【WR】虹ヶ咲RTA_称号『虹の楽園』獲得ルート   作:一般紳士君

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あなたちゃん……もう一度……もう一度君の居る世界を創ろう

― 無限月読 ―


Part52/n

 イベントムービーをスキップできなくてタイム伸び伸びなRTA、はーじまーるよー。

 

 前回はりなりーに感謝のキスを拒絶されてしまい、意気消沈しながら入浴へと向かいました。今回はその続きからで、ほも君の入浴タイム……の前に、どうやら着替えの下着を持ってくるのを忘れてきてしまったようです。というわけで自室に取りに戻りましょう。

 

「ど、どうしたの?」

 

 ほも君がついうっかり下着を忘れてしまったので、それを取りに戻った次第であります。クローゼット物色させてもらうね。

 よし、見つけました。……と思いましたが、これはりなりーの下着でした。何故同じ籠にほも君とりなりーの下着が一緒に入ってるんですかね。そんなことしちゃあダメだろ!

 

「恥ずかしいから言わないでいい」

 

 ショーツだけじゃなくブラジャーまでも一緒に突っ込まれています。まったく、ほも君はだらしないというかデリカシーがないですね。こんなのりなりーが見たらプンプン丸確定ですよ。

 ふーむ、りなりーの下着は白ですか。何か装飾がついているわけでもないですし、際どいデザインでもありません。ほも君の家に置いておくものだから、あえてシンプルなものを置いてるんですかね?

 

「あとあまりまじまじ見ないでほしい……」

 

 おっとっと、りなりーに怒られてしまいました。恥ずかしそうにしながらも、しっかりと冷ややかな目で見てきます。ご機嫌取りとして、少しりなりーと雑談しましょう。そうですねぇ……ほも君不在の間、せつ菜ちゃんとどんな会話をしてたかでも聞きましょうか。

 

「んー、元樹のこと」

 

 ほうほう、ほも君のことですか。悪口とか言われてないか心配になりますね。鈍感だとか、いつも女の子を侍らせてるとか、あることないこと陰口を言われていたら……。

 

「それは絶対にないから大丈夫。せつ菜さんは人の悪口を言うような人じゃないから」

 

 それもそうですね。りなりーもせつ菜ちゃんも、どころか同好会メンバー全員、他人の悪口は言わないですもんね。

 では一体ほも君のナニについて話していたんでしょうか。2人がほも君のことをどう思ってるのか、気になっちゃうってはっきりわかんだね。

 

「……せつ菜さん、どう?」

『えぇと……と、とっても大事な可愛い後輩……ですよ?』

 

 なるほど、大事で可愛い後輩ですか。そこは「大好き、ほも君に片思い中、らぶらぶりん」とか言うべきダルルォ!? まぁ私はせつ菜ちゃんのこと大好きなので、実質両想いですけどね。あ^~早くせつ菜ちゃんと通ずる突っ込むしたいです。

 ほも君自身は大事な後輩と言われてとっても嬉しいようで、ずっとニヤニヤしてます。愛されて嬉しいねぇ。最終的に11人からの愛を受け止める必要があるのですが、この程度で満足しているほも君に受け止められるのでしょうか。

 ところで、りなりーはほも君のことをどう思ってるんですか? りなりーの告白も聞きたいです。

 

「……言わないとダメ?」

 

 当たり前だよなぁ? 先輩に言わせておいて、自分は言わないはなしですよ。

 

「……何よりも大事で、大好きな幼馴染」

 

 ふむふむ、最後を幼馴染にしたあたりちょっと日和りましたかね? そこは大好きな男の子とか異性とか言ってくれないと、鈍感なほも君は気づけないので困るんですよね。次回は気を付けてください。

 ちなみにほも君は今のりなりーの言葉で大満足なようです。ご機嫌取りもできましたし、顔を赤くしたりなりーを放置してお風呂に戻りましょう。イキますよ~イクイク。

 

 

 

 ふぅ、いいお湯でした。ほも君の入浴シーンは当然ありません。りなりーが乱入してこなかったからね、しょうがないね。さてと、愛しのりなりーが待っている自室に戻りましょうか。

 

「おかえり」

『元樹さんおかえりなさい!』

 

 部屋に戻るとりなりーとせつ菜ちゃんが出迎えてくれました。まだ通話してたんですね。アニメの話で盛り上がったのでしょうか。まぁ話題についてはあまり興味がないので、とっとと腰を下ろしましょう。……おや? 何故かりなりーに抱きつくが選択肢にありますね。隣に座るつもりでしたが、折角なので後ろから抱きつきましょう。どうやら今日のほも君は甘えん坊モードのようです。

 

「……何かあった?」

 

 今日のほも君の様子に、りなりーも何かを感じ取ったようです。幼馴染のりなりーから見ても今日は少し様子がおかしいのでしょう。

 

「いつもより甘えん坊さんだから」

 

 りなりーはほも君に甘えられるのは嫌なのでしょうか? 嫌なら教えてくださいね。セーブデータを消して、すべてをはじめからやり直しますので。

 

「嫌じゃない。ただ心配なだけ」

 

 どうやら抱きしめられて嬉しいとかの前に、ただただほも君のことが心配なようです。嬉しくておちんちんから涙が出、出ますよ……。

 りなりーが心配しているような、何か悲しい出来事があったとかではないので安心してください。11股を最速で達成するために効率的なルートを行き当たりばったりで選んでいるだけですので。

 

「ん、ならいい」

 

 安心したのか、りなりーもほも君に体を預けてくれました。超絶密着状態なわけですが妙に冷静ですね。頬を赤らめるとかもありません。この程度のスキンシップは慣れっこって感じなのでしょうか。

 対照的にせつ菜ちゃんは羨ましそうに口をもにょもにょさせ、りなりーを凝視しています。せつ菜ちゃんも我が家に遊びに来てくれたら、ハグでもキスでも3Pでもいくらでもしてあげますよ。技能2の自称エッチが上手な人間の指先テクで、りなりーとせつ菜ちゃんを気持ちよくしてあげましょう。

 

『元樹さん、明日予定は空いてますか? その、以前教えていただいたラーメン屋さんに連れて行っていただきたくて』

 

 せつ菜ちゃんからのデートのお誘いですね。今の2人を見て負けてられないと思ったのでしょうか。ですが残念、明日はピクニックがあるんですよ。親密度が告白ライン未満の彼方さん、エマさん、侑ちゃんがいますので、絶対に休めないんですよね。

 というよりもせつ菜ちゃんに教えたラーメン屋ってどこのことなんでしょうか。私は記憶にないですが、ほも君のメモリーにはがっちりリメンバーされてるので、私がゲームをスタートする前の出来事なんですかね。……おっと、SNS情報によると、どうやらそのお店は来週いっぱいで閉店してしまうそうです。悲しいなぁ……。

 せつ菜ちゃんとのデートなのでRTA的には別に行かなくてもいいんですが、ほも君はどうしても行きたいようです。こっちの事情も考えてよ(棒読み) ですがほも君自身が行きたいなら仕方ないですね。行くなら月曜日放課後とかでしょうか。週末にはもうお店が閉まってますからね。

 

『そうなんですか?』

「え、そうなの?」

『璃奈さんも行ったことがあるんですか?』

「うん。昔は元樹と一緒によく行った。すっごく美味しかった。でも閉店するなんて知らなかった……」

 

 店主さんがお年なようで……りなりーも行きたそうですね。一緒に行きますか?

 

「私も行きたい。最後に挨拶したい。私のこと覚えてないかもしれないけど……」

 

 覚えてるんじゃないですかね(適当) ピンクの付箋みたいな髪型の子なんて早々忘れないと思いますよ。それに、ほも君が1人で行くと、りなりーは一緒じゃないのかといつも聞かれてたみたいですしね。

 

「そうなの? 嬉しい」

 

 じゃありなりーも一緒にですね。2人っきりを望んでいたであろうせつ菜ちゃんは複雑な表情をしていますが、気にしたら負けです。

 侑ちゃんには明日報告しましょうか。侑ちゃん宅にお泊りする日ですからね。なんなら侑ちゃんもついてきてくれた方が嬉しいです。それどころか、いっそのこと同好会メンバー全員で行って、一気に親密度を稼ぎたいです。

 今更ですが、せつ菜ちゃんも月曜日で大丈夫ですよね?

 

『はい。生徒会の仕事はないので、おそらく大丈夫です』

 

 では月曜日で決定で。今から楽しみすぎて、口からよだれが出てしまいますね。

 

『ふふっ、よだれが出ていますよ。そんなに美味しいんですか?』

 

 そんなに美味しいんです。あのースープの醤油がすごくて、麺もすごくて、具もすごくて、すごいんです。

 ……ほも君の話が長いですね。ずっとそのラーメンのどこがすごいかを熱弁しています。RTAなんだから早くしてくれよな~頼むよ~。

 せつ菜ちゃんも、さすがにほも君の話は長いと思いますよね?

 

『いえ、大丈夫ですよ。楽しそうな元樹さんを見れて私も幸せですし、何より今の話を聞いてもっと楽しみになってしまいました』

 

 うぅ、せつ菜ちゃん、天使やなぁ~。純粋無垢なペカペカ笑顔がRTAで消耗した心と体とチャートに染み渡ります。

 おっとっと、ラーメンの話をしていたら、ほも君が飢えてきてしまいました。お腹がぐーぐーなっています。この辺にぃ、うまいインスタントの袋麺、貯蓄してるらしいんすよ。

 

『夜食はあまり健康に良くないですよ』

 

 大丈夫っすよバッチェ健康管理してますよ。普段夜食なんて全く食べませんからね。それに11股できるまで健康でいてくれさえすれば、それ以降のことはどうでもいいのです。

 

『それならいいですが……』

 

 よし、せつ菜ちゃんからも了承をもらいましたので、早速作りに行きましょう。りなりーも食べますか?

 

「んー……食べる」

 

 一瞬迷いがありましたね。カロリーとかを気にしたのでしょうか。ですが食べるとのことなので、遠慮せず1人前を作ってきてあげましょう。取り入れすぎたカロリーは後で一緒にベッドで運動をして消費しましょうね。

 あっ、そうだ(唐突) 味は味噌でいいですよね? 味噌こそが最強のラーメンですし。

 

「醤油ラーメンがいい」

 

 やっぱり醤油ラーメンが一番ですよね。りなりーが言うなら間違いありません。というわけで醤油ラーメン2人前を作りにイクゾー!デッデッデデデデ!

 

「……元樹、ちょっと待って」

 

 はい? わざわざ体をこっちに向けて、一体何の用でしょうか。

 

「よいしょ……」

『え゛っ!?』

 

 ファッ!? な、ななな、なんと……りなりーからキスされちゃいました! 恥ずかしそうに、ほんの一瞬だけのキスでしたが、間違いなく唇と唇が触れ合っていました。

 恋敵のせっつーの前で、見せつけるようにするのはまずいですよ! 嫉妬しているであろうせつ菜ちゃんの顔を見るのが怖すぎるッピ! スマホの画面から目を逸らしておきましょう。

 

「さっきのお礼」

 

 やっぱり先程のイベントの成功報酬だったんですね。タイミングはかなり謎ですが……。

 

「……ラーメン、作らないの?」

 

 もちろん作りますよ。ただりなりーのキスにほも君が動揺してしまって、動きが止まってしまっているのです。せつ菜ちゃんや栞子ちゃん、しずくちゃん、かすかすの時はフリーズどころか、動揺すら一切しなかったのに、どうしてりなりーの時だけ本気で動揺してるんですかねぇ……。

 よし、ようやくほも君がフリーズから復帰しました。顔を真っ赤にして同じくフリーズしているりなりーは放置しておいて、とっととラーメンを作りに行きましょう。

 

 

 

「……」

 

 お待たせしました。ラーメン完成しましたよーと。塩ラーメンしかなかったけどいいかな?

 

「醤油……」

 

 実は醤油ラーメンの在庫がなかったんですよね。なので仕方なく塩ラーメンにしました。すみません許してください! なんでもしますから!

 

「それなら仕方がない。許してあげる」

 

 ありがとナス! ……おや? せつ菜ちゃんとの通話タイムは終わったんですか?

 

「うん、勉強の時間だからって。はい、元樹のスマホ」

 

 そうなんですね。ちゃんと勉強していて、せつ菜ちゃんはえらいですね。折角りなりーもいることですし、ラーメンを食べ終えたらほも君も勉強をしましょう。りなりー得意科目の数学なんていいのではないでしょうか。

 

「いただきます。ちゅるっ……ん、美味しい」

 

 よかったです。ラーメンを食べるには少し距離が近すぎるのが気になりますが、まぁ誤差でしょう。さっきの出来事があってからの今ですからね、りなりーもマグネットしたくなるのでしょう。

 

「もぐもぐ……あ、さっき元樹のスマホに侑さんとエマさんから連絡があった」

 

 侑ちゃんとエマさんからですか? ……ああ、そういえば侑ちゃんとは明日の集合場所決めようねと約束してたんでした。思ったよりせつ菜ちゃんとの通話が長引いて、侑ちゃんのことをすっかり忘れてしまっていました。

 電話に出なかったほも君を見かねて、どうやら侑ちゃんが集合場所を提示してくれたようです。えぇと、乗り換えが必要な駅での集合ですね。ここなら余計な寄り道せず最短で行けますね。ここでOKですと返しておきましょう。あと誠実なところを見せるため、『Chu! 電話できなくてごめん』と一言添えておきましょう。セクハラなんて言語道断、ほも君は誠実な紳士ですからね。

 

「……明日は侑さんとお出かけするの?」

 

 おっとっと、りなりーにチャット画面を盗み見られていました。頭に来ますよ! まぁ2人の間に堂々とスマホを置いて、りなりーにも見える状態でチャットをしてるほも君が1919%悪いんですが。

 見られてしまってはもう誤魔化せません。正直に話しましょう。明日は侑ちゃんとお出かけするんです。2人きりではなくて、エマさん、彼方さん、ドスケベお尻水着フィギュアちゃんも一緒ですけどね。皆でピクニックです。

 

「ピクニック、楽しそう」

 

 りなりーも一緒に行きますか?

 

「私は……やめとく。新型璃奈ちゃんボードの設計を詰めたいから」

 

 ふむ、ではりなりーは不参加ということで。りなりーが参加するとチャートが崩れてしまいますので、正直助かりました。

 さて、次はエマさんからの連絡ですね。一体何用でしょうか。

 

『明日学生寮に来てもらっても大丈夫? 果林ちゃんも誘いたくて!』

「……果林さんも来るの?」

 

 みたいですね、私も初耳ですが。果林さんは……まぁ来てもらってもチャートに大きな影響はなさそうですね。現状好意を抱いていることもなさそうなのでしずくちゃんと争奪戦を起こすこともないでしょうし。

 学生寮を経由するとなると1度改札を出る必要があるので少し遠回りになってしまいますが、エマさんとの時間が増える、かつ果林さんとも会えることを考慮すると実はそんなにロスではないのかもしれません。

 というわけでエマさんにはいいよこいよ果林さんの胸にかけて胸にと返しておきましょう。

 

『ありがとう! じゃあ明日の10時半に学生寮の入口、よろしくね!』

 

 あいあーい。いやー、エマさんの親密度を稼げるイベントがあるのは嬉しいですね。果林さんとは一度お出かけがありましたが、他の3年生組はイマイチ稼げていないですからね。

 

「ごちそうさま。美味しかった」

 

 お粗末様です。ほも君もちょうど食べ終わったので、りなりーの分の食器を片付けてきますね。

 

「ううん、私がやる。元樹に作ってもらったから、片付けは私が」

 

 ではりなりーにお任せしますね。ありがとナス!

 

「任せて。璃奈ちゃんボード『キリリッ』」

 

 うーむ、りなりーはよく平常運転でいられますね。先程は顔を赤くしていてフリーズしていたというのに……ま、えやろ。会話がスムーズなのはRTA的にはありがたいですからね。

 さてと、りなりーが片付けをしている間にこちらは勉強の準備をしましょう。えぇと、歩夢ちゃんからもらった数学の参考書はどこにあったかなぁと……よし、見つけました。りなりーが戻ってくるまで、進められるところまで進めておきましょう。もし自力で終わらせられれば高い経験値を得られますし。

 

「戻った。……勉強してるの?」

 

 そうだよ(便乗) と答えたいところですが、ほも君が超絶集中状態で、りなりーが戻ってきたことに気づいていません。逆にりなりーはほも君が勉強に集中していることに気づいたのか、邪魔をしないようにそぉっとほも君の隣に腰を下ろしました。

 

「………………あ、ごめんなさい。邪魔しちゃったかも」

 

 おや、ほも君がりなりーに気づきました。でもりなりーは全く邪魔ではなかったですよ。少し離れた位置で、ずっと静かに、ほも君のことを見守ってくれてましたし。

 実はですねちょっと今この問題で悩んでまして、りなりーの可愛らしい小さなおててを舐めまわしたい……間違えました、お借りしたいんですよ。

 

「どの問題?」

 

 この問題です。こ↑こ↓の式変形の後がよくわからなくて……1145141919810度の三角関数なんてどうやって求めていいのかわからないのでおじゃる。教えてください、オナシャス。

 

「ちょっと待って……うん、わかった。この式にこの定理を使えば……そう、その形になる。後は素直に計算してあげればいい」

 

 おっ、解けてんじゃ~ん! 教える時に自然と距離が近くなって、肩とかが触れ合ってもお互い何も特別な反応を示さないのが、なんというかこう……幼馴染、を感じていいですね。りなりーありがとナス!

 

「どういたしまして。他の問題は大丈夫?」

 

 大丈夫ですよ。ほも君が自力で解けなかったのはさっきの問題だけだったので。

 というわけで、勉強をし終えたことにより学力経験値30を手に入れました。そして学力が5に上がりました。やったぜ。投稿者天使天才糞親父。これでもうおバカとは呼ばせませんよ。ガハハ。

 

「最近元樹が頑張って勉強してくれて私も嬉しい。できれば中間試験前からやる気を出してほしかったけど」

 

 ほも君の中間試験の結果が悪かったのは初期ステで一切学力に振らなかったことが原因です。他のステータスの方が重要だからね、しょうがないね。それにどこかの九尾も言っていました、バカは親近感を抱かれやすいって。つまりはそういうことです。

 

「でもどうして急に勉強を頑張るようになったの? 中間試験が赤点だったから?」

 

 補習になってしまうと完走までの時間が伸びてしまいますから。あとはそうですねぇ、りなりーと一緒のタイミングで卒業したいですし(適当)

 

「……私も、元樹と一緒に卒業したい。だから一緒に勉強頑張ろ? まずは期末試験、元樹は赤点を取らないようにしないと」

 

 大丈夫ですよ。学力5で赤点を取ってしまう確率はそんなに高くないことが一般に知られているので、大丈夫です。

 

「ならいい。……あれも参考書?」

 

 そうだよ(便乗) まだ一部のものは終わってないですけどね。

 

「それでもちゃんと勉強を頑張ってて偉いと思う。きっとおじさんが聞いたら泣いて喜ぶ」

 

 おじさん……もしかしてほも君の父親の事ですかね? ちょっと勉強するだけで泣いて喜ぶほど、ほも君は昔から勉強嫌いだったのか……。

 

「でも、参考書とえっちな本を同じところに置くのはあまりよくないと思う……」

 

 な、なんのこったよ(すっとぼけ) ほも君がエロ本を持ってるだなんて、ましてや参考書と同じようにベッドの下に隠しておくなんて、そんなベッタベタなことするわけないじゃないですか~。

 

「んっ、しょ……ほら、こんなにある。それに昔より増えてる気が……」

 

 りなりー!? 何ベッドの下に隠してるエロ本を取り出してるんすか、やめてくださいよ本当に!

 というよりりなりーは何故ほも君がエロ本を所持していることを知ってるのか、何故ベッドの下に隠していることを知っているのか、何故冊数が増えたことがわかるのか、その理由を探るべく、我々は歩夢ちゃんのうっすらと生えた密林の奥へと挿し込んだ――。

 

「持ってるのはいいけど、隠すならもっとわかりづらい場所にした方がいい。あとは電子版の本を購入するとか」

 

 何故か幼馴染の女の子からエロ本の管理方法についてアドバイスをされてしまいました……そういうりなりーはどうなんですか? 年頃の女の子ですし、1冊や2冊持ってるんじゃないですか~?

 

「秘密」

 

 ほも君の秘密を握っておいて、りなりー自身の秘密を教えてくれないのは卑怯ですよ。隠し事はしないっていうのが幼馴染としての約束だったんじゃないですかねぇ。

 

「元樹も同好会に入ったこと隠してたから、これでおあいこ。乙女の秘密は、たとえ元樹でも教えてあげない」

 

 ズルいですね……これはズルい……。というか何故今ほも君秘蔵コレクションを読んでいるのでしょうか。

 

「んー、元樹の趣味を知っておこうと思って。……でもやっぱり恥ずかしい……」

 

 じゃあ読むのをやめればいいんじゃないですかね(正論) わざわざ顔を茹蛸みたいにしながら読まなくても……って、まだ服も脱いでない、ちゅっちゅしてるところじゃないですか。

 

「だって恥ずかしいものは恥ずかしいから……」

 

 まったく、りなりーはかわちですねぇ。後ろからぎゅーしてあげましょう。

 

「……私とこういうことしてみたいって、思う……?」

 

 思いますねぇ!(建前) 思います思います(本音)

 

「ん、ちゅ……んむぅ……ぷぁ、嬉しい。私も元樹とつながりたい」

 

 おぉっと、安易な受け答えをしてしまったせいでりなりーとのおせっせイベントが始まってしまいました。あのさぁ……フ〇ラやってもらってさ、終わりでいいんじゃない?(淡い期待)

 

「ねぇ、ベッド行こ? ……うん、ナマでいいよ。今日は大丈夫な日だから」

 

 ただの幼馴染だったはずなのに、ついにおせっせを始めてしまいました。視聴者兄貴のせいです。あーあ。

 ですがまぁ始まってしまったものは仕方ありません。おとなしく2人のいちゃいちゃちゅっちゅずっこんばっこんシーンを眺めておきましょう。RTAなのでシーンを編集でカットすることもできませんし、かといってそのまま流してしまうとアカBANされてしまいます。妥協案としてイラストだけかすみんボックスで隠し、テキストのみ画像で流しておくことにします。

 

 というわけで私が話すのはここまでしておきます。動画自体はこのまま続きますので、可愛い可愛いりなりーを眺めていたい視聴者紳士兄貴はこのまま動画をご閲覧ください。

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

 

「すぅ……すぅ……」

「……寝れない」

 

 頬で元樹の寝息を感じながら、冷めぬ興奮で眠れずにいた。

 夢だったのかと不安になるけど、ベッドの下に放り出された衣服、お互いの体液でべたつく体、部屋に漂う嗅ぎなれない精液の匂い、なにより隣で私を抱きしめながら眠る元樹が、先程の行為がまぎれもなく現実だったと教えてくれる。

 

「んんー……すぅ……」

 

 今は何時だろう、夜が明けるまであとどのくらい待てばいいのだろう。今日はきっと眠れないから早く夜が明けてほしい。けどずっとこのまま、元樹と一緒に寝ていたいという気持ちもある。

 

「元樹だけ眠れてずるい……」

 

 あんなことをしておきながらそそくさと眠ってしまった元樹に一言文句を呟き、元樹の胸に顔をうずめる。今日はこのまま、幸せな気持ちのままで夜が明けるのを待とう――。




ビジュアルノベルゲーム化ありがとう……。
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