この愚かな悪魔に寵愛を!   作:有機栽培茶

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とあるタワーディフェンスゲーでドクターやってました。
ところでみなさんソシャゲって何やってます?
私はcodとアークナイツ
このファンはたやってない(じゃあなんでお前このすばの小説書いてんだよ)


とりあえず親友、てめーは一発殴る

⚪︎月×日

 

計測器が過去に類を見ないほどの魔力群を感知した。

初めは計器の故障を疑ったが何度測り直しても同じ結果しか出ない。

マジでなんなの?アクシズ教の祭壇に酒をお供えした時以上の反応だわこんなん。ちなみにお酒は気に入ってもらえたのかいつの間にかカラになってた。でもあそこ信者怖いから二度と行かない。なんで石鹸押し付けてくんだよ。嫌がらせか?

あれほどの魔力群を放置したままだと多分、と言うか確実に魔力災害が起きるから少しずつ収集してくことにする。

昔へましてあたり一面更地にしちゃったことを俺は忘れない。

得体の知れないものを触る怖さとこれで開発が捗るなぁ!と言う嬉しさが半々と言ったところだろうか。

 

 

⚪︎月◇日

 

作り上げた美少女型ロボットと戯れていた時のことだ。

計器が突然一斉にアラートを鳴らし始めた。すわ何事かと思って確認したら例の魔力群に変化が起こって一部に集まり出している。

うっわー、だめだありゃ。非常にまずい。バルカン半島並みにやばい。

爆発寸前だよ。あんなん爆発したらここら一帯更地どころじゃ済まねーぞ。多分俺も無事じゃ済まない。この建物は丈夫に造られているが流石にあれには耐えられまい。

....逃げるか。

ここら辺には俺以外に人はいないはずだ...多分。

責任感は無いのかって?あ?んなもんねーよ!命よりも大切なものはない!

そうと決まったら急げ急げ。多分あと数日のうちにパーンだからとりあえず回収&結晶化した魔力と計器とうちの嫁たちと.....

 

 

⚪︎月×日

 

なにこれ。

マジなにこれ意味わからんたすけて。

 

なんだよ“汝が私を呼び起こした者か”って。

 

こえーよ。お前なんか呼んでねーよっつったらなんか黙った。

拗ねてる?

意味わからん

 

 

⚪︎月△日

 

とりあえず状況を整理しよう。

昨日はいきなりの展開にテンパってそのままベットインしたからその分も書いていこうと思う。

 

話をしよう。

あれは36万...いや、6時間三十分前だったか。

まあいい

私に取ってはつい昨日の出来事だが...って普通に昨日の出来事だったわ。

とにかく、昨日俺が逃げるための身支度をしてる時、それは起こった。

嫁たちをあらかた脱出用のトラック(自作)に突っ込んで俺は気づいた。

あ、あのコーヒー飲みかけじゃんってね。

俺はそう言うの無駄にしないタイプだから。ご飯粒とか一粒も残さないタイプだから。

んで手に取ったのよ。でも色々重いもの運んでたせいか手が疲れててね?こう、手がツルッと...わざとじゃ無いんだ!

そのままコーヒーカップは地面に激突、無惨にも砕け散り中身のコーヒーはあたりに飛散。俺の白衣も悲惨なことに。

そして拾い上げたコーヒーカップでたまたま手を切ってしまい、たまたまその血がコーヒーの散らばったところに落下。

 

突然床に魔法陣のようなものが現れ発光し始めた。

 

何事かと思いよく見るとつながってんのねこれ。片付けのために一旦散らかした物たちとコーヒーの液が見事なサークルを描いていたんだ。

そして気づいたときにはもう遅し。偶然に偶然が重なりたまたま、中央に置かれた(しまい忘れで制作途中だった)嫁の体に光が集中した。

そしてそれは開くはずがない目を開けて俺をじっと見つめてこう言い放ったんだ。

 

“汝が私を呼び起こした者か”

 

いやしらねーよ?俺なんもやってないもん。たまたま偶然に偶然が重なった結果だもん。これで責任取れとか言われたら怖いじゃん。

だから俺はこう言ってやった。

 

“違います”ってね。

 

俺頑張った。めっちゃ怖かった。ただの人間なはずな俺でも感じ取れるほどの濃厚な魔力と殺気?を放ってたもん。

でも言ってやったんだ。流石に死を覚悟したにねあの時は。

次の瞬間にはエリス様が目の前に立ってんじゃないかと思ったもん。

 

でも俺の予想に反してやつはなにもしなかった。

それどころかじっとこちらを見つめてそのまま部屋の隅っこに行ってうずくまった。すみっコぐらしかよ。え?なに?拗ねてんの?え?可愛いじゃん。

そんなこんなで色々な感情がごちゃ混ぜになって状況が理解できないままそのまま意識を手放してそのままベットイン(床)。

まあここまでが昨日までのこと。

 

そんなこんなで目を覚ました俺の前には光の灯ってない瞳&表情が抜け落ちたような無表情で見つめる美少女。ちょっとちびった。

俺が作り上げた美少女ぼでーでもそれは怖い。

ちなみにそいつはこうやって日記を書いて状況を整理する俺の隣にくっついてじっと眺めてる。ひんやりとする。

日本語で書いてるから読めないと思うけど...大丈夫だよね?

 

 

⚪︎月⭐︎日

 

結局ごまかすことはできなかったようで今もそいつは俺のことをマスターやら主やら呼んでついてくる。

なにこれ可愛い。でもこいつの正体、多分あの魔力群だよな。その証拠にアレは跡形もなく消え去ってたし。

多分精霊とかそう言う実態を持たない種族だと思う。

でも今はそんなことどうでもいい。だってめっちゃ可愛いもん。俺のベストを尽くして持ちうる技術や性癖やらを詰め込んだ美少女がこうやって意思を持ってトコトコとついてくるんだよ!?いやー三次元も捨てたもんじゃないな。可愛いは正義だ!でもなんでか胸が縮んでるんだよね。それだけは解せない。

 

 

⚪︎月◆日

 

悪魔でした。

この子悪魔でした。

あーアクア様エリス様お許しをー

どーしよ。悪魔とか聞いてないんですけど。

でも不幸中の幸いか、この子種族以外の以前の記憶がないらしい。

おっしゃぁぁぁぁ!!テメェをこれから俺好みの悪魔つ娘に仕立て上げてやんよ!

名前も覚えてないらしいけどなんかヴェストって名乗ってた。

多分俺が昨日言ってた“ベストを尽くした”ってとこのベストを鈍ってるんだと思う。あんま可愛くないなー...アリスとかレイチェルとかが良かった。けどま、いっか。ところでさ...たまたまとはいえ記憶喪失の美少女に名付けるってさ....よくない?悪魔だけど。

 

ちなみに胸がなくなったのは、悪魔で性別がないため、俺の美少女ゴーレムを元に体を再構成するにあたって不要なものとして削ぎ落とされたらしい。解せぬ。

 

 

⚪︎月▲日

 

やばい、この子の記憶障害、俺のせいかもしれん。

この子みたいな精神体って魔力と魂が強く結びついてるらしくって、それが減ると存在自体に影響が出かねないんだって。俺の美少女ゴーレムを元に体を構成したのもただでさえ足りない魔力を体の構成とかで無駄にしたくなかったかららしい。

そこで俺は考えた。

 

”あれ?それって記憶とかにも影響するのでは?“

 

 

うん。確実にするだろこれ。

俺のせいだわ。この子の記憶ないの。

返せるっちゃ返せるんだけど....ぶっちゃけ返したくない。

こんな可愛い子でも悪魔は悪魔。元々はどんな邪悪な性格をしていたのか知れたもんじゃない。それに俺が召喚主だから対象外らしいが、なんでかこいつは人間に対して極端な嫌悪感、それどころか殺意すら持っている。しかもあれほどの魔力を本来持っていたんだと思うと無理。魔王を越える裏ボス誕生しちゃう。

あの時全体の約3分の2くらい回収してたにも関わらずこの存在感。

無理っしょ。とりあえず回収した魔力結晶は封印決定。

絶対にあの子に見つかっちゃだめだ。

あの子以外にも見つかっちゃだめだ。絶対悪用される。

俺だけしか知らないところの隠そう。

幸いにも候補はいくつか既に確保している。

今度隠しに行くことにする。

 

 

封印場所はこのノートの最終ページに記す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇー?いいこと見つけちゃったな」

 

とりあえずあいつは天国か地獄かは知らないが見つけ次第一発殴る。そう決意してヴェストは本を閉じた。

それとちょうど同時に大きな衝撃がが地下室を襲う。

感じる魔力はあのグロウキメラのシルビア、そして滅したはずのスライム、ハンスの魔力。

また懲りずに襲撃を仕掛けてきたらしい。

 

「まあ、まずは目の前の問題を解決してからにしようか」

 

何も無い、虚像の翼が羽ばたいた。

 

 

 

 

世界は再び虚像に包まれる

悪夢の再来は近い




ヴェスト君のスペック紹介のコーナー

固有能力:虚像
・相手に限りなく本物に近い幻覚を見せる。実害はない。(安楽少女に使用)
・自分の魔力塊を別のものに見せる。ちゃんと触れるけど硬度や重量は違う。(ベルディアの体作成時に使用)
・現実改変。そのまま。真実は虚像に覆い隠される、現実を自分の思った通りに変えるとか言う厨二&チート技。(紅魔の里魔王軍襲撃時に使用、森の一部が消滅。その復元にも使用)
・ギャグ漫画系オリ主補正。どんなピンチもなんらかんだ生き残るゴキブリ並みの生命力を獲得。しかし同時に肝心な場面で役に立たないorやること全てがマナイナス方向へ影響するクソ雑魚なめくじ系オリ主へと変化する。なおこれらの補正はシリアスな場面以外で常時発動状態となる。←new

魔法
炎属性。御三家だと赤トカゲタイプ。
あれ実は地獄の公爵特有の固有能力じゃないんです。

得物
『墓標』
剣の皮を被った鈍器。殴れば相手は大体死ぬ。
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