カゲロウプロジェクト~裏メカクシ団~   作:kミント

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久しぶりの人はお久しぶりです。初めましての人は初めましてです。

さて、今回で学園祭編は終了です。

さて、前置きはこのへんにしといて本編をどうぞ。


学園祭(Ⅲ)

三人で食事を食べ終わり萌奈は客引きの仕事へと戻り私

と遥は教室に戻った。

 

「あ~。美味しかった!午後も頑張ろうね!」

 

「・・・」

 

全く遥は・・・。ん?

 

(教室の前にいっぱい人がいるなんだろ・・・)

 

私たちの教室の前には大量の男性が待ち伏せしていた。

 

「な、なんだろ・・・」

 

(ん?でも、こいつら・・・。さっきに外にいた・・・――)

 

「あの・・・」

 

迷彩服を着た一人の男性が私たちに近寄ってきた。

 

「少々お尋ねしてもよろしいでしょうか?」

 

(明らかに私より年上だよなぁ~・・・)

 

「なんでしょう」

 

「ちょっとある出し物を探しておりまして」

 

(多分、私のとこだ・・・)

 

「『射的ゲーム』という名目でゲーム対戦を行っているそう

なんですが・・・」

 

ドンピシャだ・・・。やっぱこの人たちゲーム目的できたか

考えたくはないけど・・・。

 

「は、はぁ・・・。え!?」

 

まぁ一様お客様だ。案内しなくちゃ・・・。

 

「あ、え~と、多分それうちのことだと・・・」

 

「お、おお!!」

 

「こちらでしたか!ち、ちなみに対戦相手となるお方は・・・」

 

「え?あ・・・」

 

やっぱそうか・・・。仕方ない・・・。

 

私は一回深く息を吸いそして吐いた。

 

「私・・・ですけど・・・」

 

それが私だと全員に伝えた・・・。

 

「「「「「おおおおおおお!!!!」」」」」

 

(やっぱ、この反応は・・・)

 

「し、失礼しました・・・!」

 

私はこの男が次言いたいことがすぐにわかった・・・。

 

よかった萌奈がいなくて・・・。

 

「では、貴女様が『閃光の舞姫・エネ』様なのですね!!」

 

予想は的中・・・。ハハ全く笑えないよ・・・。本当に萌奈

がいなくて~・・・。

 

「・・・」

 

「?どうしたの?貴音」

 

(う、うわわわああああああああああああああああああ!!)

 

そうだった!!遥がいたんだ!?どうしようあの男の人の話

し聞いてたかな・・・。と、とりあえずッ!!

 

 

「え・・・?えぇ!?」

 

私は遥の肩をガッ!!と掴み男に目にも止まらぬ速さで教室

の扉の前まで行き最速で扉を開き入りバタンッ!!と力強く

扉を閉めた。

 

「お会い出来て光栄で・・・――あああああーっ!!!」

 

(やっぱそうか・・・。あいつらあのオンラインゲームのや

つらだ・・・)

 

「貴音、あの人たちって・・・?」

 

「え?あ、なんでもないよ!」

 

私は息を整えひとまず落ち着くことだけを先に考えそれを行動

に移した。

 

午前中の二人組

 

(きっとネットに言いふらしたんだ・・・!!!)

 

ドンッ!!扉を力強く叩く音と「お願いいたします!!」と

の声が交互に聞こえる。

 

ああ、こんな騒ぎになるならメイド喫茶なんかの方が全然マシ

だった・・・。

 

どうしよう・・・!

 

「お願いいたします!一度お手合せ願えるだけでよいのです!!」

 

「た、貴音・・・」

 

わかってる!!でも、あの大人数を入れると絶対あの話にな

る!!でも、これ以上は遥の怖がる顔は見たくないし・・・。

 

「外の人達・・・。なんかどんどん増えてるみたいだけど

・・・」

 

「何とぞ!!何とぞ!!」

 

ひ、人が増えてる!?拡散が広まるのが早すぎる!?一体ど

うすれば・・・。

 

私はどんどん最悪になっていく状況に一つの言葉が脳に過った。

そして、その過った言葉は・・・。

 

 

          『出る杭は打て』

 

 

の言葉だった。

 

「もう・・・どうにでもなれ・・・」

 

「え・・・」

 

そして、私は大量の人がいるであろう廊下に向かう扉を力強く

開けた。

 

そして、私はこう大量の男たちに言った――・・・

 

「私がエネだぁ!!!」

 

こう男たちに宣言した。

 

「一人一人、相手してやるから死にたいやつからかかってこ

い!!」

 

「エネ・・・。かっこいい・・・!」

 

「は・・・はは・・・」

 

これで私の秘密は学校中に知れわたるだろう、今度こそさよ

なら――

 

 

 

          私の青春・・・――

 

 

うおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!

 

野太い男たちの喜びの雄叫びが廊下に響きわたる。

 

一体、時間が何分、何時間過ぎたのかはわからない・・・。

私はひたすら男たちとゲームをし続けている。

 

「すげぇ・・・。あれが『閃光の舞姫・エネ』か・・・。も

う37人抜きだぜ!」

 

「おい見ろよ!またハイスコア更新だ!でもよぉあの子――」

 

「なんで泣いているんだ?」

 

「やったね貴音!また勝った!」

 

遥が褒めてくれてるけど・・・なんでだろう涙が出る・・・。

 

「いや、今はエネって言った方がいいのかな?」

 

「うぇ・・・。うるさ・・・さいぃ・・・あほぉ・・・」

 

「恐れ入りましたぁっ!!!」

 

びしっ!!!と一人の男が敬礼した。

 

「まさかこんなところで、エネ様に手合わせ願えるとはっ・・・

光栄であります!」

 

「うぁ・・・。いい・・・から、もう・・・早く帰って・・・」

 

「はっ!失礼いたします!!」

 

一人が終わったらまた一人と一言貴音に言いに来る。

 

「エネ様ぁぁっ!!お手合せありがとうございました・・・!」

 

(メンドくさい・・・)

 

「『新・舞姫伝説』として今日のことは後世まで・・・」

 

「早く忘れてください・・・」

 

そして、スマホを片手に貴音の所に向かって来る人影が見えた。

 

「あ・・・ありがとうございました・・・」

 

ゴツイ男が顔を少し赤くして頼みこんできた。

 

「すいません。あの記念に写真を一枚・・・――」

 

「帰ってください」

 

「あいつ感極まって気絶してるぞッ!!」

 

そして、倒れている男は小さな声でそう呟いた。

 

「我が生涯に悔いなし・・・エネ様・・・」

 

まるで遺言みたいだ・・・。

 

「はいはい。遊んだ人はさっさと帰ってくださいねぇ~」

 

男たちの群れの中から聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 

「全く、なんでこんなにいっぱいいるのさ!!ほら、そんな

とこで寝てないで出てく!!」

 

男たちの群れの中から萌奈が出てきた。

 

「萌奈・・・?」

 

そこには外で客引きをしているはずのメイド服姿の萌奈がいた。

 

「ムサイムサイ!!ほら今からスカート履いた女の子たちが

来るから!!だ~か~ら~、寝るなら外で寝る!!」

 

萌奈は男たちをどんどん外へと追い出す。

 

待って・・・?さっき女の子たちって・・・。

 

「萌奈ぁ~。もうオーケー?」

 

「うん。いいよ。入ってぇ~」

 

「お邪魔しまぁ~す」

 

「お邪魔します・・・」

 

顔が瓜二つの女の子が二人出てきた。

 

「紹介します!!私のお友達の『黒神姉妹(まつもと)』です。

そして、姉の『黒神 愛未 (まつもと あみ)』と妹の『黒

神 茉季(まつもと まい)』ちゃんです!!」

 

「よろしくですの」

 

「よろしくです・・・」

 

「よ、よろしくお願いします」

 

すっごい可愛いし、しかも、双子とか・・・。私は内心嫉妬

しそれを表に出さないよう我慢する。

 

「萌奈ぁ?あなたの所はどうゆう出し物を?」

 

「あぁ、私たちは『射的ゲーム』をね」

 

「ゲーム?」

 

「そそ、私たちが作ったゲームをあそこにいる“貴音”と対戦

してもらう」

 

「あなたが“貴音さん”ですのね。話は友人の萌奈から聞いて

ましてよ」

 

そして、姉?の方は私の全身を上から下まで見た。

 

「そして、貴音様の後ろにいる殿方は?」

 

「ぼ、僕・・・?」

 

「そうですわ」

 

「あ・・・え~・・・と」

 

「あみ姉・・・。そろそろ時間になっちゃう・・・」

 

「あら、仕方ありませんわ殿方のことは萌奈から聞くことに

しますわ。さて、確か『射的ゲーム』でしたわよね?」

 

誰に聞いているのかわからないが一様、私が答えた方がいい

のかな・・・?

 

「あ、はい。そうです・・・」

 

「そうですの・・・。茉季?あなたやりたいかしら?」

 

恐らく妹だろう、茉季とゆう子は黙って首を縦に降った。

 

「そうですの、それでは“貴音さん”我が妹のお相手をお願

いくだすって」

 

「は、はい。それでは席についてください」

 

私は茉季ちゃんを席に案内し一緒に座った。

 

「ゲームの説明をさせてもらいますね。このゲームは対戦式

でポイント制となっています。敵を多く倒してポイントを多く

稼いだほうが勝ちです。それでは難易度を設定できますがど

うしますか?」

 

「一番簡単なほうで・・・」

 

「わかりました・・・」

 

難易度を設定しゲーム画面が写し出された。

 

(・・・。この子もしかしてゲーム初心者なのかな?)

 

私はこの子とあまり差がつかないよう調整しながらプレイし

ている。

 

「上手・・・ですね」

 

「え・・・?」

 

今なんか言った・・・?

 

って、ええぇぇぇ!!!!???

 

私がちょっとだけゲーム画面から目を離しただけなのにいつの

間にかスコアが越されていた。

 

(い、一体なにが・・・?しかも、もう時間が・・・)

 

そこで『すみれ色をした萌奈』が出てきた。

 

(確か、一番簡単な難易度だけに出てくる隠しボス!!これ

を倒せば・・・)

 

私は必死に隠しボスを狙う。

 

「中々、面白いですわね」

 

「画面の中に萌奈がいる・・・」

 

「本物はここにいるけどね」

 

「いいこと?茉季、あの画面の中にいる萌奈を消し去りなさい!!」

 

「あいあいさー・・・」

 

(この二人~・・・!!)

 

萌奈が怒ってる・・・。まぁ怒るわな私もあんなこと言われたら

怒るもん。

 

そんなことより・・・!!

 

(やばいやばい!!このままだと負ける!!)

 

隠しボスは攻撃を当てた箇所によってポイントを獲得できる

とゆう設定がある・・・。

 

それを知っているのかのように茉季とゆう子は高ポイントが

獲得できる頭のみを狙っている。

 

(なんで!?わかってるの!?あぁもう!!こうなったら私が

倒してボーナスポイントを・・・)

 

 

そして、ビイイイイイィィィィィィィィッ!!!

 

ゲーム終了をしらすブザーが鳴り響く・・・。

 

「負けちゃった・・・」

 

「か、勝った・・・?」

 

隠しボスを倒したのは貴音だった・・・。

 

「いやぁ~ほしかったねぇ~。茉季」

 

「さて、茉季帰りますわよ」

 

「うん・・・」

 

茉季ちゃんは私にペコリと首を下げてそそくさと姉のほうへ

と向かって行った。

 

「それじゃあ、萌奈後のことはよろしくて?」

 

「あぁ、わかってるよ・・・」

 

「それでは、またどこかでお会いできたら嬉しいですわね。

貴音さん」

 

そう言った後、二人は教室から出て行った。

 

「さて、貴音。そろそろ終わりだから」

 

「わかってるわよ」

 

そして、そう話していると四人の若い人たちが入ってきた。

 

(中学生くらいかな・・・?)

 

「すいませぇ~ん。まだ大丈夫ですか?」

 

「あ、はい。大丈夫ですよ」

 

「よかったぁ~。ほらシンタローやるならやれ」

 

そう言うと目つきの悪い中学生が席についた。

 

「エネ・・・。悔しいかもしれないけどこの子には負けても

らえないかな・・・?」

 

遥が私だけに聞こえる声で囁いた。

 

「わかったけど・・・」

 

確かに時間的にはこれくらいで負けたほうがいいだろう、負ける

相手が少年だというのは悔しい気もするがこれは試合じゃな

い「サービス」だ。

 

「君が次の挑戦者だねよろしくね!ルールはわかるかな!一回

説明しておこうか?」

 

「・・・あんた――」

 

あ、あんた・・・?

 

「全国二位だかで随分調子に乗ってるみたいだけど、見た限り

全然たいしたことないよ」

 

「え・・・?」

 

「読みも甘いし動きも雑だ見ていてイライラするよ」

 

「あ、ごめん。お姉さんよく聞こえなかったんだけど・・・」

 

「あんた弱いって言ったんだ」

 

え・・・?私が・・・よ、わい・・・?

 

「いいから早く始めてくれよ難易度はそっちで決めて構わな

いから」

 

ブチン・・・。私の中の何かが切れた。

 

「あ、あんたねぇ・・・」

 

こいつ・・・。

 

「この私に勝てるとでも・・・!?」

 

「舞姫」とあがめられる私のプレイにケチを・・・。

 

「あぁ勝てる」

 

また減らず口を・・・――!?

 

「確実に勝てるよ。だってあんた弱いし」

 

「へ、へぇ~・・・。そうですかそうですか・・・?」

 

ガンッ!!途端だった生意気を言っていた少年の顔がいきな

り机に叩きつけられた。

 

「いやぁ~。お姉さんすいませんねぇ~、こいつ敬語とか自分

の中にない馬鹿野郎でねぇ~」

 

「いってなぁー!!何すんだよ和彦!!」

 

「お前が敬語使わないからだろ」

 

「だからって・・・」

 

「はいはい。二人ともそこまで兄さんは私と一緒に廊下で

待ってるから、終わったらアヤノさん。シンタローさん連れ

てきてくださいね」

 

「うん」

 

そう言うと二人は廊下へと向かった。

 

「全く、あいつは・・・」

 

「あ、あの~・・・」

 

「なに?早くやってよ。難易度は?」

 

「・・・最高難易度で私と勝負ってことでいいんだね!?私

ぜっっったい負けないけど!?」

 

私は笑顔で声だけを怒らせた。

 

「ああいいよ。その代わりあんたが勝ったら何でも言うこと

聞いてやるよ。あんたが負けたらどうする?」

 

「わ・・・私だって負けたら何でも言うこと聞くよ!!」

 

「貴音・・・」

 

「・・・」

 

「あんたの下僕になって「ご主人」って呼んだっていいよ!!?

絶対負けないから!!」

 

「あっそ、やっぱあんたつまんないね。じゃあ始めてよ」

 

こいつ・・・叩きのめす・・・!こいつだけは絶対に叩きの

めす!!

 

「兄さん」

 

「ん?どうした晴捺(せいな)」

 

「兄さんは、もしあのお姉さんとゲームしてたら勝ってたの?」

 

馬鹿にしたこと――・・・。

 

「ん~・・・。どうだろうな。まぁ~・・・」

 

後悔させてやる・・・!!

 

「シンタローが勝てんなら俺にも勝てんじゃねぇ~のかな」

 

――結果として・・・。

 

「ふ~ん・・・。そーなんだ」

 

私はその日の自己最高得点を叩き出した。

 

「ハハ、心配するな晴捺にも勝てるよ」

 

最高得点を・・・――

 

「パーフェクト・・・うそ・・・でしょ・・・?」

 

この私がこんな男の子に負けた・・・?

 

「だって、お姉さん弱いもん晴捺より」

 

「約束・・・。迷惑だしなしでいいから」

 

「あ・・・。僕あの子に・・・「遥・・・」う、うん・・・」

 

萌奈はわかったのか遥にそう言い黙って教室を出た。

 

(く、悔しい・・・!!)

 

「あ、あの・・・」

 

赤色のマフラーを巻いた女の子が私に話しかけてきた。

 

「友人が失礼なことを言ってしまい申し訳ありませんでした・・・」

 

「えーと、あなた・・・さっきの子の友達?」

 

「・・・一応」

 

「そっか・・・。まぁ別にいいよ。あの子すごく強かったし

私も久々に楽しかった!」

 

「ホントに?」

 

「でも、ちょっと態度注意してあげた方がいいよ!?あのまま

じゃ社会に出られないんだから」

 

「そう・・・なんですよね」

 

そう言うと彼女は真剣な顔になった。

 

「あの子、ちょっと人付き合いが苦手というか自己中心的なと

ころがあるので・・・。あとで私から注意しておきます。本当

にすみません・・・」

 

「い、いやあなたに謝れても・・・」

 

「貴音。もう大丈夫だよ。早く行かないと置いてかれちゃうよ?」

 

「え?あっ!!本当だ!!シンタロー、カズくぅ~ん、晴捺ち

ゃ~ん待ってよぉ~」

 

「・・・」

 

『16時です。ただいまをもちまして展示の時間を終了します』

 

「あ」

 

『各クラスの生徒は実行委員会の指示に従い速やかに片付けを

始めてください』

 

「ついに終わったね」

 

「うん」

 

私は不意に後ろを見た当たり前だがそこには萌奈がいた、だが、

萌奈はどこか悲しい表情をしていた。

 

「・・・」

 

とんでもない騒ぎになったけど、終わってみればなかなか楽し

かったかもしれない。

 

(あとは遥が帰ってきたら17時までに片付けて終わり・・・と)

 

「・・・」

 

(萌奈どうしたんだろ・・・。あの双子の子たちが帰った時か

ら元気ないけど・・・)

 

「どうした?」

 

「??あ何もないよ」

 

 

 

 

         ~15分経過~

 

 

「遅い」

 

あいつもしかしてサボろうとしてるんじゃ・・・。

萌奈もあんな調子だし・・・。いやまじめなあいつに限って

そんなことはないはず。

 

(道草でないとしたら・・・)

 

私は一つだけ遥に対して忘れていることがあったそれは・・・。

 

「あいつ・・・。もしかして」

 

普段のあいつを見ているとつい忘れてしまうが遥の病気は命に

関わるほどの重病なんだ。

 

(あいつは徹夜続きでしかもほとんど立ちっぱなしで接客をし

た後、走って飛び出した・・・)

 

もしどこかで発作でも起こして倒れていたら・・・――

 

「私のバカ・・・」

 

「貴音・・・?」

 

(なんでもっと早く気付かなかったんだろう、無理ばっかり

押し付けて・・・)

 

そんなことを考えていたらいてもたってもいられず。私は駆け

出した。

 

「遥っ・・・!」

 

ガラッと扉を開けるとそこには壁があっt・・・壁?

 

「キャアッ!!!」

 

「わぁあっ!!」

 

私はその壁に当たり倒れ込んでしまった。だが、その壁も声を

発していた聞き覚えのある声で。

 

「は・・・遥っ!?」

 

その壁の正体は私が探しに行こうとした遥だった。

 

「いてて・・・。危ないなぁ・・・どうしたの?貴音そんな慌

てて・・・」

 

「――馬鹿・・・!!!私心配して・・・」

 

そして、私は遥の状態を確認するため遥の方を見たなんとそこ

には食べ物などが散乱していた。

 

「・・・あんた何やってんの?」

 

「え?何って?もう出し物終わっちゃったから廃棄される前に

食べ物貰っとこうと思って!――あれ?」

 

私は何も言えなかった心配して探しに行こうとしたらこれだ・・・。

 

「・・・貴音?なんか怒ってる?」

 

「・・・っの」

 

「た、貴音・・・?」

 

「・・・」

 

「馬鹿ー!!!」

 

「わぁあ!!?」

 

 

私たちの学園祭は無事幕を下ろした――・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は走り続けるヘッドフォンから聞こえる自分の声に従って・・・。

 

(どうして、こんなことになったんだろう・・・)

 

私は走りながら涙を流す。なぜこの様な状況になってしまった

のか・・・。

 

(何も思い出せない・・・)

 

でも・・・――。

 

『・・・早く!早く!』

 

私はヘッドフォンから聞こえる自分の声に導かれてただ走る。

 

『会わなくちゃいけない人がいるでしょ!?だから・・・――』

 

 

 

        早くあの丘の向こうに―― 

 

 

つづく

 

カゲロウプロジェクト 学園祭(Ⅲ)~完~




最後までお読みいただきありがとうございます。

久々の投稿になってしまい申し訳ございません。

さて、前置きにも書いた通り今回で学園祭編は終了です。そして、出てきたオリキャラは裏メカクシ団なのかはたまた違う組織なのかは皆様の想像にお任せします。

次はこの章のラストへの物語です。

それではまた次の咄しでお会いしましょう。
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