大分暑くなってきましたね。もうすぐ夏です。私は正直夏が嫌いです。冬は厚着すれば何とかなりますが夏はこれ以上脱げないという制限があります。それでも暑さをしのげないのが嫌いなところです。
やっぱり冬最高です。
という事で1話、10話の注意書きをよく読んだ方は抜錨を許可します。
熱中症にならぬように気を付けてお読みください。
長篠提督長から衝撃の事実を伝えられた翌日。提督は誰が見ても集中力に欠ける、できない提督になってしまっていた。
提督「...」
ボー
夕立「提督~?」
提督「...」
ボー
夕立「ダメ、全然反応しないっぽい...」
川内「提督どうしちゃったんだろう?」
大淀「昨日本部の偉い方とお話をされてからずっとああなんです。なにか大きな作戦でも話されたのでしょうか...」
川内「大淀はなにか聞いてないの?」
大淀「いえ、応接室は完全防備でしたし提督は昨日からあの状態で聞くに聞けません...」
夕立「打つ手無しっぽい~」
川内「そうだねぇ...」
~数十分後、工廠にて~
大淀「明石、いるかしら?」
明石「はいはーい?大淀がここに来るなんて珍しいね、どうかした?」
大淀「それが斯々然々で打つ手がなくて、明石ならなにか知ってるんじゃないかと思ってね。」
明石「うーん...青葉ちゃんとかならいつも写真とか録音とかしてるからもしかしたら知ってるかも?確証はないけど」
大淀「そうか、青葉さんという手があったわね。早速行ってみるは。」
そういうと工廠を後にし、重巡寮に向かう。
大淀「青葉さんのいる寮は確かこっちのはず...」
コツコツコツ
妙高「あら?大淀、こんな所でどうかしたの?」
重巡寮につくと妙高とすれ違った。
大淀「それがツノツノスケスケで、青葉を探しているのよ。」
妙高「青葉なら今さっき演習場で見ましたよ。」
大淀「演習所ね、ありがとう妙高さん!」
コツコツコツ...
そうしてやって来た演習場。
そこでは青葉含め数人が演習をしていた。
大淀「青葉さーん!!ちょっとこちらへ!!」
青葉「??はいはーい、青葉向かいますよ~」
大淀の呼びかけにすぐ反応し、大淀の方に向かってくる。
青葉「どうしたの~?」
大淀「実はバリバリゾウゴンで、何か知ってるかと思いまして」
青葉「...バリバリゾウゴン?」
大淀「メタ発言は控えたいのですが...」
青葉「冗談だよ~、提督のことねぇ...あ、でも前に軍部の方で聞いたことがあるんだけど、ある鎮守府では深海側の人間が動いてるって噂を聞いたことがあるんだよね。もしかして昔の同僚が深海側に回っていた~っていうのもあり得るかも。想像だけど。」
大淀「...あり得ますね。ありがとうございます。」
青葉「詳しいことが分かったらまた教えるね!」
大淀は深くお辞儀をすると演習場を後にする。
場所は変わって執務室。
提督「...やはり皆さんに伝えるしかありませんか...」
ピピピピップルルルルルルルプルルルガチャッ
大淀「「はい、大淀です。」」
提督「提督です。少し執務室に来ていただけますか?」
大淀「「はい、すぐ向かいます!!」」
提督「頼みます。」
ガチャッ
~数分後~
ガチャッ
大淀「失礼します、どうかされましたか?」
提督「...実は君に伝えたいことがある。」
大淀「...提督が落ち込んでおられる理由ですか?」
提督「!?」
何故分かった!?と言わんばかりに驚く顔をする提督。
大淀「皆さん心配していましたよ。」
提督「そうでしたか...皆さんを心配にさせるわけにはいきませんし、ここではっきり言っておきます。」
大淀「ゴクッ...」
提督「那珂さん、残念ですがアイドルとしての活動がしばらくの間公式で認められないという通知が来てしまいました。」
大淀「...は?」
那珂「ええええええええ!!???」
いつの間にか提督の後ろについていた那珂は、窓ガラスが震えんばかりの大声で驚く。
提督「わあああああ!?」
いきなり後ろから大声で叫ばれびっくりする。
那珂「ちょっとちょっと、提督どういうことですか!?」
提督「これは上が決めた事ですからね...私だって本当に悔しい思いですよ。」
那珂「いやまあ大分落ち込んでいたからわかるけどさ、那珂ちゃんの活動はこれからどうなっちゃうの!?」
提督「鎮守府内での活動は特に制限されていませんし、騒動が落ち着くまでは鎮守府内での活動をお願いします。」
那珂「上の人もわかってないなぁ...」
大淀「提督...正直に言いましょう、下らないことで余り皆さんを心配させないでください。」
提督「く、下らなくはないでしょう!?」
大淀「はぁ...とりあえず運用再開願います。」
提督「分かりました。ではこれより艦隊運営をk..」
ゴーンゴーンゴーン
終業の鐘が鎮守府中に鳴り響く。
提督「...本日の運営を終了します。見張り以外の艦娘は各自解散してください。」
艦娘's「ズッコケ」
大淀「提督!!」
提督「いやでも皆さん残業はしたくないでしょう?」
那珂「提督もブレないね...」
大淀「はぁ、明日から頑張ってくださいね。では私は各艦隊に解散指示を出してきますので、失礼します。」
ガチャッバタン
那珂「じゃあ私も川内ちゃん達のとこに行くから~」
ガチャバタン
そして執務室は提督だけになった。
提督「...」
ギイッコツコツコツ...
椅子から立ち上がり執務室に備え付けてあるクローゼットの前へ移動する。
ギィッ...カチップシューッ...
隠しボタンを押すとそこにはかつて自身が使っていた艤装が備え付けられていた。
提督「国家機密か...国家機密として扱って人が救えているのか...」
大淀「やはり艤装のことで何か言われたようですね。」
提督「!?」
後ろを振り向く提督。そこには心配そうな、悲しそうな眼をした大淀が立っていた。
大淀「...源さんは提督に国家機密云々という事で悩んでほしくないと思っているはずです。彼女のような犠牲をこれ以上増やしたくない、提督はその一心で艤装兵をやられていたのではないのですか。」
提督「...」
大淀「ましてや、一度も出撃には出られていません。艦娘達は確かに一般人が艤装を付けられないという事は知りませんし、むしろ自分たちは一般人と一緒であると考えている娘の方が多いはずです。ですから、咎められたとしても日々の訓練を怠らない方が私は大切だと思うのです。」
提督「...そうだな、大淀の言うとおりだ。一度も出撃をしていないんだから大丈夫なはずだ。俺はいったい何を悩んでいたんだろうか、自分がばからしくなってきた。ありがとう、君の言葉で自信が持てた。」
大淀「良かったです。これからも兵士として、艤装提督として頑張ってください。」
提督「ええ。」
悩み事が解消した提督の顔は少し柔らかな表情になった。
続く...
いかがでしたでしょうか。
最近ピクシブの方にもバックアップとして書いていますが、まああまり見られている感じはしませんね。
やはり小説はハーメルンで書くのが一番です。
という事でまた次回もお楽しみに!!