最近バタバタしていてなかなか書く暇がありませんでした。
主にテストとかテストとかテストとか....
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
と言うわけで更新です。
...みてくれる人いるかな
「....どーしよ、あれ」
“掃除の時間だ”などと格好つけていたヴェストはとある問題に直撃していた。
それはダクネスが対峙する悪魔もどきの中に厄介生物が見られたのだ。
触手を纏った黒い大きな目玉、その名のゲイザー。
観察者の異名をもつ異形がフヨフヨと漂っていた。
見た目は気持ち悪くSAN値チェックの入りそうなものだが問題はそこではない。
先程述べたようにゲイザーは”観察者“だ。
その巨大な目で見た景色を他者に伝える能力を持っている。
例えば群れの仲間に、術者が使役しているものならば術者へと。
そして何より、ソレからはとても見覚えのある魔力が感じられた。
(うっわ...どうしよう...)
こうしている間にもカズマ少年たちはダクネスへの増援へと走ってゆく。仲間である自分がそれに続かないわけにはいかない。
ならば...
(ここから排除すればいい)
大気の熱が一点に集まってゆく。
うねり、歪み、形作られてゆく。
魔力を凝縮、凝縮、圧縮し...放つ。
ただそれだけの荒技。
「緋槍」
赤く燃え盛る聖槍は緋色の軌道を描いて、異形の目玉を見事貫いた。
「スットラァァァァァァァァァァァァィクッッ!!」
「ソレがなければカッコよかったのに...」
「ふぅ、ダクネスに当たらなくてよかった」
「ちょ!?」
あれ?お前剣士じゃなかったの?という今更すぎるツッコミは入らない。
悪魔に不可能はないのだ。
念のためサイドポーチから帽子を取り出し、深めに被っておく。
念のため。念のためだ。
観察者一体破壊されたからってアイツがここに来ることは考えにくい。
だがアレの執着は異常だ。
最後にあったのが封印される数百年前だというにもかかわらず、先程のゲイザーから感じられた魔力には溢れんばかりの執着が感じられた。
絶対に見つけ出してやるという。
魔王城へ挨拶に行った時もアイツにはあっていないはずだ。ソレどころか見つからないよう細心の注意を払っていたはずだ。
まさか封印された数百年前からずっと....
やばい、鳥肌たった。
流石にないと思うが...会いたくないなぁ...
まあそれは置いといて、
とにかくまずは目の前の問題から解決するとしよう。
◆ ◆ ◆ ◆
「悔しいけど今日は引かせてもらうわ....私の名はシルビア。また会いましょう?ミツルギ」
「魔王軍幹部シルビア...か」
「さすがだカズマ少年、大根役者の称号をやろう」
「るっせぇ!!」
いや確かにあの青年なら言いそうだが、カズマ少年がいうと...ねぇ?
強キャラ感を出して登場した魔王軍幹部シルビアは名乗るだけ名乗ってそのまま尻尾巻いて逃げていった。
結局何がしたかったのかはわからないがとりあえず危機(?)は去った。
あとでこっそり処理しに行こうか。厄介ごとは事前に処理するのが一番だ。
格好をつけているカズマ少年には少し悪いことをするが....
と思っていた時期が僕にもありました。
「いやー明日には帰る予定だったから格好つけてみたかったんだよね」
多分いもしないお父さんお母さん、僕を飲み込んだ仲間は、想像以上のクズでした。
これぞ人間!自分の意思で自分の好きなように生きる!さすがはカズマ少年だ!
※ヴェストの好感度が一上がった
「あ、皆さんお風呂が沸きましたよ」
「あ、どうも先入らせてもらいますね」
「待てクズマ!話は終わってないぞ!!」
代わりに仲間の好感度は下がったようだ。
「じゃあ明日には帰るってことでいいのかな?」
「はぁ...魔王軍幹部相手に爆裂魔法を打ち込みたかったですが仕方ありませんね」
「そっか、確かにこの里の人たちだったら魔王軍ぐらいどうということなさそうだしね。よかったじゃないかめぐみん。心配が杞憂で終わるっていうことはいいことなんだよ」
「そ、そういうことじゃありません!!」
扉に手をかける。
「どこに行くんだ?こんな時間に」
「せっかくここまで来たんだしさ、せっかくならもう少し里を回ってみようと思ってね」
主に工場とか工場とか工場とか工場とか工場とか工場とか。
あそこは確か“げーむ”を作る工場だったはずだがデストロイヤーみたいな黒歴史が埋まっていないとも限らない。
何せ彼と共に作り上げたトンデモ兵器はデストロイヤーや魔力が足りず起動できなかった魔術師殺しやレールガン(仮)の他にも沢山あるのだ。
“汎用人型兵器がんだぬ“やら”対巨龍用迎撃杭“やら”星殺し“やら。あとあの媚薬やら。明らかに悪用されたらまずいものが盛りだくさんだ。
あまりの危険さにノイズにすらその存在を隠し通したソレがひょんなことから掘り起こされたらまず言ったらありゃしない。
流石のヴェストもそのくらいの良心と常識は持ち合わせているのだ。
...昔面白半分にそのうちの一つを敵対国家に送りつけて戦争を起こさせようとしたのは内緒だ。あの時使われた親友の必殺技、聖拳“お仕置きパンチ“は痛かった。
とにかく、そういったヤバい奴がないかを確認しにいかなければならない。村の謎施設にあるという魔術師殺しは...別に放置でいいだろう。魔力の枯渇で動かないアレを使えるものがいるとは思えない。この自分ですら数分で魔力が足りなくなり存在が薄れるレベルだったのだ。
「たーしかパスワードは...リバースカードオープン!!エネミーコントローラー!ライフを1000払い、左!右!A!B!」
ちなみに「リバースカードオープン!!」からがコマンドだ。勢いよくいうことも重要だったりする。
重い音を立てながら鉄の扉はゆっくりと開かれる。
内部に閉じ込められた古い空気が懐かしさを感じながら噴き出され、光が内装を明らかにしていった。
あの頃のままだ。
紙などは食い散らかされたり風化したりと原型をとどめていないが非常に見覚えのある景色だった。
「懐かしいな」
手に取った設計図は塵となって崩れ去った。
しかしそこには確かに親友と自分が生きていた証があった。
懐かしく、暖かかったそれが、確かにそこにあった。
『のわぁ!?動いたぁ!?何これこわい。まだ俺動力源入れてないんだけど?』
『え!?まじ!?悪魔!?ええー!どうしよう!悪魔はダメって神様に言われたんだけどな...まあとりあえず俺の名前は◼️◼️◼️◼️だ。よろしくな』
『うぉぉぉぉ!!すっげ!動いた!こいつ!動くぞ!』
『なあ聞いてくれよ!あの魔道帝国の国王直々に“うちで働かないか?”って誘いを受けちゃったよ!いやー俺のチート人生が始まっちゃうかなぁ!?』
『やべぇ、税金で飲む酒がうめぇ』
『このまえ◼️◼️◼️に教えてもらったんだけどよ。近くにめっちゃかわい子ちゃんのいるHな店があるらしいんだ.....行ってみねえか?』
『なあ、ヴェスト。お前がなんでそこまで人間を嫌うのかはしらない。けどさ、もう一回ちゃんと見てほしいんだ。人間ってのを。俺みたいな屑も確かにいるかもしれない。けどみんながみんなそうってわけじゃないんだ。少なくともお前の周りの奴らはみんな優しくて暖かいだろ?』
『人間ってのもそこまで捨てたもんじゃないんだ』
「.......そうだな。捨てたもんじゃない」
壁を手でなぞる。
数々の傷のつけられたその中に一つ。
二つの名前が刻まれていた。
「...進もう」
所々崩れち瓦礫の散乱する廊下を歩いてゆく。
「確かこの先はあいつの部屋だったか」
「所長室」と書かれた立派な扉がかつての形のまま残されている。
よく入る時は「ノックしてね!」と言われたソレはかつてのように叩くと役目を終えたように崩れ去る。
その先にあったのは崩れた天井からさすが月光に照らされた親友の部屋。
無駄に凝った装飾の机と椅子、座ったら二度と立ち上がれなくなるような心地よさを持っていたソファー、親友が読み漁っていた本の数々。その残骸。
そして穴だった。
「...なに?」
正面に置かれた机と椅子の残骸の奥の壁に広がる真っ暗な穴。
施設の最奥にあるこの部屋にはあるはずのないソレが大きく口を開いていた。
「地下室への階段かな...?」
老朽によって崩れ去ったであろうソレの奥には下に続く螺旋階段があった。底の見えないほど真っ暗な。
エロ本の隠し場所か?それとも...まさか秘蔵の酒の隠し場所か!?
ヴェスト足を踏み入れる。
しかし親友の秘密を暴けるとウッキウキなヴェストは気づかなかった。
あまりにも長い年月が経ち、扉や天井が崩れ去っているように、この階段が無事なはずがない...ということに。
「うわぁぁぁぁぁあ!?」
ヴェストは闇の中に消えていった。
◆ ◆ ◆ ◆
「いてててて...」
体についた埃を払う。
人間だったら落下し確実の高さだが悪魔である彼に取ってはどうということはないのだ。どちらかと言うと一緒に落下した瓦礫に埋もれる方が鬱陶しくて嫌だったりする。
「ここ...は............なんだあれ」
落下した先は光の届かぬ暗闇、と言うことはなく、未だ稼働し続ける光の魔道具によって明かりは確保されていた。
そこは一言で言えば簡素な私室。
床には魔法で保護された“畳”と呼ばれるものが敷き詰められ、同じく壁も保護の魔法をかけられた木製の暖かそうな印象を与える一室だった。
そして何よりも目を惹くものが一つ。
「日記帳か?」
使い古された小さな日記帳。
ヴェストは静かにページを捲る。
魔王の娘ちゃんって調べても全然情報が出てこないんですよ。
私も最後まで読んだことないですし...やべぇ!にわかがバレちゃう!
なんか知っていることがあれば教えてください(読者に頼る屑)
もしないんだったら多分このまま半オリキャラ化すると思う。