龍騎のヒーローアカデミア   作:Gussan0

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どうも|д゚)チラッ

続き書けたで候。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第十五話 体育祭に向けて

「遠慮せず上がってくれ」

 

 

「お、お邪魔します……!」

 

 

真司は出久を自宅へと招いていた。

 

出久は少し緊張しながらも、物珍しそうに真司の家を見回す。

 

 

「き、城戸君の家って、とても大きいんだね」

 

 

「なんだっけ?昔からある由緒正しき家ってヤツらしいんだけど……でも正直、どんな歴史があるかは全く知らないんだよな」

 

 

「そ、そうなんだね……」

 

 

真司と出久はノホホンと会話しながら、とある部屋を目指す。

 

 

「どうぞ」

 

 

「おお!ここが城戸君の部屋なんだね!!」

 

 

真司の部屋であった。

 

すると出久はある物を発見する。

 

 

「あ!?あれはプロレスヒーロー、アントニーイノキのポスター!?こっちはフィギュア!?しかも限定版プレミア物!?凄い!!凄いよ城戸君!!!」

 

 

「テンション一気に上がったな〜緑谷〜」

 

 

真司はあるヒーローのファンであった。

 

それはプロレスヒーロー、アントニーイノキ。

 

丈夫な身体と力強い腕力、素早い敏捷性と多彩な技を繰り出すプロヒーローだ。

 

アントニーイノキの個性は“筋力強化”。

 

鍛え上げた身体と、個性によって強化された身体能力によって、人間の限界を超えた運動能力を発揮する。

 

オールマイトが出てくるまでは、ヒーロー社会の縁の下の力持ちとして、平和を支えてきたことで有名だ。

 

尚、現在は引退して田舎で暮らしている。

 

 

「城戸君はアントニーイノキのファンなんだね!」

 

 

「ああ!あの人の名言は俺の心に響いてくるからさ!!『元気が一番、元気があれば何でもできる!!いくぞぉ!!!』」

 

 

すると真司は物真似をしながら、カウントを取る。

 

真司の意図に気付いた出久も一緒になってカウントを取り始めた。

 

 

「「『イーチ!ニー!!サーン!!!ダー!!!!』」」

 

 

カウントに合わせて二人一緒になって腕を上げた。

 

 

「「ぷっ!あはははは!!!」」

 

 

二人は互いの顔を見合わせて笑う。

 

すると真司の部屋の(ふすま)が開くと、祖母がお菓子と飲み物を持ってやって来た。

 

 

「二人とも元気ね〜」

 

 

「あ、婆ちゃん」

 

 

「お、お邪魔してます!」

 

 

「城戸真司の祖母です。よろしくね〜」

 

 

「み、緑谷出久です!よろしくお願いします!!」

 

 

出久は少し緊張しながら、頭を下げる。

 

真司の祖母は、そんな出久を微笑ましそうに見ていた。

 

 

「緑谷君、どうぞゆっくりしていってね。真ちゃん、お婆ちゃん、ちょっと出掛けてくるからお留守番お願いね?」

 

 

「分かった。爺ちゃんは?」

 

 

「お爺さんは畑に行ってるわ。夕飯までには戻ってくるって」

 

 

「りょうか~い」

 

 

真司の返事を聞くと、祖母はそのまま部屋を出ていき、家を後にした。

 

真司は出久に座るよう促すと、お菓子をつまみながら話すことにした。

 

 

「それで緑谷、教室で話したことなんだけどさ……」

 

 

「あ、そうだった。城戸君、どうして僕をトレーニングに誘ってくれたの?」

 

 

「その前に一つ確認だけど、緑谷の個性ってオールマイトみたいなパワー増強型の個性でいいのか?」

 

 

「うん。ただ、パワーの出力をまだ完全に制御できなくて……」

 

 

「つまり、その個性の反動が強すぎるから、あんなに怪我してるんだな」

 

 

「うん……」

 

 

すると真司は腕組みをしながら唸る。

 

 

「ううん……なあ緑谷、ずっと思ってたんだけどさ……どうして()()()()()()()()()()()()()んだ?」

 

 

「え?いち……ぶぶん??」

 

 

「そう。腕や足を要所要所に強化するんじゃなくてさ、()()()()()()()()()()、その反動で怪我することもないんじゃないかなって思ったんだけど……ほら、俺も変身するとき、全身強化してるようなもんだからさ」

 

 

「あ、ああっ!!!!????」

 

 

出久は何か閃いたのか、鞄からノートを取り出しブツブツ言いながらメモを取っていく。

 

 

「そうだ!そうだよ!!どうして今まで気付かなかったんだ!?“個性”は身体の一部……今まで“個性”を『使う』ってことに固執しすぎてたんだ!必要なときに、必要な箇所に、スイッチを切り替えるようにって……でも、そうじゃなかった!初めから、スイッチを全てつけておけば良かったんだ!!」

 

 

「お、おお……なんか勢いよく書き始めたな……」

 

 

真司はしばらく様子を見ることにした。

 

 

「もっとフラットに考えるべきだったんだ!城戸君の竜騎士(ドラゴンナイト)のように全身を強化するように!!身体の一部にしか伝わってなかった熱が……身体全体に万遍なく伝わるイメージ……!!!」

 

 

そして見守ること数分、出久は考えが纏まったのか満足した表情をしていた。

 

そこでようやく真司の存在に気付く。

 

 

「うわああああ!?ごめん城戸君!!」

 

 

「いや、別にいいよ。今の緑谷、滅茶苦茶良い表情してるし。何か掴めたんだろ?」

 

 

「う、うん。ちょっと光明が見えた……っていうのかな?城戸君との会話が切っ掛けだよ」

 

 

出久はキラキラとした顔でノートを見る。

 

それはまるで早く何かを試したいと思っているような純粋な表情であった。

 

 

「そっか。それなら丁度良いのかな?緑谷、改めて提案だ。体育祭が始まるまでの二週間、俺と一緒に特訓しないか?」

 

 

「う、うん。僕としては全然ありがたいんだけど……どうして僕を誘ってくれたの?」

 

 

出久としてはそれが疑問であった。

 

出久から見た真司は、強力な個性を使いこなす優秀な生徒だ。

 

未だに個性をうまく使いこなせない出久とでは、雲泥の差がある。

 

しかし、真司にとってはそんなことは全く関係なかった。

 

 

「そんなの、俺がそうしたかったからに決まってるだろ?」

 

 

「え?」

 

 

出久は予想外の理由に固まる。

 

 

「なんか緑谷って見てて放っておけないんだよなー。俺的にどうしても他人の感じがしないっていうか」

 

 

「そ、そうなの?」

 

 

「そうそう。あれだ。シンパシーを感じるってヤツだ」

 

 

「ちょっと適当すぎない?」

 

 

真司はウンウン頷きながら、一人で納得する。

 

出久はその様子を苦笑いしながら見ていた。

 

二人はそれから今後の予定を話し合っていく。

 

 

「とりあえず目下の目標は、緑谷は個性の完全制御、俺は変身時間の持続ってところかな?」

 

 

「うん、それで良いと思うよ。それと並行して体力も鍛えていかないとね。僕と城戸君の個性は体力が物を言うから」

 

 

「練習メニューはどうしようか?」

 

 

「良かったら僕が練習メニュー作って来ようか?こういう分析は得意なんだ!!」

 

 

「あ、じゃあお願いしていいか?」

 

 

「任せといて!!」

 

 

そしてこの後も、二人は他愛のない話で盛り上がった。

 

二人とも話に夢中になって、数時間経過していたのは言うまでもない。




体育祭編は原作より激しくなる予定アマス(゚∀゚)

では、また( `・∀・´)ノ
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