お久しぶりです
生存報告を兼ねましてすっごく短いですが投稿します!
仕事が忙しすぎて趣味の時間が全く取れない...
今年中にもう1、2、3回ほど投稿出来たらいいなぁ
「......くぅ、ご、合格よ!388番389番共に合格よ!」
「やった、やった!エミルさんのおかげですよ!」
「その通り、俺のおかげだ。俺は水浴びしてくるから、飯の用意をしてろよ。俺のおかげで合格できたんだからな」
「前言撤回したいです、ダメ?...そうですか」
テンションの浮き沈みが激しいミアンダを放置して、汗を流すために近くにあった水辺へ向かう。
道中では豚を探す受験者らを見かけたが、ご苦労様とだけ独り言を呟きながら水辺へ向かった。
水浴びを終えて、会場へ戻るときは誰とも会わずすんなりと戻れたが、会場の前には人だかりが出来ていた。
「何かあったのか?」
「エミルさんお帰りなさい、結構早かったですね。
これエミルさんの分の豚丼ですよ。この人だかりはどうやら探しても探しても豚が見つからないのに、肉の焼ける匂いがするってことで集まって来たんですよ。
それでどういうことかと問い詰めれば、既に合格者が二名出ているので俺たちが探せないのに、こいつらは見つけている不正を行ったに違いない!って騒ぎ立てているようですよ」
な る ほ ど ね!
面白いことが起きる気がするぞ...
「はー大変なこった。豚丼!うまいなー!ミアンダが用意してくれて助かった!」
「「「!?」」」
「は!?なんでそんなことを!」
大きな声で尚且つ、豚丼の存在とミアンダがの部分を強調したことで、集まっていた受験生の視線をミアンダに集めることに成功した。皆々が激しく睨みつけ、手に得物を持つ者もいる。
何人かは学んだのだろうか、またあいつらかという視線を向けて来るがどうでもいい。これも全てミアンダの成長に繋がればと切に思います。
その後はまさに祭り状態になった。
諦めきれず真面目に豚を探す者。
豚の捕獲出来た場所を問いただそうとする者
そういうことがありながらも大柄な男に対し、ブタを食わせ続けたことで満腹だと告げたことでタイムアップ。変態女に辿り着く受験生が現れることが不可能になり、二次試験は合格者2人のみとなった。
「ちょっと388番、あんたのせいよ。この結果どうするのよ」
「人のせいにするなよ、悪いのはミアンダ。389番のせいだろう」
「はぁ!?」
ミアンダが信じられないと言わんばかりに非難の視線を向けてくるが相手にするわけが無い、相手にするだけ時間の無駄だし先ほどから嫌な予感がしている。
「ま、仕方ないわね。二次試験合格者は388番、389番2人だけよ!」
変態女の発表により受験者達に再び衝撃が走り、ざわめきが起こる。
が、ざわめきは一瞬で収まり破壊音だけが響いた。
「納得いかねぇな...はい、そうですかと変える気にはならねぇな。
俺が目指しているのは賞金首ハンターだ!それをラッキーか何かで、ブタの生息域を見つけて独占した奴だけが合格なんて納得できねぇな!」
声を上げたのは髪を後ろで縛った小太りの男だった。
これって俺らに向けて言っているのか?
「それは残念でしたね、また来年がんばったらどうです?一年ありますし、もっと早く走れるよう身体を絞ることをお勧めしますよ」
意外にも返事をしたのはミアンダで、表情を伺えば眉間にしわを寄せており不機嫌だというのを隠す気は無いようだ。
「なにぃ!」
「今年は運が無かったんですよ。聞けば、毎年試験内容は違うそうじゃないですか。それに今年で私たちはハンター試験を合格するつもりなので、来年は合格できるかもしれませんよ。興味ないですけど」
あーあ...
「ふざけんじゃねぇ!!」
素っ気なく、それも終盤には本当に興味が無さそうに答えたミアンダ。最後の一言が引き金だったようで、激高した男は拳を振りかぶり吶喊してくる。
「はぁ...これだから事を起こさず、声だけを上げる愚か者は嫌いなんです」
次の瞬間には、男の背後を取ったミアンダが蹴りで態勢を崩して男を拘束。男の顔を限界まで自分の顔まで近づけ説教を始めた。
「分かります?これが実力の差ですよ。今の貴方が逆立ちしても辿り着けない所です。これを幸運や奇跡で片づけますか?真に幸福なのは今、この時に命を取られなかった貴方ですよ。あの雨合羽にお面の変態が相手だった場合は、敵意を向けた瞬間に先手必勝とかふざけたこと言いながら殺しに来ていますよ。わかりますか?これが幸運ですよ。大体この力を手に入れるのだって本当に頑張ったんですよ。1に修行、2から先は常に修行。58くらいで殺し合い。72くらいで家事。100に届くときには寝ていてもトイレの中でも命を狙ってくる雨合羽。わかりますか?私の休みは気絶している間。たまにある家事中ですよ。貴方がブクブクブクブク肥えている間も私はそういう生活だった。そんなあなたが賞金首ハンター?寝言は寝ている間だけ、夢見ていいのは恋をしている少女だけですよ。脂ぎった貴方は現実直視してダイエットにでも励んだらどうですか?あぁ、思い返すだけで腹立たしい。」
ミアンダさん、男性はもう気絶していますよ。周囲はドン引きですよ、そんなに不満だったんですかねぇ...ちゃんと、お風呂の時間は襲い掛かることはしなかったというのに。
「ストップ、待ちなさい389番。全く賞金首ハンター?わらわせるわ!現に女の子に一瞬でのされちゃって、どのハンターを目指そうが関係ないのよ。ハンターたるもの武術の心得があって当然、全てを運や奇跡で終わらせる者にはわからないでしょうけど私が知りたいのは未知のものに挑戦する気概なのよ!!」
かっこよく決めてくれているけど、二次試験は未知に挑戦する機会なんてあったのか?
『それにしても、合格者2名はちとキビシすぎやせんか?』
あぁ...嫌な予感の正体はコレだったのか