元トレーナーの育て屋さん。   作:ノイズシーザー(旧ノイズスピリッツ)

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かなり炎上してるなぁ…無理もないか(アニポケ感想挨拶)


コラボ回! 先生VS育て屋VS異世界チャンピオン part12

「バンギラスか…もうちょい粘ってくれよな? サーナイト〝エナジーボール〟だ」

「サナ…! サーナー!!」

 

 出てきたバンギラスを見据えてからサーナイトに一声かける。

 フェアリータイプを持つサーナイトだが、同時にあくタイプとは相性最悪と言ってもいエスパータイプでもある。故にメインウェポンであるサイコキネシスは効かないし、それ以外のバンギラスに対する有効打は元々の威力が低いマジカルシャインに、エナジーボールになるのだ。しかしそれも…

 

「バンギラス、〝 アイアンヘッド〟でエナジーボールごとサーナイトに突っ込んで!」

「ギギルァァァッ!!!」

 

 ひかりのかべが未だに残るこの状態では効果は期待出来ず、しかもこうかばつぐんを受けた事でじゃくてんほけんが起動。これにより、バンギラスの物理と特殊の攻撃力はぐんぐんと上昇…サーナイトが放ったエナジーボールをかき消すように、サーナイトめがけてアイアンヘッドによる突撃を行う。

 

「〝まもる〟から〝エナジーボール〟。ぎりぎりまで近付けてから至近距離で連続発射だ。デバフなんて関係ねぇよ」

「サナ!」

 

 関係あるかとばかりにサーナイトはバンギラスのアイアンヘッドをバリアで防ぐとその土手っ腹に大量のエナジーボールを浴びせようと発射する。いくらひかりのかべに砂嵐があろうと、これだけのエナジーボールはいくらバンギラスでも耐えられないだろう。

 

「バンギラス! サーナイトを捕まえて、〝れいとうビーム〟!」

「ギィィラァァァッ!」

「さ、サナァァァ!?」

 

 しかしクレハのバンギラスはそれら全てを受けきって見せた上にサーナイトを捕まえて地面に叩きつけて身動きを取れなくする。

 じゃくてんほけんにより、腕力が増している。非力なサーナイトでは抜けることは不可能に近い。しかもそのままれいとうビームを発射する。

 

「サナ…!」

「バンギラス、〝れいとうビーム〟撃ち続けて!」

「ギィィラァァァッ!!!」

(さてはて、どうしたもんかな。このまままもるを意地するにゃ限界があるしなぁ…)

 

 しかし間一髪まもるが間に合う。しかしバンギラスはれいとうビームを止める気配がなく、このままではバリアが破壊されるのは明白だ。どうするとグレイブは思い、考え始める。この状況を打開する方法を…

 

「サーナイト〝まもる〟を継続しながら片手で〝エナジーボール〟をバンギラスの口に撃ち込め」

「サナ!? …サナナァ!」

 

 そして考えついたのがこれだ。なんとこの男、まもるを維持させたまま、エナジーボールを詰め込むようにバンギラスの口に撃ち込みようにサーナイトに指示をしたのだ。

 サーナイトはえぇ!? と驚きながらもどうにかそれを遂行しようとサイコキネシスでバリアを維持して、片手の平からエナジーボールを精製し、サイコキネシスで操作し、ピンボールの如き勢いでれいとうビームを撃ちっぱなしのバンギラスの口に撃ち込まんと‪する。

 

 ───────────────────────

 

 

「ギラッ!?」

「大丈夫! そのままれいとうビームの勢いを上げて!」

「──ッ、ギィィラァァァッ!」

 

 まだ生まれて数年の子供だからか、バンギラスは自身の口めがけて迫ってくるエナジーボールにびくぅと体が震えるもクレハの大丈夫を聞き、それを信じてれいとうビームの勢いをあげる。そうすればエナジーボールは口に届く前に凍りついて砕けるからである。しかしクレハ自身は少し焦っている。実はひかりのかべはもう切れているし、砂嵐ももうすぐ晴れてしまう。ならまた交代すればいい…というわけにもいかない。サーナイトに隙を見せるわけにも行かない。そういうこともあり理想はサーナイトを倒すことで、そうでないらば素直に引いて欲しい…というのがクレハの心情だ。

 

「サナ…!」

「はぁ……戻れ! サーナイト」

 

 あ、これもう無理です。防げませんとサーナイトがグレイの方に顔を向いて視線でそう訴える。まぁそうだよなぁ…と仕方なそうにため息をつくとグレイブは交代する為にサーナイトをボールに戻してやる。

 

「ギラッ!」

(サーナイトを戻した…次は誰が来る…? 普通に考えればギルガルド、かな…?)

 

 標的が居なくなった事で技を中断し、それでも尚警戒を怠らないバンギラスを見据えながらクレハは思考する。

 無難に行けばあの厄介な防御技、キングシールドがあるあのギルガルドだ。ちなみにインテレオンはおそらくゴウカザルにぶつけてくるはずだとも思っている。タイプ相性というのは重要だからだ。勿論それだけでポケモンバトルの全てが決まる訳ではないが。

 

 ───────────────────────

 

「ギルガルド! 〝アイアンヘッド〟!!!」

「───!!」

 

 クレハの予想通り、グレイブは無難にギルガルドを繰り出し、それとほぼ同時にアイアンヘッドを指示。

 ボールから出てきたギルガルドは了解とばかりに鳴いてから持っていた盾をしまってブレードフォルムへとチェンジ。高い攻撃力に加えタイプ一致かつ、いわタイプでもあるバンギラスに抜群をとれる強烈な頭突きによる突撃がバンギラスに迫る。

 

「(…来た! ここだ!)…バンギラス、〝 ちょうはつ〟! 更に〝ストーンエッジ〟で防壁を作って!」

「ギララ! ……ギィラァァァァ!!!」

 

 …レントラーと同様にバンギラスも技が1つだけ判明していない。それはちょうはつ。変化技を封じる為のもの。しかしここより少し前にはひかりのかべは消えてたった今ちょうはつを使った直後には砂嵐までピタリと止み、快晴となる。

 しかし当然ながらギルガルドのアイアンヘッドによる特攻は止まらないので勢いを落とすためにストーンエッジによる防壁を作り、勢いを落とそうと企む。

 

「…アイアンヘッド中断。後退して〝シャドーボール〟」

「───!」

 

 いくらいまひとつとはいえ、あれだけの壁にぶつかればダメージは避けられない。インテレオンがいるものの、万が一ゴウカザルをギルガルドが相手する事を考えればダメージは避けるべきだ。そこまで考えたグレイブの意図を察したギルガルドは距離を取り、シャドーボールをバンギラスに放つ。

 バンギラスには4倍弱点となるかわらわりがあるが、迂闊に近寄ればじゃくてんほけんにより、攻撃力が上がったストーンエッジかれいとうビームの餌食だ。だから距離を置いてからのシャドーボールでなるべく削りに行こう、という魂胆である。

 

「だよね、そうするよね。バンギラス、戻って!」

「ギラ!」

 

 だがそれが隙となり、クレハに交代のチャンスを渡してしまう。これでじゃくてんほけんによる、攻撃力上昇はリセットされてしまうが、ひかりのかべに砂嵐のない丸裸状態よりはマシだし、サーナイトだって倒しきれていない。というのとキングシールドを封じる。という大きな目的をしっかり果たしたのが1番大きい。だからバンギラスはここで1度引っ込めて交代である。そしてここで来るのは当然……

 

「ゴウカザル、任せた! ──〝わるだくみ〟、〝だいもんじ〟!」

「ウキャッ!」

 

 相棒であるゴウカザルだ。タイプ相性的に無難であり、ギルガルドがキングシールドが使えない間にわるだくみを積んでからのだいもんじを放つ。圧倒的ともいえる火力が焼き払ってやるとばかりにギルガルドに迫る。

 

「ギルガルド、回避からの戻れ!」

「───!」

「もうひと踏ん張りだ。頼むぜ? サーナイト」

「サ…ナァ…!」

 

 当然ながらあんなオーバーキルもいいところの超火力を受けるわけないとばかりにだいもんじがあたる前にギルガルドをボールに戻すことで実質的にだいもんじを回避してみせ、かくとうタイプに強く出れるサーナイトに交代する。

 先程のバンギラスとの戦いで消耗していたのか、息を切らしているがゴウカザルを見つめるその瞳からは闘志が溢れている。流石はチャンピオンのポケモンである…

 

 ───────────────────────

 

「(インテレオンじゃないか……)ゴウカザル、貴方も戻って」

「ウキ」

 

 一方、クレハもゴウカザルを1度下げる。理由は勿論、かくとうタイプでもあるゴウカザルにはサーナイトの相手は厳しいからでゴウカザルをボールにしまった後、レントラーの入ったボールを投げる。

 

「レントラー! 〝ひかりのかべ〟」

「トラッ」

 

 出てきたレントラーはかえんだまの代償によりやけどを負っており、苦悶の表情を浮かべているもののクレハの指示に頷いて再びひかりのかべを貼り直して特殊攻撃技の牽制をする。

 

「サーナイトそのまま少し待機だ」

「サナッ」

 

 ひかりのかべを貼り直したレントラーからおそらくまたバンギラスに交代させる気だと察したグレイブだったが、ここは敢えて待ちを選択する。サーナイトに持たせているのはたべのこし。これを利用し、使うことで少しでもサーナイトを回復させようと考えたのだ。

 

「たべのこし……レントラー、交代! バンギラス、〝アイアンヘッド〟!」

 

「ギィラァァァァ!!!」

 

 まもるも相まってかなり硬い…と思いながらもレントラーを下げ、バンギラスを繰り出す。出てきたバンギラスは再び吼えながら砂嵐を巻き起こして天候を変えていくと頭を突き出してサーナイトの方へ勢いよく突進を仕掛ける。

 

「サーナイト〝まもる〟」

「サナッ!」

「ギラッ!?」

 

 しかしグレイブは冷静にこれを対処。サーナイトのまもるによるバリアがバンギラスの攻撃は阻まれてしまい、びっくり返りそうになるも、咄嗟に体制を整えて尻餅をつかないようにしてからクレハの方を向いてどうする? と目で訴える。

 

「(さっきと同じ…何かを企んでいるの…?)バンギラス、サーナイトを捕まえて! そのまま〝ストーンエッジ〟!」

「ギィィラァァァッ!」

 

 もしかしてバンギラスを消耗させることが目的かと思うも、やることは変わらないのか、先程のようにサーナイトを捕まえてそのまま地面に叩きつけてから攻撃の暇を与えないと雄叫びと共に自身が作り出した全てをサーナイトにぶつけようとする。

 

「サーナイト〝エナジーボール〟でストーンエッジを迎撃」

 

 じゃくてんほけんの効果が消えたにも関わらず、十分な威力のストーンエッジ全てをエナジーボールで迎撃するという離れ業をやって見せたサーナイトはその間にたべのこしによる体力回復を行なう。……しかし砂嵐の継続ダメージがある為に回復が追いつかず、厳しい状況に追いやられているのは変わりがない。

 

「ストーンエッジを撃ち続けて! 更に〝れいとうビーム〟!」

「ギラァァ!!」

 

 そしてそれはクレハ側からしたらサーナイトを仕留める最大のチャンスということでもあり、サーナイトの腕のすぐ隣の地面にに腕を突き刺してストーンエッジでサーナイトの腕を覆い尽くす。こうなればいくらエナジーボールを撃ったとしても岩の壁となったストーンエッジが防ぐ上、当てられたとしてま砂嵐とひかりのかべによってダメージは軽微となる。更にそこからダメ押しのれいとうビームだ。まもるをしたとしても時間稼ぎにしかならないだろう。

 

「サナナナァ!?」

「(何がなんでも倒したいとなーるほど)サーナイト〝まもる〟」

「サナッ!? …サナァ!」

 

 もうこれは無理だと察したグレイブはならばなるべく時間を稼ごうとサーナイトにまもるで無理やり足掻きにかからせる。狙いとしては砂嵐とひかりのかべの解除だろう。

 

「このまま撃ち続けて!」

「ギラッ!」

 

 しかしクレハからしたらさっさと倒したいので無理やりにでも押し切ろうとストーンエッジとれいとうビームを撃ち続ける。

 

「…ここだな。サーナイト〝エナジーボール〟連続発射だ、ストーンエッジに押し負けるな」

「さ、ナァァ!!」

 

 そろそろひかりのかべが切れる頃だ。そう考えたグレイブはサーナイトにまもるを解かせ、威力が戻ったエナジーボールでストーンエッジを破壊し、バンギラスを削りにかかる。

 

「(まもるを解いた!)今だよ、バンギラス!」

「ギラァァ!!」

「サナァァァァ!?」

 

 多少の被弾は問題ない。ひかりのかべは解けたが、砂嵐はまだ少しだけ持つ。バンギラス自身の生来のタフさと合わせればかなりの防御力を誇るのだから。それにストーンエッジは継続的にうち続けてるからエナジーボールの大半を相殺出来ているのだ。よって結果的に無防備となったサーナイトはれいとうビームを真正面から受けてしまい…ようやくダウンした。

 

「かくとうタイプのポケモン手持ちに入れてりゃよかった」

 

 目を回したサーナイトをボールに戻したグレイブのそんな呟きがバトルコートに響く。まぁかわらわりを使えるギルガルドがいるが、それでもタイプ相性的に手持ちに入れたかったのだろう……

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