続き書けたで候。
ホントスミマセン。
約二年ぶりになります。
仕事落ち着いてきたのでまたチマチマ投稿していきます。
では、どうぞ(╯°□°)╯︵ ┻━┻
フルカウルを発動させた出久は、龍騎の周りを走り回る。
(フルカウルは今使い始めたばかり!身体の負担を考えれば持って数分!時間は無駄に出来ない!!まずは撹乱させるんだっ!!)
そのスピードは個性を使い始めた当初に比べると、圧倒的に早かった。
対して龍騎は出久がどう攻めるのか、様子見をしていた。
そして出久が仕掛ける。
「やあっ!」
龍騎の死角となる後方から攻める。
「甘いぞ!」
しかし、龍騎は出久の攻撃に即座に対応してみせた。
後ろを見ずに左腕で出久の拳をガードすると、右拳を打ち出したのだ。
「ぶっ!?」
カウンターを食らった出久は数メートル程、吹き飛んでしまう。
(こっちを見ずにガードした!?やっぱり城戸君はかなり戦い慣れてる!?)
「ま、まだまだ!!」
出久は受け身を取りながら、再度突貫する。
(なら、これならどうだ!!)
そして、今出せる全力の技を繰り出す。
「5%……デトロイトスマッシュ!!」
エネルギーを右拳に収束させ、龍騎へと放ったのだ。
「受けて立つ!!」
龍騎も負けじと出久の拳に合わせるように右拳を放つ。
両者の拳がぶつかり合うが……
「う、うわああぁぁぁ!!!!????」
打ち勝ったのは龍騎であった。
と、そこで出久の限界が来たのか、フルカウルが解除されてしまった。
力尽きた出久は仰向けに寝転がる。
「だ、駄目だ……もう動けない……」
「まあ、初めてならこんなもんじゃないか?」
龍騎は変身を解除すると、真司の姿に戻る。
「城戸君……強いね。全然敵わなかった」
「あー……なんていうか、慣れ……かなぁ?」
真司は主にパンチやキックなどの肉弾戦を得意としている。
前世では、龍騎になった当初はぎこちない動きで能力を生かし切れていない場面もあったが、幾度もの戦いの経験を重ねたことで技も段々と洗練されていった。
「それを言うなら、緑谷だって結構良い線いってたと思うぞ。さっきの技だって、ちょっとビリッとしたし」
「あ、あれでビリっとですむんだ……」
そしてドラグレッダーが倒したモンスターのエネルギーを捕食していくことで、龍騎の武器や装備は急激に強化されていった。
他の仮面ライダーと比較しても、龍騎は駆除したミラーモンスターの数も圧倒的に多く、必然的にその実力も高まっていたのだ。
その証拠にバトルロワイヤルであるライダーバトルも最後まで生き残っていた。
「それよりどうだった?手応えはあったか?」
真司の質問に、出久は笑顔で答えた。
「手応えは、かなりあったよ。あとは体育祭までにどれだけ使いこなせるか……だね」
「うんうん、良い感じだな」
それから二人は少し休憩を取ると、組手を再開する。
組手は主に真司が出久を指導するような形で行われた。
そして一時間後、二人は再度地面に寝転んでいた。
「はぁ……はぁ……はぁ……個性を展開、維持しながら戦うって意外ときついな」
「そ、そうだね。でも最初に比べたら大分慣れてきたよ」
出久は右手をあげながらジッと眺める。
(……この調子ならワン・フォー・オールの制御も上手く出来そうだ。城戸君のおかげで戦闘経験も積めるし……良い感じだ!!)
出久は確かな手応えを感じていた。
◆◆◆
それから二人は約二週間みっちりと特訓を続けた。
その甲斐あって二人は着々と実力を上げていった。
特に出久の伸びが凄まじかった。
密度の濃い特訓をすることで、既に肉体の許容上限を5%から8%にすることに成功していた。
「フルカウル……!!」
「変身!!」
そして特訓最終日、二人は最後の組手を行う。
フルカウルを展開した出久と、変身した龍騎が激突する。
出久は龍騎にフェイントを織り交ぜながら、パンチだけでなくキックも使っていく。
龍騎はそれらの攻撃を受け流しながら、話しかけた。
「この二週間で見違えたな!最初の頃と大違いだ!!」
龍騎がカウンターを仕掛けると、出久はそれを上手くいなす。
「城戸君のおかげだよ!!」
そして左拳にエネルギーを収束させて、龍騎の右腕に勢いよく放った。
「8%……デトロイトスマッシュ!!」
「うおっ!?」
(8%のフルカウルでも城戸君に大したダメージは与えられない!だけど、態勢を崩す事くらいは出来る!!)
出久の予想外の攻撃に龍騎は態勢を崩す。
「ここおぉ!!!!」
そして出久はチャンスを逃さんとばかりに、右拳に先程よりもエネルギーを収束させる。
「これが今の僕の全力!デラウェア・デトロイトスマッシュ!!」
「うわああぁぁ!!??」
出久は限界までエネルギーを込めた出力で龍騎を殴り飛ばす。
龍騎の胸を弾いて発生させた衝撃波によって、龍騎は勢いよく後方へと吹き飛んだ。
「いってぇ〜……」
龍騎は頭をさすりながら、ゆっくりと起き上がる。
「凄いな緑谷……今のは効いたぞ〜……」
「あははは……あれを食らって痛いで済むんだから龍騎の装甲って相変わらず凄いよね。でも、やっと初めて城戸君に勝てたよ……」
龍騎は変身を解除し、真司の姿へと戻る……が、真司は少しいじけていた。
「三十五勝一敗か〜……ちぇ〜……」
「いじけないでよ……僕なんて三十五連敗なんだからさ」
「ウソウソ、冗談だって。でも大分良い具合に仕上がってきたな。きっと皆、驚くぞ?」
「うん!明日が楽しみだよ!!」
「それじゃ、今日はこれぐらいにしてもう帰ろうぜ。俺、腹減ちゃったよ」
「あ、じゃあ今からウチに晩御飯食べに来なよ!母さんも城戸君に会いたがってたし!!」
「お?いいのか?」
「うん!!」
「じゃあ、お言葉に甘えて……お邪魔させてもらおうかな!!」
二人は笑いあいながら帰路へとつく。
しかし、
この歴史の差異によって、体育祭はどうなるのか、その結果は神のみぞ知る。
そして、いよいよ体育祭本番を迎える。
次は体育祭じゃい!!
では、また( `・∀・´)ノ