元トレーナーの育て屋さん。 作:ノイズシーザー(旧ノイズスピリッツ)
「クレハか。認識を改めようクレハ、君はいずれ間違いなく我々ギンガ団の脅威となる……!───だからここで潰す!行け!バンギラス!!」
「ギラァァァ!!!」
「…ば、バンギラス…!?」
その言葉と共にサターンが繰り出した3匹目、それはバンギラス。先のドサイドンと大して変わらない巨躯が凶悪な雄叫びを上げると共に、すなあらしを巻き起こしてロズレイドとクレハを見下ろす。ガブリアスが放っていたすなあらしはとうに消えていたから、特性すなおこしが発動したのだ
一方のクレハはその雄叫びに思わず耳を塞ぎ、視界が悪くなったのもあり目を細めるロズレイドはただただ、睨みつける
「確実にすり潰してやる!〝ちょうはつ〟、〝れいとうビーム〟!」
「ギラァァァ!!!」
サターンは早速指示を下し、バンギラスはちょうはつをしつつ、口から冷気を発した光線をロズレイドに向けて放つ
「でもロズレイドの方がスピードは上!〝やどりぎのタネ〟更に、〝ギガドレイン〟!」
「ロズレッ!」
しかしバンギラスは基本的に足が遅い。故にロズレイドの方が早く技を放ち、バンギラスに再び種を植え付けつつ、ギガドレインで体力を吸収
さらに植え付けたやどりぎのタネによりバンギラスから体力を奪っていく
「ギラァ…!?」
「……面倒な状況だな。だがしかし、〝ストーンエッジ〟」
「ギラァァァ!!」
苦悶の声と表情を晒すバンギラスを見つめながら、サターンはそう呟く。しかしすぐに計算通りだとほくそ笑んで。れいとうビームを避けられたバンギラスから弾けるようなオーラが溢れ、先程以上に技を放つスピードが上がっていた
…そう、サターンが持たせたのはからぶりほけんなのだ。先程以上にスピードが上がった事でロズレイドの上を取り、そのままストーンエッジで閉じ込めて動きを封じる
「ロズレッ!?」
「うそ、まさかからぶりほけん!?」
「御明答。〝れいとうビーム〟!」
「ギラァァァ!!」
そんなやりとりをしつつ、身動きの取れなくなったロズレイドめがけてれいとうビームが放たれる。ちょうはつの効果によってまもるを封じられていたロズレイドは避けることが出来ず、それをもろにあびてしまう
そして当然ながら目を回してダウンしてしまい、クレハの手持ちは残り4匹となってしまった
「ロズレ……」
「ロズレイド、戻って!行ってきて、ムクホーク!」
「ホォォク!!」
クレハはダウンしたロズレイドをボールに戻し、先発で出したムクホークを繰り出す。しかしスピードが上がったバンギラスに空を飛べるムクホークで撹乱しようという作戦だ。しかし……
「忘れてないかい?君のムクホークのおいかぜはちょうはつによってまだ使えないよ」
「でもロズレイドが残してくれたやどりぎのたねがある!」
サターンの言葉に対して、クレハは気丈に返す。そうまだやどりぎが残っていてる上、ムクホークはひこうタイプ。確実に覚えさせてあるであろうじしんも封じた。あとはなんとかバンギラスの攻撃を凌ぎながらおいかぜが使えるようになるまで待てばいい。しかしクレハはこの考えが甘かったとこのすぐあとに思い知る事になるだろう
「考えが甘いな。〝りゅうのまい〟、〝ストーンエッジ〟!」
「ギラッ、ギラァァァ!!!」
クレハの甘い考えを断ち切るようにサターンはりゅうのまいを指示。攻撃力と素早さを高めさせながら、ストーンエッジで放たさせる
「四つ目はじしんじゃない!?ムクホーク!?」
「ムクホッ!?ホォォォク!!?」
完全に不意をつかれてしまい、ムクホークに指示を出すのが遅れてしまった。それによりムクホークはストーンエッジを避けきれず、もろに受けてしまう。しかし持たせた気合いのタスキによってなんとか耐えきるも…
「すなあらしによるダメージを受けろ!」
「〜〜ッ!」
そうすなあらしがある。これによってムクホークは撃沈。あっという間にニタテをされてしまった。やどりぎもある。ちょうはつの効果も切れている頃だ。しかしそれでも今の状況はかなり苦しく、正しく大ピンチと言える状況であった……
クレハ
まさかこの後にバンギラスを手持ちにくわえるとはこの頃は全く思ってなかった
ロズレイド、ムクホーク
完全にしてやられた2匹
サターン
本作のテコ入れによりバンギラスを手持ちに。まさかのからぶりほけんを持たせるという。すばやさは正義だからね、仕方ないね。ちなみに残る手持ちはバンギラスを含めて2匹
バンギラス
まさかの登場。この時点で既にクレハの残り手持ち全てから先手を取れるほどに素早さが高まっている。しかしやどりぎが普通に痛い
四角い箱
全く反応がない。