小説の林堂 二次創作 小説「ソードアート・オンライン この現実世界にて」   作:イバ・ヨシアキ

7 / 20
 お久しぶりです。
キリアス大好きなイバ・ヨシアキです。
今回はスマホにて執筆しております。上手く書き上げられるか不安ですが、最後まで頑張って書き上げたいです。
では、本編です。


恋人写真

 アインクラッド、アルブヘイムの事件を乗り越え、アスナこと一一結城明日奈と俺、桐ケ谷和人は平穏かつ平凡な学園生活を向かえれた。

 無事に入学式を終え、明日奈も松葉杖を使う必要がなくなり、ごく普通な学園生活をと、当初はそんな希望を思ってはいたが、現実はそう簡単にいかないものだと、アインクラッドの2年間で希望は儚く壊れやすいと痛感はしていたが、再度痛感してしまうとは。

 ゲームと同じ名前を使っていた明日奈は身バレしており、今では学校一の有名人になってしまい、かくいう俺も、黒の剣士と、どこか気恥ずかしい二つ名を持つ、キリトとして互いに身バレしていたりしている。まあ、平穏な学園生活には少し程くも、それなりな平和な学園生活を送れているので、特に問題は無いのだが、やはり恋人として付き合う中で、恋愛未経験なお互い、気になる事と進まなきゃいけない事は当然出てくる。

 最初の難関は、お互いの写真だった。

明日奈とのツーショットを手に入れるまでは、様々な経緯があった。

愛娘のユイからのお願い事が、そもそものきっかけだった。

 そのお願い事とは。

 

一一パパは何でママの写真を持っていないんですか?

 

無論、明日奈も。

 

一一ママは何でパパの写真を持っていないんですか?

一一じゃあ、写真を撮りましょう。

 

と、娘から提案され、俺と明日奈は互いに写真を取り合う事になってしまった。

そもそも話の起因はユイが俺のナーブギアからパソコンへ移り住み、ユイをより広い世界へと俺と明日奈の願いと、ユイ自身の献身的な手伝いもあってか、俺と明日奈の携帯端末に回線を通して移動できるようになった。

世界が広がり喜んでいたユイは俺と明日奈の携帯端末を覗き、ユイは、互いの端末に写真が無いことに気付き、何で持っていないかを訪ねてきた。

つまり、ユイなりの奥手な俺に対する気づかいだったりする。

正直に言えばだ。

勇気がなかったから、写真を撮ろうと、明日奈に言えないでいた。

現実に戻って写真を撮ろうと、互いにその提案を持ち出す勇気がなかったからだ。

一緒にいることが出来れば、それ以上のモノいらないとさえ思っていたが、平穏な学園生活と日々の中で、俺の中の明日奈の想いは1日ごとに強くなり、常に傍に居たいと思う気持ちが高まっている。

でも心の何処かでは、明日奈に触れる事が怖く安易に触れてしまう事に恐れ、一歩を踏み出せず、そのせいか明日奈との写真も未だに撮れないでいた。

さすがにこれではいけないと、明日奈は。

「じゃあ写真を撮ろう!」

と、想いきった事を言い、

「じゃあ、パパの部屋で撮りましょう」

と、なってしまった。

そして今、

「キリトくん、もっと笑って」

「こ、こう?」

「違います! パパもっと普通にです」

「ふ、ふつうだぞ」

「キリトくん……すごく固いよ」

「はっはっは」

気まずく笑い、何処か自虐的になってしまう。

正直、写真を撮る事が苦手だった。

まして明日奈に撮られていると、緊張するに決まっている。

明日奈の携帯端末に俺の写真が。

なんか……すごく恥ずかしいよな。俺の携帯端末にも明日奈の写真が入るとか、考えたらどうにかなりそうだった。

その写真を見て明日奈の事を想い、色々と考えるのかなと、思案しているなかで、 「もう、キリトくん。顔怖いよ」

「あ、ごめん……」

「仕方ありませんね」

と、ユイが切り出し。

「ママ、携帯端末をパパに向けて、机の上に固定してください。で、そのまま傍によっちゃてください」

「え、ユ、ユイちゃん」

「さあ、はやくはやく♪」

娘に急かされ明日奈は俺の傍による。

「こ、これで良いかな?」

「はい。で、そのままパパの腕を組んであげてください」

「……良い? キリトくん?」

「べ、べつにかまわないよ」

明日奈はユイに言われるまま近づき、俺の腕に寄り添い、密着してくる。

「パパ♪ 今、すごく良い笑顔です♪」

「え?」

「ママも可愛いです♪」

「ユ、ユイちゃん!」

「はい、そのまま」

パシャリと、シャター音がきれ、明日奈の携帯端末に俺と明日奈のツーショットが写り混む。

「やっぱり、パパにはママが一番ですね♪」

優しい愛娘の声音が端末から聴こえると、俺と明日奈は微笑み、今の何気ない幸せに安堵し、顔をほころばせていた。

すると、

 

「あ、その笑顔もいただきです♪」

 

パシャリと、またシャター音がきれる。

ユイは名カメラマンになれると思いながら、俺と明日奈は互いの写真を手に入れる事ができた。

 

とりあえず、これが明日奈の写真を手に入れた経緯である。

 

                              END





いかがでしたか?
初めてのスマホにて執筆した作品でしたが、1日仕事の合間に書き上げ、書き直した作品でしたが、皆様のおきにめしたでしょうか?
アニメも二期が始まり、キリアスデートから始まった今回のアニメ。
製作者様々はわかってらしゃる。
あの初々しくも新鮮な二人。
最高でした。
特にあの皇居デート。
キリアスツーショット。
その思いで書きましたが、月1制約をした手前、慌て書いた稚作品でしたが、気に入って頂けたら幸いです。
もう8月なんですね。
コミケが近い時期になりますね。
キリアス本を買わなければ。
あとシノン本も!

では、また

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。