艤装提督~提督と艦娘の不思議な物語~   作:yrtohoyr

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どうも皆さんこんにちは、作者です。

またしても1か月以上空いてしまいましたが、今回はずっと書き続けての1か月です。
休んではいません。
しかしもう夏もど真ん中です。
去年も書いたかもしれませんが、私は夏という季節をあまり好みません。
冬は服を厚着したりすれば何とか耐えしのぐことはできますが、夏というのは裸以上に脱ぐことができません。
汗でべとべとしますし、冷房が効いてるのか分からない程に外の気温が高くなる日さえあります。
夏は嫌いです。
ということで、注意書きを読んだうえで前回の続きが気になる提督の方々は抜錨を許可します。
夏嫌いにならないようご注意くださいませ。


第三十八話 録音終了の日

ヒトマルサンマル、第一艦隊に帰港命令を出した後のことである。

コンコンコンガチャッ...

 

阿部「失礼します、例の件でご報告が。」

 

提督「どうかしましたか?」

 

阿部「先ほどカセットテープのデータ化がすべて終わりました。また深海の方が2名お見えになっています。また先ほど通信部の方から連絡があり、本日ヒトサンマルマルごろにヘリコプターにて大本営から迎えがあるとのことです。」

 

提督「果たして深海棲艦を人として数えてよいものなのか...わかりました、帰還報告を受け次第向かいますので彼女たちにはもう少し時間がかかるとお伝えください。通信部にはよろしくお伝えください。」

 

阿部「了解しました、お待ちしております。」

 

30分後、第一艦隊が鎮守府に帰還する。

 

提督「皆さんお疲れさまでした。午後は2名の提督の方から演習予約が入っていますのでそちらに向かってください。場所は当鎮守府の射撃訓練場です。」

 

電「了解なのです!」

 

伊勢「その感じ、もしや午後は抜けるわね?」

 

提督「お察しの通りで、大本営の任務に関することですので少々鎮守府を離れます。本日は臨時提督として伊勢さん、あなたを任命します。」

 

伊勢「ふぇっ!?」

 

提督「大淀さんに聞けば大抵のことは分かりますし、長門さんの時と違って一晩というわけではないのでそんなに心配なさらずに。」

 

伊勢「わかりました、精一杯務めさせていただきます。」

 

提督「では午後の任務までしばし休憩していてください。私はもうすぐに出ますのであとは宜しくお願いします。」

 

艦娘's「「了解!」」

 

さらに5分後、工廠裏の地下部屋に提督が到着する。

ガチャッ

部屋に入ると黒いステルス迷彩を着た深海棲艦が二人と阿部が会議卓で雑談をしていた。

 

提督「お待たせしました。」

 

戦艦棲姫「オオ、ヤットキタカ。」

 

泊地棲姫「マッテイタゾ。」

 

提督「すみません、帰還報告は必ず聴く方針になっていまして少し遅くなってしまいました。」

 

阿部「提督殿の鎮守府はとても律儀でありますね。大本営直属は後々の報告でも良いとしております。」

 

提督「大本営がそれでいいんですかね...」

 

阿部「いえ、本来はあってはなりません。ですが中将だけは...」

 

提督「そういえば少佐は中将直属部下の一人でしたね。」

 

阿部「ええ。ただ私は前々から深海棲艦とは平和的に物事を解決したいと強く考えております。」

 

戦艦棲姫「フン、オマエタチガコウゲキヲシナケレバコチラモテヲダサナイトイウノニ。」

 

泊地棲姫「マア、ワタシタチハオンコウナセイカクダガ、ナカマニハ、ニンゲンヤカンムスヲカンゼンニテキトスルモノモイル。」

 

提督「それは当然のことです。我々は今まであなた方のことを何も知らずに"単純悪"として戦っていましたから。」

 

阿部「特に中将に関しては単純悪として捉えて否応なしに攻撃しておりましたから、一部味方からもやりすぎであると声が上がっておりました。」

 

提督「それが本当に単純悪と考えて行動していたのかどうか、この音声データからわかるかもしれないですね。」

 

阿部「ところで、先ほど出来上がったものを一部聴いてみたのですが、ずっとピロピロと音が流れており全く何を話していたのかわかりませんでした。この音声データ、本当に有効なものなのでしょうか?」

 

提督「ええ、むしろその表現でよりどの秘話コードを使っていたのかわかりましたよ。さて、ではさっそく音声データを私特製のこのアプリで解読していきますか。」

そう言うと一枚のCDを取り出す。

 

阿部「それは?」

 

提督「秘話コードを解読したうえで自動で文字化してくれるものですよ。私の特製です。」

 

阿部「...へ?まさか自作ですか?」

 

提督「まあ、自作に近いですかね。コード解析は私がまだ戦地で戦っていた頃に習得した技術です。」

 

阿部「提督殿は本当に何でもできるのですね...」

 

提督「いやいや、まだまだですよ私なんて。」

そう言いながらパソコンでソフトを起動するとカセットテープから抜き出した音声データをドラックアンドドロップしてソフトに読み込ませていく。

 

戦艦棲姫「コノショリハドノクライデオワルンダ?」

 

提督「うーむそうですね...15時間ほどでしょうか。データの量がデータの量なので結構かかります。」

 

泊地棲姫「デハ、ワレワレハマタイッタンオイトマスルカ。」

 

戦艦棲姫「アア、ソウダナ。」

 

提督「わざわざ来ていただいたのにすみません。」

 

阿部「では私もいったん持ち場に戻ります。」

 

提督「わかりました。」

そうして一時解散となった。

ヒトヒトサンマル。

バリバリバリと轟音を立てながら一機のヘリコプターが鎮守府に降り立つ。

 

提督「では伊勢さん、あとはお任せしましたよ。」

敬礼ビシッ

 

伊勢「了解!」

敬礼ビシッ

 

兵士A「ささ提督殿、こちらへ!頭上に気を付けてくだされ!」

 

こうして提督はヘリに乗り、またしても大本営へと向かう。

理由はもちろん中川中将のこと...ではなく、昨日の菱沼の件について叔父もとい元帥と話し合わなければならなくなったのだ。

 

提督「大本営とここを大きな橋でつなげて貰えませんかねぇ...」

 

兵士A「「無理を仰らないで下さいよ、提督殿の管理する鎮守府と大本営は距離にして約300キロなんですから、そんな長い橋はいくら大本営でもかけられません。」」

 

提督「ですよねぇ...」

そんな談笑を兵士と交わしながら大本営までヘリに揺られるのであった。

続く...




いかがでしたでしょうか。
昨年の夏休み特別企画から早一年、時が経つのは早いものでこの小説も書き始めから随分と経ちました。
艦これも10周年という節目を迎え、ゲーム内はお祝いムード一色。
海色リボン?白たすき?など新しい要素も追加されましたね。
これからもこの小説を宜しくお願いします。
それではまた次回。
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