元トレーナーの育て屋さん。 作:ノイズシーザー(旧ノイズスピリッツ)
親友であり、ライバルのリリカがやって来た。
幼なじみの突然の来訪に驚くクレハだったが、とりあえず外にいるのもあれだからとクレハはリリカとその相棒てまあるエンペルトを自宅の二階…自室まで招き、今日の仕事が終わるまで待って欲しいと伝えてからいつも通りポケモン達の世話をしつつ、寝かしつけてからトレイに乗せた紅茶とポフィンを持ってリリカの居る二階の自室に向かい、両手でトレイを持っている為変わりにゴウカザルにドアを開けてもらって椅子に座るリリカとその斜め後ろに控えるエンペルトの前にあるテーブルへとトレイを置くとクレハとゴウカザルも椅子に座り、会話が始まる。
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「はい、どうぞ!」
「いただきます。──ふふっ、また腕を上げましたわね?とても美味しいポフィンでしてよ」
「本職には負けるよ。ね?ポケモンコーディネーターさん」
皿に乗ってる色とりどりのポフィンの一つを上品に食べながらリリカは感心したようにクレハに感想を言う。褒められたクレハは照れたように頬を指でかきながら、流石に本職には負けると伝えると…
「おほほほほ!当然ですわ!何故ならわたくしのポケモン達はかわいく、かしこく、かっこよく、たくましく、うつくしく…」
そんな事当然だとばかりにリリカは立ち上がり高笑いし出す。あ、やらかしたと小さな頃から彼女を知るクレハは自分の軽率な発言に後悔した。こうなったリリカは長いのだ。
リリカはそんな事気にする事無く言葉を続けている。
「──そして、強いのですから」
「…変わらないね、リリカ」
最後だけ、最後の言葉だけは静かに、それでいて力強く言う。
そう、リリカはコーディネーターだけではなくトレーナーも兼任しているのだ。相変わらずな幼なじみを見てクレハは思わず笑いながらリリカにそう言う。
「貴女は変わりましたわね、クレハ」
「ダメ?」
「いいえ全く。…ふふっ、フウマは来れなくて残念でしたわね」
「あー…ついこないだ、仕事忙しゅうてこれへんって泣きながら私に電話かけてきたよ」
「あらそうなのね」
ポフィンを摘み、紅茶を飲みながら2人は久々の会話に花を咲かせる。ちなみにゴウカザルとエンペルトは既にその場には居ない。下に降りてそれぞれの手持ちと一緒にまったりとしているのだろう。リリカのモンスターボールが入ったバッグが無いし。
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「楽しい会話だったわ」
「あれ帰っちゃうの?泊まってきなよ」
「クチバでホテルを予約しているのよ。時間が出来たらまた来ますわ」
「そっか、またね」
会話は日が暮れるまで続き、クレハは帰ろうとするリリカは引き留めようとするがホテルを予約していると言われ、ガッカリしながら引き下がる。そんなクレハに相変わらずかわいらしいと思いながら部屋を出て階段を降り、クレハの手持ち達とのんびりしていた自身の手持ちを連れて家を出たのだった。
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「……もしもし?なんやリリカどないしたん?」
仕事終わりのコーヒーを飲んでいた黒髪ボブの少女は鳴り出した携帯を手に取り電話する。掛けてきたのは2人いる幼なじみの片割れだ。
「いえ、実は報告したい事があるのですわ」
「ほうほう。なんやおもろい話か?」
どうやら報告したい事があるらしい。面白い話かなと生粋のジョウト人な少女…フウマは話を聞くことに決めた。
「クレハに会ってきましたわ」
「ほうほう。……なんや自分、クレハに会ったんか」
聞かされた報告はそんなに面白くなかった。それどころかまず間違いなく長電話になるやつだとフウマは察してしまい、遠い目をし出す。
この後めちゃくちゃ長電話した。
クレハ
親友が来て嬉しい
リリカ
また遊びに行きたいですわ
フウマ
信じられるか?ウチこれが初登場なんやで…
ちなみにリリカさんのパーティはこちらです。
エンペルト(執事)
ミロカロス(うつくしさ担当)
カバルドン(たくましさ担当)
ピカチュウ(かわいさ担当)
ポリゴン2(かしこさ担当 )
ボーマンダ(かっこよさ担当)