カゲロウプロジェクト~裏メカクシ団~   作:kミント

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皆さん。お久しぶりです。

投稿が二ヶ月振りになってしまい、申し訳ございません。

では、本編をどうぞ


ある人の面影

アジト風の部屋にて・・・――。

 

「だ~んちょ」

 

「コラッ!!暑いから抱き着くな!!」

 

小学低学年身長の少女に、18歳くらいの少女がすごい勢いで抱き

付いた。

 

「もぉ~う。だんちょ~。そんな固いこと言わないでさぁ~」

 

「なんてたって、私なのさぁ~・・・」

 

「だってぇ~、ミオがいないんだもん」

 

「なんで、イアにはしないのさッ!?」

 

「だってぇ~、イアはだんちょーと、ミオみたいに小さくないし~。

確かにイアは可愛いよ?でも、やっぱ小さくなくちゃ」

 

後ぉ~と言い、抱き着いている少女が椅子に座っている少女を見た。

 

「イアはリュウのことしか興味ないし」

 

と言って、更に少女の抱き付く力が強くなる。

 

「そう言う訳ではないですよ。サキさん」

 

「ホント~?だって見てればわかるよ。ねぇ、だんちょ」

 

「まぁ、あの態度見てればね」

 

「え!?フ―さんまでもですか!?」

 

「だって、リュウがカズと一緒に出掛けるって言った時のイアの顔

すごかったよ?」

 

そ、それはぁ~・・・。とイアが顔を赤くして両手で顔を隠してし

まった。全く、ホントわかりやすくて可愛らしい娘だ。

 

でも、まぁその肝心のリュウは気付いてない様子だけどね。

 

と思っていた時だった。ガチャッと扉が開く音がした。

 

「お?噂のリュウかな?」

 

「や、辞めてください。サキさん!!」

 

そう言うと、今度は部屋の扉が開いた。

 

「団長、仕事きたよ」

 

14歳程の男性か女性かわからないが右目に眼帯をした人物が入っ

てきた。一枚の写真を持って。

 

「ミ~オ~ちゃ~ん」

 

「ひ、ひぃ・・・キャッ!!」

 

「もぉ~、可愛いなぁ~。男の子なのに「キャッ!!」なんて」

 

「は、話せ!!眼帯外すぞ!!」

 

「いいよぉ~。ロリ団長の能力とは違って、目がまだ見えるから」

 

ミオと呼ばれていた人物は、左目に涙を浮かべていた。

 

「団長助け・・・」

 

「イアはまだ入って間もないのは知ってるけど、そろそろ「フーさ

ん」はよさないか?」

 

「そうですが、なら、カズさん、リュウさんからは何て呼ばれてるん

ですか?」

 

「え~と、カズからは「チビ団長」リュウからは「ショタ団長」って

呼ばれてる」

 

「なに普通に会話してんの!?」

 

「さて、ミオちゃん。仕事って言ってたけど聞かせて」

 

「じゃあ、離れろ!!」と言ったが、サキは全く僕から離れる気が

なく仕方なく諦めて話を始めた。

 

「まぁ、今日の仕事は人探し」

 

そう言って僕は、全員に見えるようにサキが抱き着いてるまま、頑

張って机まで歩いた。

 

「この二人を探してって、キドが言ってたよ」

 

「どれどれ」

 

そう言うと、団長は机の上に置いた写真を見た。

 

「へぇ~。サキが喜びそうな二人じゃん」

 

「本当だ。サキさんほら写真見てください」

 

イアはそう言うと、机の上に置いてあった写真を手に取り、僕に抱き

付いているサキに見せた。

 

「まぁ~確かに、可愛いけど見る限りリアル小学生でしょ?抱き付い

たら警察にアタシが捕まっちゃう」

 

(僕ならいいのか・・・)

 

「ところでミオ、キドからって言ってたけど。この写真貰ってよか

ったの?」

 

「うん。マリーが写真見て。その二人の絵を描いたらしいから」

 

「わかった」

 

団長は一回深呼吸をした。

 

「本当は二人が帰ってきてからにしようとしたけど、まぁいいか、

さて、今から指示出すから絶対に従うこと」

 

「「「はぁ~い」」」

 

「まずはサキ、あんたはアジトに残ってる」

 

「えぇ~・・・。「その変わり、ミオも置いてく」わかった!!従う!!」

 

「そんで、イアは二人が帰ってきたらリュウと一緒に私の手伝いお

願いできる?」

 

「わかりましたが、カズさんはどうすれば?」

 

「あいつは、アジトとは別に家がある。もしかしたらリュウだけが

帰ってくる可能性もある」

 

団長は少し考えた。

 

「イア、最後に能力の対象になった人は?」

 

「サキさんです。ワタシの能力は目の色が変わらなくても最後にコン

タクトを取った人なんで」

 

「そうか、なら、サキの能力を使うしかないか」

 

「嫌だよ。何であいつの為にアタシが能力使わないといけないのさ」

 

「はぁ~。まぁサキの説得は二人に任せるか。その間私一人でどう

にかやってくか」

 

そう言うと団長はピンクホワイトのフードを手に取った。

 

「じゃあ行ってくるから、何か変化あったら私に電話して」

 

そう言い残し、団長は外へ出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

「ひ、人違いじゃないデスカネ・・・」

 

そう言って私はフードを深く被った。

 

「わ、私っ!朝比奈日和っていいます!大ファンなんです!!」

 

(大体、皆大ファンって言うんだよなぁ)

 

「雑誌もドラマも全部チェックしてて・・・。ええと・・・!」

 

「あ、あの、えぇと・・・」

 

これ以上、色々言われるのはやばいな・・・。もし人が来ちゃっ

たらどうしよ・・・。お兄ちゃん助けて・・・。

 

と私は、後ろにいるお兄ちゃんの方に向いた。

 

「( ̄∀ ̄)」

 

何で、そんなぎごちない笑顔でニヤニヤしてるんだ・・・!!

キモいんですけど・・・。

 

「あ、あのっ!サインもらえませんか!?」

 

「え、えぇっ!?いやぁ~・・・私のサインなんぞ・・・」

 

「頼んでるんだから、サインくらい書いてくれたっていいじゃん」

 

いきなり、ずっと横にいた喋んなかった少年が私にそう言ってきた。

そして、次にくる言葉は思いにもよんなかった。

 

「おばさん」

 

「おっ、おばっ・・・!?」

 

唐突だった。ボグンッ!!と言う重い一撃が少年の腹部に入った。

 

「おうふっ!!」

 

『ナイスブロー』

 

「ヒビヤ!あんたなんてこと言ってんの!?話してもらってるだけで、

すっごいことなのよ?」

 

「ご、ごめんなさい・・・」

 

「今のブロー、ボクサー顔負けだったぞ」なんて、オレは言えず

心の中で、ブローを受けた少年を応援することを心に誓った。

 

「あ、あの~・・・」

 

「あぁっ!!ごめんなさい。モモさん!」

 

ヒヨリちゃん、すごくペコペコしてる・・・。

 

「こいつは、雨宮響也っていって・・・。田舎者の礼儀知らずで

・・・!」

 

「いやいや、そんな気にしないで!」

 

いい子だな・・・。サインくらいなら書いてあげてもいいかな・・・。

 

「ええっと、私なんかのサインでいいなら書くから・・・」

 

「ほ・・・、本当ですかっ!?ありがとうございます!」

 

「・・・お兄ちゃん」

 

ボソッと、桃が小さな声でオレに困った顔をして話しかけてきた。

 

「なんだよ」

 

「どうしよう。私サイン書くのすっごい遅いんだけどっ」

 

「はぁ?どんくらいかかるんだよ」

 

「さ、30分くらい・・・?」

 

どんだけの超大作なんだよ!かかり過ぎだろ!なんで書くとか言っ

ちまうんだよ!

 

やれやれ、久しぶりに外に出たと思ったらこんな・・・。

 

「ん?」

 

そこで、オレは周囲の変化に気がついた。

 

「あれってさ」

 

「なぁ、あの子」

 

「ももちゃん?」

 

「モモちゃんだ!」

 

「はじめて見たー」

 

「本物?」

 

「わーすげー」

 

先程まで、静かだった路地が、いつの間にか人が集まっていた。

しかも、今だに収まる気配がなく、次々と人が集まってくる。

 

「お、おい。ヤバいんじゃねぇのかこれ・・・」

 

「っ・・・。人通りも少なければ大丈夫かと思ったんだけど・・・」

 

(どうしてだ?どうしていきなり、野次馬が次々と・・・)

 

そして、一人の男性がスマートフォンを桃に向けた瞬間だった。

 

バッ!!と、か細い手がその男性の手首を握っていた。

 

「ヒヨリちゃん・・・?」

 

そして、そのヒヨリちゃんの怖い顔は、お兄ちゃんと私、二人が

とても知っている。顔見知りの怒った顔にそっくりだった。

 

 

つづく

カゲロウプロジェクト ある人の面影 ~完~




最後までお読みいただき、ありがとうございました。

半場、ゴリ押しで裏団員全員出しました(汗)

次回になるかわかりませんが、次々とオリキャラを馴染ませにいきたいと思っています。

それでは、また次回にお会いしましょう
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