龍騎のヒーローアカデミア   作:Gussan0

8 / 20
どうも|д゚)チラッ

続き書けたで候。

お久しぶりです。

約三ヶ月ぶりに投稿。

少し短いですがどうぞ∠( ゚д゚)/


第八話 屋内戦闘訓練 龍騎VS轟

「はぁあああああ!!」

 

 

龍騎はドラグクローから火球を放つ。

 

対して轟も氷の壁を形成し、火球を防ぐ。

 

そして地面からノーモーションで氷のトゲを放った。

 

 

「おわっ!?」

 

 

龍騎はそれらを横へ転がるようにかわすと、走りながら再度火球を連続で放つ。

 

威力を敢えて抑えめにすることで、火球の連射を可能としたのだ。

 

火球と氷のトゲがぶつかり合う。

 

龍騎は左腕につけた盾で、氷の破片を器用に受け流しつつ、牽制でさらに撃っていく。

 

そんな中、轟は龍騎の個性の詳細を分析していた。

 

 

(どうやらあの篭手からしか炎は出せないみたいだな……)

 

 

轟は氷を放ちながら、冷静に火球を相殺していく。

 

しかし龍騎の放つ炎技を見ていると、轟の脳裏に忌々しいあの男の姿がよぎった。

 

 

(クソ親父(あいつ)と同じ力を使うこいつにだけは……俺は絶対に負ける訳にはいかねぇ)

 

 

轟は氷の出力を上げていく。

 

 

「くっ!?」

 

 

龍騎も負けじと対抗するが、徐々に押され始めていた。

 

炎を篭手からしか出せない龍騎と、身体のあらゆる部分から氷を生み出せる轟とではどちらが優位であるかは一目瞭然であった。

 

しかし龍騎の狙いは、最初から別にあった。

 

 

(このまま時間一杯まで粘れば、俺達の勝ちだ!!)

 

 

そう。

 

これは模擬試合。

 

制限時間まで粘れば(ヴィラン)チームである龍騎達の勝利となる。

 

 

(でも……)

 

 

龍騎は轟の顔を見る。

 

その目には()()()()()()()()()()()()が、ありありと感じ取れた。

 

 

(なんだか放っておけないんだよな……)

 

 

「う、うぉおおおおおお!!!!」

 

 

すると龍騎は左腕に持った盾、ドラグシールドを前面に押し出し、突如突進する。

 

 

「っ!?」

 

 

いきなりのことに驚く轟であったが、すぐに持ち直し、氷の柱を前方へ飛ばす。

 

しかし龍騎は盾で氷の柱を受け流しながら、そのまま轟を吹き飛ばした。

 

 

「ぐあ!?」

 

 

轟は咄嗟に受け身を取るが、追撃は来ない。

 

龍騎が攻撃を止めていたのだ。

 

龍騎はそのまま轟へと話しかける。

 

 

「なあ轟、ずっと気になってたんだけどさ、お前……どうして左の方……炎を使わないんだ?」

 

 

龍騎の言葉に轟も答える。

 

 

「……俺は左の力()は絶対に使わねぇ」

 

 

龍騎、真司はずっと気になっていた。

 

轟の個性は『半冷半燃(はんれいはんねん)』。

 

右半身に氷の力を宿し、左半身に炎の力を宿す稀有な能力の持ち主。

 

両方共に使いこなすことができれは、トップヒーローになることも夢ではない。

 

しかし轟は左半分は決して使わず、右半分の力しか頑なに使おうとしない。

 

まるで何かを否定するかのように。

 

真司にはなぜかその姿が、ひどく悲しく見えた……。

 

 

「轟、俺にはお前が何を抱えてるかは分からない。お前にとっちゃ、余計なお世話かもしれない。けど言わせてくれ。()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

 

「…………は?」

 

 

轟は真司の放った言葉に一瞬唖然となる。

 

 

(今、こいつなんて言った……?俺がこの力から……クソ親父(あいつ)から……逃げてる……だと?)

 

 

そしてその言葉の意味を理解すると、轟は憤怒の表情で能力を放った。

 

 

「テメェに何が分かる!?城戸ォオオオ!!」

 

 

「うお!?」

 

 

轟が勢いよく氷の波を放つ。

 

咄嗟に真司、龍騎はドラグクローから火炎弾を放ちなんとか相殺する。

 

 

「俺が逃げてるだと!?俺をあんな奴と一緒にするんじゃねえ!!!!」

 

 

轟はさらに威力のある氷の礫を無数に撃ち込む。

 

 

「数と威力が……大幅に上がった!?ぐぁああああああ!?」

 

 

咄嗟に龍騎はドラグシールドを構えるが、あまりの数と威力に受け止め切れずに、廊下まで吹き飛ばされてしまう。

 

 

「う……」

 

 

龍騎はなんとか起き上がろうとするが、轟がゆっくり歩きながら近付いてくる。

 

 

「城戸……俺はお前には……お前だけには負けられねぇ!!あいつと同じ炎を使うお前にだけは!!!!絶対に負けられねぇ!!!!!!」

 

 

そして右手をかざし、龍騎にトドメをさそうとしたそのとき……

 

 

「ガオオォォォォオオッ!!!!」

 

 

部屋の氷から真紅の龍、ドラグレッダーが現れた。

 

 

「なっ!?」

 

 

いきなりのことに轟は一瞬硬直する。

 

 

「ガォオオオオオッ!!!!」

 

 

その間にドラグレッダーは龍騎を守るように割り込み、尻尾で轟を威嚇する。

 

 

「ちっ……」

 

 

轟は後退すると、忌々しそうにドラグレッダーを睨みつける。

 

 

「サ、サンキュー……ドラグレッダー」

 

 

その間に龍騎は起き上がることに成功した。

 

 

「轟……どうしてお前が頑なに炎を使わないかは分からない。だけどさ、だからこそ気になるんだ。お前……()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

 

そして龍騎の言葉が、轟の心に突き刺さる。

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

 

轟は大声をあげる。

 

 

「黙れ!知った風な口を聞くんじゃねえ!!こんな力があるから俺は……俺の母さんはっっっ!!!!」

 

 

「だったら逃げずに真っ正面から向き合えよ!お前が何を意固地になってるかは知らないけどな……そんな半端な覚悟でヒーローになれると思うな!!」

 

 

すると轟は自身の後方に巨大な氷の津波を展開させる。

 

それを見た龍騎もドラグクローに炎エネルギーをチャージする。

 

 

「城戸ォオオオオ!!!!」

 

 

「轟ィイイイイイ!!!!」

 

 

そして強力な氷の津波と、強力な火球が激突し、大爆発が起きた。




勝敗はどうなったのか?

次回、屋内戦闘訓練決着。

では、また( `・∀・´)ノ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。