【WR】虹ヶ咲RTA_称号『虹の楽園』獲得ルート   作:一般紳士君

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甲子園でノンフィクションのTNKTEMさんに心を奪われました。ちゅき……


Part53/n

 〇ックスの翌日に別の美少女に会いに行くRTA、はーじまーるよー。

 

 前回はりなりーとベッドの上でツナガルコネクトをしました。今回はその続きからで、まずは昨日の後処理から始めましょう。そのまま寝てしまいましたからね。体もベッドも汚れっぱなしです。ちなみにほも君はほもなのでちゃんと胸にかけて胸にしました。

 というわけでオッハー! りなりーもオッハー!

 

「……ん、もう、あさ……?」

 

 おはようございます。今は朝の8:10です。

 

「そっか、寝ちゃったんだ……」

 

 とりあえず起きましょうか。昨日の負債を処理しないといけませんので。

 

「うん。……あ、元樹それ,、朝からすごく元気」

 

 それ? もしかして朝○ちのことですかね。これはただの生理現象なので大丈夫ですよ。あ、こら、生理現象なので触らなくていいんですって。咥えるのも禁止です。

 

「ん、む……パンパンだったから苦しいのかなって。元樹がやめてほしいならやめる」

 

 りなりーはちゃんと言うことを聞いてくれてえらいですねー。よーしよし。どこかのしずくちゃんなんて言うことを聞かず無理やりしてきましたから……。

 

「一緒にシャワー浴びよ? 精液が乾いて体がカピカピ」

 

 だから昨日のうちにシャワーを浴びた方がいいと言いましたのに……。

 

「むっ、元樹はそんなこと一言も言ってない。むしろ言ったのは私。それを疲れて眠いからって先に寝ちゃったのが元樹。1人でシャワーを浴びるのが寂しかったから私も浴びなかった。だから私は悪くない」

 

 そうでしたっけ……ほも君全く覚えてなーい。

 

「そう。だからシャワー浴びたい。それと一緒にベッドシーツも洗わないと」

 

 わかりました。じゃあお望み通り一緒にシャワーに行きましょう。ほも君はシーツを運ぶので、りなりーは先に行っててください。

 

「うん。シャワー温めて待ってる」

 

 

 

 よいしょっと、シーツを洗濯機にぶち込みました。シーツは当然のごとくシミまみれでした。まぁ当然ですよね。2回も男汁を出した上に全部胸にかけて胸に、さらにはりなりー自身がとっても濡れやすいときました。お掃除が大変だぁ。

 

「おつかれ。シャワー温かいよ」

 

 アツゥイ! やっぱりシャワーはあっつあつに限りますね。ほも君の体も洗ってくれよ~頼むよ~。

 

「いいよ、こっち来て。んっしょ……どう、痛くない?」

 

 大丈夫っすよ、バッチェ気持ちいいっすよ。小さな体で一生懸命ほも君の大きな体を洗っているのが健気で可愛いです。『ほも君自身で洗うべきでは?』という意見は受け付けません。

 

「よかった。……ねぇ、昨日ちゃんと気持ちよくなれた? ああいうことするの初めてだったから、元樹が気持ちよくなれてるか心配だった」

 

 そんな心配する必要はないですよ。りなりーのはトロトロで締まりもいい超名器ですから。2回もヤったことを思い出してください。初めてで2回戦は相当気持ちよかった証拠だよ。

 

「そこまで言わなくてもいい。恥ずかしいから……」

 

 そういうりなりーはどうなんですか?

 

「1回目はすごく痛かった。初めてだったし、元樹のが大きかったから……でも2回目は気持ちよかった。クセになっちゃいそう……」

 

 そう……(無関心) りなりーがおせっせにハマっちゃうことは問題ないですが、ハマりすぎてほも君以外の人になびいたりしないでくださいね。申し訳ないがNTRはNG。

 

「元樹以外の人とするつもりも予定もないから大丈夫。先上がるね」

 

 りなりーが先にお風呂場から出ていってしまいました。ほも君もちゃっちゃと済まして上がりましょう。あーさっぱりした。朝食を食べにリビングにイキますよ~イクイク……。

 

「……あ、ちょうど今トーストができたところ。食べる、よね?」

 

 食べます(即答) お風呂から上がったら既にりなりーが朝食を用意してくれていました。料理時間を短縮できるのでありがたいですね。そして服も着てくれたので、わざわざ編集でモザイクをかける手間もなくなりました。

 

「あむ、美味しい。……いつ出かけるの?」

 

 んー、そうですねぇ……ご飯食べて、後片付けをして、もろもろ身支度してから出かけようと思うので、30~40分後ですかね。

 

「そっか。……」

 

 なんだかりなりーが寂しそうですね。ツナガルコネクトした翌日に別の女の子達と遊びに行くことを怒っているのでしょうか。でもそういうRTAなんだし仕方ないですよね。そもそもりなりーとお付き合いはしていませんし。

 

「……」

 

 ほも君は当然のことながら気遣いなんてできませんので、そそくさと食べ終えて、そそくさと後片付けを始めてしまいました。

 

「ごちそうさま……」

 

 でもね、あれだけのことをやっておいてまだ奥手なりなりーも悪いと思うんですよ。確かにコトに及んでいる最中、りなりーはずっと好き好き言いながら腰を振ってましたけど、ゲームの仕様的におせっせ中に何度言ったところで意味がないんですよね。ちゃんと仕様を把握したうえで告白してくれないと困るんだよ~。それでもプログラマーか?

 りなりーも完全に意気消沈してしまってこれ以上進展なさそうですし、ほも君の外出準備が整うまで甥の木村、加速します。

 

 

 

 お着換え、ヨシッ! 戸締り、ヨシッ! 忘れ物、ナシッ! りなりーの様子……

 

「……」

 

 ……りなりーの様子、異常ナシッ! オールヨシッ!

 お出かけの準備が完璧に整いましたので、とっとと出かけてしまいましょう。エマさんと果林さんを迎えにイキますよ~イクイク……。

 

「……待って。少しだけ、時間いい?」

 

 えー……うーん、少しだけならいいですよ。幼馴染特権です。

 

「ぎゅー、したい」

 

 え、それは……ここマンションの廊下ですし……(建前) いいよ! こいよ!(本音) はい、ぎゅー。

 

「……また、シたい。元樹と繋がりたい。だから元樹もシたくなったら、いつでも会いに来てほしい」

 

 おっとぉ、これはセフレルートに入ってしまったかぁ? そのルートに入ってしまうのはまずいですよ!(迫真)

 

「セフレ……それは嫌」

 

 ほも君も嫌ですよ。だってセフレでは称号獲得条件を満たせませんからね。

 念のため確認なんですが、別にセッ〇ス以外の目的で遊びに行っても問題ないですよね? 例えば勉強を教えてほしいとか。

 

「もちろん。ご飯を食べるのでも、ゲームをするのでも、アニメを見るのでも、元樹と一緒にいられるならなんでも嬉しい」

 

 おかのした。どこかのタイミングでりなりーの家に遊びに行きましょう。明日からのお泊りの準備もあるので、さすがに今日は行かないと思いますが。

 

「うん、待ってる。んむっ……い、いきなりチューするのはずるい……」

 

 見ましたか? 今の選択肢見ましたか、皆さん。軽くキスするかガッツリ舌を入れてキスするかの2択しかなかったですよ。行ってきますのチュー……ってコト!?

 告白発生率が上がるので嬉しいことではありますが、こんな気軽にキスできる関係になったのに付き合ってないなんてたまげたなぁ……。

 

「いってらっしゃい」

 

 りなりーに見送ってもらったので、今度こそお出かけをしましょう。イキますよ~イクイク……。

 

 

 

 学生寮前に到着しました。りなりーとのイチャイチャパラダイスのせいで数分予定から遅れてしまいましたが、ま、えやろ。

 そんなことよりエマさんはどこにいるのでしょうか?

 

「元樹君、おはよー」

 

 エマさん、おはようございます。おっぱいが大きいですね。間違えました、私服が似合っていて可愛いですね。

 

「ありがとー。元樹君も似合ってるよ」

 

 ありがとナス! ところで果林さんは一緒ではないんですか? もしかして不参加ですか?

 

「えっとね、実は元樹君に手伝ってもらいたいことがあって……寝起きトックリって知ってる?」

 

 トックリ? もしかしてドッキリですかね。

 

「そう、ドッキリ! 果林ちゃんに寝起きドッキリをやってみたくて……手伝ってくれる?」

 

 いいですよ、一度でいいから果林さんに寝起きドッキリしてみたかったんですよ。親密度? 果林さんは滅多なことでは下がらないから無問題ラ!

 

「ありがとう! それじゃあ早速果林ちゃんのお部屋に遊びに行こ!」

 

 女性寮、たとえゲームの中とは言え、いつになっても入るのは緊張しますね……。他の生徒から怪訝な目で見られてしまいますし。私は怪しいものじゃないですよー。果林さんぶち犯しゾーンの点検に来ただけの一般男子生徒でーす。

 ところで、なんで果林さんにドッキリなんて仕掛けるんです? バラエティ番組でも見ました?

 

「えへへ~バレちゃった。昨日テレビで見てね、やってみたくなっちゃったの!」

 

 なるほどですね。何か道具とかは使うんですか?

 

「ううん、時間がなくて何も用意できなかったの……本当はテレビみたいに、バズーカでこうバーンってしたかったんだけど……」

 

 時間がないのは仕方ないですよね。まぁ用意しなくて正解だったと思いますよ。バズーカなんて近所迷惑でしかないですからね。それにただでさえ汚い(直球)果林さんの部屋がさらに散らかってしまいますから。

 

「果林ちゃん、ちゃんと寝てるかな……」

 

 起きていたら寝起きドッキリにならないですもんね。ですが大丈夫だと思いますよ。ほら、なんか果林さんってほんの少しですが私生活だらしなさそうじゃないですか。朝は弱いし、部屋は汚いし、えっちだし、部屋は汚いし。勝手な想像ですけどね。

 

「それ、果林ちゃんに言ったらダメだよ?」

 

 さすがに言わないですよ。実際に部屋の中を覗いたら思わず言ってしまうかもしれませんが。

 

「ここが果林ちゃんのお部屋だよ。果林ちゃん、おはよー。……うん、まだ寝てるみたい」

 

 寝起きドッキリは仕掛けられそうですね、よかったです。果林さんが目が覚めたタイミングで、ほも君が常備している『ドッキリ大成功』のプラカードをバーンと掲げますね。

 

「うん、よろしくね。それじゃあ果林ちゃんのお部屋に入ろう。果林ちゃんが起きないようそぉっとね」

 

 何故ドアの鍵が開いているかは気にしません。果林さんの寝顔が見られることと比べれば些細な問題です。偉い人も言ってました。『おっ、開いてんじゃ~ん!』の精神を大事にしろと。

 

「わっ、すごい散らかってる……」

 

 待望の果林さんのお部屋ですが、なんと服がそこかしこに散らかっています(定期) 間違いなく汚部屋ですねクォレハ……。

 何やらエマさんがうずうずしています。お世話がしたくて仕方がないのでしょう。いつもならほも君の下のお世話もお願いするところですが、残念ながらタイムの無駄ですし、そもそもエマさんとはまだそういう関係ではないですし。

 

「えっと、とりあえず果林ちゃんを起こさないと……」

 

 2人が汚部屋にドン引きしているなんて露知らず、当の果林さんはベッドの上でスヤスヤです。相変わらず可愛らしい寝顔ですなぁ。夜這いして、隣に潜り込んで、一緒にすやすやしたいです。

 

「ドッキリってどうすればいいのかな? 普通に起こしても大丈夫なの?」

 

 うーん、この状況なら普通に起こしても十分ドッキリになるとは思いますが……折角ですからこのクラッカーを使いましょう。

 

「面白そう! ありがとう、元樹君。それじゃあいくよ……えいっ」

「っ! な、なにっ!?」

「果林ちゃん、おはよう」

 

 クラッカーの音にビックリした果林さんが飛び起きました。状況が呑み込めていないのか、エマさんとほも君を繰り返し見つめています。口をぽかーんと開けていてすごく可愛いです。

 

「えぇと、こういう時は……ドッキリだいせいこ~う! ……で合ってるのかな?」

 

 それで合っていますよ。日本ではその言葉を言えば何でも許される、まさしく魔法の言葉です。

 

「え? ……え?」

「……果林ちゃん?」

「な、なんで元樹君がここにいるのよっ!?」

 

 おっと、動揺した果林さんから枕が飛んできました。当然威力は高いですが、プラカードという名の盾を持っているほも君なら余裕のよっちゃんでガードできます。

 そんなに興奮してどうしたんですか? やっぱりビックリしちゃいました?

 

「ビックリするに決まってるわよ! 目が覚めたら元樹君が目の前に、変なものを持って立っているんだもの……」

「元樹君と仲良しさんだから喜んでくれるかなって思ったんだけど……」

「いくら仲良しでも、部屋の中だったり寝顔を見られるのは恥ずかしいのよ……それが異性なら尚更」

「そう?」

 

 いまいちエマさんもほも君も理解できてないようです。まぁほも君は異性を部屋に連れ込みまくって、一緒に寝たりしまくってますからね。理解できなくてもしょうがないね。

 

「それで、今日は何の用なの?」

「そうそう、今から元樹君達と一緒にピクニックに行くんだけど、果林ちゃんも一緒にどう?」

「そうなのね……お誘いは嬉しいけど、今日は撮影があるの。だから行けないわ」

「そっかぁ……」

 

 えー、果林さんも一緒に行きましょうよー。エマさん、彼方さん、しずくちゃん、侑ちゃんに加えて果林さんまで参加したらバクニューアラモードが完成するんですよ。

 

「泣いたふりをしてもダメなものはダメなのよ」

「そうだよ。あまりわがままばかりだと果林ちゃんが困っちゃうよ」

「それ以前に今この状況に困っているのだけど……」

 

 ほも君も足の踏み場もなくて困っちゃいます。だから果林さんの隣に腰を下ろしますね。んー寝起きでも果林さんはいい匂い! そしてスッピンでも美しい! お布団フカフカ! おっぱいでっか! 思わず〇起してしまいそうです。

 

「2人とも、いつの間にかすっごい仲良しさんだね」

「まぁ仲は悪くはないと思うけど……」

「お似合いだね!」

「え、ちっ、ちが……元樹君とはそういう関係じゃないのよ!」

「え……仲良しさんじゃないの……?」

「仲良しだけど、そういう関係じゃないの」

 

 んー、これは食い違いが起きてそうな予感。多分エマさんは友達としてお似合いだと言っているんでしょうが、果林さんは恋人としてお似合いだと解釈してしまっています。普通は友達の関係に対しお似合いなんて言い方はしませんが、エマさんは留学生ですからね、多少言葉選びが怪しくてもしょうがないね。

 面白そうですし、補足だったりはせずそっと見守りましょう。

 

「ほら、元樹君からも言ってあげて」

 

 んー、でもエマさんの言う通りの関係ですよ。パンダ好きという共通が合ってお似合いですし、誰にも言えないような秘密(をお互いに握り合っているだけ)の関係ですよ。ね、果林さん。

 

「ち、が、う、わ、よ」

 

 調子に乗ったら果林さんに怒られてしまいました。頬が伸びちゃうぜ。でももしかしたらほも君が本当に果林さんと秘密の関係を結びたいと思ってるかもしれませんよ? それなのにこんな仕打ちはひどくないですか?

 

「からかう気満々な顔してたわよ」

「ふふっ、やっぱりお似合いだね」

「あのねエマ、お似合いって言葉は恋人や夫婦の人達に使う言葉で、友達同士にはあまり使わないのよ」

「えっ、そうなの?」

 

 あらら、果林さんがバラしてしまいました。しょうがないのでほも君も肯定ペンギン114514号しましょう。

 

「そうなんだぁ、日本語って難しいなぁ……」

「まったく、元樹君が悪ノリするから」

 

 だってこんな足場の悪い部屋に上がらされたんですよ? ちょっとくらい果林さんにイタズラしても罰は当たらないんじゃないですか?

 

「勝手に上がられたのだけど……まぁいいわ。元樹君だし、なによりエマと一緒だったし」

 

 あら、随分信頼されてますね。嬉しい限りです。

 

「信頼してるに決まってるでしょ。一緒に撮影をした仲じゃないの。それに、誰も知らない元樹君の可愛い秘密、私にだけ教えてくれたからね」

「元樹君の秘密?」

 

 エマさん、それは気にしないでいいんですよ。

 

「えぇ~可愛い秘密って言われたら気になっちゃうよ~」

「うふっ、エマも気になるのね。実は……ってそんな必死な顔しなくても言わないわよ」

「……こんな元樹君初めて見たかも。可愛いね」

「あら、照れちゃったみたいね」

 

 エマさんの言葉で恥ずかしさが限界突破したほも君がノックアウトしてしまいました。果林さんの膝の上に倒れ込んでしまいましたが、これ絶対恥ずかしがってるふりして太ももの匂いを嗅いでるだけだゾ。私だったらそうする。

 りなりーの慎ましやかだけどちゃんと女の子してる体を散々堪能しておきながら、果林さんにまでこんなことしてるのは許せへんし、栞子親方に電話させてもらうね。

 

「元樹君ってこんなに甘えんぼさんだったんだ……」

「この子も1年生だもの。まだまだ甘えたいお年頃なのよ」

 

 そうなんです。お姉さん気質な女の子には甘えたいですし、妹気質な女の子は甘やかしたいお年頃なんです。

 

「ところで果林ちゃん……果林ちゃんのお部屋、いつもこんな感じなの?」

「……」

 

 とうとう果林さんの禁忌に触れてしまいましたね。妙にエマさんから圧を感じるせいか、果林さんも冷や汗ダラダラです。ん~美味!

 

「たまたまよ」

「ほんとに? ……果林ちゃん、わたしの目を見て話して」

 

 ひぇ……怖くてエマさんの顔を見れません。見れませんが、それでも強烈な圧を感じます。

 

「……私、部屋の片づけとか苦手なのよ」

 

 それでこのありさまなんですね。服が散らかってるんだよなぁ。見ろよこれなぁ、この無残な姿をよぉなぁ!?

 

「少し棘を感じる言い方だけど、まぁそうね」

「……果林ちゃんのお部屋、わたしが片づけしてもいい?」

「それは……ってなんでそんなワクワクしてるのよ」

「スイスの妹たちのことを思い出しちゃったの! 果林ちゃん、ダメ……?」

「……たまになら」

「やったっ、じゃあいまから片付けしてもいい? いいよね?」

「今日はやめておいた方がいいんじゃないかしら。これからピクニックに行くんでしょう?」

「あ、そっか……」

 

 エマさんがピクニックに来てくれないのは困りますよ。そもそもエマさんのために企画したものですしね。

 

「じゃあ今度お片付けするね。その時は元樹君も一緒にどうかな?」

 

 ぜひ! と言いたいところですが、果林さん的にはOKなのでしょうか?

 

「いいわよ。ちゃんと事前に教えてくれるならね」

 

 やったぜ。じゃあ毎日果林さんの部屋に入り浸って、毎日盛りあいましょう。

 

「毎日来てくれるのは嬉しいけど、さすがに寮長に怒られるわよ?」

「それなら元樹君も寮に住んだらいいんじゃないかな。それなら毎日一緒にいられるね」

「さすがに難しいんじゃないかしら……」

 

 そうですね。寮に引越しをするのは厳しいです。女の子を気軽に連れ込めなくなりますし、なによりりなりーと離れ離れになってしまうのが辛いです(激重)

 

「そっかぁ……元樹君、璃奈ちゃんのこと大好きだもんね」

 

 そうなんです、大好きなんです。幼馴染として、ですが。

 走者である私自身は、1人の女性としてりなりーのこと大好きなんですけどね。仕草とか、もうすべてが愛くるしいです。エッチなことは一切しなくていいから、ぜひともりなりーと結婚を前提にお付き合いさせていただきたいです。そんなりなりーと幼馴染な挙句、エッチまで済ませているというのに、このほも野郎が……!

 

「……2人とも、そろそろ出なくていいの?」

「あっ、そろそろ時間だね。でもまだ荷物をまとめられてなくて……少し待ってもらってもいい?」

 

 準備が終わってないのに寝起きドッキリしてたんですか? はーつっかえ。1時間だけ待ってあげますから、その間にゆっくりたっぷりと準備してきてください。

 

「それなら、エマの準備が終わるまでここでゆっくりしていきなさい。話し相手くらいにはなってあげるから」

「ありがとう果林ちゃん。急いで準備してくるから待っててね!」

「……エマ、行ったわよ。いつまでこうしてるつもりなのかしら?」

 

 んー、ほも君が満足するまでですかね。それまではこの健康的で魅惑的な太ももを堪能させていただきます。

 

「まったく……元樹君も男の子なのね」

 

 呆れたような声音ですが、優しく頭を撫でてくれます。なんだか今回の果林さんは最初っからほも君に甘々ですね。いつもならこの段階の果林さんは厳しいとはいかなくとも、膝枕なんて絶対にしてくれないであろう距離感なのに……やっぱり早期にお出かけできたのが効いてるんでしょうか。

 

「そうねぇ、初めてできた後輩だから、少し甘やかしすぎちゃうのかも。厳しくしてほしいならそうするわよ」

 

 いえ、今のまま、ほも君に甘々でいてください。

 

「ふふっ、わかったわ。……でも、そろそろ離れてほしいわ。私もさすがに恥ずかしいから……」

 

 えー……と言いたいところですが、ここは素直に離れておきましょう。別にそのままでも親密度は下がったりしないと思いますが、念のためですね。

 にしても足の踏み場が少ないですね。果林さんは普段どうやって生活をしているのでしょうか。さすがに服を踏むのは申し訳ないですし……。

 

「それなら元樹君が片づけをしてくれてもいいのよ」

 

 いいよ! こいよ! 部屋と人間の掃除はほも君の得意分野です。散らかってる服をたたんでクローゼットの中にぶち込んでやるぜ。

 

「……手際がいいわね。みるみるうちに片付いていくわ」

 

 慣れているので。ほも君はほぼ一人暮らししてるようなものですから、炊事洗濯なんでもござれです。さすがに料理スキルは彼方さん歩夢ちゃんには届きませんがね。

 にしても使い終わったクラッカーが邪魔ですね。ゴミ箱にポイっと捨てちゃいましょう。

 

「あなた達が持ってきたクラッカーでしょ」

 

 散らかっている雑誌も整理しちゃいましょう。ほんとは雑誌別、発行日順に並び替えたいんですけどね、時間もかかりますし、何より雑誌を入れる棚がないので、今日のところは適当に積み上げて端に寄せておきましょう。いずれは本棚も設置したいですね。

 

「本棚ねぇ」

 

 これからもこういったファッション雑誌は増えるんですよね? であれば整理のために買ってもいいと思いますよ。まぁそもそもの整理ができないから、皆さんご存じのあのザマだったわけですが(辛辣)

 

「今日はやけに辛辣ね……」

 

 ……おや、これは下着ですね。ブラジャーとショーツのセットが雑誌と雑誌の間に挟まっていました。うっひょ~、果林さんの下着なんて見てしまったら、たとえノンケじゃなくても興奮してしまいます。

 

「ちょっと、見ないでちょうだい」

 

 ほも君が手にした宝物(下着)を奪い返そうと、後ろから手を伸ばしてきます。渡すまいとこちらも抵抗しているので、必然と体が密着してしまいます。デッッッッッかいし柔らかいです。こんなもんフル〇起してしまうに決まってるじゃないですか。

 

「このっ……返しな、さい!」

 

 頑張って抵抗を試みましたが、あえなく奪い取られてしまいました。悲しいなぁ。

 ですがほも君のほも君は以前起立したままです。これは果林さんに責任をもって処理してもらわないといけませんね(ニチャニチャ) だって果林さんが散らかしていた下着が全ての原因なんですから。

 

「まったくもう……こんなことばかりしてたら璃奈ちゃんやしずくちゃんに嫌われるわよ」

 

 無問題ラ。りなりーとはもうやるとこまでやっちゃってますし、しずくちゃんはしずくちゃんで変態ですし。

 

「ここに座ってジッとしてなさい」

 

 果林さんが自身の隣をポンポンと叩くので、おとなしくHするベッドに腰かけましょう。これだけのことをしておいて、まだ隣に座らせてくれる果林さん優しすぎませんか。そんなんだからモテるんですよ。

 

「はぁ、思ってた以上にちゃんと男の子してるのね。そ、そこもこんなにして……まぁちゃんと片付けてない私が悪いんだけど」

 

 男の子は性欲には勝てないんですよ。果林さんという超絶魅力的な女性が相手ならなおさら。

 

「なんだか素直に喜べないわね……」

 

 それで、果林さんはこれをどう処理してくれるんですか? 頬を赤らめながら、拙い舌使いでペロペロする果林さんが見てみたいなー俺もな―。

 

「しないわよ、そんなこと」

 

 えー……果林さんが原因なんですから、ちゃんと後始末までしてくださいよ。ホラホラホラホラ。

 

「……そうね、これから一生、私のことだけを見てくれるって言ってくれるなら、してあげてもいいわよ」

 

 えっ、それは……(困惑)

 

「私にそういうお願いをするなら、元樹君もこれくらいの覚悟を見せてもらわないとね」

 

 指で顎をクイっとされ、顔もグイっと近づけられて、果林さんにメロメロリにされてしまいました。まるで恋愛経験豊富な大人な女性です。つい昨日幼馴染と体を重ねた程度の経験しか持ち得ていないほも君程度では太刀打ちできません。

 

「あらあら、真っ赤にしちゃって、可愛いわね」

 

 完全に手玉にとられてしまいました。ほも君の完敗です……3年生に勝てるわけないだろ!

 

「いいわよ、手でよければしてあげる。……あら、そんな顔してどうしたの?」

 

 どうしたのって言われましても、まさかしてくれるとは思っていなかったので……。

 

「部屋を片付けてくれたお礼と、あとはちょっとしたお詫びかしら。元樹君の言う通り、私が散らかしていた下着が理由だものね。……ほら、早く脱ぎなさい。エマが来ちゃうわよ」

 

 いや、あの……嬉しいんですけど、手コ〇されるとイベントで時間がかかるし、モザイク処理に時間がかかるので、別のにしてくれませんかね……? キス! キスとかでもいいですよ! むしろキスしてください!

 

「あら、遠慮しなくていいのに。でもキスはダメよ。ほら、観念して脱ぎなさい」

 

 流行らせコラ! 腕を掴まれ、マウントポジションを取られそうになっています。どうしてこんなにムキになっているのでしょうか……エッチの経験どころか恋愛経験すら皆無なのに……この人おかしい……(困惑)

 

もときくーん、おまたせー

 

 やったっ、救いの手(エマさん)が来てくれました。危うく押し倒される寸前でした。ほら果林さん、ほも君を解放してください。

 

「……はぁ、しょうがないわね」

 

 この人はどうしてこんなに手〇キをしようとしていたのでしょうか。キスしてくれるほど親密度は高くないみたいですし……んにゃぴ、よくわからないです。

 

元樹君?

 

 エマさんが呼んでるので行きますね。お邪魔しました。

 

「そうね、またね。ピクニック楽しんでらっしゃい。気が向いたらいつでも遊びに来ていいわよ。…………あ、そのプラカード……」

 

 部屋を出る直前に何か果林さんが言っていましたが、気にしません。多分『ドッキリ大成功』のプラカードを持って帰れ的なことだと思いますが、めんどくさいので置いていきます。プラカードを回収しに来たという遊びに行く口実にもなりますからね。

 

「おまたせー。じゃあ行こっか」

 

 イキますよ~イクイク……途中の乗り換え駅で侑ちゃんと待ち合わせしてるので、とりあえずそこまで行きましょう。

 というか果林さんとじゃれあっていたせいで、侑ちゃんとの待ち合わせ時間ギリギリの到着になりそうです……侑ちゃんにマーキング(意味深)をしておけば時空間忍術でぴょーんと移動できたのですが。

 

「そうなんだ、遅れたら侑ちゃん怒っちゃうね。じゃあ少し急いで移動しないとだね」

 

 ありがとうございます。絶望的状況というわけではないので、早歩き気味で移動しましょうか。走るとほも君がすぐバテてしまいますからね。

 

 今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




これはどうでもいい情報なのですが、なんか急に出現した新執筆フォームがめちゃくちゃ使いやすいです。
Ctrl+Sで保存できるし、キーバインドでルビ振りのためのタグを一瞬で出せるのがすごく便利です。
物書きの方は是非一度使ってみてください。
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