艤装提督~提督と艦娘の不思議な物語~   作:yrtohoyr

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どうも皆さんこんにちは、作者です。

ちょっと最近は忙しくてなかなか書き進めることが出来ていませんでしたが少し時間が出来たので書いていこうと思います。
それでいてなんでかシリアス路線に行きそうで悲しいです。
でもこれを書かないと話が進められませんので今のところはこの路線で進もうと思います。
という事で注意書きを無視してでも読みたい提督の方々は抜錨を許可します。
自我をもってお読みくださいませ。




第三十三話 異動の日

大本営の最上階、元帥がいる部屋の中。

ここには現在、元帥、中川中将、阿部少佐の3人がそれぞれ向かい合うように立っていた。

 

中川「げ、元帥これは一体...」

 

元帥「まあいったん落ち着いて聞きなされ。君の下にいる阿部君だがな、明日から私の知り合いの提督君のところで別件の任務で必要人材として少しの間異動になったのだよ。」

 

阿部「と、いうことになりました中川少佐。申し訳ございませんが元帥直属命令という大事な命を受けましたので中川少佐の命令を遂行することが出来なくなってしまいました。」

 

中川「くっ...じゃあ他の者が代わりにやるのか?誰がやるんだ?あ?」

 

元帥「中川君!」

 

中川「し、失礼しました...」

 

元帥「中川君、そのくらいの人材ならこの大本営を探せばいくらでもおるだろう。」

 

中川「うぅ...わかりました、阿部をよろしくお願いします。」

 

元帥「大丈夫、提督とはいえ艦娘を扱う提督じゃ。しんかいせいかんのに関する任務としては似たようなことを向こうでもするじゃろう。」

 

中川「では私は代わりの物を探してきますので退室してもよろしいでしょうか?」

 

元帥「ああ、もう良いぞ。」

 

中川「失礼しました...」

ガチャッバタン...

ドォン..クソガァ!

 

阿部「...閣下、本当に大丈夫なのでしょうか?」

 

元帥「なぁに、提督君は優柔不断じゃから大丈夫じゃよ。」

 

阿部「いえ、中川中将のことです。私に対して何かしてくるのではないかと不安で...」

 

元帥「それに関しても問題ない。提督君のいるところはここから大分離れているからな。まず追ってこれん。」

 

阿部「だと良いんですけど...」

 

そんなこんなで日が明けた翌日ゼロハチサンマル。阿部少佐を乗せたヘリコプターは提督のいる鎮守府へと向かう。

 

兵士A「...阿部少佐、つかぬ事をお聞きしますがよろしいでしょうか?」

 

阿部「どうしました?」

 

兵士A「阿部少佐はとても優秀なお方だとよく耳にしますが、何かありましたか?」

 

阿部「ああ、まあ君の考えていることとはたぶん違うから心配はしないでくれ。」

 

兵士A「そ、そうですか...では提督殿が纏めている鎮守府へと向かいます。シートベルト、ヘルメットを装着してください。」

 

そんなこんなで阿部少佐を乗せたヘリコプターは出発した。

一方の鎮守府では...

 

提督「な、なんですって!?阿部少佐がこちらに来ている!?」

 

元帥「「ああ、提督君。少しの間じゃが面倒見てやってくれ。」」

 

提督「げ、元帥...わかりました、ではこちらも準備してお待ちしております。その旨お伝えください。」

 

元帥「「ああ、よろしく頼むぞ。では。」」

ガチャッツーツーツー...

 

提督「...大淀、深海棲艦と"彼等"を地下室へ集めてくれ。緊急会議だ。」

 

大淀「了解しました。」

数分後、例の地下室へと集まる深海棲艦と"彼等"たち。

 

隊長「提督殿、いかがされましたか?」

 

泊地棲姫「コノメンツカラシテ、ナカガワノコトデハナサソウダナ。」

 

提督「ええ、実はですね...」

そうして阿部少佐がここに来る旨を伝えた。

 

提督「大本営からこちらまでヘリコプターで3、4時間と言ったところでしょう。現在マルキュウマルマル、到着予想は正午過ぎくらいです。そして数日間阿部少佐を見ていてほしいと...」

 

戦艦棲姫「ハヤイハナシ、イチドワレワレハキョテンヘモドッタホウガイイトイウコトダナ?ソレナラモンダイナイ。」

 

提督「助かります。そして艤装兵の皆さんですが...」

 

隊長「わかっております、一度大本営へ報告に行きましょう。我々のステルス船でしたらここから大本営まで5時間もかかりません。」

 

提督「よろしくお願いします。大淀さん、あれをお願いします。」

 

大淀「はい、こちらですね。」

 

提督「ありがとう。隊長、こちらを。」

そういうと提督はクリアファイルに入った書類を隊長に渡す。

 

隊長「これは?」

 

提督「報告書です。これを上官へ報告する際に渡してください。おそらくですが上官はまだ変わっておられないと思いますので。まあ今は私の方が上官となってしまいましたが...」

 

隊長「わかりました、ではこちら承りました。」

 

提督「では解散!」

そうして会議を解散し、深海棲艦達は海へ、艤装兵たちは大本営へそれぞれ戻っていった。

 

提督「よし、準備を始めましょう。艦娘の皆さんにも準備の旨お伝えください。」

 

大淀「かしこまりました。」

そうして迎えた正午。鎮守府のヘリポートに阿部少佐を乗せた軍用ヘリが着陸する。

バババババババ...

 

提督「お待ちしておりました、どうぞこちらへ!」

 

阿部「提督殿、直接の歓迎ありがとうございます!」

 

二人は鎮守府の中へと入っていく。

 

阿部「突然の訪問誠に失礼しました。数日間お世話になります。」

 

提督「ええ、よろしくお願いします。じゃあ大淀さん、阿部少佐を案内してあげてください。」

 

大淀「了解しました、では阿部少佐はこちらへ。」

 

阿部少佐と別れた提督は執務室へと入っていく。

ガチャッ...パタン...

 

提督「ふぅ...」

 

電「お疲れなのです?」

 

提督「うおっ!?」

いきなり声を掛けられ驚く提督。

 

電「はわわ、ご、ごめんなさい!」

 

提督「いえいえ、誰も居ないと思っていましたから少しびっくりしてしまっただけですのでお気になさらず。」

 

電「こちらこそ勝手に入ってて...」

 

提督「さて、大淀さんからもお話しがあった通りですが今この鎮守府には阿部少佐という大本営の方が来てます。わざわざ遠くからお越しですから歓迎してあげてくださいね。」

 

電「了解なのです!ところで司令官さん...」

 

提督「どうしました?」

 

電「...一緒にご飯行きませんか?」

 

提督「おっと、確かにもう正午すぎましたし食堂に行きましょうか。」

 

電「なのです!」

 

そうして二人は食堂へと向かう。

食堂に入ると艦娘達の良い匂い...もとい、昼食の良い香りが部屋いっぱいに満たしていた。

その食堂の中心には大淀と共にご飯を食べる阿部少佐の姿があった。

 

提督「カレーのお味はどうですか?」

そーっと近づくと阿部少佐の耳元で声をかける提督。

 

阿部「!?」

ガタガタッビシッ

いきなりのことで驚いたがすぐに立ち上がり敬礼をする。

 

阿部「とても美味でございます!」

 

大淀「提督...」

少し呆れたような表情を見せる大淀であった。

 

提督「おいしいようで何よりです。ああ、どうぞ座って食べていてください。わたしもご飯を取ってきます。」

 

そういうと電と共にご飯を取りに行き、阿部少佐の隣に座る。

 

提督「さて、あまり詳しいことはこちらは聞いておりませんが何かありましたか?」

 

阿部「...実は中川中将について何ですが...」

 

提督「なに、中川中将!?」

声を荒げる提督。艦娘達の視線も一瞬すべてがこちらに向いていた。

 

提督「...うおっほん。中川中将と何かあったのですか?」

 

阿部「ええ、大淀さんにもお話はしたのですが、最近どうも中川中将は深海棲艦をつぶすのに躍起になっていて、大本営で私の纏めている艦隊を特に酷使しているんです。」

 

提督「それは中将が阿部少佐を信頼しているからでは?」

 

阿部「いえ、それが...」

 

大淀「提督、これを。」

そういうと3枚の書類を受け取る。

 

提督「阿部艦隊運営記録?なぜまたこんなもののコピーを...」

 

阿部「それが一日分の運用状況なんです...」

 

提督「...はい?」

 

大淀「私も先程確認しましたが...逆によく所属の娘達が反乱を起こさないと思いましたよ。まあそれほど阿部少佐は信頼が厚いとも取れますが...」

 

提督「休む暇がないとはまさにこのこと...第四艦隊まで動かすことはこちらではほとんどありませんよ。いったい中将は何を考えているんだ...」

 

阿部「実はそのことについて調べていただきたいのです!」

 

提督「ふぁっ!?」

 

阿部「この通り、お願いします!!!」

そういうと突然土下座を始める阿部少佐。

それを見ていた周りの艦娘達もザワつき始める。

 

提督「わ、分かりましたから頭を挙げてください!」

 

阿部「ありがとうございます、このご恩は一生かけてでも返させていただきます!」

 

こうして阿部少佐と合同で中川中将への言及の準備を着々と進めていくのであった。

続く...




いかがでしたでしょうか。
遂に私、二年間住んでいた地を離れて新しい土地へと引っ越しをします。
この小説はその地に来て始めた趣味でもありますから新天地へ引っ越ししてもこの趣味を続けていきたいですね。
この小説を読んでいる方々、もし今春に引っ越しを考えているのであれば新しい趣味を始めるチャンスかもしれません。
2年という短くも長い期間の間に始めた趣味は意外と長続きしたりします。
はじめ時は春が一番良いんですよ。
それではまた次回。
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