カゲロウプロジェクト~裏メカクシ団~   作:kミント

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ページ数が少なくて申し訳ございません

それでは本編をどうぞ


団員No.5モモ(Ⅳ)

私の携帯没っちゃったなぁ~・・・。

 

「しかし困ったな・・・キサラギの携帯完全に壊れたぞ」

 

「うう・・・べ・・・弁償しないと・・・」

 

「弁償ってお前・・・。ニートのくせに?」

 

えっ!?

 

「に・・・ニートじゃないもん!!」

 

「あ!マリー!求人誌で良いの見つけたよ!!」

 

カノさん・・・

 

「じゃーん!『汗をかいたらみんな幸せ!ペンギンマークの石風

呂運輸!』ちょっと給料安いけど男女問わずだって!!」

 

「おい、キサラギ着替えだ一様着替えとけ」

 

「は・・・はい」

 

「こういう日払いの仕事なら機種変更代くらいすぐ稼げそうだね!」

 

「え・・・え・・・」

 

「ん?マリーそんな怯えなくて大丈夫だよ!なんなら僕が電話し

てあげようか。面接希望のコがいるんですって」

 

「・・・」

 

プツン・・・と、その音がとても似合うようなにマリーさんの『目』

が変わったいや、『目』が変わったのではなくマリーさんの『目』

の色が変わった『真っ赤に』変わった。

 

「!?」

 

それを見た私は、びくっ!!と体に悪寒が走った。

 

「マリーちゃん?」

 

赤い目・・・!?

 

「カノ・・・さん?」

 

カノさんが動いてない・・・!?どうして・・・?

 

「バカが・・・やりすぎだ」

 

団長さんは私の気持ちを察したのかいきなり言い始めた。

 

「これから出かけようかって時に・・・」

 

「団長さん、これは・・・一体何が・・・?」

 

「ああ・・・。マリーは『目を合わせた』奴のことを石にできる

んだ。こうやってな」

 

そう言うと団長さんはカノさんを軽くこずく。

 

でも・・・。い・・・石!?何を言っているのこの人は!?

 

「とりあえず邪魔だからゴミにでも出すか・・・」

 

「うん・・・。こんなの早く棄てよう・・・」

 

「え!?」

 

やばいっ!?早く止めないとカノさんが本当に・・・あっもう団長

さんがカノさんの後ろに・・・。

 

「え・・・え!?え・・・。大丈夫なんですか!?本当に動いて

ない・・・」

 

「安心しろ。残念なことに固まるのは一瞬だけだ」

 

え・・・?どうゆうこt・・・。

 

「――うわぁ!?なにやってんのキド、いきいなり後ろから抱きつ

くなんてっ。ておぅふ!!!」

 

「アホかお前は!?出かけるっつってんのに余計なことすんな!」

 

「団長すみませ~ん・・・」

 

「ほらマリーもとっとと準備してこい!」

 

「え!?うわ・・・急いで支度してくるね・・・!」

 

「団長さん・・・。マ、マリーちゃんて一体・・・」

 

「・・・。俺たちもよくわかってないんだけどな・・・。あいつ

メデューサの末裔らしんだ」

 

「えっ・・・え・・・メデューサって人を石にしちゃう・・・あ

の・・・!?」

 

「ああ・・・。まぁ変な力があるってコトでは俺たちとそんな変わ

らない。生まれた時から親に「自分たちはメデューサ」と言われて

育ったらしい。母親は本当に人間を石に変えることができたらしい

な」

 

「で・・・でもそんな非現実的な・・・。人間じゃないなんて・・・」

 

「―――嫌いになるか?」

 

「え?」

 

嫌い、になる誰を・・・?

 

「あいつがもし人間じゃないと知って」

 

いや、そんなことはない。そんなことを知ったら・・・。

 

「それでお前はあいつのことを嫌いになるか?」

 

そんなこと知ったら好きになるしか・・・いやむしろ好きになる

しかない!!

 

だって・・・。

 

「ならないです・・・。友達になれったらって・・・思ってます

・・・!」

 

私の初めての友達になるかもしれないんだから!!

 

「・・・フッ。なら今はそれでよしとしてやってくれ。いつか俺

たちのことも話すよ。気が乗ったらお前の話も聞かせてくれ」

 

「は・・・はい!」

 

「よーし、キサラギちゃんも支度できたね!じゃあでかけよう!」

 

「新しいカップを買って機種変更ですね!・・・私、人に顔見られ

ないようにしなきゃ・・・。暑いけどマスク買おうかな・・・」

 

「ん?ああ。そのことなら心配いらない」

 

「?」

 

す・・・すごい!!

 

「いつも人だかりができるのに誰にも声かけられない・・・なん

か・・・新鮮ですね・・・」

 

「それを俺に言われてもなんとも・・・にしてもカノの奴いつま

で気づかないんだ」

 

そう言えば本当にカノさん気づいてないのかな・・・?あの人嘘

つきだからなぁ~・・・。あっやっと気づいた?のかな?

 

「うん、全然ばっちりだね!っていうか本気で探してやっと見つ

けたよ」

 

「時間をかけすぎだお前は・・・。カズならすぐにわかるぞ」

 

「ハハ、彼と一緒にしちゃダメだよ。彼は勘がいいんだからさ」

 

「あの~・・・」

 

「どうした?」

 

「さっきから言ってる『カズ』と言う人はさっきアジトにいた人

ですか?」

 

「あぁ、そうだったな。まぁそうだ。あいつも俺たちと同じく能力

をもっているんだぞ」

 

「そうなんですか・・・。あの人の本名って知ってるんですか?」

 

「まぁn「かずひこって、言うんだよ!!」ちょっ!!お前マリー

!!」

 

「かずひ、こ・・・あっ思い出した!!」

 

「「「?」」」

 

「和彦お兄ちゃんだ!!」

 

やっと思い出した。変わってないなぁ~、あの小さい子に優しい性

格とか顔とか、久々に会えて本当に嬉しい!!

 

「お兄ちゃん、ってことはお前の兄貴なのか?」

 

「いえ、違います。私とよく遊んでくれたんでお兄ちゃんって呼ん

でるだけです」

 

「そ、そうなのか・・・」

 

「そんなことより。キドさんの力は私たちの姿も一緒に消せるんで

すね・・・!」

 

「うーん・・・。姿を消すんじゃなくて存在感を消すんだよね・・・

なんだろ、見えてるんだけど気づけないって感じかなぁ・・・体感

するとホントむず痒いよこれ」

 

「うわぁ・・・!私も離れて見てみたいな・・・!」

 

「アホか、それじゃ本末転倒だろ・・・。半径2mくらいしか消

せないから気をつけろよ・・・。ていうかマリー!お前近すぎだ

離れろ暑苦しい!」

 

「ううう人がいっぱいいるぅ~・・・!」

 

(マリーちゃんの顏、真っ青だ・・・)

 

「ハハ、キドも大変だねぇ~」

 

(メデューサか・・・。マリーちゃんの様子を見る限り。今まで

ずっと人目を避けて生きてきたんだろうな・・・)

 

今日はいつにもまして本当に突飛で不思議な日だ。

 

ただ、そんなことは関係ない、キドさんやマリーちゃんもちょっと

人と違う力を持っていようと関係ない。

 

こんな私でもやっと友達ができそうなんだ!!

 

「ねぇ、マリーちゃ・・・!」

 

あれ・・・!あれはもしかして・・・“お兄ちゃん”!?

 

「?」

 

まさかそんなハズ・・・だってお兄ちゃんはもう二年近く引きこ

もってるんだし・・・。

 

「どうしたの?」

 

そう!そんなハズはない!見間違いだ!!

 

「あ、ごめんねマリーちゃん。ほら見て!あの角をまがれば・・・」

 

なのに何だろう胸のあたりがザワザワして・・・。

 

「わぁぁ大きい建物・・・絵本のお城みたい!」

 

「ね!すごいでしょ!」

 

今日はもっと、何かが起こりそうな気がする・・・。

 

 

 

 

つづく

 

カゲロウプロジェクト 団員No.5モモ(Ⅳ)~完~




最後までお読みいただきありがとうございます

それでは次回お会いしましょう
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