カゲロウプロジェクト~裏メカクシ団~   作:kミント

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投稿遅くなって誠にすいません・・・。リアルの生活が忙しく書けなかったりしています・・・。

また遅くなると思いますがその時は了承お願いいたします。

それでは本編をどうぞ


団員No.5モモ(Ⅵ)

ガシャアアン!!

 

あ、シャッターが閉まっちゃった!!

 

「くそっ・・・遅かったか・・・ッ!?おいっ」

 

「!!」

 

パン!パン!パン!

 

銃声がデパートの中に響き渡る。

 

「くっ・・・!!おい!大丈夫か?」

 

「な、なんとか・・・!マリーちゃんは大丈夫!?」

 

あっ・・・。マリーちゃん震えてる・・・。

 

「マリー落ち着け!大丈夫だ向こうは俺たちに気づいていない」

 

マリーちゃん・・・。

 

「ただ・・・。まずいな・・・こいつらテロリストか。手馴れて

いるし計画も周到だな。今、このフロアにいる人間を人質する気

か・・・」

 

さっきまでお兄ちゃんはこのフロアにいた。ということはおそら

く今・・・。

 

どうして、こんなことになっちゃったんだろう、あんなお兄ちゃん

だけど私にとっては大事な家族なのに。

 

「・・・ッ。お兄ちゃん・・・」

 

「おい待て!!」

 

ガシッ!!団長さんが私の腕を力強く掴んだ。

 

「カノが向こうに行っている。今、お前が出て行っても捕まるだ

けだ!!」

 

「でも・・・」

 

お兄ちゃんにもしものことがあったら・・・!

 

「キサラギ!とにかく落ち着け人質ってことはすぐに殺されたり

はしない」

 

「う・・・」

 

「とにかく状況がわからないとむやみに突っ込んでもしょうがない

だろ?」

 

「はい・・・。すみ・・・ません・・・」

 

一体どうしたらいいんだろう・・・。シャッターの向こうから声

が聞こえる警察だろうか。ダメだ・・・。このままの状況じゃ私

たちも何も――

 

ヴーッ!

 

「うわっ・・・!」

 

「ひっ・・・!」

 

「なっ・・・」

 

「メ・・・メール?」

 

団長さんがポッケから携帯を取出し画面を確認すると・・・。

 

団長さんが確認するなり呆れた顔をし始めた・・・。

 

「「・・・え?」」

 

「あ、あの・・・。誰からだったんですか?」

 

「ちっ・・・馬鹿からだ・・・」

 

「わっ!メール・・・カノさんから・・・!?えと・・・」

 

件名:捕獲された~!

本文:そっちの様子はどうですか?こっちはなんとかやっていま

す。今、みんなと並べられて座ってます!人生初の人質ってやつ

です!

あ!キサラギちゃんのお兄ちゃんも捕まってるよ~!なんと僕の

隣にいます!というわけで記念に一枚そんな感じでとりあえず近

況報告でした。

 

「団長さん・・・この人頭おかしいんですか・・・?」

 

「ああ、取り返しにのつかないレベルでな・・・」

 

「ね、ねぇキド・・・カノは危なくないの・・・?」

 

「いや、相当危ないな頭が。早く医者に連れていって脳を解剖し

てもらおう」

 

「・・・っていうかなんで捕まっているのに携帯打てるんですか

この人」

 

「こいつのあまりのアホさ加減にテロリストも縛らなくてよいと

判断したんだろうな」

 

「「「・・・」」」

 

皆して沈黙した・・・私も、マリーちゃんも、団長さんも・・・。

 

「団長さん・・・ええっと・・・」

 

「・・・。一応現状はやばい状態に変わりはない・・・多分・・・」

 

「カノ楽しそう~」

 

(何なんだ。この茶番)

 

でも・・・。

 

「ホントこれ何で縛らてないんですか?やっぱりアホでも縛られ

ますよね?」

 

「周りの奴にはカノも怯えて捕まってる姿に見えているはずだ」

 

「え・・・」

 

「あ、カノまた変装ごっこしてるの?」

 

「え・・・え・・・?それってどういう・・・」

 

「簡単に言えばあいつは『目を欺く』能力なんだ。俺の『透ける』

だとするとあいつのは“違うものを見せる”って感じかな」

 

「な・・・なんですか。それ・・・?」

 

「要するに・・・可愛い猫だと思って家に連れて帰ったらでかい

犬だったみたいなもんだ」

 

「わ、キドたとえ話が可愛いね~」

 

「あ、いや。ふざけるな。ど、動物に興味はない・・・」

 

「つまり・・・。騙し絵みたいな能力ってことですか・・・?」

 

「まぁ、そんなもんだな。ただ能力は規模が小さく自分自身にし

か反映できない」

 

「え?」

 

「デパートに来る時もお前にはヘラヘラしてるように見せていた

が、実はずっと辺りを監視していたぞ」

 

そうなんだ・・・。普通に歩いてるように見えたのに・・・。も

しかして私たちに気を遣わせないように・・・?

 

「・・・それにしても・・・」

 

「あぁ・・・。とりあえずこいつはアホだ・・・」

 

カノさん・・・。こんな状況で爽やかな笑顔されても余計アホに

見えるよ・・・。でも・・・。

 

おかげでマリーちゃんも私もいつの間にか落ち着いてる・・・。

この人は実はすごい人なのかもしれない。にしてもこのバカ兄・・・!

ホントに心配ばっかりかけて!

 

私よりも・・・いや、私以上に運がないんじゃないだろうか、た

まに外出してこんな目に遭うなんて・・・。

 

「ん?」

 

目・・・?

 

「あ・・・あ・・・!!」

 

「ん?なんだ?どうした?」

 

「団長さんが『目を隠す』そして私が・・・」

 

「はぁ?何を言ってるんだお前・・・?」

 

「団長さん・・・もしかしたらですけど」

 

いける!!お兄ちゃんが今あの子といれば!!絶対に・・・!!

 

「倒せるかもしれません・・・」

 

いや!でも絶対にいる!!お兄ちゃんが一人で外出するわけない

もん!

 

「この人たち・・・!」

 

「・・・どういうことだ?」

 

「えぇとですね・・・。うぅん口で言うの難しいな・・・。ちょ

っと文字にしながら考えたいので携帯使ってもいいですか?」

 

「ん?構わないが・・・」

 

『えー。警察諸君お勤めご苦労』

 

「こ、これが犯人の声・・・?一体何を・・・」

 

『一度しか言わないのでよく聴くように簡潔に要求は一つ――』

 

な、なんだろう・・・何を言うんだろう・・・。

 

『今から30分以内に十億円を用意しろ。受け渡しは・・・』

 

「・・・なんだ。身代金十億か犯人のほうも随分アホだな」

 

「十億って頭悪っぽいですよね。なんか『子供の想像する大金』み

たいな」

 

「十億って、どれくらい?」

 

「ま、まぁいいや!早く作戦を整理しなきゃ・・・」

 

え~と・・・たしか・・・。

 

「団長さんの能力が『目を隠す』・・・そして、私が『目を奪う』

・・・」

 

マリーちゃんが『目を合わせる』だから・・・。

 

「いけます!これならいけます!できました!!」

 

「ふんふん・・・ふん・・・。って、はぁ?なんだこの途中に出て

くるやつは!!」

 

「あ、その子は知り合いの子なんですけど・・・。ええと・・・

書いてあるとおりで・・・」

 

「わ・・・最後に私の名前もある!!」

 

「そんなもんがホントに・・・?」

 

「だ、大丈夫な・・・はず、です・・・きっと、と、とりあえず

カノさんにそれを確認してもらいたくて!」

 

今の私に思いつくのはこれしか・・・。

 

「・・・」

 

「とりあえず。このままメール送ってもいいですか・・・?」

 

「・・・そいつが本当にそこにいるなら・・・確かに・・・」

 

「え?」

 

「――いや、確かにそいつがいると仮定すればいい作戦だ。俺た

ちにできる唯一の対抗策かもしれない・・・やるな新入り」

 

「・・・はい!あ、ありがとうございます!」

 

初めて人に褒めてもらった・・・!!今までこんなに嬉しいこと

はない!!

 

「じゃあ・・・。お、送りますね・・・!」

 

「ねぇねぇ・・・。全然わかんないけど・・・」

 

「あ、マリーちゃんは、えぇと・・・。わ、私が合図するから!

それまで一緒にいて!」

 

「・・・?うん!わかった!私、頑張る!!」

 

いろいろ不安は残るけど、きっとうまいく・・・いや・・・うま

くいかせるしかないんだ!!

 

「カノさんから返事・・・」

 

「どうだ?」

 

「えぇっと・・・」

 

件名:おもしろい!

本文:面白いね!キサラギちゃんが言ってた子も多分いるよ!さ

っきから喋り声が聞こえてくるけど、けなげな良い子じゃない!

とりあえず確認してみるけど、バレないよう近くまで来れる?

 

(よかった・・・)

 

あとまた記念撮影しました。暇なので――。

 

さて、さっとメールを削除してっと。

 

「ええと大丈夫みたいですね」

 

「そうだな」

 

「バレないように近くまでって大丈夫ですか?」

 

「人にぶつからない限り問題はない。ただ――相手は銃を持って

いる。くれぐれも油断するなよ――・・・。いくぞ!!」

 

「はい!」

 

いよいよ作戦開始だ!

 

 

つづく

 

カゲロウプロジェクト 団員No.5モモ(Ⅵ) ~完~




最後までお読みいただきありがとうございました。

投稿が遅くなってしまい誠にすいませんでした・・・。次回からはできるだけ早く投稿できるよう頑張っていきたいと思います。

それではまた次回お会いしましょう。
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