元トレーナーの育て屋さん。 作:ノイズシーザー(旧ノイズスピリッツ)
追記
少しばかり修正を致しました
「……ふぅ」
かぽーん、そんな効果音が聞こえてきそうな雰囲気を晒しながら、湯に浸からせないようにする為か、長い髪をタオルで纏めた状態でクレハは湯船に浸かりながら、一息つく。
やはりお風呂はいいな、最高だ。と内心思いながら。
「……さて、そろそろ上がらなきゃ」
ずっと入っていたいが、それは身体に悪い。名残惜しく感じるも、湯船から出て、浴室を出る。頭に巻いていたタオルを外し、先程まで着ていた服が入っている洗濯カゴに入れて、それとは別で用意していたタオルで体を拭いて、寝巻きに着替えていく。その後に洗濯機の蓋を開け、洗濯カゴの中にある服とタオルを洗濯機の中に入れる。洗剤と柔軟剤を入れて、蓋を閉めてスイッチを押して、その場をあとにする。
ちなみに目安は大体20分くらいだ。
「……まだやってる」
洗濯が終わり、外に干したらそのまま就寝だ。そんな事を考えながらトキワの森の空中で組手をしているカイリューとガブリアスを見る。ガブリアスが腕を振りかぶってカイリューを攻撃しようとするが、カイリューは難なく受け止めると、そのまま投げ飛ばし、その隙に〝ぼうふう〟で動きを封じて〝ハイドロポンプ〟を叩きつけてきた。なんとか耐えたガブリアスだが、もう満身創痍な様子で、それを見たカイリューがガブリアスを抱えて家の庭へと戻ってくる。どうやら今日の特訓は終わりらしい。
帰ってきたカイリューとガブリアスの元に、特訓を庭で見守っていたゴウカザル達が駆け寄り、ガブリアスにオボンのみを手渡す。ガブリアスは座り込んでから渡されたもぐもぐとオボンのみを食べ、体力を回復させていく。
「お疲れ様。カイリュー、ガブリアス」
「リュオン♪」
「ガブリァ……」
寝間着姿のまま、庭にいる2匹に駆け寄るクレハ。そんなクレハにカイリューは朗らかにわらい、ガブリアスは瞑想するように目を瞑っている。
「やっぱり悔しい?ガブリアス」
「ガブ」
そんなガブリアスを見てクレハはそう訊くとガブリアスは頷き、師であるカイリューを尊敬の眼差しで見つめる。悔しさはあるが、目標は高い方が嬉しい。そんな事を伝えている様だった。
「リュオン」
見つめられたカイリューはきさくにウインクしてガブリアスを見る。そうこの2匹は師弟関係だ。いや、2匹だけではない、バンギラス以外は全員そうなのだ。まだカイリューがクレハの手持ちでなかった頃、つまり今はフタバタウンでクレハの両親と共に暮らしている祖母の手持ちだった頃にミオシティの船から行ける、こうてつじまという場所で祖母の昔馴染みであるミオシティのジムリーダー、トウガンと共にクレハとその当時の手持ちの稽古を1年程つけくれた事があるのだ。
「……つらかったなぁ…」
過去を思い出し、遠くを見つめていくクレハ。カイリューとトウガンのトリデプスによって手持ちごと倒れ伏し、何回ポケモンセンターに運ばれた事か。しかもそれが一年も続いたのだ。
そして修行が終わり、先生と呼び慕っているトウガンのジムに挑戦しようとした矢先にギンガ団とかいうテロリスト集団が爆弾使って湖を吹き飛ばしたりしたもんだからで大変な思いをした。
「まぁ、間違いなくためになったからいいけどね」
仲良くオボンのみを食べあっている手持ちを見ながらそろそろ時間だからと洗濯物を取りに家の中に戻っていくのであった。
クレハ
こうてつじまで修行していたらしい。その甲斐あってシンオウリーグスズラン大会ベスト6の成績を納めた。ちなみにギンガ団の騒動でよくサターンと激突する事が多かったらしい。
カイリュー
祖母の手持ちだったからおじいちゃん。しかしようきであり、きさくな性格の持ち主。しかし修行はめちゃくちゃ厳しかった
ガブリアス
手持ちの中では1番カイリューを尊敬している。まじめな性格でバンギラスの面倒はヨーギラスの頃から見ていた。
トウガン
クレハの師匠。クレハに最初に立ち塞がったジムリーダーでもある。
ギンガ団
ステキファッションのテロリスト集団。