初めての投稿なので色々ミスがあると思いますが指摘の方よろしくお願いいたします。
それでは本編をどうぞ・・・。
団員No.7シンタロー(Ⅰ)
八月十四日と十五日。
これはある者たちに起きた夏の物語・・・。
俺は相も変わらず自分の部屋でパソコンを打ち始める。
「・・・。」
俺は無言で作業の消化を始める。
「・・・!?うっそパソコン固まった!」
俺は突然、動かなくなったパソコンに動揺し、ひとまず連続でクリックする。
「まじかよオイ、やめてくれよ」
徐々に俺の頬に冷や汗が通たる。
「パソコン使えないと俺、死ぬっつーの!!死ぬ死ぬ死ぬ死・・・」
その時、画面にあった矢印のカーソルが動いた。
「動いた・・・よかった」
俺はパソコンが動いたことにホッと安堵の息を出すと再び作業の消化の続きをする。
「そう言えば、“あいつ”いないな・・・」
そう、今日はやけに“あいつ”が姿を見せない。いつもは勝手にパソコンが立ち上がっていているのにも関わらず。
今日起きてみればパソコンは立ち上がってなくそれからも時間がたっても全然姿を見せない。
(なんか、悪い予感がするけどいないに越したことはない・・・。ほっとこ)
そして、俺は何となくテレビを見た。
『あの人気アイドルが初の主演ドラマが決定!さらにアルバムの発売も――・・・』
「ん、この間まで隕石衝突とか終末予言がどーのとか言ってたのに・・・。平和な世の中だな・・・」
俺は机の上に置いてあったサンドウィッチを口に運んだ。
(まぁ、そんなことはどうでもいい・・・!俺はさっさと自宅警備員という職種から成り上がるん、)
俺はこの作業の終わりが見えキーボードの叩く速度を上げた。
(だっ!!)
ッターン!、ついに一つの作業が打ち終わり首にかけてあったヘッドフォンを耳にかける。
「これは・・・。売れるっ!!」
俺は確信したこの曲なら絶対売れると。
「音楽ソフトを使って作った渾身のオリジナル楽曲・・・目指すは動画ランキング一位・・・ゆくゆくは着う配信・・・メジャーアルバム・・・悪くねぇなフフ・・・」
耳にかけてあるヘッドフォンを再び首にかけ俺は自分の頭でその妄想が与える優越感を感じていたら・・・。
ウウウウウウウッ!!!!!!!!
いきなりパソコンから甲高いサイレンが鳴り始めた。
「なっ・・・!!うるさっ・・・!!」
俺は余りにも、うるさ過ぎるサイレンの音から一刻も早く逃げたいため両耳を塞ぐ。
そして・・・。
バンッ!!
俺の部屋のドアが誰かに力強く開けられる音が聞こえてきた。
「シンタロー!!」
「ゲッ!!」
その正体は母さんだった。
「ご近所に迷惑だから、やめてって言ったでしょ!ずーっと部屋に引きこもって頭おかしくなったの!?」
母さんがきたと同時にサイレンの音が止んだ。
「かっ、母さん・・・。いやさっきのは俺じゃなくって・・・その・・・」
「あんたじゃなきゃ、誰だっていうのよ!!」
ゴッ!!母さんの拳が俺の頭にとんできた。
「つっ・・・。理不尽すぎる・・・“あいつ”がいなければ」
そう俺は・・・。俺は“あいつ”がいなかったらこの部屋での日々を知的に穏やかに過ごせるのに・・・。
(全部“あいつ”のせいだ!!)
『ぷくくっ』
俺はパソコンの画面を見た。
そこには憎たらしい笑顔をした“あいつ”がいた。
『大丈夫ですか?(笑)ご主人!』
「はらわたが千切れそうだよ・・・エネ」
そう“あいつ”とはパソコン画面にいる顔、手以外青色をしアバターのことだ。
『そうだ!今のサイレンはですね。某国の危険度レベル4以上の有事に使用されるアラートでして』
「いいからそんな話!勘弁してくれよマジで・・・。パソコン壊されたらどうすんだよ・・・ほんと死ぬぞ?」
そう思えば、まだ自己紹介がまだだった。
俺の名前は「如月シンタロー」ある事件が切っ掛けで二年前からニートをやっている。
そして、今パソコンにいる奴の名前は「エネ」
まあ、会った時の話はまた後にしよう。
『おおお・・・ご主人!私などのご心配を・・・本当にお優しい方で・・・』
「ちげーよ!!誰がお前の心配なんか!」
そこで俺は話をやめぼそっ、と呟くように言う。
「死ねるのは・・・俺だっつの」
そうだ、俺は例え飯を抜こうと寝るなといわれようとそんなことは、いくらでも我慢できる。だが・・・。パソコンなしの生活なんて耐えられない。
二年前から引きこもりの生活で、それくらい俺の身体には
ネットに張り付いていないとダメになってしまっている。
なのに、なのに・・・
『ご主人~』
こいつがきてから俺の全ての・・・。
『さぁ!ご主人のありきたりなフォルダ名をステキに改変してみましたよ!「はっ!?」ご主人が書き溜めた恥ずかしいポエムが入っているのはどちらでしょう!なお、不正解の場合は、ご主人秘蔵画像集をネット上に公開ー―・・・』
「エネー!!」
生活が音を立てて崩れていった。
今から、こいつとの出会いの話をしよう。
それは一年前に遡る・・・。
俺がいつも通りパソコンをいじっていると一通のメールがきた。
「ん?何だこのメール・・・添付データ?」
送り主不明の添付メールが送られ、俺は恐々そのメールを開いた。そして・・・。メールを開いた瞬間、パソコンの画面に
『Loading・・・』のウィンドウが出てきた。
「!?」
最初はウィルスかと思っていた俺は、後悔したなぜあのようなメールを開いてしまったんだろうと。
だが、それは想像を超えるものだった。
その添付されていたデータから“人”の形をした何かができた
のだ。
『はじめまして!』
(え・・・!?)
足がなく、顔、手以外すべて青色をした少女が俺のパソコン画面に今いるのだ。
「あ・・・あの・・・。あなたは一体・・・何ですか・・・?」
『いやー、自分でもなんかよくわかんないんですよ。だから、今日からよろしくお願いしますね!ご主人!!』
俺は初めて会った時、なんて可愛い娘なんどろうと思った、こんな可愛い娘を毎日見れるなら幸せだと思っていた・・・。
「はぁ・・・」
だが、あの時、あの変なメールを開かなければ俺のインドア生活は順風満帆だったのに、まさかこんな謎のソフトにパソコン内を占拠されていまうとは思っていなかった。
『んー、それにしても』
いきなりエネがなにか不満な表情をして言ってきた。
『毎日、これだけパソコンに向かっているのに出来た曲がまだ一つもないとは・・・。創作意欲が湧くような刺激が足りないのでしょうか・・・』
「・・・おい、エネ何考えて・・・」
俺は今までの経験で今からエネがやろうとしている行動がすぐにわかった。だが、時にすでに遅しパソコンは既にエネの支配下に置かれていた。
「はい、いきますよー』
エネがタグを閉じる意味を持った赤い×印を指さすと全てのぺージが閉じていき気づけばホーム画面にまで戻っていた。
「!?」
そして、そのホーム画面の中央には『保存しますか?』のウィンドが出ていた。
「なっ、ちょっっお前悪ふざけはよせ!!」
そして、カーソルが徐々に『保存しますか?』の『NO』の方に進んでいく。
(それ押したら、作りかけの曲が消え・・・――)
ついに、カーソルが『NO』のところに到達した。
「ぎゃあああ!!俺の曲がぁああ!!」
俺は無意識のうちに手が出てしまい、机の上に置いてあったコーラに触れそのままコーラがバランスを崩し。
そして・・・。
ビッシャアアァアー・・・
コーラが豪快に倒れキーボードの上に中の液体がぶちまけられる。
「う・・・。うわぁああぁあ!!ティッシュ!!ティッシュティッシュ!!」
『・・・』
慌てて傍に置いてあったティシュを取り出しキーボードを拭く。
そして、俺は拭き終わるとキーボードを叩いた。そして、最悪なことに『o、r、t』しか打てない。
「だだだだめだ、o・・・r・・・t・・・あああ他のキーが使えねぇ・・・」
『ご主人!』
俺はエネに呼ばれパソコンの画面を見た。
『マウス!!マウスも早く!!』
「そ・・・そうだ!」
マウスの存在を忘れていた俺はティッシュを一枚取り拭き始める。
「頼むっ!戻ってこおおおおい!!」
俺は拭き終わると早速マウスが動くか試してみた。
そして・・・。
『・・・』
パソコンの画面には右クリックでしかでないメニューしか出ない、とゆうことは・・・。
「終わった・・・。右クリックしか利かねぇ・・・」
つまり、もうこのパソコンはあっても意味がない。『o、r、t』そして、右クリックだけで何をしろと言うのだ・・・。
『あ!t、r、o・・・。ご主人これトロロとだけ打ててます!あ、待ってくださいトトr・・・』
「もう・・・いいよ・・・。変わんねーよ・・・」
死んだ・・・。もうこの家にはパソコンがないこれからどう過ごしていいかわからん・・・。
『あ・・・あの、ご主人・・・』
エネに呼ばれ渋々、俺はパソコンの画面を見た。そこには本来出る筈のないサイトが出ていたしかもパソコンの販売サイトだ。
「え・・・なに・・・」
エネが俺の表情を伺うようにちらっ、と見てきた。
「――もしかして、反省してんの?」
その時、エネが俺の言葉を聞いて顔を真っ赤にした。
『ああああのっ・・・。そこっ・・・そこまでは考えてなくて』
恐らく、エネが言った『そこまで』とはパソコンが壊れたことらしい。
『ちょっとした悪ふざけといいますか・・・。その・・・』
(こいつも反省することあんのか・・・)
何か、気まずい・・・。いつもは二人部屋の中でずっと一緒にいるのにも変わらずとても気まずい。
仕方ない、今日は許してやるか・・・。
「いや・・・起きちゃったことはしょうがないというか・・・。まぁ、こいつ(パソコン)も古い型だったし、そろそろ替えようかと思ってたとこだしさ・・・」
そこまで言った俺が馬鹿だった。その言葉を聞いたエネは突如にっ、と笑い出す。
『で・す・よ・ね!!』
やっべ、やっぱ開き直りやがった・・・。人が裏目にでてれゃこれだ、でも、もう後の祭りだ・・・。
『や~、ホント新しいの買った方が良いと思ったんですよ!ていうかソレよく今まで動いてましたね!』
(こいつは・・・こいつはっ・・・!!)
『しかし・・・。ん~、まずいですね・・・』
「はっ・・・。まずいってお前の頭が?とにかく今すぐ届けてくれる通販サイト探してくれよ」
『それが・・・。ダメなんです。今日は八月十四日。お盆休みでどの店も明後日からの配送なんですよ』
まじか!!明後日から!?し、死ぬぞ俺!!
「あさって・・・?」
二日後なんて無理だ・・・。
『ご主人!』
パソコンが使えない・・・?
『だから、ご主人!」
これじゃあ、俺死んでしまう・・・!!
『買いに行きましょう!!』
「は・・・?今・・・なんて・・・?」
パソコンを買いに行くため俺はタンスへと向かった。
「う・・・」
外に出る拒否反応なのか頭痛がした。
そして、タンスを開けると昔着てた懐かしい服が綺麗に畳んで収納してあった。
「家を出るか・・・。パソコンなしで死ぬか・・・」
今日だけだ・・・。今日だけでいい。
俺は玄関の前で深呼吸し、そして・・・。
「今日が最初で最後の・・・外に出るんだ」
俺は玄関の扉を開き最初で最後の外へ出た。
つづく
カゲロウプロジェクト 団員No.7シンタロー(Ⅰ)~完~
最後までお読みいただきありがとうございます。
素人文章ですいません。
次回の投稿は早めにと考えております。
それでは皆さん、次回でお会いしましょう・・・。