龍騎のヒーローアカデミア   作:Gussan0

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どうも|д゚)チラッ

続き書けたで候。

追記:内容を少し変えてます。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第十四話 事後処理

龍騎が脳無と戦い始める少し前……

 

黒い(もや)と13号の個性が激突していた。

 

しかし、上手(うわて)だったのは黒い靄の方であった。

 

 

「13号、災害救助で活躍するヒーロー、やはり……戦闘経験は一般ヒーローに比べ半歩劣る。自分で自分をチリにしてしまった」

 

 

(ワープゲート!?やられた……!!)

 

 

「「「「「先生!?」」」」」

 

 

黒い靄は、自身に向けられたブラックホールを13号の後方にワープさせることで、13号を自滅させたのだ。

 

 

「飯田ァ!走れって!!」

 

 

「くそう!!」

 

 

そのとき、砂糖が飯田を一喝する。

 

一喝された飯田は、スタートダッシュで非常口へと走り出す。

 

だが黒い靄は見逃さない。

 

 

「散らしもらした子供……教師達を呼ばれてはこちらも大変ですので」

 

 

飯田の前に黒い靄が展開される。

 

 

(皆を……僕が!任された!!クラスを!!!僕が!!!!)

 

 

このままでは、彼はどこかへ飛ばされてしまうだろう。

 

だが、その危機を救ったのはクラスメート達だった。

 

 

「行けっ!!早く!!」

 

 

障子が黒い靄を殴り飛ばし霧散させたのだ。

 

飯田はその隙をついて、非常口へとさらに猛スピードで向かう。

 

 

(皆!!待っててくれ!!)

 

 

だがやはり、黒い靄は見逃さない。

 

 

「ちょこざいな……!外には出させない!!」

 

 

「くっ!?」

 

 

そのとき、前方に自動ドアが見えた。

 

 

(自動ドア!蹴破るか!?蹴破れる厚さか!?)

 

 

「ええい!!」

 

 

(迷ってる暇はない!!)

 

 

そして飯田がそのまま自動ドアを蹴破ろうとしたとき、三度黒い靄が妨害しようとする。

 

 

「生意気だぞメガネ……!消えろ!!」

 

 

だがそれは上手くいかなかった。

 

クラスメート、麗日お茶子が既に動いていたのだ。

 

 

「理屈は知らへんけど、こんなん着とるなら、実体あるってことじゃないかな……!!」

 

 

お茶子は()()()()()()()()()()()()()と、個性『無重力(ゼログラビティ)』で浮かせて、後ろへと放り投げた。

 

 

「行けええ!!!飯田君!!!」

 

 

(身体を!?しまった!?)

 

 

黒い靄はそのまま瀬呂のテープによって、捕縛され、動けなくなる。

 

 

「…………応援を呼ばれる……ゲームオーバーだ」

 

 

黒い靄の呟きが静かに響く。

 

脳無がやられる数分前の出来事であった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

龍騎は倒れる脳無の元へと向かう。

 

 

(ある程度加減はしたから大丈夫だとは思うけど……)

 

 

脳無は気絶しているのか、意識を失っているようだった。

 

 

(良かった……無事みたいだ)

 

 

すると青年は、脳無が龍騎のドラゴンライダーキックを食らって倒れた光景が信じられないのか、荒れに荒れる。

 

 

「おいおいおいおい……ふざけんなよ……なんなんだよこれ……オールマイトを殺せるんじゃなかったのかよ……何であんなガキに脳無がやられてんだよ……!!」

 

 

そう言って喉を掻きむしる。

 

それはまるで、自分の思い通りに物事が上手くいかず、癇癪を起こす子供のようであった。

 

そのとき……

 

 

死柄木(しがらき) (とむら)

 

 

黒霧(くろぎり)……」

 

 

二人の名が判明する。

 

青年は死柄木 弔、黒い靄は黒霧と、お互いに呼び合っていた。

 

 

「ここは引きましょう。さすがに脳無がやられるのは想定外です」

 

 

「クソ!クソ!!クソ!!!」

 

 

黒霧の提案に死柄木は、さらに喉を掻きむしる。

 

 

「それに私の方でも少々想定外のことが起きまして。13号は行動不能に出来たものの、散らし損ねた生徒がおりまして……一名逃げられました」

 

 

「お前もかよ黒霧ィ……!お前がワープゲートじゃなかったら粉々にしてるよ……!!さすがに何十人ものプロ相手じゃ敵わない!!!ゲームオーバーだ……いや、ゲームオーバーにすら至ってない!!!!」

 

 

死柄木は声を上げる。

 

 

「こんなはずじゃ……こんなはずじゃないんだ!なぜこうも予想外のことばかり起きる!?」

 

 

「冷静に死柄木 弔。脳無がやられた今、オールマイトとこのまま相対するのは危険です。ここは大人しく撤退しましょう」

 

 

そうして黒霧がワープゲートを開こうとするが……

 

 

「……そのまま逃がすと思うか?」

 

 

ずっと機を(うかが)っていたイレイザーヘッド、相澤の個性『抹消』によって、その動きは封じられる。

 

だが黒霧は焦ることなく、相澤へと向き直る。

 

 

「……もう限界でしょう。今の貴方の個性発動時間は10秒もない」

 

 

「ッチ!」

 

 

黒霧の言うとおり、相澤は度重なる個性の発動によって既に限界が来ていたのか、すぐに解除された。

 

その隙に、黒霧はワープゲートを発動させて死柄木と共に入っていく。

 

勿論、気絶している脳無の回収も忘れない。

 

死柄木はある程度入った後、振り返った。

 

その視線の先には、龍騎の姿があった。

 

 

「おい、そこの仮面……お前の名前を教えろ」

 

 

死柄木の問いに龍騎は名乗った。

 

 

「俺は龍騎……仮面ライダー龍騎だ……」

 

 

「仮面ライダー龍騎ね……忌々しい程にヒーローっぽい名前だなあ。おい、龍騎。次会ったとき、お前は確実に殺す」

 

 

そう言い終えると、死柄木と黒霧、脳無の三人は靄に包まれて消えていた。

 

 

「もう大丈夫!!私が来た!!!!」

 

 

オールマイトが到着したのは、その直後のことであった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

オールマイトが来てから、事態はすぐに終息へと向かった。

 

オールマイトが各地のゾーンに散らばった生徒達を救出するために、全力全開でその力を発揮したのだ。

 

その後、飯田が連れてきた教師達プロヒーローの協力もあって、僅かな時間で解決したのである。

 

そして現在、雄英から通報を受けた警察が現場の調査を行っていた。

 

 

「16、17、18、19、20、21……生徒は全員無事か」

 

 

ベージュのコートと帽子を身に付けた刑事、塚内直正(つかうちなおまさ)は、施設の入り口前に集められた生徒達の人数を数えていた。

 

拘束された(ヴィラン)達は速やかに警察に引き渡された。

 

その数なんと50人以上。

 

しかし、主犯格と(おぼ)しき二人、死柄木、黒霧と呼ばれていた(ヴィラン)たちの逃亡を許してしまった。

 

それだけでなく、雄英高校への(ヴィラン)侵入を許してしまったことも、マスコミからの非難の的になってしまうだろう。

 

たとえ、ワープを可能とする強力な個性の持ち主がいたとしても、マスコミの格好の餌食となってしまうのは目に見えていた。

 

しかし、誰一人として犠牲者が出なかったのは不幸中の幸いであった。

 

唯一、傷を負ったのは救急搬送された13号であり、背中から上腕にかけての裂傷がひどいが、命に別状はない。

 

その他にも、傷を負った者達はいたが、リカバリーガールの治癒を受けて無事復帰している。

 

塚内は生徒達から順番に事情聴取をしながら、一人の生徒に目を向ける。

 

その生徒は茶髪の男子生徒であり、赤いパーカーと黒いデニムパンツのコスチュームを纏っていた。

 

話によればその生徒は、“ショック吸収”と“超再生”持ちのオールマイト並のパワーとスピードのある(ヴィラン)を撃破したという。

 

塚内は思う。

 

 

(城戸真司君と言ったか……間違いなく、今回やって来た(ヴィラン)連合とやらの標的にされてしまったハズ……)

 

 

件の真司はというと、事情聴取を終えたクラスメート達に揉みくちゃにされていた。

 

聞き耳を立てると、(ヴィラン)を倒したときの必殺技について、根掘り葉掘りと聞かれているようだ。

 

塚内が見る限り、Aクラスの生徒達のメンタル面は特に問題ないようだった。

 

 

(全く大したヒーローの卵達だ。事情聴取ついでにオールマイトにも城戸真司君のことについて相談しないとな)

 

 

そして塚内は保健室で休養を取っているであろう平和の象徴に話を聞きに行った。

 

 

 

 

 

 

そして肝心の真司はというと……

 

 

「城戸、あの必殺技凄かったぞ!!」

 

 

「物凄く格好良かったよ!!」

 

 

「もう勘弁してくれええぇぇ!!!!」

 

 

未だに揉みくちゃにされていた。

 

しかしこのときの彼らは気付いていなかった。

 

この襲撃は後に起こる大事件の始まりだということに……。




これにてUSJ編終了!

次回から体育祭編に入ります。

追記:脳無を死亡から気絶に変更しました。

では、また( `・∀・´)ノ
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