元トレーナーの育て屋さん。   作:ノイズシーザー(旧ノイズスピリッツ)

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拙者、アニメのゲッコウガ大好き侍で候…(挨拶)


コラボ回! 先生VS育て屋VS異世界チャンピオン part6

「さーてと、あらかた休憩も終わったかな?そんじゃ〜先生・・・やろうぜ!」

 

早くやろうぜ。さっさとやろうぜ。ハリー、ハリー!そんな幻聴が聞こえてきそうな程の超押せ押せなハイテンションぶりで休憩を終えた対戦相手こと、リョウくんにバトルを要求する異世界チャンピオン…グレイブくんの姿がそこにはあった。超前のめりである。

 

「先生って呼ぶなリョウって呼べ。まあ、いつでもやれるよ」

「審判はお任せくださいませ!」

 

(異世界のガラルチャンピオンのバトル…しっかり見て対抗策を練らなきゃ…!)

 

対するこのハイテンションチャンピオンの対戦相手であるリョウのテンションは普通である。そしてそのテンションのまま立ち上がり、バトルフィールドに立った。

 

教え子であるお嬢様ことリリィは張り切った様子で前回に引き続き、審判を。クレハは次に活かすためにグレイブとリョウのバトルをしっかり見ると意気込んで観客席に座る。

 

「おっけいならばそう呼ばせてもらうぜ。んじゃあ早速おっぱじめるぜ!〝チャンピオンタイム〟を!!!」

 

「チャンピオンタイム、ね……まあ、胸を借りるつもりで行くよ」

 

「…それでは、グレイブさんと先生によるポケモンバトルを開始します!使用ポケモンは三体…開始!!」

 

クレハは知らないがガラル地方ではお馴染みのポーズとセリフをグレイブは言いながら、リョウを名で呼ぶと伝えると同時にモンスターボールを構え、いつでも投げれるようにする。対するリョウは胸を借りるつもりでいくと伝え、同じくモンスターボールを静かに構える。

 

───そしてリリィの試合開始の宣言から数秒後、ほぼ同時に互いのモンスターボールからポケモンが飛び出した!

 

「GO!!!〝ギルガルド〟」

 

「───」

 

「いってこい、モーア!」

 

「ヌオッ!」

 

グレイブはギルガルドを、リョウはヌオーのモーアとどちらも耐久力が自慢のポケモンだ。

ギルガルドはリョウの所のリッター同様の金属音を、モーアの方は受けて立つぞ言うようにどっしりと身構える。

 

「ほぉ〜ヌオーと来たかだったら〝アイアンヘッド〟!!!」

 

「───」

 

しかしヌオー相手でもグレイブは臆することなく、ギルガルドに指示を出す。ギルガルドは忠実にアイアンヘッドを実行。

モーアにまっすぐ突撃して行く。

 

「(ギルガルドのブレードフォルムは確かに脅威的。だが、攻撃の分、防御を捨ててるのは分かりきってる筈だ…)モーア、〝たくわえる〟をしてわざとふっ飛べ!」

 

「ぬお!ぬぉぉ…ぬっ!!」

 

しかしリョウはヌオーに物理防御と特殊防御を1段階ずつ上げるたくわえるを指示した後にわざと吹っ飛ぶようにモーアに言う。そうすることでアイアンヘッドの衝撃を軽減できる上、ギルガルドから距離を取る事が出来るからだろう。しかもその後に反撃とばかりにねっとうをギルガルドに向けて放った。

 

「(やはりな)ギルガルド、後ろに下がりながら〝キングシールド〟で防げ!!!」

 

「───!」

 

(すごい完全に対応してる…流石チャンピオン…!)

 

しかしグレイブはそれを読んでいた。ギルガルドにモーアと同じく距離を取らせて、ギルガルドの代名詞ともいえるキングシールドでねっとうを防ぐ。……物理攻撃ならばキングシールドの追加効果が発揮されるがねっとうは特殊攻撃なので今回は発動はない。

 

ちなみにクレハ完全に読み、対応して見せたグレイブに心の中で賞賛。声に出さないのは2人がバトルに集中しやすくする為の、クレハなりの気遣いだったりする。

 

 

「技二つは見抜いた…(だが参ったな。モーアの戦術は遅延による毒戦術。鋼相手じゃ毒は……)モーア、構うな、そのまま撃て!」

 

「ぬおぉぉ!」

 

一方リョウは内心で舌打ち。無理もない、モーアの戦術はどくどくによる遅延。しかしグレイブのギルガルドは毒に侵されないはがねタイプだ。しかし秘策でもあるのか、それともギルガルドに対応出来るのがモーアしかいないのか、ねっとうを撃ち続けることを指示し、交代せずに続投させる。

 

 

「(読み通り鋼にゃ毒は効かないからそのまま続けて撃つしかない。だったら)そのまま〝キングシールド〟を維持したまま高速回転!」

 

「───!!」

 

しかしグレイブがそれを読んでいない訳が無く、なんとギルガルドにキングシールドを維持させたまま、回転するように指示。ギルガルドはフォレトスや頭と四股を収納したカメックス顔負けの高速回転をし、ねっとうを跳ね返して見せた。

 

「なっ!?」

 

流石にこれには黙って観戦していたクレハも声に出して唖然。

 

「(ああ、これは…リッターと同じだ)モーア、問題ない、避けて…〝ねっとう〟!」

 

「ヌオッ!ぬおーー!」

 

どうやらリョウの所のギルガルドこと、リッターも同じことをしていたようで、特に驚きもせずに冷静に回避するように支持し、モーアも避けると同時にねっとうを再度放つ。

───ねっとうにはみずタイプの技としては珍しくやけど効果も内包している。つまり如何にギルガルドといえどねっとうを受け続ける事は堪えるし、まもると同様の弱点を持つキングシールドにも限界はあるのだ。

 

「(…なるほど)ギルガルド、守りを解き素早く翻弄させろ。」

 

「───」

 

ならばとグレイブはギルガルドにキングシールドを解かせ、翻弄しろと指示。

ギルガルドはそのままキングシールドを解き、ねっとうを受けながらもすぐに振り切ると高速でモーアの周囲を翻弄するように、動き始めた。

 

「モーア、ねっとうをやめて"たくわえる"をしながら様子見だ」

 

「ヌオッ…!」

 

しかし実はギルガルドはモーアヌオーより少し早いくらいの足しかない。つまりそこまで速くはないのだ。それならばより耐久力をあげに行くべきとリョウは判断ささたのだろう、たくわえるのエネルギーで耐久力を上げながら、更に持ち物であるたべのこしの効果も相まってモーアの体力は完全回復した。…これだからヌオーは怖いんだよ(恐怖)

 

(やっぱりモーアは、ヌオーは硬い…!どう対応するの、チャンピオン…?)

 

そしてクレハは完全に蚊帳の外である。今回は観戦側だから仕方ないが。

 

「ギルガルド・・・周囲を回りながら〝シャドーボール〟を連続発射!」

 

「───!!」

 

ならばこれは耐えられるかなとばかりにグレイブは指示を出し、モーアの周囲をぐるぐる回っていたギルガルドはその布のような両手にシャドーボールを生成し、指示通りばら撒くように連続でモーアに放つ。

 

「…モーア、〝ねっとう〟を放ちながら…回れ!!」

 

「ヌオッ!ヌオオオォオォォッ!!」

 

しかしリョウとモーアもここで仕掛ける。シャドーボールによってギルガルドが防御を捨て、攻撃に特化したブレードフォルムになっている今が仕掛ける時と見たのだ。

 

モーアはその場でまわりながらその水の奔流がシャドーボールをそのまま受け取り、なんとそのままギルガルドにねっとうごと送り返してみせた。ちなみにモーアは目が回らないようにする為か、きちんとターンを利かせる徹底ぶりを見せている。

 

「──あっははは!そう来たか!ならばその水も何もかもを切り裂け!!!」

 

「───!!!」

 

面白い。あまりにも面白いとばかりにグレイブは笑い、笑ったままとんでもなく無茶な指示をした瞬間、ギルガルドは自身のダメージも顧みずにその剣でねっとうをシャドーボールごと切り伏せてみせ、そのままモーアに突撃するように接近していく。

 

「むちゃくちゃやってきたー!?」

 

「これが俺のやり方だからな!!!」

 

これには流石に黙って観戦していたクレハも引いたように叫び、そんなクレハの方にはバトル中だからか、顔を向けないままグレイブはこれこそ自分のやり方だと大声で返したあと、目の前のバトルに集中していく。

 

「いいや、これくらいリッターだって出来る、そうだろモーア!

〝ねっとう〟をやめて…構えろ!」

 

「─ぬお!」

 

しかしリョウはそれくらい自分のリッターだって出来ると言った後、ねっとうを止めさせ、モーアに構えるように指示し、モーアはそれに頷いた後に構え…なんと接近するギルガルドに突撃していった。

 

「ギルガルド!思いっきり全力で〝アイアンヘッド〟をどたまにぶちかましてやれ!!!」

 

そう来るならば受けて立つ。とでも言うようにグレイブの指示が飛び、ギルガルドは少し高度を上げるとそのまま勢いよく下に落ちるように加速をつけたアイアンヘッドをモーアの頭にぶちかそうとし、その数秒後、周囲に鈍い音が響く、が…

 

「─ヌ、ォォ!!」

 

しかしギルガルドが受けたのはモーアの頭ではなく、たくわえるでエネルギーを得たモーアの拳。それでアイアンヘッドを受け止めたモーアはそのままギルガルドの細い首を掴んで、ギルガルドを地面に叩きつけんと背負い投げをしていった───!

 

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