とゆうわけで新編突入です!!それでは本編をどうぞ
如月伸太郎 18歳 引きこもり 趣味はPCいじり。
そんなオレは今どこかもわからない建物にいる。
そこにはなぜか実の妹のモモがいてオレ達が巻き込まれた事件の
てんまつを聞いた。
「――そうそう。あのあと僕がシンタロー君のことおぶってきた
んだよ~。あの炎天下の中!!」
つまりオレがエネを制御室に送ったのと同じ時に・・・。こいつ
らが動いてたってこと・・・!?
「こ・・・」
こんなの全然解らないよ・・・。
「うう・・・。助けてくれてありがとうございました・・・?」
「何か言いたげだけど噛み殺してるね・・・」
透明人間やらメデューサやらカメレオン男やらわけがわからない・・・。
ていうか、確実に怪しい団体だろこいつら!!
こんなヤツらには関わらないのが一番・・・――
「まぁいろいろ聞きたいのはわかるけどね!」
「え」
「でも、安心して大丈夫だよ!改めて紹介すると・・・――」
そう言うと猫目の男は後ろを向き顔だけを俺に向けた。
「こっちの目つきの悪いのがメカクシ団団員No.1である団長の
キド!」
「悪かったな・・・目つき悪くて」
「このでかいカエルみたいなのがNo.2セト!こっちの白いモコ
モコしてるのはマリー!No.4!」
「緑だからカエルってのも安直っすねー」
「でも、カエルさんは小さいよ?」
「で、新しく加入したキサラギちゃんがNo.5!エネちゃんがNo.6!」
とてもよい笑顔で二人が俺を見る・・・。おい・・・お前ら大丈夫
か・・・?
「んで、僕がNo.3のカノっていいます。活動としては表立って何
かということはしていないんだけど時々ヤバいとこに行って任務を
遂行したり・・・まぁ普段はゆる~くやってます!」
「はぁ・・・。そうですか・・・」
だから何だよ団員ナンバー?ヤバいとこ・・・?
「そ!だから、シンタローくんもあんまり緊張せず・・・」
「カノ・・・。お前はまた」
「あ、しまっ・・・ぎゃん!」
あれ?やばいぞこの展開はモモの話で聞いたような・・・。
「シンタロー君」
ま、待てよ・・・?まさか・・・。
「秘密を知ってしまった以上ご自宅には帰せないそうです」
やっぱり同じ手だ!!
「このバカのせいで悪いな・・・。メカクシ団No.7『シンタロー』
拒否権はないぞ。よろしくな新入り」
――母さん!!オレ友達できたよ!メカクシ団って言うのに入った
んだ!団員No.7だよ!・・・え?オレの歳?やだなぁ母さん忘れ
たの?
(18歳だよ――・・・!!)
『ご主人!起きたら遊園地ですよ!』
「でもあのデパートの遊園地、昨日の事件の騒ぎでやってないん
じゃ・・・」
「あ――・・・・。それなら少し遠いけど郊外に遊園地あるから
そこ行こう!それにしても携帯復活してよかったよー。これで心
置きなく遊びにいける!」
「シンタロー、メシを食ったら最初の任務だ」
あああ。なんでこんなことに・・・。
「・・・ゆ・・・遊園地とかムリだから・・・まじ・・・」
一体何してんだオレは・・・。
(エネがいなけりゃ何がなんでも入団断ったのに・・・)
「ねぇ、お兄ちゃんホント見てるだけで暑苦しいんだけど。その
服全然イケてないし我慢大会じゃないんだじゃらさぁ」
「・・・(昔は「お兄ちゃんお兄ちゃん」てちょこまか可愛いヤツ
だったのになぁ・・・)」
「ねぇってば!聞いてる?暑苦しいって!!」
「別に・・・、直接迷惑かけてないだろ?っつ~か。お前こそ何
だよその服・・・。バラエティ番組の罰ゲームみたいになってん
ぞ?」
「は・・・はぁ!?この服のかわいさがわからないとか・・・。や
っぱりお兄ちゃんセンスないよ!ていうかお兄ちゃんこそそのジャ
ージ芸人のヒッチハイク企画のつもり?どっかの農家さんで野菜
の美味しさに号泣してきなよ!」
「う・・・うるせぇよ!お前なぁ・・・知ってんだぞ、お前が毎晩
一人でゲームのプレイ実況動画観て笑ってんの!」
「いっ・・・!?」
「あたりめ喰いながら部屋暗くして、おっさんかっての」
「ちょっ・・・。なんでそんなこと知ってるの!?」
「いや、トイレ行くのにお前の部屋の前通っただけだよ。ドア半開
きだったし・・・。あれ気持ち悪りぃよ」
「さ・・・さいっあく!!信じらんない!!ていうかお兄ちゃん
こそ普段どうせいやらしい画像ばっか見てるんでしょ!?エネちゃん
言ってたよ!?『ご主人の性欲にはリミットというものがないよう
で』って!すっごい恥ずかしいんだけど!!」
オイオイこれはまずい。
「あ、あぁ~なるほど。それは変な広告クリックしちゃった時だ
ろ!?いや間違いは誰にでもあるって!」
「へぇ・・・。一日に何回も間違えるんだ・・・。エネちゃんは
『ご主人はそのたびにかなりの頻度でそわそわ部屋を出ていく』っ
て・・・」
やめろ!!最悪だ・・・!外に出たあげく一番のヒミツまで・・・!!
「そ・・・それは・・・それは・・・!!」
「な~に、楽しいそうに話してんすか!!」
ばしっ!
俺が堕ちていると後ろから敬語と共に背中を軽く殴られた。
にしても痛くないか・・・?
「いでぇっ!」
「いやぁ。さすが兄弟!ホント仲良しっすね!」
「あんたは・・・ええと・・・。ゼットさんだっけ?「ガッ!!」
ぐふっ!!」
「もー!セットさんだって!ったくお兄ちゃんは人の名前ほんと
覚えないんだから・・・」
「ちがうよ」
??あれ?さっきどっから声が・・・?
「セトだもん・・・」
そう思っていたらセトの肩からひょこっとマリーの顏が出てきた。
お前だったのか・・・。
「名前間違えたら・・・かわいそう」
「いいんすよマリー。かっこいいじゃないっすかセット!」
「「・・・。うぅ・・・セトさんすみません」」
「ははは!別に気にすることはないっす!」
何でだ・・・外に出て人の名前でこんなやきもちするなんて・・・。
「でも、セットもちょっとかっこいいかも・・・」
「・・・にしてもあんたよくこのクソ暑いのに人なんか背負って
歩けるな」
「あぁ・・。俺、普段からバイトで色々担いでるんで全然平気っす
よ。マリーなんて軽いんで楽なもんっす!」
なに清々しい顔しながらキラキラして言ってんだよ・・・。
「でも、マリーもダメっすよ?いつも引きこもってるから今日み
たいにすぐバテるんすよ」
「うん・・・。今度から少しずつお散歩する・・・」
「ぷっ」
[二年間ヒキニート]とゆう吹き出しが俺の顎の下に出ていそうな
いきおいだ・・・。しかも、あいつに関しては遠くで笑いやがっ
て・・・。
「でも皆ほんとごめんね。バス使えたらよかったけど・・・」
「キドの能力は人にぶつかるとダメっすからねー。大丈夫っすよ
歩くのも楽しいっす!」
あ・・・そう言えば・・・。
「その・・・キドはどこ行ったんだ?あとカノってやつも・・・」
「ちょっと遅れてくるって!と言う私もちょっと寄りたいとこが
あるんだよね!もうついてるけど」
「?」
そう言うと桃は一つのマンションを指さした。
「??知り合いでも住んでんのか?」
「へへ、見てればわかるよ。エネちゃん」
『了解です!!妹さん!!』
エネに桃がそう言うって数分後・・・。
ウウウウウウウッッッ!!!!!!!!
聞き覚えのある甲高いサイレンの音がマンションの一室から聞こえ
てきた。
「お、おい。桃お前一体誰の部屋にエネをおk・・・「でも私、大
体の場所聞いたから――あ、あれじゃない?」お前・・・」
「森林公園をそのまま遊園地にした感じだろ?」
背後から聞き覚えのある声が聞こえ俺は後ろを見た。
「お前は・・・」
「そうですよ“カズさん”流石です」
「よ。シンタロー」
「和彦か!!久しぶりだな!!」
なぜ外に出てきたのかの理由を聞いてみるとどうやら、
あのマンションにはオレと桃の幼馴染の和彦が住んで
いる部屋があるらしく、せっかく近くを通るのだから、
と言った理由で起こされたらしい。
「だな。ほらお前らの目的地はもうすぐそこだぜ」
「お。そうみたいっすね!ほら、マリー着いたっすよ!」
「ほんとだーすごいすごい!!」
「そう言えば。さっきからエネちゃんずいぶん静かだね」
「んあ?俺を起こした後『ご主人の携帯に戻ります!!遊園地が
楽しみなんであんまり電池を消耗したくないんで少し黙ります』と
か言ってたぞ?」
「そうなんだ」
「あぁ。着いたら教えてくださいのことだ」
「なるほどね。じゃあそろそろ起こしてあげないと・・・あ!」
桃はバスに気づきバスを見た。
「あれ、団長さんかも・・・。あ、やっぱりそうだ!!」
そう言った途端、バスから二人が降りてきた。
「うわわ、人も沢山降りてきた・・・。ちょっと電話するね!」
(ああ。そういうことか・・・)
「あ、もしもし団長さんですか?今ゲート近くにいます・・・」
(キドもうまいことを考えたもんだな)
「はい!じゃあここで待ってるのでお願いします!」
「つまり。キドの能力があれば遊園地でも楽しく遊べるってことか」
「そ!そういうこと!」
「お前頭いいくせに気づくの遅いんだな」
「なっ!?和彦お前!!」
「待たせたな」
「いえいえ!丁度今来たとこです!」
「ったく」
「ホレホレ。早くするぞシンタロー」
「今、思ったんだが“カズ”もいるのか」
「まぁな。モモに文字通り「叩き起こされた」んだよ」
「そんなことより。遊園地なんてすごい久しぶりですよ!」
やけに張り切ってんなぁ~。まぁ久しぶりだからな・・・。
「何から乗ります?」
「・・・じぇ・・・」
「ん?どうしたマリー」
「ジェットコースター乗りたい!!!」
「!!」
ジェットコースターか・・・うん。
「お・・・そうか。じゃあオレその辺のベンチで座ってるから」
「え――最初だし皆で乗ろうよ!!」
「い・・・いやぁ・・・オレ、絶叫系はちょっと・・・」
「大丈夫だってー!乗ったらきっと楽しいよ!決まりね!」
「・・・」
「シンタロー・・・ドンマイ」
そっと和彦が俺の肩に手を置いてきた・・・。やばい・・・オレ
死んだかも・・・。
つづく
カゲロウプロジェクト 遊園地(Ⅰ) ~完~
最後までお読みいただきありがとうございます^^
それではまた次回お会いしましょう。