艤装提督~提督と艦娘の不思議な物語~   作:yrtohoyr

34 / 39
どうも皆さんこんにちは、作者です。

最近はだいぶ春めいてきましたね。私が艦これを始めたのは2021年の4月ですからもう2年もたってしまいます。
早いものですね。
最近は花粉症も出てきまして、特に今年は強いんだそうです。

ということで注意書きを読んでもなお続きの木になる提督の方々は抜錨を許可します。花粉症に負けないよう頑張ってお読みくださいませ。


第三十四話 異動の日2

コツコツコツコツ...

ここは鎮守府の地下にある会議室。

そう、つい前日まで深海棲艦や艤装兵達がいた部屋である。

そこでは深海棲艦から提供されたカセットテープがデジタル処理の真っ最中である。

 

提督「さて、では会議を始めましょうか。今回のこの件は昔から言われていたものですが、最近の深海棲艦の不審な動きから我々は中川中将の関連が疑われると考えました。」

 

阿部「はい、おおむね私もそのように考えています。」

 

提督「そこで私は独断かつ秘匿で深海棲艦と接触を試みました。」

 

阿部「なっ!?」

 

提督「ここにあるカセットテープもすべて深海棲艦から提供されたものです。」

 

阿部「すごい...し、しかしここの設備はほぼ最新の設備であります。それ故近づいた瞬間対深海棲艦用キャノンが火を噴くはずですが...」

 

提督「ああ、それに関してはC号部隊の方々に協力を得まして...まあ機密なのでこれ以上は言えませんが、うまく手回ししてくれました。」

 

阿部「特殊作戦第C号...そこまで酷い状況だったのですか?」

 

提督「いえ、結果的には大成功で、敵も壊滅的な状態に陥っています。」

 

阿部「流石です...」

 

提督「カセットテープの解析はほとんど終わり、おおよその音声変換はできています。あとはこれを聞いて、果たしてどんな作戦で深海棲艦が活発化していったのかを調べていく必要があるのです。」

 

阿部「では我々は今日からこの音声データをすべて...」

すこし面倒くさいような顔をする阿部。

その顔をするのも当然であり、阿部はすぐにでも中川中将のぼろが出ると思っていたからである。

だが提督もそこまで考え無しではない。きちんと対策が練られていたのだ。

 

提督「安心してください。今回の為にこちらを用意しました。」

そういうと、一枚のディスクを取り出す。

 

阿部「そのディスクは?」

 

提督「音声を高精度で自動認識し、文字化してくれるアプリです。これを使えば1週間はかかる書き出しの作業を僅か6時間で終わらせることが出来るものです。今回の量ですとこれを使えばざっと1日と言ったところでしょう。」

 

阿部「!?」

 

提督「ですから我々がやることはもっと別のことです。そう、あなたの証言が我々には必要なのです。」

その言葉を聞いた阿部は鳩が豆鉄砲を食らったかのような顔をする。だがすぐに提督を手を両手で握りしめる。

阿部の瞳は今まで以上にきらきらとしたものであった。

 

阿部「わかりました、協力させていただきます!」

 

提督「ではこれより聴取を始めます。大淀さん、書き取りお願いします。」

 

大淀「了解しました。」

そして中川中将に関する聴取が始まった。

 

一方そのころ中川中将は誰かと電話をしていた。

中川「くそっ、どういうことだ!?」

 

???「「落ち着きなさい、まだあなたと我々の関係が判明しているわけではないでしょう。」」

 

中川「しかし...」

 

???「「なに、いざとなればこちらも手を打ちますよ。」」

 

中川「...わかった、作戦は実行するが誰かにこの作戦がばれたら本当にまずいからな!」

 

???「「はいはい...」」

ツーツーツーピッ

 

中川「はぁ...阿部艦隊運用停止はこっちに大打撃なんだよなぁ...早く戻ってきてくれぇ!」

 

場所は鎮守府に戻る。

 

提督「ふむふむ...ではこれで聴取は終わりたいと思います。」

 

阿部「もういいのですか?」

 

提督「ええ、おおよそ聞いていた内容と同じでしたのでそこにプラスαされた情報が得られただけでも大戦果です。」

 

阿部「そういえば一つ気になっていたことがあるのですが、大淀さんって中川中将と一緒に行動されていた方ですか?」

 

大淀「!?」

 

提督「え、ええ、そうですが...軽巡洋艦大淀として働かれてる方はほかにもいらっしゃるのによくわかりましたね。」

 

阿部「実は中川中将はよく大淀さんに関するお話をされていたんですよ。身のこなし、表情、しゃべり方、癖までもよく把握されておりました。それによく当てはまっていたので。」

 

大淀「嬉しいような嬉しくないような...」

 

阿部「それほど大事にされていたのだと思いますよ。しかし仕事に関して私に対する態度といったら...」

 

提督「まあ海軍の上官なんてそんなものです。私は皆さんの上官になった際に今まで受けていたキツイことはなるべくしないように心がけています。ああ、でも叱るときはキチンと叱りますけどね。」

すこし笑顔を浮かべる提督。

 

大淀「提督は怒るととても怖い方ですからねフフフ」

 

提督「大淀さん!」

 

阿部「お二人の姿を見ているとこの鎮守府は本当にホワイト運営されているところなんだなとつくづく実感しました。私ももっと見習わなくては...」

 

提督「いやはやそう思っていただけたのなら幸いです。っと、そろそろ第二艦隊が戻ってくる時間ですね。」

 

阿部「も、もしや!?」

 

提督「お迎えに行くだけですよ?」

 

阿部「ほ、ホワイトすぎる...もう保護者ですよ...」

 

提督「ま、まあカンムスは大事にするのが一番士気が上がるのは重々承知ですからね。さ、行きましょう阿部少佐。」

 

阿部「はい!」

そうして3人は遠征任務を終えた第二艦隊を迎えに行く。

 

ザザーンザザーン...

択捉「あ、司令が迎えに来てくれてますよ!」

 

提督「皆さんお疲れさまでした、報告は補給とお風呂の後で構いませんので今はゆっくり休んでくださいね。」

 

三日月「ありがとうございます、では補給行ってきますね!」

 

菊月「司令官もたまにはゆっくりすればいいんだがなぁ。」

 

望月「そ~そ~、司令官は頑張りすぎなんだよぉ」

 

三日月「もっちーは面倒くさがりすぎです...あら?そういえば隣にいらっしゃる方は?」

 

提督「ああ、こちらは大本営阿部艦隊の司令官である阿部少佐です。」

 

阿部「阿部です、数日の間ですがこちらでお世話になることになりました、よろしくお願いします!」

敬礼ビシッ

 

艦娘's「「よろしくお願いします!」」

 

菊月「な、なあ、もしや阿部艦隊ってあの...」

 

三日月「ええ、あの大戦果を挙げた艦隊ですわね...」

 

提督「そういえば菊月さんと三日月さんは遠征任務の重鎮ですからほかの艦隊とも連携してるんでしたね。そうです、彼こそあの大戦果を挙げ続けている阿部艦隊の提督ですよ!」

 

阿部「そ、そんな大げさなことではないですよ!」

 

提督「ははは、では皆さん報告お待ちしてます。お疲れさまでした。」

 

艦娘's「「お疲れ様でした!」」

 

提督「さて、では執務室に戻りましょう。」

遠征組と別れた提督たちは執務室へ向かう。

ガチャッバタン...

 

電「あ、司令官さんお帰りなさいなのです!」

 

提督「ああ、ただいま。これから作戦会議を始めますから阿部少佐にお茶とお菓子を用意してあげてください。」

 

電「了解なのです!」

 

提督「さて、ではこれから数日間の作戦会議を始めます。艦隊運用に関しては阿部少佐の方が長けていますから一部お任せすることもありますのでよろしくお願いします。」

 

阿部「ふぇ!?」

 

大淀「安心してください、そんなに連弩が低いわけでもないのである程度であれば進めることもできますよ。」

 

阿部「あいやぁ、私にそんな重役を頂けるとは思っていなかったもので...わかりました、どこが進められないなどがありましたらお申し付けください。」

 

提督「では早速なんですが、この海域のこの部分で行き詰ってしまい苦戦するんですよ...」

 

阿部「ここはこんな感じの編成で...」

こうしてこの先数日間の作戦会議がはじめられた。

続く...




いかがでしたでしょうか。
この小説結構長いようで短い作品になっていますのでちょっと読むにはちょうどいいかもしれない長さですね。
え、長いって?知らんな。
それではまた次回。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。