カゲロウプロジェクト~裏メカクシ団~   作:kミント

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お久しぶりです。
少し遅めの投稿となってしまいました。申し訳ございません。
そして、ページ数も少ないです。
メンバーもオリキャラ含め、そろそろ名前だけでも、全員出したいと思っています。
今までは個人目線でしたが、次回からは、複数の目線で書いていきます。
途中で、話が曲がったりしたりするかもしれませんが、ご了承ください・・・。

前書きはこの辺にしといて、どうぞ本編をお読みください。


第三章 カゲロウデイズ
戻り始めた時


8月15日 夕方――

 

オレたちは存分に遊園地で遊んで満足したから、今全員で帰り中

であるがなにかがおかしい・・・。

 

「つ・・・疲れた・・・」

 

オレはなぜかマリーを背中に背負って歩いている・・・。

 

「遊園地なんかもう絶対に行かねぇ・・・」

 

「いや、シンタロー君。いいじゃない!女の子おんぶできるな

んてもう一生ない経験かもよ?」

 

「すまんな。こいつときたらまた自分で、盛り上がっといて倒れる

とは・・・。おい、マリー。シンタローも疲れてるんだぞ。自分

で歩けるか?」

 

「うぅ・・・眠い・・・もうちょっと・・・。セト~またおんぶ

いい・・・?」

 

「マリー、こっちくるっす!!ほーら!高い高~い!!」

 

「わーっ!!」

 

「元気じゃねぇか!!」

 

「いいじゃないか、マリーに少し元気わけてもらえシンタロー」

 

「お前な~・・・」

 

本当に長かったな、こんな体になってしまったけど・・・。

 

「おいエネ。どうしたんだよ」

 

『ご主人!』

 

「珍しく静かだな。なんだよぼさっとして・・・」

 

『・・・なんでもありません!ちょっといろいろ思い出してただ

けです!まったく!ご主人がさっき昔のことなんて聞くからですよ!』

 

「え?あ、今お前昔のことっ・・・て・・・?」

 

『だから、それはヒミツです!!やっぱり昔っから変わらずデリ

カシーのない人ですね~!!!』

 

「はぁ!?なんだよ、その言い方!」

 

「あれ?どうしちゃったのシンタロー君たち?」

 

「情緒不安定なんだろ」

 

「和彦お前~・・・――」

 

「どうせまた、お兄ちゃんがエネちゃんに変なこと聞いたんでしょ!」

 

こいつらぁ~・・・!!!

 

「あーあ、女の子のプライベートに踏み込むなんて~」

 

「おい!!」

 

「なんだぁ~シンタロー?ストーカーか?」

 

「そんなんじゃねぇって!!」

 

そう・・・。このことはきっとまだ話すタイミングじゃない・・・。

 

もし話したとして、こんな突飛な話信じてもらえるかどうか・・・。

 

だから今は、こんな笑顔でいられる楽しい時がこのまま・・・。

このまま、もう少し続けば―――

 

「あれ?」

 

そこで私は不思議な現象を目にした。

 

「あの人・・・。こっち見てない?」

 

「え?」

 

「んなこと・・・」

 

道路を挟んだ先には黒い服装をした青少年がこっちを見ていた。

 

「もしかして、私が・・・見えてる!?」

 

「いや、俺の『目を隠す』能力でキサラギは隠せてるはずだぞ」

 

「なんだよ。気のせいじゃねぇか?」

 

「そ、そうかな・・・」

 

そして、もう一度青少年の方を向いた直後、青少年の口が怪しく

不気味に歪み始め、そして、こちらに向かって歩み寄ってきた。

 

「・・・!団長さん・・・。あの人、こっちに向かってきます・・・!」

 

「な・・・」

 

「なんで・・・あいつ・・・?」

 

『どうしました?ご主人・・・』

 

え・・・?なんで?あんたがここにいるの・・・?

 

『コノ・・・ハ・・・?』

 

そして、その青少年は私たちの前で止まった。

 

『コノハなの・・・?なんで・・・』

 

なんでここにコノハが・・・?でも、コノハは・・・。

 

「な・・・」

 

「・・・どうも、こんにちはっ!いや~なんか、すいません。大勢で

道塞いじゃって・・・。邪魔でしたよね?気をつけて歩くので・・・」

 

「・・・あ、あの時の“欺く”の子か」

 

「カノの能力を知ってる・・・?」

 

「上手に“使える”ようになったもんだ。君もそう思うだろ?メナ」

 

唐突だった、前にいたはずの青少年が消えカノの背後に、その姿を

表した。そして、どこから出したのか右手に銃を持って。

 

「!?」

 

「君の大嫌いな傷が“また”増えるね」

 

パアンッ・・・――!!

 

銃弾がカノの頭を容易く貫通する。

 

「バッ・・・!!キドッ!!」

 

キドが全く動かなくなったカノに駆け寄った。

 

そして、セトが青少年に向かって走って行くが・・・。

 

パアンッ!!走っているセトの腹部を銃弾が貫通する。

 

「ゴフッ!!ガハッ・・・!!」

 

「おい・・・」

 

そして、中腰になったセトの髪を掴み上げ、あろうことか、そのまま

セトの口の中に銃口を入れ、そのまま引き金を引いた。

 

パアンッ・・・――。銃声とキドの泣き叫ぶ声だけが道路に響く。

 

「辞めろよ・・・」

 

次に青少年はキドに銃口を向け引き金を引く。

 

パアンッ!!キドに無数の弾丸が飛び交い、キドの体は銃弾が貫通した

ため、穴が開きその穴から大量の血液が流れ出す。

 

「くそッ!!!テメェー!!」

 

和彦が走り出した瞬間だった、和彦は糸の切れた人形のように中腰

になり、体が痙攣し始めた。

 

「な・・・なん、だ・・・?」

 

ガクッ!!ガクッ!!と痙攣し口からは大量の涎が出ている。

 

「和彦ッ!!」

 

「逃、げろ・・・シンタ、ロー・・・い、ますぐ・・・――ッ!?」

 

パアンッ!!パアンッ!!

 

和彦の両目を銃弾が貫通し、和彦はゆっくりと倒れていく。

 

「和彦・・・」

 

そうだッ!!せめて二人は・・・――ッ!!

 

「させねぇー!!!!」

 

オレは、桃、マリーを守るために銃を持った男の前に立ちはだかっ

た。

 

(せめて、この二人だけでも・・・)

 

ヴーッ・・・ヴーッ・・・。

 

いきなりポッケに入っているオレのスマホのバイブが鳴り、ポッケ

から取り出した瞬間、銃を持った男に取られてしまった。

 

「エネ・・・」

 

スマホの画面の中では、涙でくしゃくしゃになったエネが何かを

訴えていた。

 

だが、その訴えを踏みにじるかのように掌に力を入れ始めた。

 

ヒビが徐々に広がっていき、エネの姿が見えなくなっていく。

 

そして、遂に・・・――

 

パリンッ!!スマホが音を立てて銃を持った男の掌の中で砕け散っ

ていった。

 

「どうして・・・こんなことになった・・・?」

 

オレらは、一体どこでなにを・・・間違えた?

 

       

        一体どこで――――――――――

 

 

そして、そこでオレの目の前が真っ暗になった・・・。

 

 

 

 

 

 

これはそう、オレにとってはとても昔の話だ・・・。

 

「えっ、間違ってる!?」

 

オレはいつも通り“こいつ”の勉強を見ていたんだ。

 

「間違えしかねぇよ。なんで学習しないんだよお前は」

 

「結構自信があったんだけどなぁ・・・。シンタローの教え方が悪

いとか?」

 

「んな訳ねぇだろ・・・。お前の頭の問題だよ」

 

「そっかぁ・・・。やっぱり私のせいだよねぇ」

 

いつも通りの問題の内容。いつも通りの会話。特になんら変わらない

オレの学校生活・・・。

 

「・・・ねぇ、シンタロー」

 

「なんだよ」

 

「シンタローはさぁ“天国”ってあると思う?」

 

「はぁ?あるわけねぇよ。あんなもん人間の妄想だ。大体そんなも

んがあるんだったら、とっくに証明されてるだろ」

 

「そっかぁ・・・。でも、私ねあると思うんだ。天国」

 

そして、今回のいつも通りの何かの中に異物が入った・・・。

 

「でも、それって“良いことをした人が行ける幸せな場所”とか

じゃないと思う」

 

なぜかオレの中で、オレのいつも通りが音を立てて崩れているよう

な感覚に陥っている気がする。

 

「だって、そうでしょ?誰かを残して死んじゃったら、どこに行っ

たって不幸だもん」

 

「お前なに言って・・・――」

 

「じゃあ続き。教えてもらおっかな。問題言うから答えてね」

 

そして、いきなり“いつも通り”に戻った。

 

「じゃあ、シンタロー君。この問題は?」

 

「これ」

 

「おっ、正解さすがだねぇ」

 

いつも通りに問題の答えを言う。

 

「じゃあ次はこの問題!!」

 

「・・・って、オレに答えさせても意味ねぇだろ?お前が知らなきゃ

いけねぇことなんだから」

 

「あ、それもしうだねぇ。じゃあ、シンタローが知らなくちゃいけ

ないことにしようか」

 

直後だった、いつも通りの教室がいきなり葬儀場へと変わったのだ。

 

「私・・・。なんで死んだと思う?」

 

「え・・・――?」

 

そして、オレは自分のベッドの上で目を覚ました。

 

8月14日12:32に・・・――。

 

 

つづく

 

カゲロウプロジェクト 戻り始めた時 ~完~




最後までお読みいただきありがとうございます。
今回から、新章突入です!!楽しみに待ってくださることを祈ります。
次回の投稿は早めにしたいと考えておりますので、お待ちください。

それでは、また次回にお会いしましょう。
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