艤装提督~提督と艦娘の不思議な物語~   作:yrtohoyr

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どうも皆さんこんにちは、作者です。
最近異動のため引っ越しました。
新しいアパートで気分爽快、これからの生活も楽しみです。
ということで注意書きを承知の上で続きが気になる提督の方々は抜錨を許可します。
気分爽快で読んでみてください。


第三十五話 居酒屋の日

翌日のことである。

時間はマルナナマルマル、ほとんどの者が起床しているが活動開始にはまだまだ時間がたっぷりあるそんな時であった。

執務室に一本の電話がかかってくる。

 

ジリリリリンジリリリガチャッ

提督「はい、鎮守府提督。」

 

大本営通信部「「こちら大本営です。提督さんでよろしいでしょうか?」」

 

提督「はい、そうですが何かありましたか?」

 

大本営通信部「「元帥より直々の伝言を預かっております。近くの港町に唯一、一軒の居酒屋がありますよね?」」

 

提督「ええ、あそこは我々もプライベートでよく使わせていただいております。」

 

大本営通信部「「その居酒屋に本日ヒトナナマルマル集合してください。」」

 

提督「...作戦命令ですか?」

 

大本営通信部「「我々も詳しくは伺っておりません。ですがその居酒屋に足をお運びいただきたいとのことです。」」

 

提督「わかりました、本日ヒトナナマルマルより予定を開けておきます。」

 

大本営通信部「以上となります。それではご武運を。」

ガチャッツーツー...ガチャン

 

提督「ヒトナナマルマル...だがなぜこんな辺境の地に元帥が?」

そんな疑問を抱える提督であったが食堂に行くと阿部少佐の顔が見えそんな疑問はどこかへと消えてしまった。

 

敬礼ビシッ

阿部「おはようございます!今日は天気も良く作戦遂行のし易い一日であります!」

 

提督「おはよございます。大本営ではいつもそんな感じのあいさつを?」

 

阿部「はい、私一応気象予報士の資格を持っておりまして作戦に天気を利用する事も良くあります。」

 

提督「それはすごい、期待していますよ。」

 

そんな談笑をしていると食堂に艦娘達が続々と集まってきた。

 

睦月「あ、阿部少佐にゃしっ!」

 

如月「あら、ご苦労様ですウフフ」

 

天龍「お、阿部少佐も来てたのか!なぁなぁ、そっちの俺はどんな感じだったんだ!?」

 

隼鷹「おーい阿部少佐、一杯ひっかけないか~ヒック」

 

阿部「み、皆さん一人ずつ~ノワァァァ...」

阿部少佐は顔もスタイルも頭脳もよく、艦娘達にもとても人気のある少佐であった。

その人気っぷりは大本営だけでなくこの鎮守府でも変わらないようであった。

 

提督「アハハ...いやぁ、まあ、皆さん阿部少佐を困らせないようにだけお願いしますね。」

 

艦娘's「「は~い」」

 

提督「(...絶対これが原因で中将の怒りを買ったな。しかも彼に関しては一切人気なことに気づいていない厄介タイプか。)」

 

マルハチサンマル、就業開始の鐘と共に第一艦隊は演習任務へ。

 

提督「さてと...始めますか。みなさん準備は万全ですか?」

6人の艤装から送られている映像を元に指揮を執る提督。

 

扶桑「ええ、問題ありません。」

 

山城「姉さん...心配だわ...」

 

千歳「そういえばなんでこの編成なのかしら?」

 

提督「今回は単純に皆さんの練度上達を促進するための演習ですので心置きなく戦ってください。」

 

千代田「まあアンバランスと言えばアンバランスだけど扶桑さんたちもいるし大丈夫じゃない?」

 

長良「皆の足を引っ張らないように頑張ります!」

 

五十鈴「はいはーい、行きますよ~!!」

 

アナウンス「それでは遠方鎮守府より第一艦隊、対するはこの鎮守府の第一艦隊です。それでは、演習開始!!」

ブォォ~(ホラ貝的な音)

 

小一時間後、無事演習は終了した。

 

提督「皆さんお疲れさまでした。正直もう少し苦戦してしまうかもと思いましたが、流石です。」

 

扶桑「フフフそう言っていただけたら嬉しいですわね。ね、山城♪」

少し野蛮な、邪悪な笑みを浮かべる扶桑。

 

山城「扶桑姉様...猛獣の顔に成っております。」

 

扶桑「あらら、失礼しました。」

 

千歳「それにしてもこの鎮守府はやたら戦艦の皆さんが強くて、援護射撃すらままなりませんでした...」

 

千代田「そうそう、なんか強いんだよねー」

 

長良・五十鈴「(私達何も出来なかった...)」

 

提督「さて、では第一艦隊メンバーはいつものメンバーに戻りますので一旦解散してください。また任務が入り次第皆さんをお呼びします。それではしばし休憩していてください。」

 

第一艦隊's「「了解!!」」

 

こうしてその日の任務はあっという間に終わっていった。

ヒトロクサンマル、勤務隊員専用出口にて...

 

ブォォンブォォォン!!ブロロロロロ...

提督「では行って参ります。」

 

憲兵A「お気をつけて!!」

ブロロォォォッ!ブォォォ...

 

提督は愛車のトヨタ マーク2グランデGに乗り颯爽と町へ繰り出す。

と言っても実際遊びにいくわけではない。あくまでも仕事である。

 

ヒトロクゴマル、少し早めに居酒屋へと着いた提督。

 

ガラララ...

提督「こんばんは、今日この後に...」

 

そこまで言ったところで異変に気づく。

店主がいないのだ。それどころか人がまるでいない。

そしてなにやら嫌な気配も感じる。

 

提督「!?」

 

何かの気配に気付き、後ろに振り向くと同時に腰に吊り下げている拳銃を抜く。

そこには覆面を被った男が一人。

 

提督「くっ...」

 

提督の拳銃の銃口は確かに相手の眉間に命中する弾道にある。しかし、相手の拳銃も同じく提督の眉間へと向いていたのだ。

 

???「ふっふっふっ...なははははは!!」

突然笑いだす男。そして覆面を脱ぎはじめる。

銀色の長髪に少し高めの鼻。耳には拳銃のピアスをつけている。

まるでFF7のセフィロスのような顔の良さは女性を惹きつける何かオーラのようなものを醸し出している。

 

提督「なっ、あなたは!?菱沼中将!?」

 

菱沼「はっはっはっ!!久しぶりだなぁ、提督よ!」

 

菱沼中将と呼ばれたこの男。提督が驚くのも無理はない。

この菱沼中将はかつて提督の上官を勤めていた艤装兵の一人だからである。

 

菱沼「拳銃捌きに磨きがかかっている。提督よ、成長したな。」

 

提督「いやはや、菱沼中将に会えるとは思ってもいませんでした。お久しぶりです!」

 

菱沼「はっはっ、相変わらず礼儀正しいな。まあ、そこの席に座りなさいな。」

 

提督「ですが中将、お店の方は...」

 

菱沼「おっと、忘れていた。もういいですぞ!」

そう声をかけると外から店の大将が現れる。

 

大将「いやー、提督さんごめんなさいね、どうしてもやりたいって言うものですから...」

大将は少しばつの悪そうな顔をしている。

 

提督「いえいえお気になさらず。そこら辺の代金はしっかりと中将に払っていただきますので。」

 

菱沼「えー」

ぶすっとした顔をする菱沼。

 

提督「えー、じゃありません。店の大将にご迷惑をかけたじゃないですか。」

 

大将「いやはや、お気になさらずに。こちらも結構ノリノリでしたから。」

彼ははまったく気にしていないような感じでニコニコしている。

 

菱沼「まーったく、提督くんはつれない奴だなぁ。ま、今となっては自分とほぼ同クラスの階級におるからなんとも言えんがな。」

 

提督「いえ、まだまだ私とて未熟者です。鎮守府を破壊されるような始末ですから...」

 

菱沼「まあなに、それはそれ。これはこれだろうに。」

 

提督「そんなものですかねぇ...」

そんな感じで元上司と深く長い対談が始まるのであった。

 

続く...




いかがでしたでしょうか。
最近は花粉症もだいぶ収まってきたような、そんな気がします。(気がするだけ)
これからは初夏に向かって気温の変動も激しくなりますから皆さんも体調にお気をつけてお過ごしくださいませ。
それではまた次回。
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