「少しお願いしたいことがあるのですが──」
「喜んで♪」
それはある日の夜、食堂で夕食の後片付けを終えそろそろ上がろうとした時のことでした。
やってきたのは一柳隊のクールビューティー白井夢結ちゃん。
ためらいがちな夢結ちゃんのお願い、即答するしかありません。
呆気に取られる彼女ですが普段頼ってくれることの少ない相手なので当然ですね。
いつも傍に寄ってこない猫ちゃんが珍しく撫でてくれとスリスリしてくるような……おっと、この表現は鶴紗ちゃんの専売特許。
夢結ちゃんはどちらかというと甘えるのが苦手な犬ちゃんでしょうか?
「……日時や内容は聞かないんですね」
「夢結ちゃんのことだから事前に私のスケジュール程度は調べてあるだろうし内容も実行可能の筈だから」
「ええ、一応は……ご快諾ありがとうございます。それでお願いの内容なのですが──」
夢結ちゃんのお願いは予想外のものでした。
失敗の許されないハードなミッション、夢結ちゃんの顔に泥を塗るわけにはいけません。
それでもお願いされた以上は完璧にこなしてみせます。
勝敗は事前にどれだけ準備ができたかで決まるもの……まあ、準備万端とは縁遠い人生ですけど。
「うーん、おかしくないかな?」
「普通ですわね」
「よし!」
一柳隊の控室で楓ちゃんからお褒めの言葉をいただいた今の私は食堂のお姉さんではなく……メイドさんです。
黒のワンピースに白いエプロン、頭にはホワイトブリム、この格好はクラシカルメイドと呼ぶらしいですね。
この歳になってメイドデビューです。
ちなみに楓ちゃんのお父様が総帥を務めるグランギニョル社製なので素敵機能が色々と──
「だ、誰か、鶴紗さんが窓から逃げようと!」
「放せ二水、こんな恰好無理!」
梅ちゃんによる縮地着替えですっかり可愛らしいメイド姿の鶴紗ちゃん。
往生際悪く窓から逃げようとしています。
やれやれですね。
「はい注目、このデジカメに隠し撮りした画像データが」
「なっ、何時の間に……だけど逃げようが逃げまいがリリィ新聞に載せるんだろう?」
「そんなことしないよ。部屋に飾って朝晩拝むだけ」
「うわっ……」
ドン引きされていますが窓枠から手を放してくれたので結果オーライです。
「……今日一日この格好で働けばデータは消してリリィ新聞にも載せない?」
「話が早い。二水師匠もそれでいい?」
「仕方ありませんね。ここで鶴紗さんに逃げられたら元も子もありませんから」
あっさり同意する二水師匠、まあ今回は鶴紗ちゃんも重要なメンバーなので極上のネタですが諦めざるを得ません。
少し乱れてしまった鶴紗ちゃんの身なりを整えデジカメを彼女のポケットに入れリーダーである梨璃ちゃんにウインクします。
「ではこれより、一柳メイド隊による御台場迎撃戦第3部隊及び第5部隊のお茶会を開始します!」
「いやー、夢結に淹れてもらった紅茶は一味違うゾ」
「梅あなたという人は……はぁ」
「夢結、おかわり!」
飾り付けられたテラスですっかり寛いでいる梅ちゃんとメイド服で渋々給仕をしている第1部隊だった夢結ちゃん。
「で、最近どうなの? 百合ヶ丘に転校したくなった?」
「もう依奈さんったら。ヘルヴォルをアールヴヘイムに負けないレギオンにするのに忙しくてそれどころではありませんよ」
「千香瑠も言うようになったわね~」
いつものように千香瑠ちゃんを百合ヶ丘に勧誘しているアールヴヘイムで司令塔を務める番匠谷依奈ちゃん。
他にも第3、5部隊に所属していた各校のスターリリィが勢揃いです。
百合ヶ丘女学院、エレンスゲ女学園、御台場女学校、イルマ女子美術高校、那賀大串女学園、普通にやばいです。
二水師匠なんてバケツで鼻血を受けていますから。
何でも御台場迎撃戦で第5部隊の救援に第3部隊が駆けつけて激闘を共にしてから特に仲が良くなったとか。
その後も交流が続いていて今では各校持ち回りでお茶会を開いているそうです。
給仕をするのは各部隊のメンバーが所属するレギオンなので今回は一柳隊も……梅ちゃんが伝達を忘れていた所為で夢結ちゃんが奔走、私にまでお声が掛かりました。
アールヴヘイムやローエングリン、シグルドリーヴァの方々が外征やら私用やらで多数不在の中なんとか開催にこぎつけた夢結ちゃんは本当に凄いですね。
人付き合いが得意というわけでもないのに──
「お姉さん、追加のケーキが焼きあがりました」
「はーい」
おっと樟美ちゃんに呼ばれました。
夢結ちゃんの成長にほっこりしている場合ではありませんね。
両部隊の方々に百合ヶ丘のおもてなしを堪能していただかないと。
「お、今度のも美味しそうだね」
「ふふっ、ちゃんとお姉さんの分も残してあるので後で一緒に食べましょう」
「ありがとう」
樟美ちゃん良い子過ぎますね。
不在の天葉ちゃんが私に近付き過ぎるなと釘を刺すのも納得です。
天葉ちゃんの分も思わず食べてしまいそうな美味しさですからね。
「樟美、紅茶のお代わりもお願い」
「用意できてるよ」
アールヴヘイムから樟美ちゃん共々参加している田中壱ちゃん。
ちょっとツンツンしているところもありますが犬ちゃんの前だと表情の緩む可愛いリリィです。
幼馴染の樟美ちゃんを溺愛していて私の尊いリストにも載っています。
「何か?」
「樟美ちゃんと息ぴったりだと思って」
「当然です!」
ドヤ顔も可愛いです。
「お姉様、少しよろしいですか?」
「何でしょうか千香瑠お嬢様」
千香瑠ちゃんに呼び止められましたのでくるっと回ってスカートの端を摘まんでお辞儀、カーテシーすら完璧にこなしてみせます。
「すっかりメイド姿が板につきましたね。お姉様に紹介したい人が居まして、こちら御台場の──」
「菱田治です、はじめまして。そして……ごめんなさい!」
「?」
奇麗な九十度のお辞儀、これには流石に戸惑いました。
初対面で謝罪ですか?
むしろこちらから謝罪する心当たりの方が多いのですが。
そもそも紹介したい人と言われたら普通恋人とかでは?
私のときめきを返してほしいです。
「……富士見橋を爆破した所為であなたの部隊が大変な思いを」
ああ、そう言えばこの紫ツインテ熱血美少女が御台場迎撃戦でヒュージの侵攻を止める為に富士見橋を落としたそうですね。
民間人の避難がかなり遠回りする羽目になった上に何度も危機に陥りました。
「気の済むようにしてください」
けじめをつけたいようですね。
まあ今更ですけど本人が前に進む為に必要だと思うのならやぶさかではありません。
「目をつぶって歯を食いしばれ」
「……はい」
素直に私の言葉に従う彼女、年長者がなんて顔をさせているのでしょうか。
一思いに終わらせてあげましょう。
「えい♪」
「ひゃっ!?」
両方の頬っぺたを摘まんでふにふに、マシュマロみたいに柔らかいですね。
メイクが崩れますが仕方ありません。
「にゃ、にゃにを!?」
「ふにふにー、はいお終い。治ちゃん真面目過ぎなんだから」
「ふ、ふざけないでください! 何故殴らないんですか!?」
「いや美少女リリィ殴るとかありえないし。むしろなぜ殴ると?」
「えっ、純が一発殴られて来いって……」
おい船田姉妹の可愛い方。
今度会ったら激甘カレー食べさせてあげます。
「あの混戦で都内への侵入防止に橋落としの判断は悪くないって。私が同じ立場でもそうした」
「えっ!?」
「非情とも言われようが目的の為に行動できる人こそ真の武人じゃないの?」
「そ、それは……」
「そんな人と一緒の戦場に立てたことは私の誇りだよ」
「っ!!」
あれ、治ちゃんが無言なんだけど何か気に障ること言いました?
両手を握りしめ顔を赤くしてプルプル震えています。
逆に殴られるパターンでしょうか?
「……少しお化粧を直してきますね」
千香瑠ちゃんに連れて行かれました。
……まあ千香瑠ちゃんなら上手く収めてくれることでしょう。
「相変わらずの火の玉ストレートね。そのまま二人とも引き抜いちゃいなさいよ」
「依奈ちゃんったら。そんなこと言うとこの前保護した犬ちゃん部屋に放り込むよ?」
「ぜっ、絶対に止めなさいよ!」
「壱ちゃんがメロメロになるくらい可愛いのに」
依奈ちゃんとのやり取りのお陰で変な空気が霧散しました。
周りの聞き耳を立てていたリリィたちもホッとした様子です。
流石はアールヴヘイムのプランセス、状況判断が優れていますね。
後は二人が戻ってくれば──
「え、ヒュージ!? 警報は──」
遠くの空を見つめ驚愕する梨璃ちゃんの叫び、その内容を把握する間もなく私たちは虹色の光に包まれ………………。
「──姉さん、お姉さん、大丈夫ですか!?」
「うっ……二水師匠?」
「良かったです! どうやらヒュージの攻撃を受けたみたいでみんな気絶しているんですよ!」
「被害状況とヒュージは?」
「被害は今のところリリィの気絶のみ、ヒュージは東京方面へ飛び去りました!」
どうやら少しの間気を失い倒れていたみたいですね。
多くのリリィたちが倒れていて梨璃ちゃんたちが声を掛けています。
ですが──
「迎撃戦組は軒並み?」
「ええ、夢結様と梅様以外の一柳隊はもう動けてますけど……あれ、もしかして──」
「お姉さん!」
「あ、樟美ちゃん大丈夫?」
「はい!」
「樟美気を付けて!」
テラスへ駆けだしてきた樟美ちゃんは大丈夫そうですね。
続いて現れた壱ちゃんは共々既にCHARMを持ち出して周囲を警戒しています。
「やっぱり……上級生、少なくとも二年生に効果の大きい攻撃でしょうか?」
異常事態の中での二水師匠の冷静な分析、やはり頼りになります。
私の場合は……リリィでもないし年齢もアレなので異常は無いようですが。
「現状だとその可能性は大きいね。梨璃ちゃん、夢結ちゃんはどう?」
「脈も呼吸も大丈夫なんですけど意識が……お姉さん、お姉様たちをお願いしてもいいですか?」
「任せて」
「ありがとうございます」
そう言うと集まってきた一柳隊のメンバーたちの顔を見回して一呼吸、そして
「一柳隊出撃します!」
この判断力、梨璃ちゃんも立派な武人になれそうですね。
「わたしたちも同行します」
「とっとと片付けるわよ」
樟美ちゃんと壱ちゃんも……合わせて九人、これならノインヴェルト戦術もできますね。
東京には一葉ちゃんたちもいるし恐らく大丈夫でしょう。
その間に私は私にしかできないことをやるだけです。
「ふぅ……これで後は夢結ちゃんと梅ちゃんかな?」
二水ちゃんの予想通り気を失っているのは二年生だけでした。
人数が人数なだけに手の空いている一年生と教導官で一旦食堂内に運び入れ保健室や仮眠室へ。
残ったのは食堂のソファに寝かせている夢結ちゃん梅ちゃんの二人です。
未だ目を覚まさないものの呼吸も脈も正常なのでそこまで心配は……あれ、そう言えば千香瑠ちゃんたちは!?
急いで食堂を出てお化粧直しに向かったと思われるトイレへ向かって駆けだしました。
もしあの攻撃が建物を透過し二人に影響を与えたとしたら……気絶のタイミングが悪かったら洗面台に頭突きしている可能性もあります。
リリィの顔に傷が付いたら一大事です。
どうか無事で──
「二人とも大丈夫!?」
「きゃっきゃ♪」
「えーん!」
そこにいたのは楽しそうにトイレの床を叩く千香瑠ちゃんと大声で泣く治ちゃん。
…………お、落ち着け私。
戦場では臨機応変こそ重要。
「だぁ!」
「えっと……千香瑠ちゃんだよね?」
「だぁだぁ♪」
腰を落として問いかけると嬉しそうに抱き付いてくる千香瑠ちゃん。
百合ヶ丘のトイレは常に床も清潔だから安心です。
私も使う時は奇麗に使うように心がけたいですね。
「びえーん!」
治ちゃんの大きな泣き声に我に返りました。
これはあれですね、同志紅巴ちゃんに見せてもらった薄い本にあった「ロリ化」の中身だけ版ですね。
とりあえず全力で甘えてくる千香瑠ちゃん可愛いです、トイレですが。
肉体はそのままなので締め付け力が半端ではありませんね。
ロリ化でリミッター外れちゃったのでしょうか?
まあ優秀なメイド服なのである程度は耐えられそうですが。
「びえーん!」
「あ、ごめんごめん。千香瑠ちゃんちょっと離して?」
「や!」
拒絶されました。
我儘な千香瑠ちゃんも可愛いのですがこのままだと治ちゃんが可哀想ですね。
となればこのメイド服の隠し機能を使うしかありませんね。
「よっと、はい千香瑠ちゃんの好きなマンゴーキャンディー」
「わっ♪」
メイド服の袖口から取り出したのはマンゴー味のスティックキャンディー。
瞬時に私を解放してキャンディーに夢中な千香瑠ちゃん。
マンゴー好きの依奈ちゃん用に準備していたのが役に立ちました。
「放っておいてごめんね、治ちゃん」
「うー、プイッ」
泣き止んだもののすっかりご機嫌斜めな治ちゃん。
うーん、困りました。
被災地で何度か赤ちゃんの面倒は見ましたけど果たしてこの状況では。
「だぁ!」
「ひゃっ!」
なんと千香瑠ちゃんが今までしゃぶっていたキャンディーを治ちゃんの口に……大胆ですね。
流石ヘルヴォルのお姉さん、見事に治ちゃんを泣き止ませてくれました。
笑顔でキャンディを舐める治ちゃんの頭を撫でる千香瑠ちゃん、これは予備のデジカメの出番ですね。
「さて何か飲み物を用意するね」
「だぁ♪」
「きゃっ♪」
二人を背負って食堂に帰還、内臓パワーアシスト機能様様ですね。
こういう場合は牛乳でしょうか。
流石に紅茶は……あっ、ミルクティーにしてお砂糖を入れれば──
「え──ーん!」
今度は誰、って夢結ちゃんも!?
盛大に泣き叫ぶ夢結ちゃんとおろおろしている梅ちゃん。
梨璃ちゃんたちには絶対見せられない光景です。
……髪がだんだん白くなってきてませんか?
こんな状態でルナトラ発動させたら百合ヶ丘が半壊しそうですよ。
そもそも幼児がレアスキル?
もし完全な幼児退行じゃないとしたら趣味嗜好も……同じ手が通用するかは賭けですがやってみましょう。
二人を背負ったままブツを手にゆっくりと近付きます。
「夢結ちゃん、お口開けて」
「はぐっ!?」
渾身のスティックキャンディーを夢結ちゃんのお口に突っ込んで一秒、二秒……髪の色が元の艶やかな黒色に戻っていきます。
激辛カレー味キャンディ、まさか純ちゃん以外に使うことになるとは。
夢結ちゃんは辛いものが好きという情報、人生何が役に立つのか分かりませんね。
「だぁ♪」
どさくさに紛れて人の胸を揉む千香瑠ちゃん。
いくら揉んでも何も出ませんからね?
「一柳隊及びアールヴヘイム臨時編成組、無事ヒュージを倒して戻りました!」
夜になり梨璃ちゃんたちが帰ってきました。
全員無事みたいで良かったです。
「あ、お疲れ様。撃破おめでとう」
「ありがとうございます……って、お姉様!? それに梅様たちも!?」
梨璃ちゃんはソファに座っている私の周りで安らかに眠っている夢結ちゃんたちを見て焦っています。
「一度目を覚ましたんだけどまた眠っちゃった。四人とも無事だよ」
「そうなんですね。あー、良かった♪」
とても言えませんね、幼児退行して遊び疲れて寝ているなんてことは。
ヒュージを倒した以上元に戻ると思いますけど、四人が目を覚ました時に何も覚えていないと良いのですが。
意外にさみしがり屋で私が少し離れると泣き出す夢結ちゃん。
縮地ハイハイで食堂の中を縦横無尽に動き回った梅ちゃん。
私の胸に興味津々でついには──な千香瑠ちゃん。
体力が無いのかすぐに疲れて眠ってしまった治ちゃん。
理事長代行にお願いして監視カメラの映像を消去してもらう必要がありますね。
「ほらデジカメ」
「あ、鶴紗ちゃん、消し終わったの?」
何故かジト目で私にデジカメを渡してくる鶴紗ちゃん。
うーん、今回は心当たりが無いです。
嘘は吐いてませんし。
「写ってたのは猫の写真だけだった」
「うん、隠し撮りした猫の写真。飾っても良いくらい可愛く撮れてたでしょ?」
「……はぁ、騙された」
「人聞きが悪いなぁ」
鶴紗ちゃんの疲れた表情、きっと大変な戦いだったのでしょう。
いくら高性能とは言え着なれないメイド服での戦闘、本当にお疲れ様です。
さて、今私にできることと言えば──
「サンドイッチでも食べる?」
「コーヒーも」
「かしこまりました、鶴紗お嬢様♪」
自分が作った物を食べてくれる人がいるって幸せですね。
できれば最後まで誰も欠けることが無いように……。
返してもらったデジカメには不器用に笑う鶴紗ちゃんの自撮り画像が入っていました。
感想、評価、誤字報告などありましたらよろしくお願いします。
<備考>
白井夢結:しばらくの間後遺症で夜中心細くなるとルームメイトの布団の中へ。
吉村・Thi・梅:しばらくの間後遺症で夢遊縮地発動。
芹沢千香瑠:しばらくの間後遺症で睡眠時に指しゃぶりを。
菱田治:しばらくの間後遺症でフクロウの抱き枕がないと安眠できず。
好きなレギオンは?
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LGラーズグリーズ(一柳隊)
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LGヘルヴォル
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LGグラン・エプレ
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LGアールヴヘイム(第2代)
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LGロネスネス
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LGヘオロットセインツ
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LGアイアンサイド