続き書けたで候。
では、どうぞ∠( ゚д゚)/
マスコミ襲撃事件から翌日……
いつも通り、午後のヒーロー基礎学の時間がやってきた。
相澤は教壇に立つと話し始める。
「今日のヒーロー基礎学だが……俺とオールマイト、そしてもう一人の三人体制で見ることになった」
「ハーイ!何するんですか!?」
すると個性『テープ』を有する
相澤は、懐からあるカードを取り出すと説明する。
それは『RESCUE』と書かれたカードであった。
「災害水難なんでもござれ、
救助訓練と聞いて教室全体が騒がしくなる。
しかしそれも相澤が一声かければ、ピタっと止む。
入学して僅か数日で相澤に慣れつつあるA組一同である。
「今回、コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな」
相澤はリモコンを操作し、コスチュームのロッカーを展開させる。
「訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく」
(学校の敷地内をバスで移動って。さすが雄英……色々規格外だなぁ)
真司は内心呆気に取られながら、話を聞いていた。
「以上。準備開始」
そして相澤の合図を元に各自動き出す。
真司はコスチュームにさっさと着替えると、足早にバスの発着場に集合した。
どうやら一番手らしく、皆が来るまで10分ほど待つこととなった。
「む!城戸君早いな!!」
すると飯田が話しかけてきた。
「俺のコスチュームってほぼ私服と変わらないからさ、着替えるのにそう時間かからないんだよ」
「そうか!しかし早いのはいいことだ!!」
「まあ、遅刻するよりはいいよな」
そしてしばらく待っていると、クラスのメンバー全員が集まった。
「バスの席順でスムーズにいくよう、番号順に二列で並ぼう!」
飯田がクラスメイト達に指示を出す。
その様子を見ていた出久が呟いた。
「飯田君、フルスロットル…………!」
「あ、それ『エンジン』の個性とかけたんだな。上手いな緑谷〜」
「え!?いや別にそんなつもりじゃ!?」
そしてそれをチャッカリ聞いていた真司は出久のセンスを褒めていた。
そんなこんなで、皆、とりあえず出席番号順でバスに乗ったのだが、全く意味がなかった。
「こういうタイプだった……!くそう!!」
飯田が想像していたのは座席が縦に並ぶタイプのバスであったが、実際は座席が横に続くタイプのバスであったのだ。
真司も空いてる席に座る。
隣は透であった。
ちなみに透はコスチュームがまだないため、体操服を着用している。
「レスキュー訓練って何するんだろうねぇ?」
「綱渡りみたいな訓練じゃない?」
真司のレスキュー訓練のイメージは、消防隊員が訓練で行っているロープブリッジ
そしてバスが発進すると、車内はすぐに騒がしくなる。
前の方で話し声が聞こえてきた。
「あなたの“個性”、オールマイトに似てる」
「そ、そそそそうかな!?いや、でも僕はその、えー」
梅雨の声が車内に響き渡る。
どうやら出久に話しかけているらしい。
出久は不意に言われた言葉に動揺していたが、側にいた切島が口を開いた。
「待てよ梅雨ちゃん、オールマイトは怪我しねぇぞ。似て非なるアレだぜ。しかし、増強型のシンプルな“個性”はいいよな。派手で出来る事が多い!」
切島は自分の個性である『硬化』が地味だとぼやくが、出久がプロでも通用する個性だとフォローを入れる。
その向かい側では
すると自然と話題は、派手な個性を持つ人物達へと移る。
「派手で強ぇっつったら、やっぱ轟と爆豪、城戸の三人だな」
大人しく窓の景色を見ていた爆豪も反応を見せる。
「爆豪ちゃんは、キレてばっかだから人気出なさそ」
「んだとコラ!出すわ!!」
「ホラ」
しかし、梅雨がからかい混じりに爆豪をイジり……
「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認識されてるあたり、爆豪ってすげぇよ」
「てめぇのそのクソみてぇなボキャブラリーは何だコラ殺すぞ!!」
上鳴も的を得たツッコみを入れる。
それを外から聞いていた真司は、あの爆豪をからかうクラスメートの図太さに驚いていた。
(さすがヒーローの卵達……皆、度胸あるなぁ)
すると騒ぎすぎたのか相澤が注意した。
「もう着くぞ。いい加減にしとけよ……」
「「「ハイッ!!」」」
相澤の言葉に、車内は一瞬で静粛になった。
◆◆◆
「すっげーーー!!USJかよ!!?」
真司達が降りた場所には、前世でも見覚えのあるテーマパークがあった。
そこに宇宙服のようなコスチュームを見に纏ったヒーロー:スペースヒーロー「13号」が説明する。
出久によれば、13号は主に災害救助で活躍している紳士的なヒーローで個性は『ブラックホール』という何でも吸い込み塵にしてしまえる強個性だ。
「水難事故、土砂災害、火事……etc.あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名も……
(訴えられないのかこれ?)
真司は少し心配になったが、ここは天下の雄英高校だ。
許可は取っているのだろう。
取っていると思いたい。
「13号、オールマイトは?ここで待ち合わせるはずだが」
「先輩、それが……」
相澤達は何やら打ち合わせをした後、授業を開始した。
「仕方ない、始めるか」
「えー、始める前にお小言を一つ、二つ……三つ……四つ……」
(増える……増える……増えすぎだろ!?)
13号がお小言と言う名の前説を始めた。
「皆さんご存じだとは思いますが、僕の個性は『ブラックホール』。どんなものでも吸い込んで、チリにしてしまいます」
「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね!」
13号の言葉に出久が相槌を入れ、お茶子が首がもげそうなくらいに頷く。
「ええ、そうです……しかし、簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう個性がいるでしょう?」
13号の静かな声が響き、生徒達の緩んだ空気が引き締まる。
「超人社会は“個性”の使用を資格性にし、厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。しかし一歩間違えれば容易に人を殺せる“いきすぎた個性”を個々が持っていることを忘れないで下さい」
13号は言う。
「相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したと思います。この授業では……心機一転!人命のために“個性”をどう活用するかを学んでいきましょう。君達の力は人を傷つけるためにあるのではない。救けるためにあるのだと心得て帰って下さいな」
13号の言葉は真司の心に響いた。
(13号先生……カッコいい!!)
前世で真司は人を守るためにライダーとなった。
まさに今日の訓練は、真司がその気持ちを思い出すキッカケとなるものであった。
「以上!ご清聴ありがとうございました」
13号が一礼する。
その言葉に感銘を受けた生徒達は拍手を送る。
「ん?」
そこで真司は
これは戦士として戦ってきた彼の直感。
ライダーの力を個性として身につけたことによって、感覚がさらに鋭敏になったからこそ気付けたモノ。
敵意……殺意……前世のライダーバトルで嫌というほど感じた
真司は声を上げる。
「相澤先生!」
「分かってる!」
相澤も気付いたようだ。
噴水の前に黒い
「ひとかたまりになって動くな!!13号!生徒を守れ!!」
気付けば真司はカードデッキを構えていた。
「動くな!あれは……
長くなりそうだったので分割。
次回は戦闘回。
では、また( `・∀・´)ノ