をこれ見よがしに見せつけてくるんですよ」

「あははっ、元樹にかっこいいところ見せたいんじゃないかな?」

「いや、それはないと思いますよ。わざわざそんなことする意味ないですし」

「あー……」

 

 りなりーの気持ちが全く伝わってなくて悲しくなっちゃうなぁ。男の子も女の子も、好きな人にはいいところ見せたいんだってば。

 

「まぁそんな話を愛先輩にしても仕方ないですし、時間もないので中に入りましょうか。さっきは負けちゃいましたけどこれでは勝ちますからね」

「あ、ちょっと待って!」

「ん? どうかしましたか? 何か忘れ物でもしましたか?」

「ううん、それは大丈夫だよ。何か困ったとかじゃなくて、折角だから勝負じゃなくて協力しようよ!」

「協力、ですか?」

「うん、協力! 2人で一緒にクリアして、一緒に写真撮ろうよ」

「そういえば探検隊ってそういう遊び方するアトラクションでしたね。もう長いこと勝負しかしてなかったので忘れてました」

「あ、そこからなんだ……」

 

 勝負ばっかりじゃなくて、もっと協力とかして遊べばいいのに。りなりーも恥ずかしがり屋さんだからなぁ……今更言い出すのも恥ずかしいんだろうね。でも気持ちはわかるよ。

 

「愛先輩の言う通り、今日は協力して遊びましょうか」

「うん! 頑張ろうね、元樹」

 

 

 

「よしっ、これで3問目も正解。クッリア~」

「元樹、いえぇい!」

「いぇい!」

 

 元樹とハイタッチを交わす。中は騒々しいはずなのに、手と手が触れ合うパチンッという音が鮮明に耳に届いた。

 

「2人だったからサクサクっと解けたね」

「そうですね。自己ベスト更新……というか璃奈のベストタイムもほんの少しだけですけど超えました」

「ほんとっ!? やったじゃん!」

「はい、普通にびっくりしました。俺がどれだけ頑張っても越えられなかったのに、まさか1回で……」

「えっへんっ、これが2人の力だよ」

「おぉー」

 

 ちょっと誇らしげにしてみたら拍手なんてされて、少し気恥しくなってしまった。純粋に感心してくれてるのがわかるからこそ余計に気恥ずかしい。

 

「よ、よしっ、受付に戻って写真撮ろっか」

「混んじゃいそうですしね。さっさと戻りましょう」

 

 ステージショーがちょうど終わって、メインステージに集まっていた人の一部がアトラクションに戻っていく。探検隊の方に行く人が多いから混んでしまいそうだ。あそこ入り口が狭いから混むと少し困っちゃうんだよね~。

 

「あー、少し並んじゃってるねー」

 

 1階まで戻ってきたけど、ほんの少しだけ探検隊に列ができている。ちょっと遅かったかぁ。

 

「まぁ次のステージの時間までちょうどいいくらいの長さのアトラクションですからね、探検隊は」

「次のステージは何時からなの?」

「11時半からですね、ちょうど30分後。回転効率がいいんで、探検隊ならどれだけ待ったとしても30分以内で終われますし」

「よくそこまで覚えてるね」

「当然ですよ。待ち時間を短くして効率よくアトラクションをめぐるためには、アトラクションから人がいなくなるメインステージの時間を把握しとかないといけないですからね。昔は璃奈とゆりかもめに乗っている間に乗る順番をあーだこーだ相談したもんです」

「なぁるほど~」

 

 その情熱をほんの少しだけでも勉強に回してくれたらなぁ~って思ったけど、口には出さないことにした。最近はすっごい頑張ってるし、りなりーが言うにはちゃんと成果も出てるみたいだし。この前は電話越しだったけど、今度はすぐ隣で勉強を見てあげたいなぁ。

 

「ほら、そうこうしてるうちにもう列がはけましたよ」

「ほんとだね」

 

 ちゃちゃっと写真撮ってもらって、あと1個、どうしてもやってみたいアトラクションがあるんだよね~。

 

「……あれ? 宝物庫の入り口封鎖されてません?」

「あ、ほんとだ……」

 

 いつもなら端末で宝物庫の扉を開けて写真を撮ってもらうんだけど、テープでその入り口が塞がれてる。

 

「さっき受付したときはこんなんじゃなかったよね?」

「そのはず、です。あんまり自信ないですけど……」

「すみませ~ん。今ちょっとカメラ壊れてて、この中入れないんですよ~」

「あ、そうなんすね。愛先輩、どうします?」

「どうするって言われても……」

 

 壊れてるんだったら仕方ないよね。ほんとは記念としてほしかったけど、今すぐ直るなんてことあるはずないし。

 

「お客様の携帯で代わりに撮るといったことはできますが、いかがしますか?」

「撮ります! ね、元樹も一緒に撮ろ?」

「え。そこまで写真に対して情熱はないんですけど……」

「え~」

 

 スタッフさんに撮ってもらおうとしたけど、恥ずかしいのか元樹は離れていってしまった。

 

「ほら、元樹も撮ってもらおうよ~」

「え~、早く次のアトラクションに行きましょうよ~」

 

 うーん、ほんとにアトラクションにしか興味ないんだなぁ。スタッフさんも苦笑いしている。しょうがない、ここは少しだけ強引にやっちゃおっか。

 

「ほらほらっ、愛さんと一緒に記念写真!」

「え、ちょっ」

 

 元樹の腰に手を回し、強引に隣に引き寄せる。愛さんんもさすがにちょっと恥ずかしいけど、こうでもしないと撮ってくれなさそうだからしょうがない。

 

「撮りますよー。はい、ちーず」

「いぇーい!」

「……」

 

 この状態のままスタッフさんに撮ってもらった。不服そうな顔をしながらも、愛さんに合わせてピースはしてくれた。

 

「ありがとうございまーす。元樹にも送ってあげるね」

「まぁ……送ってくれるなら一応受け取っておきます」

 

 そんな風に言いながらも送った写真をすぐに保存してくれている。写真もよく見てみると、一見不服そうな顔に見えるけど、照れてるのか若干頬が赤くなっていて、口角も少しだけ上がっている。ちゃんと体もこちらに寄せてくれていて、一緒に写真を撮ろうという意思が伝わってくる。まったくもう、素直じゃないんだから。

 

「……なんですか?」

「いやー、元樹は素直じゃないなーって」

「…………邪魔になるんで出ましょう」

 

 端末を受付に返して、足早に外に出ていってしまった。そんな様子に思わずニコニコしてしまう。でもずっといると邪魔になってしまうというのもその通りなので、急いで探検隊から出て、元樹の隣に並ぶ。

 

「んーっ! 探検隊も面白かったね」

「いつもと違う遊び方だったんで、俺もめちゃくちゃ楽しかったです」

「それはよかった。愛さんもすーっごく楽しかったよ! また一緒にしようね」

「ぜひぜひ。愛さんとだけじゃなくて、今度璃奈とも協力してやってみます。まぁ来る機会があればですけど」

「うんうん、きっとりなりーも喜ぶと思うよ。すぐじゃなくてもいいから、りなりーと一緒にジョイポリ行ってあげてね」

「そうですね……璃奈と2人で出かける予定はあるので、可能ならその時に。まぁ行きたいところがあるのでジョイポリに来る余裕があるかはわからないですけど」

 

 えっ、2人でお出かけ!? 今初めて知った……もしかしてりなりー秘密にしてたのかな? いやまぁアタシに報告しないといけない理由なんてないんだけれど……でもすごくよかった! ジョイポリに行けるかわからないくらい行きたいところも決まってるみたいだし!

 どこに行くんだろ……映画とかかな? うぅ~気になる~。気になるけど、聞いたりしたらダメだよね。どっちが誘ったのかはわからないけど、もしかしたらプランを相手に秘密にしてるのかもしれないし。それにあんまり踏み込みすぎると邪魔になっちゃうもんね。うん、愛さんは2人のデートがうまくいくことを祈るだけにしておこう。




愛さんとのお出かけはめちゃくちゃボリューミーなので、本編で描写したところを一部カットしながらサクサクサイドストーリーを進めていく予定だったのに、本編で一切描写してないところをいっぱい書いてしまった……。
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